2022年1月27日に発売された「Anker 516 Power Strip」をレビューします。わたしはこれで、卓上電源タップ難民をおえることができました。
卓上電源タップ難民に終止符を。
いろいろなデバイスやガジェットを充電するのに、卓上(デスク上)にほしくなるのが「電源タップ」です。とはいえ、どデカい電源タップを置きたくはないし。コンパクトだからと言って、機能面で不足があるのも困るわけで。
そんな「板ばさみ」のなか、卓上電源タップ難民をしばらく続けたすえに、ようやく見つかりました。これだ、これを待っていたんだよ! といえる卓上電源タップが。2022年1月27日に発売された「Anker 516 Power Strip」、こちらになります↓
信頼と安心(最大24ヶ月保証!)のAnkerです。でも、「516 Power Strip」ってなに? ネーミングの由来は? なんだか、とても気になるのですが、わたしには解明ができず。いずれわかったら追記するつもりです。まぁ、それはそれとして。
この「516 Power Strip」のなにが良いかって、2口コンセントのほか、USB-AにUSB-Cのポートがあること。くわしくはこのあとお話をしますが、「いまの時代(どの時代?)、USB-Cはほしいよねぇ」とおもうわけで。そのあたりをかなえてくれる電源タップになっております。
では、そんな「Anker 516 Power Strip」の良いところと、イマイチなところとをレビューしていきましょう。
Anker 516 Power Stripの良いところ
まずは、「Anker 516 Power Strip」の良いところから。
最大30WのUSB-Cポート付き
「Anker 516 Power Strip」のいちばん良いところはこれだ、と考えています。USB-Cのポートがある、しかも最大 30W。こらなら、iPhoneでもiPadでも、MacBookProでも対応できます。電源アダプタを使いわける必要なし↓
まぁ、家・仕事場にいるときは良いにしても、コワーキングスペースなんかに出かけるときには、デバイスごとに電源アダプタをたくさん持ち歩くのもタイヘンでしょう。コンパクトで、大きな出力(W数)にも耐えられる充電器(アダプタ)もありますが↓
ポートが1つだけ、だったりもしますし、2口コンセントとの併用もできない… この点で、「Anker 516 Power Strip」であれば、USB-Cが1つ、USB-Aが2つ(後述)、2口コンセントが2つ。同時に、いろいろ充電・給電が可能です。
ちなみに、USB-Cは、いわゆる「PD対応」。要は、「なる速で充電できまっせ」という規格だとおもっています。技術的なところはあんまりよくわかっていなくて、あやふやな説明ですみません。でもたぶん、そういうことです。
USB-Aポートが2つ
さきほどもふれたとおり、「Anker 516 Power Strip」には USB-Aのポートが2つ付いています。わたしにとっては、「2つという数でじゅうぶんかな」といったところです。そんなに同時に、充電・給電したりはしないので。
でも、1つだと少ないとおもう。それはそれとして、この USB-Aポートは、「Power IQ対応」です(IQって書いてある)↓
Power IQって、いわれても。なにそれ? ってことでもありますが。Power IQは、Ankerさんの独自技術だそうで。やっぱり、技術的なことはよくわかりませんけど、要は「なる速で充電できまっせ」というのはいっしょらしいです。
ちなみに、USB-Aのポートについては、最大 12Wの出力になります。それも、2ポート合計で最大 12Wです。これに関しては、「ちょっと心もとない」ところはあるかもしれませんが。この手の卓上電源タップとしては、標準的と言えば標準的でしょう。
ギリ持ち運べるコンパクトさ
さきほど、「Anker 516 Power Strip」はコワーキングスペースなどで使うと便利かもね、的なことをいいましたが。まぁ、持ち運ぶのには、そこそこの覚悟がいる大きさと言えます。
大きさは、直径 10cm、厚さは3cmくらいです。小ぶりなバウムクーヘン、といったところでしょうか。でも食べられませんから、行きも帰りも持って歩かなきゃならんのですよね。食べたらなくなった、とはいかないわけで。
