自宅でのデスクワークが多い、というのであれば。生産性を上げるために、作業効率を落とさないために、デスクワークの環境整備におすすめの投資がありますよ。というお話です。
デスクワークが多い人ほど投資効率がよい。
自宅でのデスクワークが多い、というのであれば。環境整備は大切です。生産性を上げるために、あるいは、作業効率を落とさないために。
というわけで、自宅でのデスクワークが多いわたしが(自宅兼事務所)、自宅デスクワークの環境整備におすすめの投資についてお話をします。
投資ゆえに、おカネがかかるところではありますが、デスクワークが多い人ほど投資回収の機会は多く、投資効率はよいものになるはずです。具体的には、こちらの5つになります↓
- パソコン
- キーボード
- デスク
- ディスプレイ
- Wi-Fi
それでは、順番に確認していきましょう。
自宅デスクワークの環境整備におすすめの投資5選
パソコン
デスクワークで「パソコン」を使う人は多いことでしょう。いまや、パソコンがなければ仕事にならない、という人も多いわけですが。意外と、パソコンにかけるおカネを渋ってしまうものかもしれません。
なぜなら、パソコンを買う「瞬間」には、まとまったおカネが必要になるからですね。たとえば、わたしが先日購入した「MacBook Air」は約 20万円。正直、「高っけぇ…」とおもいました。
でも、毎日使うものですから。2年使うとして、1日あたりに換算すると 20万円÷730日=274円です。こうしてみると、けして高いものではありませんよね。
だからこそ、パソコンは「高いと感じても、充分なスペックのもの」を惜しまず買うのがよい、と考えています。
パソコンの値段もピンキリです。高いパソコンがいくらでもあるように、安いパソコンもいくらでもあります。では、安いパソコンはどうかといえば、やはり「安いなり」なのは当然です。
起動に時間がかかる、動作が重い、頻繁にフリーズする、などなど。それら1回1回の時間はわずかでも、積み重なれば恐ろしい時間になるでしょう。事実、積み重なるのですから恐ろしい。
仮に、1回あたり3秒のロスが、1日に100回、1年続いたとすると… なんと、30時間を超えます。つまり、丸1日以上の時間を失っていることになるわけです。
というわけで、じぶんの作業内容にあわせて、充分なスペックのパソコンを選びましょう。
なお、予備のパソコンを用意しておくこともおすすめします。パソコンが壊れたら困りますよね。でも、パソコンはいつ壊れるかはわかりません。わたしもかつて、なんの前触れもなしにいきなり壊れたことがあります。そのときに、予備のパソコンがなければ大慌てすることになるはずです。
あたらしいパソコンを買って、古いパソコンを予備として取っておく、という「サイクル」がよいのではないでしょうか。
キーボード
ややもすると、キーボードをナメすぎです。なんだ、いきなり? とおもわれたかもしれませんが。みんな、キーボードの違いを甘く見すぎています。
まぁ、以前のわたしがもっとも甘く見ていたわけですが。キーボードなんて、どれもそう変わらないだろう。変わるとすれば「見てくれ」くらいだろう。と、外付けの「Magic Keyboard」を使っていました。
けれども、あるときから「HHKB」を使うようになり、キーボードの違いに気がついたのですね。いったいなにが違うのか? わたしが感じているのは「疲労度」の違いです。
キーボードを替えたからといって、タイピングが速くなる効果はほとんどないようにおもいます。一方で、タイピングを続けることによる疲労の軽減効果は大きい、とおもうのです。
わたしはこうして、ブログやメルマガなどを毎日書いていることもあり、タイピング量はそこそこあると自負していますが、HHKBを使うようになってからはだいぶラクになりました。
もちろん、キーボードの合う合わないは人それぞれです。わたしがよいと感じても、ほかの人はよいと感じないかもしれない、その逆もしかりです。ただそれでも、じぶんに合うキーボードを探してみたほうがいいよ、という話をしています。
たしかに、ノートパソコンのキーボードでも入力はできますし、なんとなく買った外付けキーボードでも入力はできます。ですが、それがベストかどうかはわかりません。ぜひいちど、ベストを探してみることをおすすめします。
ちなみに、わたしがいま使っているのはこちらです↓
デスク
続いてはデスク、つまり、机です。デスクに投資って、どういうこと? 高級なデスクを買えということ? いいえ、違います。わたしのおすすめは、スタンディングデスクです。文字どおり、スタンディングで(立って)使える机になります。
