ブログを書くときに、「文章の見た目」として気をつけていることをお話をしていきます。ブログだけに限ったことではなく、ふだん書いている文章(メールやチャット、ビジネス文書など)であっても、使えるところはあるはずです。
たとえ、気づかれないとしても。
ブログを書きはじめてから、きょうで 2,156日めになりました。毎日ブログを書き続けるなかで、じぶんなりに気をつけていることのひとつに「文章の見た目」があります。
もちろん、いちばん気をつけていることは「文章のなかみ(内容)」なのですが。それはそれとして、読者の方が「文章をパッと見たとき」の印象として、文章の見た目にも気をつけています。
では、どんなところに気をつけているのか? 具体的にはこちらです↓
- 数字・アルファベットの全角
- 半角文字前のスペース
- ?や!後のスペース
- カギカッコによる強調
- 数行ごとの改行
- 1,000字ごとの小見出し
- 漢字の割合
これらは、ブログだけに限ったことではなく、ふだん書いている文章(メールやチャット、ビジネス文書など)であっても、使えるところはあるでしょう。
ややもすると、読み手には気づかれないくらい細かなことではありますが。その「細かなこと」で、意外と文章の見た目は変わるものであり、読みやすさも変わるものです。
というわけで、このあと順番にお話をしていきます。
ブログを書くときに「文章の見た目」として気をつけていること
数字・アルファベットの全角
ブログで数字やアルファベットの入力をするときには、半角と全角とを使い分けています。
Excelやプログラミングの世界にあっては、それらは「半角」で扱うのがルールです。が、文章の見た目としては、「全角のほうが読みやすい」というケースがあります。
まず、数字であれば「1ケタ」の場合。たとえば、次の文章は、どちらが読みやすいと感じるでしょうか↓
- 全角の例 → きょうは3月13日です。
- 半角の例 → きょうは3月13日です。
個人の感覚によるところもありますが、おそらく、多くの人は「前者」を読みやすいと感じるはずです。つまり、1ケタの数字を「全角」として文章になります。
その理由を、とくに説明をする必要もないでしょうが。しいて言えば、半角だと前後の文字との間隔が詰まって見えるため読みにくい、といったところでしょうか。
同じように、アルファベットも「1文字」の場合には、「全角」のほうが読みやすいと感じるものです↓
- 全角の例 → 利益率が高いのはA社です。
- 半角の例 → 利益率が高いのはA社です。
半角文字前のスペース
1ケタの数字、1文字のアルファベットは「全角」で、という話をしました。これに対して、2ケタ以上の数字、2文字以上のアルファベットは「半角」としています。
2ケタ以上、2文字以上となることで、「前後の文字との間隔が詰まって見える」という感覚がやわらぐからです。これを「全角」とすると、間延びした感じになり、かえって読みにくくなります↓
- 全角の例 → 販売価格は110,000円です。
- 半角の例 → 販売価格は110,000円です。
上記については、「半角」のほうが読みやすいと感じるのではないでしょうか。なお、この場合、わたしであれば、「半角」にしつつ、その手前に「半角スペース」を入れます↓
- 半角スペースがある例 → 販売価格は 110,000円です。
- 半角スペースがない例 → 販売価格は110,000円です。
おそらく、半角スペースを入れた文章のほうが、読みやすく感じるのではないでしょうか。半角数字の場合だけではなく、半角アルファベットの場合(英単語とか)でも同じようにしています。
なお、半角スペースはぜったいに入れるわけではありません。たとえば、「3月13日」という場合には、入れなかったりもしますので。そのときどきで「読みやすいと感じるかどうか」の判断ではあります。
?や!後のスペース
ブログを書いていると、文章の末尾に「?」や「!」といった文字を使うことがあります。このとき、それらの文字のうしろには、「半角スペース」を入れるのがマイルールです。
半角スペースを入れないと、やはり間隔が詰まって見える… というのが理由になります↓
