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2022年/読んでよかった本10冊を名言とともに

2022年/読んでよかった本10冊を名言とともに

2日に1冊のペースで読書をするわたしが、2022年に読んでよかった本 10冊を、それぞれの名言とともに振り返ります。

目次

たくさん読めばいい、わけではないけれど。

きょうは、2022年12月31日。年の瀬も年の瀬、大晦日です。ことしもさいごということで、2022年の読書から「おすすめ本」をご紹介します

ちなみに、わたしは「2日に1冊」の読書を目安にしています。もちろん、「たくさん読めばいい」ということではありませんが、アウトプットを続けるためにはインプットも必要です。それに、わたしにとって読書は、「好きなこと」のひとつでもあります。

まぁ、それはそれとして。2022年に読んだ本のなかかから、独断と偏見で「おすすめ本」を 10冊選んでみました。こちらです ↓

2022年/読んでよかった本10冊を名言とともに
  1. 僕の人生には事件が起きない
  2. 君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉
  3. 仕事に悩む君へ はたらく哲学
  4. やるか、やるか 超ストレスを一瞬でゼロ化する方法
  5. ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
  6. 「週4時間」だけ働く。
  7. 自分を変える方法─いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学
  8. YOUR TIME ユア・タイム: 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術
  9. 運転者
  10. Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ! 】

このあと、それぞれの本を名言とともにご紹介していきます。ご興味あるものがあればぜひ。どれも、おすすめの1冊です。

2022年/読んでよかった本10冊を名言とともに

1.僕の人生には事件が起きない/岩井勇気さん著

お笑い芸人・ハライチの岩井勇気さんによるエッセイ本です。書籍タイトルのとおり、事件が起きない人生のハナシが続きます。そんな「事件が起きない人生」というのは、実は多くの人にとっての人生でもあるでしょう。岩井さんは言います↓

日常生活に、いつもやらないことを少し加えるだけで全然違う風景に見える。

僕の人生には事件が起きない/岩井勇気さん著より引用

つまり、どんなに平凡な日常であったとしても、「楽しめる角度」というものは確実にある、ということですね。いやいや、確実だなんて言えます? と、おもわれるかもしれませんが。

上記の名言のあとには、次のように続きます。「あんかけラーメンの汁はそれを教えてくれた気がした。」というわけで、あんかけラーメンの汁ていどでも、日常は変えられる。

って、どういうこと? と気になるようでしたら、続きは本書にて。

2.君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉/ローランドさん著

ホスト・ローランドさんが書かれた本で、「もしかしてチャラい内容なんじゃないの?」と、おもわれるでしょうか。はい、おもっていたのはわたしです。が、よい意味で裏切られました。人生にも、ビジネスにも役立つ良書です。

自分は、常に自分の味方であれ。

君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉/ローランドさん著より引用

これは、ローランドさんが大事にしてきた言葉だそうです。どんなことがあっても、自分だけは自分の味方でいたし、そうすることはできるはず。ところが、多くの人は「自分で自分を責めてしまう」ことがあります。

ほんとうのポジティブとは何なのか? ポジティブであるとはどういうことなのか? を考えさせられる1冊です。あわせて、『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』も読んでみるのが、いっそうおすすめ。

3.仕事に悩む君へ はたらく哲学/佐藤優さん著

どちらかと言えば、「若い人向け」の書籍ではありますが。いまの仕事や働き方に疑問を持っている人であれば、役に立つ1冊かとおもいます。わたしは日々、じぶんの仕事に疑問を投げかけている(あえて)こともあり、面白く読めました。

孤独や不安を覚えるのは、人間が「自由」な存在である限り、仕方のないことなんだということです。

仕事に悩む君へ はたらく哲学/佐藤優さん著より引用

ヒトは、社会のなかで「孤独」や「不安」を感じることがありますが、それは「自由」の代償でもあるということでしょう。わたしはいま、自由を感じていますが、「ひとり税理士(≒ フリーランス)」ということであり、ある意味では孤独です。

