ちまたで言われる、YouTubeは「動画投稿数 100本で伸びる」というハナシについて。わたし自身の実体験から、伸びる理由についてお話をしてみます。
絶望的というほどでもない状況。
きょうは、2022年2月6日。本日 17時の投稿をもって、YouTubeの動画投稿数が 100本に到達です。100というのはキリがよい数字でもあり、正直、ちょっとした達成感があります。
ちなみに、この「100」という数字。YouTubeの世界では、「チャンネル登録者」や「視聴回数」などが伸びるタイミングだ、とのハナシがあるようで。
まぁ、そういうのは「どこの世界」にもありますね。ブログの世界にも、「まずは 100本の記事を書け!」みたいなハナシはありますし。とはいえ、実践をしてみてどうだったのか?
たしかに一理ある、という感じです。動画を 100本投稿したからといって、必ずしも伸びるわけではないにしても。伸びる可能性が高まる「理由」はあるだろう。と、そんな感じです。
その理由は後述するとして、「アンタの状況はどうなのか?」と思われるかもしれませんので。サラッとご紹介をしておきます↓
上のグラフでは、横軸が動画数、縦軸が登録者数です。100記事(厳密には、グラフ作成時点で 99記事)で 1670人くらいなので、スゴい多いわけではありません。
指数的に伸びているわけではなく、直線的な伸びにとどまっているのは気になるところです。
また、ほぼほぼ「週一投稿」のペースを守っているので、ここまでに1年9ヶ月くらいかかっています。なので、「それだけ時間かけて 1,670人?」と思われるかもしれませんが。
いっぽうで、「絶望的」というほどの状況でもないだろう。と、わたし自身は考えています。なにより、登録者数ありきではないので。などと言うのは、ただの負け惜しみですね。
それはそれとして。動画 100本で伸びると言われる理由について、わたしの実体験にもとづくところで、このあとお話をしていきます。おもな理由は、ぜんぶで5つです↓
- 質が上がる
- 競合が減る
- 経験が活きる
- テーマが固まる
- 視聴者が付いている
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
YouTubeが「投稿数100本で伸びる」と言われる理由
1.質が上がる
1つめの理由は、「質が上がる」です。もうこれは、言わずもがなでしょう。100本も動画をつくると、「当初と比べれば」質は上がるものです。
もちろん、なにをもって「質」とするかの議論はありますが。それはもう、「あらゆる面で」と言ってよいでしょう。話の内容、構成、撮影、編集、サムネイル、タイトル、などなど。
あきらかに「見てわかる・聞いてわかる」ということもあれば、よくよく比べてみないとよくわからないことまで、質の「ていど」もさまざまです。
たとえば、わたしの場合、じぶんでは「話しかた」の質は変わったかなぁ、と考えています。はじめたばかりのころに比べれば、少しばかり「抑揚」がつきました。
初見の視聴者にはわからない「ていど」の質かもしれませんが。それでも、質は質。これを裏付ける客観的なデータとして、「視聴者維持率」が挙げられます。
その動画を、はじめからどこまで見続けてもらえたかを示す指標です。これが、はじめたばかりのころは「40%」を割り込むこともありましたが、いまでは「60%」を超えるようにもなりました。
視聴者は「動画がつまらなければ、途中離脱する」のですから、視聴者維持率が上がったのは、質が上がった「1つの証拠」と考えています。
2.競合が減る
なにごとも、「継続をする」というのは、クチで言うほどカンタンではありません。勉強をする、運動をする、甘いものを控える、などなど。続けるのは、カンタンではありません。
わたしのことで言えば、このブログはきょうで 2,121日のあいだ毎日更新を続けています。だからこそ、続けることのタイヘンさを少しは理解しているつもりです。
これは、YouTubeも同じでしょう。さいしょの1動画は投稿できたとしても、さいしょの1ヶ月は投稿できたとしても、3ヶ月、半年、1年と続けられる人は自然と減っていきます。
つまり、100本の動画投稿を続けているあいだに、「競合」は勝手に減っていくということです。すると、じぶんのチャンネルが伸びる可能性は高まりますよね。
