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レビュー/上腕血圧計・パナソニック EW-BU17 アラフィフだし血圧測ろう

レビュー/上腕血圧計・パナソニック EW-BU17 アラフィフだし血圧測ろう

そもそも血圧とは? というハナシや、血圧を測る重要性などにもふれつつ、上腕血圧計・パナソニック EW-BU17をレビューします。上腕式や手首式など血圧計もいろいろです。

目次

サイレントキラーを見逃すな

ことし(2023年)で 48歳になります。完全なるアラフィフです。健康にもいっそう注意が必要な年齢となりました。

で、毎年、健康診断を受けているわけですが。つい先日の健康診断で血圧を測った際に、これまでより高かったのですね(131/85mmHg)。

もっとも、「白衣高血圧」なんてハナシもありますから。つまり、ふだんは正常でも、病院などの慣れない場で緊張をともなうことで、血圧が上がってしまう… みたいな。

とはいえ、油断もできません。

高血圧(病院なら 140/90mmHg以上、家庭なら 135/85mmHg以上)は、「サイレントキラー」とも呼ばれる恐ろしい症状です。自覚症状がないままに、命にかかわるような病気が進行している可能性があります。

たとえば、脳梗塞や心不全など… 怖すぎます。高血圧は、それらの「予兆」であるかもしれないのです。この点で、40〜70歳の高血圧症は「男性 60%、女性 40%」というデータがあります。

じぶんは、だいじょうぶ! と楽観視できる確率でもありません。だったら、ふだんから血圧を測っておくのがいいんじゃないの? と、おもわされた健康診断でした。

ちなみに、わたしは「計測オタク」なところがあり、これまでもスマートリングなんかを使って、いろいろ計測をしています。たとえば、「心拍数」はすでに毎日24時間計測中です。

ところで、心拍数(≒ 脈拍)と血圧とはなにが違うのか? 心拍数を測っているのに、血圧まで図る必要があるのか? 結論、心拍数と血圧は「別モノ」です。

まず、心拍数とは「心臓が拍動する回数」であり、血圧とは「血管内の圧力」をいいます。では、心拍数が多いからといって、必ずしも血圧が高いかというと、そうではありません(相関はある)。

ゆえに、心拍数だけではなく、血圧も測る必要はあるわけですね。大事なのは、早期発見。毎日、継続的に血圧を測っていれば、より早く異常に気がつくことができるでしょう。

と、以上をふまえて、このたび購入して使っている血圧計がこちらです↓

血圧計といってもいろいろです。上腕式や手首式という計測方法の違いもあれば、お値段もピンキリ。そんななかから、調べまくって購入した結果をこのあとレビューします。

パナソニック EW-BU17の良いところ

信頼の上腕式

血圧計の分類として、「上腕式」「手首式」「アームイン型」の3つがあります。

このうち、アームイン型は、病院などに置いてあるやつです。筒状の穴に腕をとおして測定します。精度を考えると、これがもっともよいようですが、なにしろデカいので家庭向きではありません。

というわけで、残るは「上腕式」と「手首式」。このうち上腕式は、「カフ(腕帯)」を腕にとおして測定します。いっぽうの手首式は、手首まわりに機器を取り付けて測定するタイプです。

それぞれ一長一短あるのですが、いっぱんには「上腕式」のほうが精度がよい、と言われています。

これは、「手首式は不正確だ」という意味ではなく、手首式は上腕式に比べてお手軽な分、計測時に「ブレが出やすい」ということらしいです。つまり、計測するのに気を使う必要があると。

そんなわけで、日本高血圧学会が公表している「高血圧治療ガイドライン」においても、上腕式が推奨されています。で、「パナソニック EW-BU17」が、その上腕式です。

カフが装着しやすい

上腕式は、「カフ」を腕にとおして測定することは前述しました。このカフの装着が、ものによってはタイヘンだ(装着しづらい)というのが、上腕式のデメリットです。

この点で、「パナソニック EW-BU17」は、カフの装着しやすさを売りにしています。カフに硬さがあるので(筒状に型がついている)、片手での装着がしやすいのです↓

これに対して、フニャフニャのカフもありますが、それだと装着するのにも手間取ることでしょう。

メンドーだったり、タイヘンだったりすると、測るのもおっくうになるところですから、装着のしやすさは重要なポイントになります。「パナソニック EW-BU17」は、おすすめです。

液晶表示が大きくて見やすい

「パナソニック EW-BU17」の液晶表示は、「これでもか!」というくらいに大きいです。わたしが、もっと若いときであれば「大きすぎでしょう」と敬遠したかもしれません。

