1年の計は元旦にあり、などとは言うけれど。計画を立てるのはメンドーだし、誰にもわからない未来を見据える意味などあるのか…? そんな疑問を解消すべく、「計画を立てる・未来を見据える大切さ」にまつわる名言をご紹介していきます。
元旦のみにあらず、1年の計は元旦にあり
きょうは、2023年1月1日です。「1年の計は元旦にあり」のことわざがあります。つまり、何事もまずは計画を立てることから始めましょう、ということです。
もちろん、元旦に限らず、計画を立てるのは大事なことであり、すなわち、未来を見据えることもまた大事なことだと言えます。行き当たりばったりで失敗をした… ということだってあるはずです。
とはいえ、計画を立てるのはメンドーだし、誰にもわからない未来を見据える意味などあるんかいな…? と、おもわれるかもしれません。
そこで、偉大なる先人の言葉、いわゆる「名言」にふれてみるのはいかがでしょう。同じような思いや疑問を抱えて、そのなかで紡がれたであろう言葉には価値があるものです。
というわけで。昔からちょいちょいコレクションしている名言のなかから、「計画を立てる・未来を見据える大切さ」にまつわる名言をご紹介していきます。行き当たりばったりをあらためる、きっかけになる名言はこちらです ↓
- 未来を考えない者に未来はない。
- 今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない。
- すべての不幸は未来への踏み台にすぎない。
- 過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の枠の中で生きよう。
- 天才? そんなものは決してない。ただ勉強です。方法です。不断に計画しているということです。
- 計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。
- 計画もなく、時間の使い方がただ成り行き任せにされていると、たちまち混乱と無秩序の支配するところになる。
- 最初の計画が失敗したら、次の計画で勝負したらいい。
- 計画が失敗するほど志が堅くなる。天が我々を試しているのだ。失敗を気にする必要などない。
- 変更できない計画は悪い計画である。
計画を立てる・未来を見据える大切さの名言10選
計画・未来にまつわる名言、1つめはこちらから↓
未来を考えない者に未来はない。
ヘンリー・フォードさん / 実業家
名言って、あらためてみると「あたりまえ」だったりするんですよね。でも、そのあたりまえこそが真理であって、多くの人が忘れていたり、見てみぬフリをしているものだったりします。
どうでしょう、あなたは未来から目を背けてはいないでしょうか。ややもすると、目の前の享楽にふけっているだけ… ということはないでしょうか。
もちろん、「いまを楽しむ」のも大切なことです。が、未来から逃げる行為であるとすれば、それは気をつけたほうがいいんじゃないの? と、注意を促してくれる名言です。
にしても、「未来を考える」とはどういうことなのか? 2つめの名言につながります↓
今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない。
ロベルト・バッジョさん / サッカー選手
有名すぎるくらい有名な名言ではありますので、ご存知の方も多いことでしょう。けれども、「知っているの」と「やっている・できる」のとではまったくの別モノですよね。さぁ、あなたは今を戦っていますか?
かく言うわたしもまた、エラそうにしているばかりではなく、今を戦う必要があります。それはそれとして。「今を戦う」とは、前述した「未来を考える」にあたるものだと考えます。
つまり、いまできること・いまやるべきことを理解し、それらを「実行」することが、「今を戦う」ということであり、「未来を考える」ことだと、わたしはおもっているのですがいかがでしょうか。
続いて、3つめの名言はこちら↓
すべての不幸は未来への踏み台にすぎない。
ヘンリー・デイヴィッド・ソローさん /
未来を考えよう、というと。いまが不幸だから、未来を変えるなんてムリ… みたいなハナシがあったりします。でも、「それは違いまっせ」とソロ―さんは言っているわけです。
たしかに、いまは不幸におもえることがあるかもしれない。しかし、それは「いまこの瞬間」の話にすぎず、時間がたってみたら、「あれが分岐点だった」とか、「あのときがあったからいまがある」とおもえるんじゃないの? ということですね。
また、不幸を「材料」にして、あたらしい未来をつくるのは、じぶんしだいということでもあります。
続いて、4つめの名言はこちら↓
過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の枠の中で生きよう。
デール・カーネギーさん / 作家
過去を悔やみ、未来を憂うヒトがいます。まぁ、それがヒトの「さが」だと言えばそれまでなのですが。にしても、過去や未来にとらわれてしまうのはよくないよね、とデール・カーネギーさんは言っています。
悔やんだところで過去を変えられるわけではなく、憂いたところで未来は誰にもわからない。だったら、今日一日を、いまを懸命に生きるのが一番です。その懸命に生きたいまこそが、未来を切り開くものでもあるでしょう。
未来を考えるのと、未来を憂うのとは違います。未来を考えましょう。そして、未来を考えるとは「いまを生きる」ことだ、というのがわたしの理解です。
続いて、5つめの名言はこちら↓
天才? そんなものは決してない。ただ勉強です。方法です。不断に計画しているということです。
オーギュスト・ロダンさん / 彫刻家
ロダンさんは、みなが知っている「考える人」をつくった人です。そんなロダンさんでさえ、「不断に計画」だと言っています。ふつうの人から見れば、ロダンさんは「天才」でしょう。でも、そんなものはないんだ、計画だ、と言うのです。
ちなみに、わたしは「計画とは、努力への覚悟」だと考えています。計画を立てるということは、これから目標に向かって努力する過程を可視化する行為であって、まぁメンドーな行為です。ゆえに、計画には覚悟をともないます。
