2022年4月3日(日)に開催された、青梅高水国際トレイルラン・中級クラスに参加をしました。初心者にはおすすめですよ、ということを体験記としてまとめました。
初心者におすすめのトレイルラン大会は?
走るの苦手・走るの嫌いから、ランニングを習慣化した男、モロトメジョーです。そんな自己紹介はどうでもいいとして、さっそく本題にまいりましょう。
初心者におすすめ!青梅高水国際トレイルラン・中級クラス体験記です。2022年4月3日(日)に開催されました、第24回大会に参加をしての体験記となります。
なにを隠そう、隠すまでもなく、トレイルランの大会に出るのは初めてだったわたし。マラソン大会には、そこそこ参加してきましたが、トレイルランはお初です。
そんななか、いったいどの大会だと、初心者でも参加しやすいのだろうか…? と思案をしていて見つけたのが「青梅高水国際トレイルラン・中級クラス」でした。
同時開催の上級クラスの難易度は「星5つ」とされているところ、中級クラスは「星2つ」。これならいけるんじゃね? ということで、そそくさとエントリーをしたしだいです。
ちなみに、トレイルランとは(いまさら)。未舗装の道(トレイル)を走る(ランする)競技です。もう少し具体的に言うと、山道とかハイキングコースなんかを走ります。なんのために? そこに道があるから。
というわけで(どんなわけで?)、さっそく体験記をはじめていきましょう。また、初めてトレイルランに参加する人が、どんな装備をしていけばよいのか? 実際にわたしが準備したものの紹介などもしていきます。
青梅高水国際トレイルラン・中級クラス体験記
体験記ということではありますが、「良かったところ」と「注意点」、「コースの紹介」というカタチでお話をしていきます。
良かったところ
会場が最寄り駅から近い
会場(スタート・ゴール地点)の最寄り駅は、JR青梅駅。徒歩で7〜8分なので近いです。いきなり、そこそこの階段を登らされて息が切れはしますけど。
なにはともあれ、会場が駅から近いのはありがたい。大会によっては、「駅からシャトルバス」のパターンがあって、待ち時間やら移動時間が長いのは精神的に負担になるものです。
参加者が多くて活気がある
実際の参加者の発表は、本記事の投稿時点(2022年4月4日)ではまだのようで。なお、事前に案内されていた「定員」は、上級クラス・中級クラスともに 1,000人ずつです。
ただし、後述のとおり、当時は「雨かつ花冷え」という悪天候。DNS(欠場)した人もそこそこいたもようです(Twitterを見る限り)。それでも、スタート時にはたくさんの人がいましたし、コース上で「ずっとひとりきり」になるような場面もなく。

わたしの過去の経験上からは、活気がある大会だと感じました。
コース上で道に迷いにくい
聞くところによると、ロスト(道がわからなくなる)しやすい大会というのもあるそうで。初心者としては不安がありましたが、青梅高水国際トレイルラン・中級クラスに関しては、まず迷うことはないでしょう。
ロストしそうなところには、スタッフさんがいましたし、案内表示も設置されています。前述したとおり、ほかの参加者もいますのでロストしようがない、といった感じです。なので、安心して走れました。
トイレの数はまずまず
これまで、マラソン大会に出て痛感しているのは「トイレ混雑問題」です。参加者が多い大会ほど深刻なこの問題。本大会では、仮設トイレが 10台あり、それとは別に公園(会場)のトイレがありました。

さすがにトイレ待ちの列はできますが、数があるので列の進みは悪くありません。スタートに間に合わない… といった状況にはならず、まずまずでした(←ナゾの上から目線)。
ちなみに、青梅駅には改札内のトイレ、改札外の公衆トイレもありますが。そこで待つよりも、会場まで行って待ったほうが早いものと考えます。そのほうが、トイレの数が多いので。
当日受付なし(事前受付)
事前に郵送で、ゼッケンや計測タグ(シューズに付ける使い捨てタイプ)が届きます。当日、会場での受付手続きはありません。コロナ対策として検温はありましたが、待ち時間もなく、スムーズに会場入りできました。
というわけで、わりとスタート時間ギリギリの到着でもだいじょうぶでしょう。
注意点
青梅が遠い
さきほど、会場が最寄り駅から近い、というハナシをしました。が、その駅である青梅が遠い… 遠いのはわたしの自宅(横浜市内)から、ということではありますが。往復5時間です。
正直、走るよりも移動のほうが疲れました。新宿駅から1時間、というのがその遠さを象徴しています。だからなんだ? というハナシではありますが。大会に参加するなら、行き帰りの体力も計算に入れておかないと、です。家に帰るまでが遠足、もとい、トレイルランなので。
水1リットル、手袋は必須
本大会では、水1リットルの携帯と、手袋の着用(ケガ防止)、健康保険証の持参(ケガしたとき用)が必須でした。ほかの大会のことはあまり存じませんが、マラソン大会しか知らない身としては新鮮です。
平地のように「エイド(給水所)」をたくさん作れませんしね。水を持参するのは大切なことです。途中、1箇所にエイドがあって、350mlの水(ペットボトル)をいただくことができました。
当日は、雨だし寒いしで、持参の水すらあまり減ってはおらず。エイドで水を受け取らない人もチラホラと見かけました。
手荷物預かりが野ざらし
会場内に荷物置き場がある、とのことでしたが。どうも「野ざらし」のようであり、立入禁止で管理されているようでもなく(見間違いだったらすみません)。置き場以外のところに、各自置いている人もたくさんいる状況です。
わたしもまた、預けるのがメンドーなので、大きなビニール袋に手荷物を入れて、公園内のジャマにならないであろう場所に置いておきました。当然、貴重品を置いていくのはNGです。
雨だと道がぬかるむ
あたりまえですね。これは別に、本大会が悪いわけではありません。どんな道であれ、雨が降ればぬかるむのですから。でもいちおう、注意点として。
舗装路を走るマラソンだと、雨でもさほど気にならないんですけどね。トレイルは、すごく気を使います。参加者が通れば通るほど、道は泥がぐちゃぐちゃになって、ぬかるみますので。
途中、転んでしまっている人もいました。そりゃあ、転びもするでしょう。というわけで、安全第一で、ムリをせず、元気に走り切ることも大切です。
ウェーブスタート
スタートは「ウェーブスタート」ということで、一定の人数ずつ、順番にスタートしていきます。並び順は自由(早く並んだ人順)なので、速く走る人は早く並ぶのがよいでしょう。
とくにレースの序盤は「渋滞」します。道も広くはありませんから、そうそう追い抜いていけるものでもありません。これを避けるには、はじめっから飛ばしていくしかないわけで。
かくいうわたしは、ほぼほぼ最後方からスタートしました。マラソンも含めて、けして速くはありませんし。うしろから、ちょっとずつ抜いていくのが好きだったりします。
コースの紹介
距離
中級クラスは、「実測15㎞(GPS14.3km)」という表記になっています。わたしのランニングウォッチだと、13.74kmでした。これくらいの距離ですと、初心者でも安心なのではないでしょうか。