が、いまやわたしも老眼です。小さい文字は見えんのです。なので、「パナソニック EW-BU17」の大きな液晶表示には感謝しかありません↓

血圧計のなかには、液晶表示が小さくて、文字も見にくいものがあるようですから、選ぶ際にはそのあたりにも気をつけるようにしましょう。

体動・脈変動を検知してくれる

「パナソニック EW-BU17」は、体動と脈変動を検知してくれます。

測定中に「体動(腕やカラダが動いている)」と、動かしちゃダメよーと教えてくれる。また、「脈変動(測定中の不規則な脈の変動)」があれば教えてくれるのですね↓

パナソニックさんの取扱説明書より抜粋

これらのサインが出たときには、うまく測れていないことがわかりますから、あらためて再測定することで、より正確な計測ができるようになります。これは安心ですね。

見た目がスタイリッシュでよい

医療関連の機器は「白」が多かったりしますが、「パナソニック EW-BU17」はブラウンです。ブラウンといっても、かなり濃いめのブラウンで「もはや黒」だといえます。

なので、見た目がスタイリッシュでよいのではないでしょうか。製品案内にも「リビングにもなじむ シンプルデザイン」とありますので、デザインも1つの売りなのでしょう↓

わたしは常に見た目から入るという「ミーハー」なので、「パナソニック EW-BU17」がすぐに目に止まりました。そういう人には、おすすめだといえますがいかがでしょうか。

わりとリーズナブル

「パナソニック EW-BU17」は、Amazon価格で 5,000円弱です(2023年4月15日現在)。もっと高価格帯のものもありますから、わりとリーズナブルな製品だといえます。

パナソニックというメーカーに、安心感を覚える人であれば、いっそうリーズナブルです。なかには、海外メーカーで安い製品もありますが、なんか不安だ… という人もいることでしょう。

パナソニック EW-BU17のイマイチなところ

1人分しか記録できない

「パナソニック EW-BU17」で、計測データを記録できるのは1人分だけです。2人分を使い分けて記録できる「パナソニック EW-BU57」もあります。3,000円くらい高くなりますが。

はじめは、妻とわたしの2人分を記録したいなぁ、とおもっていたので。そういう人にとっては、1人分しか記録できないのはイマイチだと言えるでしょう。

なお、「パナソニック EW-BU17」は、毎日朝と夜の2回分で、合計 180回まで記録をすることができます。平均値も計算してくれるので、それも参考になるでしょう。

とはいえ、180回をすぎれば記録は上書きされていくのですから、それもどうなのよ…?

スマホ連携ではない

というわけで、どうせ記録をとるならスマホ連携で、アプリに残してくれるといいよねー、とおもうわけです。それなら、過去の記録が上書きもされません。

で、実際に、そのような製品もあるわけですが。いかんせん、高い。上腕式だと1万円超え… みたいな。はじめての血圧計ということもあり、わたしはヒヨリました。

まずは、じぶんでアプリに入力すればいいや、とおもったのですね。この点で、過去の記録をあるていど保持してくれるのは助かります。うっかり入力を忘れても、記録が残っていますので。

単3乾電池を4本も使う

「パナソニック EW-BU57」は、単3電池4本で動きます。上腕式の場合はこれが標準ですが、手首式だと2本くらいだったりもするので、4本は多いかなぁ、とおもわれるかもしれません。

パナソニックさんによれば、単3電池4本で約 1,000回ほど測れるそうです。なお、「パナソニック EW-BU57」は、ACアダプタには対応していません(パナソニック EW-BU57は対応)。

とはいえ、ACアダプタも便利なようでいて不便です。いちいちアダプタセットするのはメンドーですし、持ち運ぶにもジャマですし。なので、ACアダプタはいらん、とおもいます。

持ち運ぶには大きい

「パナソニック EW-BU17」は上腕式であり、手首式に比べると大きいです。たとえば、旅行に持っていこう、というときにはちょっと躊躇する大きさになるでしょう。

いっぽうで、手首式であれば、そこまでではありません。なので、持ち運ぶことを想定するのであれば、「パナソニック EW-BU17」の大きさはイマイチだということになります。

カフのマジックテープが弱い

いっぱんに、カフはマジックテープで止める方式です。「パナソニック EW-BU17」もまたマジックテープなのですが、ちょっと粘着力が弱いのがどうなのか…

パナソニックさんのほうは「少ないチカラで外せる弱粘着性」を売りにしているので、良かれ悪かれということになるのでしょう。また、マジックテープの面積も少なく、腕が太めの人だと、ちゃんと止まらない… ということにもなる感じです。

いちおう、腕の太さが 20〜34cmまで対応とはなっていますが、30cm前後以上になると、ちょっと不安が出そうなマジックテープだ、というのが私見になります↓

幸いにして(?)、わたしの腕は華奢なので、なんの問題もありません。むしろ、快適です。

まとめ

そもそも血圧とは? というハナシや、血圧を測る重要性などにもふれつつ、上腕血圧計・パナソニック EW-BU17をレビューしました。総じて、おすすめの血圧計だとおもいます。

上腕式や手首式など血圧計もいろいろですから、血圧計選びの参考になるようでしたら幸いです。また、健康維持や病気の早期発見のためにも、血圧の継続的な測定をおすすめします。

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