その計画をするか・しないか、計画できるか・できないかが、結果を左右するのではないでしょうか。
というハナシに関連して、続いて6つめの名言はこちら↓
計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。
サン・テグジュペリさん / 作家・操縦士
あぁ、言っちゃったよ… それを言ったらおしまいよ… という、元も子もない名言です。計画がない目標なんて、ただの願い事なんだからな、とぶった切ってくれちゃってます。実際、そのとおりですよね。
ロケットを飛ばしたいんだ! と言って、なんの計画も無しに飛ばせることはありまえん。ロケットなどとは言わずとも、わたしが税理士になるにあたっても、計画も無しに税理士試験に合格することはできなかったと実感しています。
目標を立てただけで満足をしないようにしましょう、というハナシです。似たようなところで、続いて7つめの名言はこちら↓
計画もなく、時間の使い方がただ成り行き任せにされていると、たちまち混乱と無秩序の支配するところになる。
ヴィクトル・ユーゴーさん / 詩人・小説家
ユーゴーさんは、さらに厳しいことを言っています。計画が無いと、たちまち混乱と無秩序に支配されるんですって。怖いですよねぇ… でも、その怖さから目を背けるように、成り行きに任せていることがあるのではないでしょうか。
もちろん、わたしにだってあります。だからこそ、こういった示唆に富んだ名言を、折に触れて読み返すようにしているのです。
ちなみに、わたしは「時間の使い方」にはこだわりがありまして。毎朝、向こう24時間のスケジュールを「分単位」で計画しています。なんじゃそりゃ? と、おもわれるかもしれませんが。混乱と無秩序を排せるような気がしています、はい。
続いて、8つめの名言はこちら↓
最初の計画が失敗したら、次の計画で勝負したらいい。
ナポレオン・ヒルさん / 作家
計画を立てましょう、というと。計画なんて立てても、そのとおりにはいかない。未来に何が起きるかはわからないんだから、計画を立てる意味なんてないんだ! と、いうハナシがありますね。
そんな人に、ぜひともお伝えしたい名言です。計画がはじめからうまくいく、などとおもってはいけない。ヒルさんは、そう言っているのではないでしょうか。
計画が「確実」でないことなど既知であり、うまくいかなければ、その事実をもとに「修正」して、次の計画を立ててみる。この「繰り返し」によって計画の「精度」は上がり、成功に導かれるようになる。と、わたしは考えるようにしています。
これに関連して、続いて9つめの名言はこちら↓
計画が失敗するほど志が堅くなる。天が我々を試しているのだ。失敗を気にする必要などない。
吉田松陰さん / 武士・思想家
松陰さんも言っています。計画の失敗を気にするな、失敗するほど志が堅くなる。これに対して、計画が無しに場当たり的でいるケースはどうでしょう? ヘタをすると、失敗に気づかないおそれがあります。
はじめに計画があるからこそ、実際との「ズレ」によって失敗を認識できるというものです。しかし、そもそも計画が無ければ、ズレていることに気づかないかもしれません。それってヤバくないですか? ヤバいだろう、とわたしはおもっています。
失敗は悔しいものではありますが、その悔しい気持ちこそが「原動力」になることもあるでしょう。結果、志が堅くもなります。計画どおりにいく、などとは考えずに。それでも計画を立てる意味を大事にしたいものです。
これで、さいご。10個めの名言はこちら↓
変更できない計画は悪い計画である。
プブリリウス・シルスさん / 作家
計画を立てるのは大事なことであり、計画を守るのも大事なことですが。ときには、その計画を「変更」する必要もあります。もともとの計画に「誤り」があることだって、ないわけではありません。
にもかかわらず、かたくなに当初の計画にこだわる… という姿はときおり見られる事象です。いくら計画が大事だとは言っても、さすがに本末転倒だと言えるでしょう。シルスさんは、そこに警鐘を鳴らしてくれているわけですね。
そんなこともあって、わたしは「朝令暮改」という言葉を好んでいたりします。本来、良くないこととして使われる言葉ではりますが、「臨機応変、柔軟に対応する」という趣旨であれば、朝令暮改の姿勢もおろそかにはできません。
もうひとつ、オマケ。11個めの名言を付け足しておきます↓
行動なき計画は消え去る夢にすぎないことを悟りなさい。
オグ・マンディーノさん / 作家・小説家
さんざ、計画が大事だという話をしてきましたが。計画を立てるだけじゃダメなんだぜ、ということもまた、けして忘れてはいけません。計画を立てたら行動せよ。実行せよ。それを、マンディーノさんが教えてくれています。
消え去る夢、というのがいいですね。行動なき計画など、まるで意味はない。それを理解したうえで、計画を立てましょう。そういうことです。意外と陥りやすい落とし穴でもあるので、ゆめゆめ気をつけましょう。わたしも気をつけます。
まとめ
1年の計は元旦にあり、などとは言うけれど。計画を立てるのはメンドーだし、誰にもわからない未来を見据える意味などあるのか…? そんな疑問を解消すべく、「計画を立てる・未来を見据える大切さ」にまつわる名言にならってみるのはいかがでしょうか。
- 未来を考えない者に未来はない。
- 今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない。
- すべての不幸は未来への踏み台にすぎない。
- 過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の枠の中で生きよう。
- 天才? そんなものは決してない。ただ勉強です。方法です。不断に計画しているということです。
- 計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。
- 計画もなく、時間の使い方がただ成り行き任せにされていると、たちまち混乱と無秩序の支配するところになる。
- 最初の計画が失敗したら、次の計画で勝負したらいい。
- 計画が失敗するほど志が堅くなる。天が我々を試しているのだ。失敗を気にする必要などない。
- 変更できない計画は悪い計画である。