もうすぐ夏がやって来る。とうわけで、いまこそはじめる!夏のおすすめ健康習慣についてお話をしていきます。夏バテをしたくないのであれば、試してみるのはいかがでしょうか。
きっと夏が来る。
きょうは、2022年6月12日。もうすぐ、夏がやってきます。夏といえば、夏バテ。わたしは、どちらかというと暑さに弱いので、夏の健康にはいっそう注意をしているところです。
そんなわけで、「いまこそはじめる!夏のおすすめ健康習慣」についてお話をしていきます。わたしも実践しているもののなかから3つ、具体的にはこちらです↓
- 水シャワーを浴びる
- 他の季節より早起きをする
- 寝るときにはエアコンを使う
それではこのあと、順番に見ていきましょう。なぜ健康によいといえるのか、理由もあわせてお話ししていきます。
いまこそはじめる!夏のおすすめ健康習慣3選
水シャワーを浴びる
わたしは、水シャワーを浴びる習慣があります。もともと、朝はシャワーを浴びる(冬場は湯船にもつかる)という習慣があるのですが。その「締め」として、水シャワーを浴びています。
もちろん、ムリして水を浴びる必要はないものの。水シャワーには、いろいろなメリットがあるといわれていますから、暑い夏にこそ、習慣にしてみるのもよいのではないでしょうか。
では、そのメリットとは?
まずは、「免疫機能の向上」です。ある研究によれば、温かいシャワーだけではなく、冷たいシャワーを浴びた人は、病気による欠勤が3割ほど減ったのだそうで。ちなみに、同研究では 30秒ていどの水シャワーで効果を発揮することがわかっています。
続いてのメリットは、「脂肪燃焼効果の向上」です。水シャワーを浴びると、褐色脂肪細胞が活性化することがわかっています。褐色脂肪細胞とは、脂肪を分解して燃焼させる役割を担う細胞です。また、水につかることで代謝が350%も高くなったとの研究もあり、減量効果も期待できるといえるでしょう。
続いてのメリットは、「自律神経のバランスが整う」です。温かいシャワー(あるいは湯船につかる)によって副交感神経を刺激したあと、水シャワーによって交感神経を刺激することで、自律神経のバランスを整える効果があるといわれています。心身の調子の良さにつながるところです。
さらに、水シャワーによって交感神経が刺激されることで、注意力や集中力も高まります。水シャワーという「ストレス」によって呼吸頻度が高くなり、体内の酸素量が増えるから、というのが理由です。
ほかにもまだ、水シャワーのメリットはあるようで。血液循環をよくする、うつの症状を改善する、など。必ずしもすべての効果が、すべての人に得られるわけではないでしょうが、「いちど試してみる」という価値はあるでしょう。
やってみてダメなら、やってみて合わなければやめればよいだけです。ただし、急に水シャワーを浴びることには、リスクもあるため気をつけましょう。わたしも、はじめはお湯から、徐々に水へと切り替えるようにして、水シャワーを浴びています。
他の季節より早起きをする
そもそも、早起きをしたほうがよいかは「人それぞれ」です。人にはそれぞれ、得意・不得意があります。つまり、朝が得意な人(夜は苦手)もいれば、朝が苦手な人(夜は得意)もいる。いわゆる、朝型とか夜型といったタイプもありますよね。
なので、夜型の人に向かって「早起きすべきだ!」というのは、あまり合理的な話ではありません。とはいえ、夜型の人であっても、1時間くらいであれば早起きしても問題がない(調子が悪くなったりはしない)といわれています。だとすれば、夜型の人も含めて多少の早起きは可能です。
そのうえで、夏場に早起きをおすすめする理由は、まず、早起きが習慣化しやすいから。なにしろ、夏の夜明けははやく、冬よりもはやいうちに明るくなります。それに寒くないので、布団から出やすくなるはずです。
