有料メルマガの登録者が少ない・継続率が低い… という振るわない現状について。それでも、いましばらくは粘ってみようと考える理由などをお話ししてみます。
とりわけ振るわない感じになっている。
2023年4月から、有料購読のメルマガ(以下、有料メルマガ)をはじめて1ヶ月ちょっとになります(きょうは、2023年5月7日)↓
独立開業して以来、いろいろと試してはきましたが。そのなかでも「とりわけ振るわない」感じの出だしになっているのが、この有料メルマガです。
登録者が少ないうえになかなか増えないし、次月の継続率もけして高くはない…
はじめに結論を言っておくと、振るわないからといって、すぐにやめるつもりはありません。少なくとも半年ていどはようすを見ながら粘ろうとおもいます(購読者がゼロにならない限りは)。
なぜなら、なにごとも成果が出るまでには「相応の時間がかかる」ことが少なくないから、という理由が1つ。それ以外にも、おもうところがあるので、そのあたりのお話をしてみます↓
- 必要性を理解してもらわねばならない
- 必要な人へのリーチが不足している
- 積極的に退会を促している
もしかしたら、同じような境遇の方が悩んでいるかもしれませんし、これから有料メルマガをはじめようか迷っている方がいるかもしれませんから、ご参考になれば幸いです。
有料メルマガの登録者が少ない・継続率が低くても粘る理由
必要性を理解してもらわねばならない
有料メルマガということは、当然、読者には「購読料の支払負担」が発生します。言うまでもありませんが、無料メルマガとの大きな違いです。
おカネがかかる以上は、費用対効果が気になるわけで、おカネを払う必要性がないと感じれば、そもそも登録はしないし、すでに登録をしている場合には解除にいたります。
ところが、無料メルマガの場合には「どうせ無料だし」とのおもいがあるので、登録へのハードルは低く、登録後の解除についても「どうせ無料だし」、解除する手間のほうがメンドーだったりもするでしょう。
ゆえに、有料メルマガは無料メルマガに比べて、登録者が少なく、継続率が低くなるのはあたりまえです。と、そんなことはわかっていたので「初月無料」を打ち出しもしました。
が、初月無料であっても、本人確認の登録や、クレジットカードの登録は必要なので、これはこれでハードルになっていることでしょう。そこを乗り越える「必要性」はあるのかどうか?
で、わたしが掲げる必要性は「中小企業の社長や、中小企業を支援する士業の方々にとっての、情報収集効率化」です。
日々、ちまたにあふれるニュースのなかから、社長や士業の方々に役立つであろうもの(テーマは銀行融資が中心)を厳選したうえで、わたしなりの解説をつけて毎週のメルマガでお届けします。これにより、社長や士業の方々は、情報収集の手間や時間を減らすことができる、そこに有料の価値がある、という立て付けです。
が、いまの時代、情報は無料でいくらでも手に入るし(それが問題なのですが)、情報の要不要の選別ならばすでにできているとの自覚があるならば(実際にできているかは別として)、有料の価値を感じてもらうことはできません。
それでもなお、有料の価値を感じてもらえるかどうかは、わたしの「日ごろの発信の信頼度」にかかっているのであり、一朝一夕に高められるものではないわけで。やっぱり、時間がかかるよねー、ということになります。
なのでいまは、過去の有料メルマガのなかから、ちょっと抜粋して、無料記事としての公開を試していたりするところです。まぁ、これも浸透するまでに時間がかかるものでしょう。
必要な人へのリーチが不足している
わたしが「有料メルマガやってます」という情報が、必要な人に届いているのだろうか? まだ、じゅうぶんには届いていないかもしれない、と考えています。
いまのわたしが、情報を届けるおもな手段は、このブログとYouTube、あとはTwitterあたりです。ブログはともかくとして、わたしのTwitterアカウントは「ほぼ無力化」していて頼りになりません。
YouTubeは、Twitterに比べればまだまだ!という状況ですが、よくよく考えてみたら、メルマガとの相性にはビミョーなものがあります。YouTubeは「動画」コンテンツであり、メルマガは「テキスト」コンテンツです。
テキストが嫌い、苦手だから動画を見ているのだとすれば、YouTubeでいくらメルマガの話をしたところで、興味関心がわくものでもないでしょう。じゃあ、どうするか?
当然、メルマガと同じく「テキスト」コンテンツでのリーチを増やすこと、です。ふだんから、テキストコンテンツを利用していそうな人たちにリーチできる機会を増やしていこう! というわけで、いまはそのあたりの準備を進めているところです。
と、そんなふうに、やるだけやってみてもやっぱりダメだ… ということなら、いさぎよくあきらめもつきますし、次の挑戦の材料にすることもできます。
ちょっとやってみてうまくいかないからやめる… というのでは、得られるはずのものも得られなくなってしまう、なんておもうのですがいかがでしょうか。
積極的に退会を促している
ありがたいことに、有料メルマガの購読(入会)をしていただいた方々に対して、わたしは折にふれて「退会」を促しています。などと言うと、「アタマおかしいんか?」とおもわれるかもですが。
わたしが利用しているシステム(note)の運営上、毎月1日が課金日であり、購読をやめる場合には「月末」までに退会手続きをする必要があります。これを忘れると、次月も課金です。
とくに、初月無料でお試しで「やっぱりやめよう」と考えていた方が、うっかり退会を失念して次月も課金してしまった… というのは避けたいもので。
初月以降も同じように、「今月でやめよう」と考える方もいるでしょうから、うっかりしないように月末近くには、積極的に退会を促していくつもりです。
結果として、ほんとうに必要としていただける方々だけが残りますから、双方にハッピーでしょう。いっぽうで、多かれ少なかれ、継続率を下げているところはあるかもしれません。
それはそれとして、わたしの有料メルマガは「情報収集の効率化」が価値だと言いました。そもそも、情報収集自体に必要性を感じなければ、効率化もなにもありません。厳選された情報、解説された情報であろうと、かえってジャマだ、ということにもなるでしょう。
しかも、わたしがお送りする情報は「銀行融資」が中心ですから、その情報を不要だとおもわれていれば、やっぱりジャマなだけだ、ということになってしまいます。
この点で、ニーズがどれほどあるのかはつかみかねてもいるわけですが(全然ないかもしれない)、わたし自身は「必要・重要」だと考えているので、有料メルマガとしてはじめてみたしだいです。
ニーズがなかったのであれば、それがわかることは1つの収穫ですし、ニーズはあるかもだけど、わたしの発信自体に問題があるのならば、改善に努めればよいだけのハナシです。というわけで、そのあたりの見極めをすべく、いましばらく粘っていこうと考えています。
まとめ
有料メルマガの登録者が少ない・継続率が低い… という振るわない現状について。それでも、いましばらくは粘ってみようと考える理由などをお話ししてみました。
- 必要性を理解してもらわねばならない
- 必要な人へのリーチが不足している
- 積極的に退会を促している
勇気ある撤退という選択肢もあるわけですが、早すぎる撤退は「チャンスの芽」をみずから摘む行為になることもあるでしょう。というわけで、「しばらくは粘る」のが好きなわたしです。