WordPressテーマをSTORK19からSWELLに乗り換えました。これによるメリットとデメリットとをまとめてみます。すでに 2,000を超える記事がある、という事情もふまえつつ。
2,000記事もあると乗り換えを躊躇する。
このブログサイトは、WordPressを使ってじぶんでつくっています。そのWordPressを使うにあたっては、「テーマ」選びという悩みどころがあるわけですが。
ことし(2022年)に入って早々、5年近くお世話になったテーマ「STORK(ストーク)」から、「SWELL」に乗り換え(移行)をしました↓
ちなみに、STORKについては、初代STORKだけではなく、その新バージョンである「STORK19」も使っていました。よって、正確には「STORK19」から「SWELL」へ乗り換えです。
というわけで。WordPressテーマをSTORK19からSWELLに乗り換えてわかった、メリットとデメリットについて、お話ししてみようと思います。
当サイトのブログ記事は 2,000を超えていることもあり、通常、テーマの変更は躊躇するところです(わたしもずっとそうでした)。そのあたりの事情もふまえつつ。
STORK19からSWELLに乗り換えてわかったメリット
乗り換えプラグインが使えた
さきほどお話をしたとおり、当サイトのブログ記事は 2,000を超えています。そのうえで、以前に使っていた「STORK19」では、テーマ依存の「ショートコード」を多用していました。
とくに問題だったのが、「関連記事」と「ボックス」と呼ばれるショートコードです。ほとんどすべての記事にどちらか、あるいは両方使われています。
この状況で「STORK19」から、ほかのWordPressテーマに乗り換えると、ショートコード(変な英語のられつ)が残ってしまうのが問題です。これは読者にとって、よろしくありません。
というのがネックとなり、乗り換えを躊躇してきました。
この点、「SWELL」には、「乗り換えプラグイン」なるものが存在します。これを利用することで、STORK19特有のショートコードを自動的に、SWELLの体裁に整えてくれるんですね。
「STORK19」のほかにも、「Cocoon」や「JIN」「SANGO」といった、有名どころのテーマもサポートしています。
2,000記事を手動で手直しするのはあまり現実的ではありませんので(ほかにも方法はあるけれど、それなりのリスクも感じるし)。SWELLの乗り換えプラグインは、わたしにとって、大きなメリットの1つです。
より高速化を実現できた
前述のプラグイン、実は不安もありました。それは、「プラグインを入れっぱなし(使いっぱなし)」にしていた場合、表示の低速化が起きるのではないか?」という不安です。
もともと、乗り換えプラグインは「一時的な利用」が前提のようで、そのあいだに、修正対応を進めて、いずれはプラグインをなくすことが推奨されています。
とはいえ、再三の繰り返しになりますが 2,000記事です。ちょっと、「すぐに修正しよう」とは考えられません。わたしには。そこで、相当のあいだ「入れっぱなし」が、わたしの前提です。
で、結果どうなったのか? むしろ、高速化しました。なんで? という感じではありますが。
Googleが提供する、サイトのスコア測定ツール「PageSpeed Insights」によると、携帯電話では 70点台〜80点台、パソコンでは90点台後半といった状況です。これは、なかなか。
SWELLは、「高速」が売りのひとつでもあるようなので、その効果があるのでしょう。よって、乗り換えプラグインを使用中であっても、それほど顕著な低速化は生じない(わたしのケースだと)のもまた、メリットの1つです。
そのほかのプラグインを減らせる
SWELLは、高速が売りだという話をしました。SWELL自体に「高速化」の機能があるため、ほかのWordPressテーマでは必要になるプラグインも使わずに済みます。
そのあたり、SWELL公式ではむしろ「非推奨」のプラグインも多く。逆に、推奨されるプラグインはそれほど多くありません。
使用しているプラグインが多くなると、動作が重くなって低速化したり、セキュリティに問題が生じることがあったり、相性が悪いと急に画面が真っ白になったり…
ですから、SWELLを使うことで、プラグインを減らせることもまたメリットだと言えるでしょう。
ブロックエディタに対応できた
2018年、WordPressに突如としてあらわれた「ブロックエディタ」なる仕様。正式名称は「Gutenberg(グーテンベルク)」。なんじゃ、そりゃ?
