ひとり仕事で手に入れることができたもの3つをあらためて

ひとり仕事で手に入れることができたもの3つをあらためて

ひとり仕事をはじめて、もうすぐ7年になります。そんなわけで(?)、ひとり仕事で手に入れることができたもの3つについて、あらためて考えてみました。というお話です。

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2月が来れば思い出す、はるかな繁忙期。

きょうは、2023年2月18日(土)です。この時期になると、毎年思い出します。いわゆる繁忙期。

税理士事務所に勤めていたころ、2月になると土曜日は「出勤日」とされていました。日曜日は、「自主的な出勤日」になっていました。平日は、早朝から深夜まで。家には寝に帰るだけ…

そんなわたしも、2016年4月に独立をして、もうすぐ7年になります。退職することばかりを考えていた7年前とは、環境も状況もすっかり様変わりしました。

というわけで、あらためて実感するのですね。ひとり仕事で手に入れることができたものがある、ということに。具体的には、次の3つです↓

ひとり仕事で手に入れることができたもの3つ
  1. 自由な時間
  2. 好みの場所
  3. 選べる仕事

それではこのあと、これらについて少しお話をしてみます。

ちなみに、だから独立したほうがいい。だから、ひとり仕事のほうが、会社勤めをするよりもいい、などと言うつもりはありません。当然、どちらに「良い・悪い」もないのですから。

ただ、独立してみてわかった世界もある。実際に試してみてわかることもある。そういう話をしたいだけです。もし、あのとき退職しなかったら… わたしにとってはちょっとした恐怖です。

なので、「ひとり仕事を試してみようかな」という誰かのきっかけになれば、との思いはあります。それではいってみましょう。

ひとり仕事で手に入れることができたもの

自由な時間

自由と言っても、「あぁ、暇だぁ!」みたいな自由ではありません。つまり、なにもしなくてもいい時間がたくさんある、というハナシではなく。

むしろ、やりたいことがやりきれないくらいの状況です。では、なにが自由なのか? スケジュールです。スケジュールに自由度がある、という意味での「自由」になります。

たとえば、一般的な通勤時間や勤務時間に、わたしは散歩をしていたりするわけですが。それは、会社勤めをしているときにはなかった自由です。

散歩なんて、休みの日や夜にすればよくね? とおもわれるかもしれませんが、わたしにとっては、朝や仕事のあいまにする散歩が重要なのです。というハナシは、置いといて。

とにもかくにも、スケジュールの自由度が高い。この点で、ひとり仕事は「他人の干渉」が少ないのがメリットです。

会社勤めをしているときには、自分がいかに目の前の仕事に集中したくても、急に話かけられたり、かかってきた電話にでなければならかったり、会議に呼ばれたり…

これは、スケジュールの自由度がとても低い状況ですよね。そういうもんだろう、とそのときはおもっていましたが、ひとり仕事をはじめてからは「そういうもん」でもないことがわかりました。

環境を変えれば、スケジュールの自由度は高められるのです。すると、仕事の生産性は上がりますし、ストレスも減ります。結果として、「フレッシュに活動できる時間」が増えます。

その時間で勉強をしたり、運動をしたり、趣味を楽しんだり。すると、「じぶんの人生を生きているなぁ」と実感しやすくなるようにおもっているのですがいかがでしょうか。

逆に、スケジュールの自由度が下がると、他人の人生を生きているかのような気にもなるでしょう。

もちろん、ひとり仕事だけが正解ではありません。じぶんにとって「自由な時間」を手に入れるにはどうしたらよいか? を、いつも考えるようにしています。

好みの場所

わたしは、独立して以来ずっと、自宅を事務所として仕事をしています。いわゆる自宅兼事務所です。コロナの影響もあって、いまでは自宅仕事の比率が大半になりました。

いうまでもなく、オンラインで面談もできますし、セミナーを開催することもできますし。もちろん、リアルにはリアルの良さがあるわけですが、オンラインで良いことだってあるわけです。