本書は、佐藤優さんと、仕事に悩む架空の青年との対話形式で話が進みます。じぶんの姿を青年に投影しながら、じぶんの働き方について、人生について、自問自答をしてみるのはいかがでしょうか。

4.やるか、やるか 超ストレスを一瞬でゼロ化する方法/JINさん著

フィジーカー(≒ ボディビルダー)である JINさんによる、いわゆる「メンタル本」です。やるか、やらないか、ではない。やるか、やるかだ! という、書籍タイトルだけで「くぅ〜っ!」と興奮するのはわたしだけでしょうか。

とはいえ(?)、グイグイな精神論ばかりではなく、繊細な心理面にも数多く触れられています。たとえば、嫉妬心。

嫉妬心は結局、「自分が努力できていない現状の中で、他人の努力を否定したいときに芽生える感情なのだ」と気づけたからです。

やるか、やるか 超ストレスを一瞬でゼロ化する方法/JINさん著より引用

ハッとさせられる言葉ではないでしょうか。結局のところ、「努力が足りないじぶん」に原因があるのですね。わたしみたいに、他人のことが気になってしまうような人は、ぜひ一読されてみるのをおすすめします。

5.ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣/ジェームズ・クリアーさん著

わたしは、習慣を大事にしていて、なかば「習慣化オタク」的なところがあります。などと言うと、「習慣に縛られるなんて不幸だ」みたいなご意見もあるでしょう。ジェームズ・クリアーさんは言います。

習慣は自由を制限しない。自由を作りだしている。それどころか、習慣をうまく活かせない人の多くは自由がほとんどない。

ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣/ジェームズ・クリアーさん著

習慣こそが自由であり、習慣が不十分だから自由が損なわれるのだ、と。そんなこと言うけどさ、習慣化もラクじゃないのよ… と嘆く人たちのために、本書では数々の習慣化テクニックも掲載されています。

習慣化の方法は人それぞれです。各人が、じぶんに合った方法を、実際にさまざま試して見つけだすものだと、わたしはおもいます。その「さまざま」の参考として、本書が役に立つはずです。

6.「週4時間」だけ働く。/ティモシー・フェリスさん

10年以上も前の本なのですけどね、なんだか「いまどき」なタイトルであり、当時の「先取り感」がある1冊です。テーマは、「オールドリッチからニューリッチ」というところにあります。

オールドリッチとは、端的に言うと「おカネ主義」であり、ニューリッチとは「じぶん主義」の人です。では、ニューリッチに生きるにはどうしたらよいか? みたいなことが、4つのステップで書かれています。

1つ取りあげてみると、「Elimination(捨てる)」です。こんなことが書かれています。

毎日毎日いろんなことをやってやろうと思うべきでないし、1分1秒を何かいじくり回している仕事で埋め尽くすようなことはすべきではない。

「週4時間」だけ働く。/ティモシー・フェリスさん著より引用

うっかりしていると、陥っている状況であり。う〜ん、と考えさせられる一文ではないでしょうか。いっぽうで、「私は読書をするとき、2時間以内に行動に移せることに関する章しか読まない」みたいに、即席で試せるアイデアも満載です。

7.自分を変える方法─いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学/ケイティ・ミルクマンさん著

これまた多くの人の悩みである「じぶんを変えたい!」について、行動科学の観点からまとめられた本です。精神論も嫌いではありませんが、精神論ばかりでは説得力に欠けるというもの。精神論の裏付けとしても、科学は大切です。

たとえば、「計画を立てる」ことの意味について、ケイティ・ミルクマンさんは次のように言っています。

何かを考えることに時間と手間をかければかけるほど、そのことは記憶に深く刻み込まれる。

自分を変える方法─いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学/ケイティ・ミルクマンさん著より引用