とはいえ、平地にはない負荷がありますから、1kmを長く感じる場面はあります。
高低差
わたしのランニングウォッチの計測によれば、こんな感じです(実際は、もう 50mくらい高いっぽい)↓

真ん中の「谷」が折り返しのあたり。行きと同じコースを戻ってくるイメージです。なので、山を登って降りて、またその山を登って降りて… という感じ。
初心者にとっては、行きの登りは「未知」の世界なので、なかなかツラいものがありましたが。ただ、多くの人は「走り続けている」わけではありません。キツい傾斜のところは、歩いている人がほとんどでした(わたしの周りでは)。
また、登りは渋滞しやすいので、おのずと歩くスピードも落ちます。これが休憩にもなるため、初心者とはいえ、完走しやすいのかなぁ、ともおもうところです。
ちなみに、下りは下りでキツいです。とくに、帰りの下り(ゴール間際)はヒザやふくらはぎが披露しているので、なかなか踏ん張りが効かず。気をつけないと、転げていきそうです。
コースの風景
雨が降っていることもあり(スマホを出し入れするのがおっくうに…)、あまり写真を撮れませんでしたが、コースの風景としていくつか掲載します↓







会場近くは、舗装されていたり、道幅も広めですが、山に入るにつれて、未舗装となり、道幅も狭くなります。コース上には、木の根がたくさんあるので、つまづかないように注意が必要です。
調子に乗って走っていると転びます。
実際の装備品について
さいごに、わたしが今回、はじめてのトレイルランに参加するにあたり準備した装備品について、ご紹介をしてみます。同じように、初めてトレイルランをされる方のご参考になれば幸いです。
ランニングバック(リュック)
本大会が、水1Lの携帯が必須だったので、あらたに買いました。マラソンのときはウエストポーチなので、リュックタイプは初めて。「すごく走りやすい」ということがわかりました。
500mlのペットボトルを前(ベルト部分)と後ろに1本ずつ入れていたのですが、揺れや重さが気になることもなく、スムーズに走れたのはよかったです。
初心者ということもあって、比較的安価な商品(3,000円弱)を選びましたが、申し分のない商品でもありました↓
手袋(トレッキンググローブ)
マラソン用の手袋は持っていましたが、今回は春ということもあり、「指先が出ているタイプ」を購入して臨みました。こちらも比較的安価な商品を↓
結果、春にもかかわらず寒かったので、指先があったほうがよかったかもですけど。でも、指先が出ているタイプのほうが、締めつけ感がなく、装着感はいいですね。あとは、指先のケガ防止を考えてどうするか? といったところでしょう。
いずれにせよ、トレイルランの場合、木を手で握ったり、地面に手をついたりもありえますから、手袋がだいじになるのは間違いありません。
トレイルランシューズ
本大会では、トレイルランシューズが必須とはされておらず、推奨という扱いでした。で、わたしが選んだのはこちら。ワークマンの登山用シューズです↓


店頭で試し履きをしたところ、わりと軽量で、走れないこともないなぁ、いうことで。
実際に、わたしレベルの走り(中級クラスのコースを2時間8分)だと、まったく問題ありませんでした。トレイルをガチなスピードで走る人には不向きでしょうけど。
また、傾斜のある場所やぬかるみなどでも、スリップするようなことはなく、「さすがに登山シューズ」といったところです。そのうえ、お値段は衝撃の 1,900円。デビュー用のトレイルランシューズとしては、悪くないのではないでしょうか。
雨よけ具
撥水加工されたパーカーを着て走りました。道中、けっこう雨が降ってきましたので、最終的には、なかまで濡れてしまいましたが。濡れると冷えるので、ポンチョをかぶるなり、雨よけ具は検討したほうがよいですね。
ちなみに、どういうわけかインナーの着替えを持っていかず。レース後に、アウターだけは着替えましたけど、乾くまでしばらくは寒い思いをすることになりました。インナーの着替えを忘れずに、ってあたりまえか。
まとめ
2022年4月3日(日)に開催された、青梅高水国際トレイルラン・中級クラスについて、体験記をまとめてみました。初めてトレイルランに参加する人にもおすすめの大会です。ご興味あれば、次の大会はぜひ!