そして、朝早いほど、夏とはいっても気温が低く、なにをするにも活動しやすいといえます。おすすめは運動です。お手軽なところでは、ウォーキングやジョギングなど。日中となると、炎天下で厳しくなるので、朝のうちがベストです。カラダがじゅうぶんに温まったところで、前述の水シャワーと相性も抜群、というメリットもあります。
さらに、「睡眠の質が上がる」というメリットも見逃せません。ヒトは、明るいところで眠ると睡眠の質が下がることがわかっています。なお、ここでいう「明るい」とは、豆電球(常夜灯)ていどの明るさも含むものであり、睡眠時に豆電球が点いていると、肥満症や脂質異常症、うつ病のリスクが高くなるとの研究があるのです。
そう考えると、夏は他の季節よりもはやく外が明るくなりますから、そのあいだに長く寝ていると睡眠の質が下がる可能性があります。人間にとっては「明るくなったら起きる」というのが、自然であるともいえるでしょう。
なので、早起きをするにも、季節によって時間を変えるのがよいのではないか、と考えています。そうはいっても、そんなに早起きができないという場合には、遮光カーテンを使うようにするなど、「対策」をするのも1つの方法でしょう。
寝るときにはエアコンを使う
寝るときにはエアコン(冷房)を使うのはカラダに悪い、というハナシがありますが。いったい、いつの時代のハナシをしているのだ? という見方もあります。
なぜなら、熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)の日数は、50年前と比べると5〜6倍ていどには増えているからです(地域にもよりますが)。熱帯夜ほどの暑さのなかで寝るほうが、睡眠の質を下げて健康を損ねたり、最悪の場合には熱中症で命を落としかねません。
むしろ、睡眠時は気温が低いほうが、睡眠の質が下がる、睡眠時間が増えるとの研究があります。寝るときにはエアコンを使うことを、夏の習慣にすることも検討してみましょう(電力不足の今夏は、社会的な節電との兼ね合いもありますが)。
睡眠時の気温が 25℃を超えると、睡眠時間が減ることがわかっています。すると、メンタル面で不調をきたしたり、日中に熱中症を起こしやすくなったりするのだそうです。
極端を言えば、部屋は少し寒いくらいにして、服装と布団とで温かさを調整をするのがよいともいわれています。まぁ、冬はそういう状況ですし、個人的には冬のほうがよく眠れる感じがするので、うなづける話です。
また、湿度が高い状態での睡眠により、レム睡眠が減ることもわかっています。これは、睡眠の質が下がるということであり、結果として、夏バテしやすいカラダになるのが問題です。なお、湿度が高いと汗をかきにくくなりますから、体温調節がしづらく、熱中症のリスクが高まります。睡眠時の湿度管理にはじゅうぶん気をつけましょう。
夏バテを予防する方法のひとつは、睡眠の質を上げること。つまり、よく眠ることです。そのために、エアコンを使うというのが1つの方法になります。
それとは別に、おすすめなのが「有酸素運動」です。具体的には、ウォーキング、ジョギング、ヨガ、スクワット、階段の昇り降り、など。これらによって、適度な汗をかき、自律神経が整えられることで、暑さにも強い(熱中症になりにくい)カラダになるといわれています。
運動をすれば、食欲もわきますから、しっかりと栄養を補給できる。運動で適度な疲労があれば、睡眠の質も高まる。夏の有酸素運動は、よいことだらけです。とはいえ、日中の炎天下は厳しいので、やっぱり朝早くがいいよね、というのはすでに話をしたとおりです。
本記事で挙げた3つの習慣は、相互に結びついていて、好循環を生み出すことができます。気になるものがあれば、ぜひおためしを!
まとめ
もうすぐ夏がやって来る。とうわけで、いまこそはじめる!夏のおすすめ健康習慣についてお話をしてきました。夏バテをしたくないというのであれば、試してみるのはいかがでしょうか。
- 水シャワーを浴びる
- 他の季節より早起きをする
- 寝るときにはエアコンを使う