スタンディングデスクにもいろいろありますが、電動で天面の高さを変えられるタイプがおすすめです。スタンディングデスクを使う目的は、「座りっぱなしをやめる」ことにあります。
長い時間、座りっぱなしの作業はよくありません。1時間座り続けることで寿命が22分縮まる、なんてハナシもあります。それはともかく、座りっぱなしで「血流が悪くなる」であろうことは想像できるはずです。同じ姿勢でいるのもよくありません。カラダが凝り固まってしまいますから。
そこで、スタンディングデスクです。あるていど座る時間が続いたら、次は立って作業をしてみる。気分転換にもなりますから、集中力を維持しやすくなる効果もあるでしょう。
というわけで、なんども天面を上げ下げするのであれば、電動タイプ一択です。手動タイプもありますが、たぶん、上げ下げがめんどうになってしまい、スタンディングデスクのよさを活かしづらくなるものと想像します。
よいイスを買うのであれば、まずはデスクのほうから検討してみるのはいかがでしょうか。わたしがいま使っているのはこちらです↓
ディスプレイ
ここでいう「ディスプレイ」とは、外付けのディスプレイ(モニター)です。ノートパソコンの画面領域は狭いので、外付けのディスプレイを使っている人は少なくないでしょう。
では、ウルトラワイドモニター(一般的な製品よりも横幅が長いもの)を使っている人はどうか? といえば。割合としては、それほど多くないのではないでしょうか。かくいうわたしも、使いはじめて半年ていどです。
とはいえ、いちど使いはじめたら、ふつうのディスプレイにはもう戻れません。それくらいのよさがウルトラワイドモニターにはあります。
単純に横幅が長いので、画像ビューアとExcel、ブラウザとテキストエディタなど、2画面を並べて作業をするときにも窮屈感がありません。
それなら、ディスプレイを2つ並べればいいだろう? とおもわれるかもしれませんが。ディスプレイとディスプレイのあいだには、ベゼル(ディスプレイの縁)や、空間的な隙間ができたりもするでしょう。すると、目障りなうえに、首や視線を大きく動かさなくてはいけません。疲労の原因にもなるところです。
そう考えると、1枚のディスプレイで完結できる、ウルトラワイドモニターへの投資は悪くないものと考えます。ふつうのディスプレイより若干高めではありますが、投資するだけの価値は十分です。
わたしがいま使っているのはこちらになります↓
ウルトラワイドに加えて、曲面(内側に向かって湾曲)です。曲がっている分、両端が見やすい、首や視線の動きを抑えられるメリットがあります。
Wi-Fi
さいごは、Wi-Fiです。パソコンを使うのであれば、Wi-Fiも必須ですよね。ところが、そのWi-Fi環境が悪いとなると、問題やストレスになるでしょう。
コロナを経て、オンラインでの打ち合わせや面談も増えました。とはいえ、実際にオンラインで繋ぐと、「相手の通信環境が悪すぎる…」というケースが、けして少なくありません。
まずは、自身の通信環境を確認してみるのがよいでしょう。ネットで「通信速度 測定」などと検索すれば、測定できるサイトが見つかります。
通信速度には、上りと下りがありますが、基本的には「下り」が重要です(上りは、データを送る速度。下りは、データを受け取る速度)。
ちょっとメールをしたり、ネットを閲覧するていどならば、それほどの通信速度を要しませんが、動画を視聴したり、オンライン通話(Zoom、Skypeなど)をする場合には、50mbpsくらいの速度が出ていると安心です。
ちなみに、オンライン通話やオンラインゲームをするときには、上りの速度も重要になります。あとは、Ping値(応答速度)やJitter値(速度のゆらぎ)なんかも影響しますね。
通信速度を確認したうえで、問題があれば、プロバイダーの見直し、ルーターやケーブルの見直しをしてみましょう。プロバイダーがよくても、ルーターやケーブルの性能が不十分なケースもあります。
わたしがいま使っているのはこちらです↓
上記ルーターだけだと、全室をカバーしきれないので、こちらを利用して「メッシュWi-Fi」環境にしています↓
なお、ルーターもまた突然に壊れますから、予備が用意されていると安心です。いま予備がないようであれば、新しいルーターを買って、古いルーターを予備にしておくとよいでしょう。
まとめ
自宅でのデスクワークが多い、というのであれば。生産性を上げるために、作業効率を落とさないために、デスクワークの環境整備におすすめの投資がありますよ。というお話です。
- パソコン
- キーボード
- デスク
- ディスプレイ
- Wi-Fi