- 半角スペースがある例 → 〜と思われるでしょうか? たしかにそのとおりです。
- 半角スペースがない例 → 〜と思われるでしょうか?たしかにそのとおりです。
ビミョーな差に感じるかもしれませんが、わたしとしては気をつけているところです。
また、「?」や「!」のほかに、文末に「…」を使うときにも、そのうしろには「半角スペース」を入れています。やはり間隔が詰まって見えるから… ということですね(この一文がその例です)。
カギカッコによる強調
言葉を「カギカッコ」でくくることで、その言葉を目立たせることができます。
だいじな言葉を伝えたいときには、太字にしたり、下線を引くという方法もありますが。太字や下線が多すぎる文章は、見ていて疲れるのがデメリットです。代わりに、カギカッコでくくる方法も検討してみるとよいでしょう。
また、ひとつの文章や言葉が長くなるときには、「文章や言葉の区切りをよりはっきりとさせるため」にカギカッコを使うのも効果的です(この一文がその例になります)。
数行ごとの改行
わたしは、数行ごとに改行を入れるようにしています(閲覧する環境によって、何行になるかは変わりますが…)。また、改行によってできた「段落と段落のあいだ」には、大きめのスペース(空行)をとるようにもしています。
見た目の「圧迫感」を軽減する目的です。これが本であれば、読者には「読むぞ!」という意気込み(おカネを出して買ったのだし)がありますから、少々の圧迫感であれば乗り越えられるでしょう。
ところが、ブログの場合には、ムリをしてまで読む理由がありません。ネットを見渡せば、ブログはほかにいくらでもあるのですから、読みにくければほかをあたればよいだけです。
なので、打算的ではありますが、読者離れを防ぐ意味でも「見た目」も重要なのではないでしょうか? もちろん、改行があったほうが読者も読みやすい、というのも重要なメリットです。
1,000字ごとの小見出し
長くても 1,000字くらい書いたら(できれば、500〜800字くらい)、その上には「小見出し」をつけるようにしています。これよりも小見出しが少なくなると、読み手に圧迫感を与えがちだからです。
また、適切な小見出し(小見出し以下の文章を要約するような)をつけることで、読者はいわゆる「ナナメ読み」をしやすくなる点でも、読みやすさにつながります。
さらに、本文を書き出す前に、先に小見出しを決めておくと、書き手が「迷子にならずにすむ」のもメリットです。文章を書くのに慣れないうちはとくに、話が脱線をしないよう、あらかじめ小見出しをつくっておくのがよいでしょう。
漢字の割合
同じ言葉で文章を書くときでも、「漢字の割合」によって、読みやすさには差が出ます。
たとえば、「既に」と書くか、「すでに」と書くか。「全く」と書くか、「まったく」と書くか。いわゆる「副詞」と呼ばれるものを「ひらがな」で書くとやわらかいイメージになるものです。
この点から、漢字の割合は、文章全体の「3割くらいまで」を目安にしています。どんなに多くても、「5割くらいまで」です。5割を超えると、堅苦しくて読みにくい印象を与えることでしょう。
読みにくい印象を与えてしまえば、読者にとっては負担になってしまいます。漢字が多い表現は、違う表現に置き換えて「ひらがな」を増やすのも対応のひとつです。
例を挙げると、「納税期限を厳守する」ではなく、「期限までに税金をきちんと納めましょう」みたいな。
また、「明日」と漢字で書く場合。読者はそれを「あした」とも「あす」とも読むことができます。どちらでも意味は変わりませんが、文章を良むときのリズムは変わります。リズムもまた、読みやすさを左右する要素のひとつです。
だから、複数の読み方がある漢字は、あえて「ひらがな」で書くようにしています。
まとめ
ブログを書くときに、「文章の見た目」として気をつけていることをお話ししてきました。
ブログだけに限ったことではなく、ふだん書いている文章(メールやチャット、ビジネス文書など)であっても、使えるところはあるはずです。
読み手の読みやすさも考えて、文章の見た目にも気をつけてみるのはいかがでしょうか。