名称はともかく、はじめてブロックエディタを見たときには、戦慄を覚えました。な、なんだ、この使いにくそうなやつは… と。以来、従来のクラシックエディタが使えるプラグインで対応してきたわたしです。
が、いずれなくなる命運にあるのがクラシックエディタ。いつかは、ブロックエディタに対応しなければならない日がくるでしょう。いつまでも逃げ回っているわけにもいきません。
そこで、SWELLです。利用者のご意見を参考にすると、SWELLはブロックエディタに完全対応。ブロックエディタを使った編集に最適化されているため、とても使いやすい」のだと。
これだ、これに乗っかるしかない! と、乗り換えた結果。たしかに、使いやすいです。なぜあんなにもクラシックエディタにこだわった日々は… 保守的すぎる性格がアダになりました。
というわけで、わたしのようにクラシックエディタ派だった人でも、きっとだいじょうぶです。
カスタマイズがラクちん
STORK19を使っていたときには、そこそこ「追加CSS」を必要としていました。サイトの見た目を変えようと思ったときに、STORK19自体の「設定」だけでは追いつかず。
じぶんでCSSについて調べながら、見た目をいじっていたしだいです。この点、SWELLは「設定」の幅が、STORK19よりも広く、追加CSS無しでもいろいろできます。
CSSを調べる時間と手間もありますし、場合によっては画面が真っ白になるリスクもありますし。そういう意味では、SWELL自体の「設定」でやりくりできる範囲が広いのはメリットです。
まぁ、逆に。CSSやHTMLなどの勉強をしなくなるのは、デメリットかもしれませんが。
アドセンス広告の不具合がなおった
これは、わたし固有の問題として。STORK19を使っていたなかで、どういうわけか「アドセンス広告」がうまく表示されない、という不具合が起きていました。
表示されたり、されなかったり… みたいな不具合です。じぶんなりに調べては見たものの、解決できず。プラグインや追加CSSの問題なのかどうなのか。最終的には、あきらめていました。
これもあって、ほかのWordPressテーマへの乗り換えをしたかったところです。結果、SWELLに乗り換えて、ちゃんとなおりました。
わたしにとっては、乗り換えのメリットになりましたが。おそらく、STORK19が問題なのではなく、わたしの運用に問題があったのでしょう。とはいえ、いちおうメリットとして挙げておきます。
STORK19からSWELLに乗り換えてわかったデメリット
ちょっとだけ高い
SWELLを使いはじめて、10日弱。正直、いまのところ、デメリットらしいデメリットは感じていません。前述したメリットによって、すっきりしたという思いばかりです。
それでも、しいてデメリットを挙げるとすれば。ひとつは「価格」になります。わたしがSWELLを購入したときの価格は 17,600円です。
有料テーマのなかでも、価格が高い部類に入ります。ただし、「買い切り(追加費用なし)」ですし、複数のサイトへの利用もOKです。また、前述したようなメリットも考えると、価格に見合う価値はあるものと考えます。
いちどそのテーマを使いはじめると、記事が増えてからほかのテーマに乗り換えるのはタイヘンでしょう。
はじめは無料で… とか、はじめは低価格で… という考え方もありますが。あとのことを考えると、はじめこそ、価格ではなく価値に目を向けたほうがいい。あらためて、感じたところです。
ブログをやる!続ける! という覚悟の意も込めて、WordPressテーマにおカネをかけるのもよいのではないでしょうか。SWELLは選択肢のひとつとしてアリ、がいまのわたしの意見です。
ブロックエディタへの抵抗感
さきほどもふれましたが、SWELLはブロックエディタ対応です。それこそ覚悟を決めて、ブロックエディタにのぞんだわたしも、はじめは「抵抗感」がありました。
これはこれで、ひとつのデメリットですね。ブロックエディタ、憂鬱だわぁ。ブログ書く気なくなるわぁ。みたいなことでは、本末転倒というものです。
ただ、わたしは「執筆」自体は、ほかのエディタを使っています。そこからコピペで、WordPress(SWELL)の管理画面に貼り付けるわけです。
なので、執筆時点での抵抗感はありません。また、あえて、ブロックエディタでも執筆してみましたが、慣れればなんてことはないでしょう。結局、10日弱で完全に慣れました。
というわけで、はじめのうち少しだけは抵抗感があるかもね。を、SWELLのデメリットとして挙げておきます。
まとめ
WordPressテーマをSTORK19からSWELLに乗り換えました。これによるメリットとデメリットとをお話ししてきました。すでに 2,000を超える記事がある、という事情もふまえつつ。
同じような境遇にある方のご参考になるようでしたら幸いです。