毎日配信メルマガを、3年ぶりにリニューアルしました。見た目の変化は、タイトルを変えたくらいなのですが。あらためてわかった・感じたことも意外とありました、というお話です。
タイトルを変えたくらいのリニューアル。
メルマガの毎日配信をはじめて、きょうで 1,916日め(5年3ヶ月)になります。そのメルマガを、先日(2021年12月20日)からリニューアルしました。
メルマガをはじめてから、リニューアルは今回で2回めです。1回めは、3年ほど前になります。といっても、見てすぐにわかる変化といえば、「メルマガタイトル」を変えたくらい。
ちなみに、こんな感じです↓
- はじめた当初 → フリーランス・小さな会社の「税理士レス経理」
- リニューアル1回め → 経理も財務も税理士レス
- リニューアル2回め → Joe’s オフレコ
と、メルマガタイトルは変わっていますが、大きなコンセプトは変わっておらず。毎日更新のブログ記事に対して、「執筆後記」の位置付けです。
ブログでは書けないことや、あえて書かなかったこと。それから、ブログの補足などをしつつ。さらには、じぶんの価値観や仕事観などにも触れていきたい。などと、考えています。
そんなわけで、「ちょっとしたリニューアル」だったはずなのですが。あらためてわかったこと・感じたことも意外とありましたので、お話をしてみることにします。
- 実は読まれていなかった
- マンネリ打破はやっぱりだいじ
- 世間のオワコンはあてにならない
「リニューアル」という点では、メルマガに限らずほかのことであっても、あてはまるところがあるのではないでしょうか。では、順番にお話をしていきます。
3年ぶりにメルマガをリニューアルしてわかった3つのこと
1.実は読まれていなかった
今回のリニューアルについて、見た目の変化はタイトルくらい。みたいなハナシをしましたが、もうひとつありました。それは、「メルマガスタンド」の変更です。
メルマガスタンドとは、メルマガを配信するシステムのこと。今回のリニューアルまではずっと、「まぐまぐ」を使ってきました。メルマガスタンドとしては、メジャーどころですね。
その「まぐまぐ」を利用するにあたっては、有料プランと無料プランとがありまして。ランニングコストをけちったわたしは、無料プランを使い続けていました。
ただ、無料にはデメリットがあります。メルマガ本文への「広告掲載」です。それも、わたしが意図しない広告を、まぐまぐ側で掲載します。これについては、いちぶ読者の方から改善のご要望をいただいていたところです。
そんなこともありまして、有料プランに切り替えるにあたって、「まぐまぐ」以外のメルマガスタンドも検討した結果、メルマガスタンド自体を変更することに決めました。
結果、あらためて読者登録をお願いしなければならず。無料プランのもうひとつのデメリット、読者リスト(メールアドレスのリスト)がアダになりました。それがあれば、いままでの読者をこちらで移行もできるのですけど…
というわけで、再度の読者登録をお願いした結果、なにが起きたのか? 読者数が激減しました。正直、公表するのがはばかられるほど、わたしのなかではトラウマになるレベルの激減です。
ここから推測できるのは、実は読まれていなかったんじゃない? ということ。現状把握が甘々でした。見た目の読者数ほど読まれていないことは想像していましたが、実際は想像以上。
そもそも、現状把握できる環境になかったところに問題があります。無料プランだったがゆえに、いわゆる「開封率」や「読者の出入り(登録・解除)」のデータは取れません。
今回は有料プランに変えたことで、以前よりは現状把握がしやすい環境になりました。把握した現状を参考に、メルマガの内容を改善もしていけるのではないか、と考えています。
というわけで、いまさらながら「現状把握」の重要性に気づいたしだいです。まずは、現状把握できる環境(あるいは、しやすい環境)をつくること。そのうえで、把握した現状をもとに改善につとめること。
読者数の減少により衝撃を受けましたが、よい気づきにはなりました。リニューアルせずにそのまま… を考えると、それはそれで恐ろしいです。
2.マンネリ打破はやっぱりだいじ
いまさらながら気づいた、ということでいえば。前述の「現状把握」に加えて、「マンネリ打破」です。今回リニューアルしてみて、ここ3年は「マンネリ」になっていたことを実感しました。
言い換えると、リニューアル後のメルマガは、いままでとはちょっと違った「あたらしいカタチ」ではじめられています。
ひとつめは、いままでよりも「価値観・仕事観」の部分を多めに書くようになったこと(これまでは、どちらかというと情報量重視)。そこはあまり意識をしていたわけではないのですが、タイトルを「オフレコ」に変えたことで、意外と心理面に影響が出たようです。