言うなれば、「強いから勝つのではなく、生き延びた者の勝ち」みたいな。だから、わたしは「ツラいと感じてからの、あと一歩がだいじ」だと、常々じぶんに言い聞かせています。
でもねぇ、敵もさる者。手強い競合はどこの世界にもいるものです。競合のいない場所で生きる、という道もありますが。YouTubeで「伸ばす」ことを考えるなら得策ではないでしょう。
3.経験が活きる
100本ほど動画を投稿していると、「過去の経験」を活かせるようにもなります。それだけのデータがたまっているということでもあり、勘も養われているということもあるからですね。
YouTubeには、「YouTube Studio」という分析ツールがあります。これを確認すれば、じぶんのどの動画が「ウケて」、どの動画が「ウケなかった」のかはあきらかです。
クリック率が低ければ、サムネイルが悪かったのかな? ということになりますし。視聴者維持率の動きを見れば、どのあたりで飽きられたのかも推測できます。
これらのデータによって、勘がはたらくようになるものです。サムネの文字はもっと大きいほうがいいかも、もっと少ないほうがいいかも。結論はさいしょに話しすぎないほうがいいかも、など。
そういった経験は動画を投稿すればするほど蓄積されるものであり、動画 100本くらいになると効力を発揮しはじめるのではないか? というのが、実体験をふまえたわたしの考えです。
4.テーマが固まる
伸びないチャンネルの特徴として「テーマがばらばら」、というのはよく言われるところです。つまり、あるときは「投資」の動画、あるときは「料理」の動画、あるときは「音楽」の動画、みたいな。
一挙手一投足が注目を浴びる有名人であればまだしも、一般人のうちはテーマを絞らないと、視聴者の興味がない動画を投稿した瞬間に、視聴者離れが起きてしまう… というハナシです。
とはいえ、はじめは「あるていど」の試行錯誤はあるものでしょう。あるていど、いろいろな動画を出してみて、視聴者の反応を探ってみるというのは、1つの方法でもありますし。
そのうえで、動画が 100本くらいになると、チャンネルのテーマが固まってくる傾向があるのではないか? とは思います。前述した「経験」もあいまって、テーマに確信を持てる部分もあるはずです。
もっとも、わたし自身は、はじめから「このテーマで!」と決めていたフシがあるので、当てはまりませんが。
5.視聴者が付いている
おそらくですが、動画を 100本ほど投稿をすると、1,000人を超える登録者数になっているチャンネルは、比較的多いものと想像します。
逆に、登録者数 1,000人に満たない場合、動画を 100本投稿する前に、投稿をやめてしまっているのではないか? という、わたしなりの「あまり根拠はない仮説」です。
それはそれとして。1,000人くらいの登録者数がつくと、動画を投稿すると「あるていど」の回数の視聴をしてもらえることになります。言うまでもなく、1,000人の登録者が見てくれるから。
といっても、1,000人全員に見てもらえるわけではないのですが、それでも、登録者数 100人のときに比べれば、1投稿あたりの視聴回数を安定的に増やすことができるようにはなります(増えないのであれば、それは問題アリ)。
そう考えると、いまさら言うまでもありませんが、登録者数というのはだいじな要素です。「登録者数なき再生数(いわゆるバズり)」は一発屋に過ぎない、ということでもあります。
なんて、エラそうに語るわたしには、「スゴいバズった!」といえるような動画はありませんし。バズった動画から登録者数が増えることもあるわけですから、バズりもだいじではあります。
が、「バズりありき」の動画投稿は疲れてしまいそうだし、本末転倒な気もするなぁ、などと考えていますがいかがでしょうか?
まとめ
ちまたで言われる、YouTubeは「動画投稿数 100本で伸びる」というハナシについて。わたし自身の実体験から、伸びる理由についてお話ししてきました。
100本投稿したからぜったいに伸びる! ということはないにしても。伸びる「要素」として、参考になるところかと考えます。
- 質が上がる
- 競合が減る
- 経験が活きる
- テーマが固まる
- 視聴者が付いている