ひとり仕事をはじめてから6年7ヶ月。ひとり仕事をはじめてから身について良かったスキルについて、身につくまでの過程や方法もふまえてお話をします。
スキルなどというと、大げさですが。
会社員をやめて独立して、「ひとり仕事(=誰も雇わない)」をはじめてから6年7ヶ月になります。いまもなんとか生活できているのは、ひとり仕事をはじめてから見についた「スキル」のおかげかもしれません。
スキルなどというと、大げさですが。言いかえるのであれば、「性質」とか「特徴」とか。いずれにせよ、ひとり仕事をはじめたことをきっかけに身についたスキルが、いまのじぶんを助けているのだと考えています。
では、そのスキルとは? 具体的にはこちらです↓
- 習慣化するチカラ
- 前を向くチカラ
- 挑戦するチカラ
これらについて、スキルが身につくまでの過程や方法などもふまえてお話をしていきます。
ひとり仕事をはじめてから身について良かったスキル
習慣化するチカラ
悪い習慣を断ち、良い習慣を続けたい。というのは、多くの人が考えていることでしょう。なかなかできないことだからこそ、多くの人がそう考えている… ということでもあるはずです。
わたしもまた、昔からずっと考えています。で、いまはどうか? というと。その昔に比べれば、だいぶ「習慣化するチカラ」が身につきました。
たとえば、こうしてブログを毎日更新し続けています。ほかにも、運動や読書、勉強、じゅうぶんな睡眠といった「良い習慣」を身につけることができました。
ちなみに、毎日まったく途切れることなく続いている、というものばかりではありません。たまには、サボってしまったり、やむをえずできなかったりすることはあります。それでもまた、すぐに再開できるのは、「習慣化するチカラ」が身についてこそです。
では、どのようにして身につけたのか? 大きく2つあります。1つは「シングルタスク」、もう1つは「記録」です。
シングルタスク
ここで言う「シングルタスク」とは、「日々のタスクを1つずつ、連続してつなげること」です
わたしは、毎朝、向こう24時間(翌朝起きるまで)のスケジュールを立てています。タスクを1つずつ、予定の所要時間を決めて、24時間に収まるように順番に並べていくのです。
あとは、そのスケジュールに沿って、1つずつ順番に実行していきます。スケジュールは連続してつながっているため、原則、「余計なことはできない(寄り道ができない)」のがメリットです。
タスクの1つ1つを「良い習慣」と捉えるのであれば(実際には、すべてのタスクが良い習慣ではありませんが)、シングルタスクによって、良い習慣の連鎖をつくることができます。
なお、ツールとして利用しているのは、TaskChute Cloudです。ご興味あれば、こちらの記事もどうぞ↓
記録
わたしは、習慣に関しては実行の「記録」をつけています。きょうは実行できたのか? どのくらい実行できたのか? といった記録です。
言うまでもありませんが、記録があると、じぶんの励みになります。実行し続けていることがわかれば「自信」になり、実行できなかった日があると「居心地の悪さ」を感じて奮起するものです。
ということはわかっているはずなのに、記録をつけていない人が少なくありません。つけたくてもつけられないのであれば、「記録をするための時間」を用意していなからです。
前述したとおり、1日のスケジュールを立てるときに「記録をするための時間」も織り込んでおくとよいでしょう。わたしは、夜のルーティーンとして織り込んでいます。
前を向くチカラ
ひとり仕事のデメリットとして、「励ましてくれる人がいない(あるいは少ない)」ということが挙げられます。
いっぽうで、会社勤めをしていると、上司や同僚、部下などから励ましてもらえたりするものです。また、直接的に励ましてもらえないまでも、がんばっている仲間を身近に目にすることで励まされることもあるでしょう。
そういった機会に恵まれない「ひとり仕事」の場合にはどうするか? 「前を向くチカラ」を身につけることが役立ちます。じぶん自身でじぶんを励ますチカラ、前向きな気持ちを整えるチカラです。
では、どのようして身につけたのか? 「口グセ」をつくることです。具体的には、「まぁ、いいや」「それはさておき」「命まで取られるものでなし」など。