「計画を立てるなんてメンドーだ」とか、「未来のことなどわからないんだから、計画を立てる意味がない」などというハナシは、的外れであることがわかります。思考が記憶となり、いずれ行動(結果)の差としてあらわれるわけですね。

もうじぶんに言い訳をしたくない。じぶんい言い訳を許したくない、という人におすすめの1冊。

8.YOUR TIME ユア・タイム: 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術/鈴木祐さん著

わたしは習慣化も大好きですが、時間管理も大好きです。そんな人にとって、スルーはできない1冊がこちら。「最後の時間術」だなんて、素敵すぎませんか。わたしは、素敵だとおもいます。まぁ、それはそれとして。

残念ながら、人間の脳は拡散と収束を同時に使えるようにはできておらず、集中力を高めようと思ったら創造性はあきらめるしかありません。

YOUR TIME ユア・タイム: 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術/鈴木祐さん著より引用

というわけで、効率化ばかりを求めていると、わたしたちは「収束」にとらわれて「拡散」ができなくなる。つまり、創造性は発揮できなくなってしまう。これは、効率化のワナでもあります。効率化=常に正義、ではないわけですね。

なぜ、じぶんの時間管理がうまくいかないのか? と悩んでいる人にとっては、救いの書となるかもしれません。

9.運転者/喜多川泰さん著

ここまでの本とは変わりまして、本書は「小説」です。テーマは「運と努力」。その「運」については、次のように書かれています。

運は〈いい〉か〈悪い〉かで表現するものじゃないんですよ。〈使う〉〈貯める〉で表現するものなんです。

先に〈貯める〉があって、ある程度貯まったら〈使う〉ことができる。運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。

9.運転者/喜多川泰さん著より引用

この「運」を巡って、フシギな話が展開されていきます。正直、はじめのうちは少々退屈な展開なのですが、徐々に引き込まれていく… というストーリーです。そして、さいごには「努力」という言葉の、ほんとうの意味を知ることになります。

「報われない努力なんてない」というハナシがありますが。その「意外な意味」とは…? わたしにとっては、目からウロコの1冊でした。あしたから、いや、いまから「努力をしよう!」という気持ちにさせてくれます。

10.Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ! 】/たてばやし淳さん著

小説に続いて、さいごは急な「実用書」です。テーマは、ご覧のとおり「Excel VBA」。マクロ、と呼ばれているものでもあります。人によっては、「うへぇ…」とイヤになるところでしょう。

わたしも得意ではありません。が、継続的に取り組んでいます。VBAによって、「自動化できる」ことがあるからです。手動から自動にできれば、そこに「時間」が生まれます。人にとって時間が有限である以上、自動化には価値があります。

自動化をはかるツールになるのが「プログラミング」であり、プログラミングのなかでも比較的ハードルが低いのが、Excel VBAです。とはいえ、「うへぇ…」な人にとってはけして低いハードルではありません。

そんなわたしでも、この1冊は「さいしょからさいごまで、スムーズに」学ぶことができました。わたしは 10冊以上の Excel VBA入門書を読んでいますが、この本がベストだと言えます。Excel VBAでなんども挫折している人におすすめの1冊です。

まとめ

2日に1冊のペースで読書をするわたしが、2022年に読んでよかった本 10冊を、それぞれの名言とともに振り返りました。ご興味あるものがあればぜひ。どれも、おすすめの1冊です。

    2022年/読んでよかった本10冊を名言とともに
    1. 僕の人生には事件が起きない
    2. 君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉
    3. 仕事に悩む君へ はたらく哲学
    4. やるか、やるか 超ストレスを一瞬でゼロ化する方法
    5. ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
    6. 「週4時間」だけ働く。
    7. 自分を変える方法─いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学
    8. YOUR TIME ユア・タイム: 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術
    9. 運転者
    10. Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ! 】
2022年/読んでよかった本10冊を名言とともに

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