でも、ギリ持ち運べるコンパクトさとは言えるでしょう。USB-Aが2つ、USB-Cが1つ、2口コンセントが2つもついているのだからしかたがない。あきらめましょう。でも、デザインはカワイイです。バウムクーヘンっぽいところが。
安定感のある置きごこち
おい、ちょっと待てよ。ギリ持ち運べる「コンパクトさ(大きさ)」はいいにしても。重さはどうなんだよ? とおもったアナタ。とっても鋭いですよ(なぞの上から目線)。340gくらいあります。いやいや、重いってば。
この大きさのバウムクーヘンにしては重すぎます。だから、いちいちバウムクーヘンと比較をしなくてもいいわけですが。とにもかくにも、見た目よりもずっと重いんだぞ! と、言いたい。筐体が白いから、なんか軽く見えるのもねぇ…
でも、この重さはメリットでもあります。デスク上に置いたときに、「とても安定」するのです。ズリズリと動いたり、転がったりする感じがありません。見た目とはうらはらの安定感です。
この手の卓上電源タップのなかには、コンセントに電源アダプタなんかを挿しこむと、軽すぎて転倒してしまうモノもありますから。そういうのに比べると、安定感のある置きごこちはよろしいのではないでしょうか。
コードの長さが1.5mある
「Anker 516 Power Strip」のコードの長さは、おおむね 1.5mです。まぁ、標準的だと言ってよいでしょう。ただ、なかには短いものもあるので、注意が必要なところです
わたしは、スタンディングデスクのうえに「Anker 516 Power Strip」を置いています。なので、場合によっては、デスクの高さを 115cmくらいまで上げることがあるので、1.5mのコード長は絶妙です。
と、あまり多くの人にはあてはまらないかもしれない良さということではありますが。いちおう、ふれておきました。
Anker 516 Power Stripのイマイチなところ
続いて、「Anker 516 Power Strip」のイマイチなところも。
3口コンセントには非対応
「Anker 516 Power Strip」に2口コンセントが2つ挿せるのは、すでに話をしたとおりです。問題があるとすれば、「2口コンセント」というところでしょう。
これに対して、「3口コンセント」というものがあります。コンセントの先が「3つ」になっているヤツですね。多くは2つなので、残りの1つはなにか? といえば。ご存知の人が多いでしょうが、「アース」です。
漏電したときにも、アースから電気を逃して感電を避ける、という役割があります(ほかにも役割はあるようですが)。そんなこともあって、最近では3口コンセントの製品も増えましたよね。
その3口コンセントが、「Anker 516 Power Strip」では使えません。2口コンセントなので。そのあたりは、使いかたによっては、イマイチなところになるのかもしれません。
なお、2口コンセントの差し込み口は「離れている」ので、わりと大きめの電源アダプタなんかでも、アダプタどうしが干渉してしまうことは少ないようにおもいます↓
それから、「Anker 516 Power Strip」の合計最大出力は 1,000Wです。
コードが太め
「Anker 516 Power Strip」のコードは、ふつうのコードよりは「ちょい太め」です。この手の電源タップでは、どうしても太くはなりますね。コードが太いと硬くて、取り回ししづらくなるのは、「Anker 516 Power Strip」もいっしょです。
硬いだけに、コードには「クセ」がついている、という面もあります。
あとは、持ち運び面での問題もあるでしょう。コードが太くて硬い、そのうえ 1.5m。なかなかにかさばります。本体自体の大きさに加えて、コードまで… やはり、持ち運びには覚悟が必要そうです↓
ちなみに、本体とコードとを分離することはできません。
ちょっとお高い
「Anker 516 Power Strip」は、定価で 4,190円です。機能から見たら妥当ではありますが、卓上電源タップ全体で見たときには、もっと安い製品はほかにある。と考えると、「ちょっとお高い」かなぁ、とはおもいます。
ここからは完全にわたくしごとですが、発売直後の 300個限定セールで 3,352円で購入することができました。ということもあって、満足感が多少高まってしまっているかもしれないことは申し添えます。
まとめ
22年1月27日に発売された「Anker 516 Power Strip」をレビューしました。わたしの卓上電源タップ探しをおわらせてくれた、おすすめできる卓上電源タップです。