そんなのただの精神論だ、といわれるかもしれませんが。その「精神」が大事なのですね。後ろ向きな気持ちや、不安な気持ちなどを抱えていると、良いパフォーマンスを発揮することはできません。
すると、生産性が下がったり、ミスが増えたりして、ますます状況は悪くなります。悪循環です。そんな悪循環を断ち切るには、過去は過去のものとして、前を向くチカラが大切だと考えています。
なにかミスがあったとしても、「まぁ、いいや」と割り切る。「それはさておき」と気持ちを切り替える。大きなミスだったとしても、「命まで取られるものでなし」と開き直る。
もちろん、きちんと「反省」することは必要ですが、いつまでも「後悔」を引きずっているのはよくありませんよね。なので、「後悔」を断ち切るための口グセでもあります。
加えて、前を向くチカラを増幅させるために、「ウォーキング」や「ランニング」がおすすめです。わたしも、モヤモヤしたときほど、よく走るようにしています。
ウォーキングやランニングをすると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が促され、ストレス軽減に役立つことがわかっています。また、セロトニンは、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を促すことから、よく眠れるようになるのもメリットです。
良い睡眠は、メンタルの安定につながりますから、前を向くチカラにも貢献します。逆に、睡眠不足は、メンタル不調の原因にもなりますから、なんとしても避けたいものです。
だからこそ、運動やじゅうぶんな睡眠の「習慣化」にも取り組んでいます。
挑戦するチカラ
挑戦するチカラも、ひとり仕事には欠かせません。じぶんひとりだけで、同じことをし続けていれば、そこに成長はありません。
いまは変化が速い時代でもありますから、成長できないどころか、置いてけぼりになってしまいます。じぶんだけが置いてけぼりを食えば、結果、後退ということになってしまうでしょう。
まぁ、それはさておき、「挑戦する」こと自体が、ヒトにとっての幸せでもあります。
挑戦とは、あたらしいことを試してみること。試した結果は、必ずしもうまくいくものではありませんが、だからこそ、うまくいったときには幸せを感じるわけですね。その幸せの正体は、「きのうのじぶんよりも成長できた、という喜び」です。
などと偉そうに言っていますが、わたし自身、挑戦することができなかった過去があり。おかげで(?)、挑戦を苦手にするようにもなってしまいました。
でも、ひとり仕事をはじめたことがきっかけで(ひとり仕事をはじめること自体が、大きな挑戦)、挑戦するチカラを少しずつ身につけることができました。
挑戦といっても、誰もがびっくりするようなスゴいことばかりではありません。むしろ、他人から見たら「え〜、そんな小っさなことなのぉ?」とバカにされるようなことかもしれません。
別に、それでかまわない、とおもっています。繰り返しになりますが、幸せは「きのうのじぶんよりも成長できた」かどうかだからです。他人は関係ありません。
だから、わたしにとっては「いままで通ったことのない道を歩いてみた」とか、「入ったことがないお店に寄ってみた」くらいのことでも挑戦のうちです。
そういう小さな挑戦の「積み重ね」が、次の挑戦の原動力になり、少しずつ大きな挑戦もできるようになっていくものと考えています。では、挑戦するチカラを身につけるにはどうするか?
1つは、「ルール化」です。わたしは、毎日1つ以上、あたらしいことを試すことをマイルールにしています。で、その結果を「記録」に残すことで習慣化をはかってきました。
また、前述した「前を向くチカラ」も、挑戦するチカラには必要なものです。逆に、後ろを向いているようだと、人間、あたらしいことを試してみようなどという気は起きないものでしょう。
前を向くチカラを身につけることは、挑戦するチカラにもつながります。
まとめ
ひとり仕事をはじめてから6年7ヶ月。ひとり仕事をはじめてから身について良かったスキルについて、身につくまでの過程や方法もふまえてお話をしました。
お気づきのとおり、どのスキルも「ひとり仕事」かどうかにかかわらず、あればじぶんの役に立つものです。いまは不足しているスキルで「これから身につけたい」というときに、本記事の内容がご参考になりましたらうれしくおもいます。
- 習慣化するチカラ
- 前を向くチカラ
- 挑戦するチカラ