わたしとしては、「なんだか新鮮」で楽しんでいます。あたらしいことって、不安や恐怖もありますが、ワクワクもあるんですよね。マンネリ打破の効能をあらためて感じています。
また、リニューアル後のメルマガでは「読者交流」を積極的に考えているところです。これは、リニューアル前のメルマガでも少しずつはじめてはいましたが、これからはより積極的に。
WEB上には、読者専用の「受付フォーム」を設けて、こんなことをお送りいただけるようにしています↓
- 聞きたいこと・メルマガで書いてほしいこと
- 読者オフ会の開催ご要望
- モロトメとのマンツーマンオフ会ご要望
- メルマガやブログのご意見・ご感想
読者の方から、さっそくお送りもいただき、メルマガを書くうえでの参考になるのはもちろん、執筆の励みにもなっています。
また、お送りいただいた「ご意見・ご感想」は、メルマガ内でも紹介をさせていただくことで(ご本人承諾のもと)、交流をはかることも考えています。
というわけで、文字どおり「リニューアル」につながった、マンネリ打破につながったのはよかったです。
わたしはとくに、保守的なタチで、あたらしいことがおっくうになるところがありますので。あたらしいことに取り組むことの「だいじ」を再認識しながら、いまはメルマガを書いています。
3.世間のオワコンはあてにならない
さいごにもうひとつ、メルマガのリニューアルで考えていることがあります。それは、世間でいわれる「オワコン」はあてにならない、ということです。
ときおり、「メルマガは、もうオワコンだ」というハナシを見聞きします。ですが、わたしは「そうでもないだろう」と考えて、リニューアルしてまでメルマガを続けています。
おもな理由として、まず、「年齢層によっては、メールが好まれている」から。そもそも、メルマガオワコンだといわれるのは、「いまは、メールよりLINEだから」です。
たしかに、そのような傾向もあります。いっぽうで、傾向が顕著なのは「20代以下」とのデータもあって、30代以上は「やっぱりメールが好き・メールが安心」なのだそうです。
わたしのお客さまに関して言えば、30代以上が多く、そういう意味ではメルマガに取り組む意味があります。
なお、メルマガを書いているから30代以上のお客さまが多いというわけでもなく、ブログやYouTubeといったメルマガ以外の媒体でも、30代以上の閲覧者・視聴者が多いことをデータから確認しています。
まぁ、わたし自身が30代以上(46歳)だから、というだけかもしれませんが。
それはそれとして、もうひとつ。メルマガがオワコンとは言えない理由は、「長文」に耐えられることです。これに対して、LINEは長文に不向きだと言えるでしょう。
メルマガであれば、あるていどまとまった量の文章でも問題はありません。むしろ、あまり短すぎるメルマガもどうだろうか? というケースもあるでしょう(受け手の感じ方しだいですが)。
ですから、量をともなうのであれば、むしろメルマガだとも言えます。リニューアル後は、なんだか量が増えており、それがむしろ問題になるのではないか? という一抹の不安はありつつも。
そのあたりは、現状把握や読者の方との交流を通じて、「調整」をしていこうかと考えています。
また、「PUSH」の効果があるのも、メルマガを書いている理由のひとつです。ブログは「見られるのを待つ」ものになりますが、メルマガは「見てね」というPUSHができます。
メルマガ内に掲載したリンクから、ブログ記事を見てもらいやすくなるのもメリットです。ブログの更新通知としても、メルマガ登録をしているという声もうかがっています。
とはいえ、こちらのほうで「勝手」に、読者登録をするようなことはありません。ときおり、見に覚えもないメルマガが届くことがありますが、「勝手」に読者登録をされているのでしょう。
そうなると、PUSHを超えて、押し売りになってしまいますね。
ということで、登録をご希望される場合には、下記からどうぞ(読者登録の解除はいつでもできます)。きょうからしばらくのあいだは、リニューアル後のバックナンバーを全公開したいと思います(ふだんは直前7日分のみ)。
まとめ
毎日配信メルマガの、3年ぶりリニューアルについて。見た目の変化は、メルマガタイトルを変えたくらいではありますが、あらためてわかった・感じたことも意外とありました。
「リニューアル」という点では、メルマガに限らずほかのことであっても、あてはまるところがあるのではないか。と、考えています。
- 実は読まれていなかった
- マンネリ打破はやっぱりだいじ
- 世間のオワコンはあてにならない