加えて、わたしは自宅の仕事部屋が好き過ぎるので、そこで仕事をすることを好みます。好むだけではなく、実際にそれを実現できるのも、ひとり仕事ならではでしょう。

会社勤めをしていれば、会社に行かねばならないことはあります。わたしもそうでした。毎日毎日、往復2時間ほどかけて通勤をするのは、なかなかに体力・気力を消耗します。

いやいや、通勤時間も有効利用すればいい。というハナシもありますが、それは通勤を前提としているからこそであり、通勤をしなくてもよいのであればハナシは変わってきます。

たとえば読書をするにしても、混んでいる電車で窮屈なおもいをしながらよりも、自宅でゆったり静かなほうがはかどるというものです。まぁ、人によるかもしれませんが、わたしの場合は。

実はこのあたりのことを、わりと多くの人が誤解しているのではないかと推測します。かつてのわたし自身がそうだったのですが、好みの場所ではなくとも生産性は上げられると誤解していました。

まったく上げられないということはないにしても、好みの場所に比べれば、限度があります。だって、めちゃくちゃ他人の声がしたり、話しかけられたりする場所でできる集中は限られていますよね。

なんにせよ、人にはそれぞれ好みの場所というものがあり、ものごとがはかどる場所があります。その場所がどこであれ、ひとり仕事であれば、じぶんにとって好みの場所を手に入れやすいと言えるでしょう。

選べる仕事

そんなのあたりまえじゃん、とおもわれるかもですが。ひとり仕事の場合には、仕事を選ぶことができます。誤解を恐れずに、わかりやすく言うのであれば、やりたくない仕事はやらなくていい。

いっぽうで、会社勤めをしている場合にはそうもいきません。組織に属している以上、求められる役割というものがあります。そして、お給料をいただいている以上、それに応える必要もあるわけで。

僕はやりたくないからやりません、ともいかないのが会社勤めのツラいところでしょう。勤めているうちには気づいているようでいなかったりもしている部分です。慣れとは、かくも恐ろしい。

ひとり仕事をはじめて、仕事を選べるようになると、選べない仕事がいかにストレスフルであるかを実感します。そして、選べる仕事の幸せを実感もします。

ちなみに、いまは「(所得税の)確定申告期間」です。3月15日までは一般に、税理士事務所の繁忙期にあたります。

そんな時期でも、こうして毎日ブログやメルマガを書いていますし、ありがたいことに執筆のお仕事も2件ほどいただいています(締切は3月上旬なので、モロに確定申告期間)。

もしも、わたしが会社勤めをしていて、上司がいれば、「おいおい、モロトメよ。そんなことをしていないで、確定申告をどんどんやりなさいよ」と言われるのかもしれません。

いくらわたしが、書く仕事が好きだからといって、許されるとは限らないわけです。選べる仕事を手に入れたわたしからすると、できることなら戻りたくはない環境だと言えます。

もっとも、仕事を依頼してもらえないリスクもあるのが、ひとり仕事です。そういう意味では、仕事を用意していくれて、その仕事をすれば、お給料をいただけるのは幸せなことだ、という考え方もあるでしょう。

さいごは人それぞれなのですが。「いちど」は仕事を選べる環境に身を置いてみる、というのはわたしがおすすめをできるところです。

まとめ

ひとり仕事をはじめて、もうすぐ7年になります。そんなわけで(?)、ひとり仕事で手に入れることができたもの3つについて、あらためて考えてみました。

これらは、実際にひとり仕事を試してみたからこそ、わかったことでもあります。本記事が、試してみるきっかけになるようであれば幸いです。

試してみて合わなければやめればいい。でも、試しもせずに知らないまま、あとになって後悔することがあれば、それはもったいない。わたしは、そう考えています。可能性を試しましょう。

    ひとり仕事で手に入れることができたもの3つ
    1. 自由な時間
    2. 好みの場所
    3. 選べる仕事
ひとり仕事で手に入れることができたもの3つをあらためて

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