もうすぐ夏を迎えるいま、おすすめの「夏のおうちコーヒー」を3つ厳選しました。それらのコーヒーをつくるのに、おすすめのグッズもあわせてご紹介していきます。
もうすぐ夏ですね。
コーヒー好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、コーヒーしてますか?
というわけで、もうすぐ夏を迎えるいま(2023年6月18日)、おすすめの「夏のおうちコーヒー」をご紹介します。カフェでいただくコーヒーもよいですが、おうちでのんびりいただくコーヒーもまたよしです。
ひとくちに「コーヒー」と言っても、いろいろありますが。今回は、そのなかから3つ。これぞ! というものに厳選しました。具体的には、次のとおりです↓
- ハンドドリップ・急冷式 / コクがあるのにキレもある
- コールドブリュー(水出し)/ 気がつけばカラになる
- ミルクブリュー(牛乳出し)/ まろやかさの向こう側
これらの「おうちコーヒー」をつくるのに、おすすめのグッズもあわせてご紹介をしていきます。それではさっそく、いってみましょう!
夏のおうちコーヒーおすすめ3選【グッズ紹介付き】
ハンドドリップ・急冷式 / コクがあるのにキレもある
夏のおうちコーヒー、1つめのおすすめは「ハンドドリップ・急冷式」です。その特徴は、コクがあるのにキレもある。って、おいおい、コクとキレは同居しないのでは…? と、おもわれるかもしれませんが。するんだな、これが。
コーヒーが持つ深いコクを引き出しつつ、キレッキレにクリアなアイスコーヒーのつくりかたをお教えします。用意するものは、深煎りのコーヒー豆、ドリッパー、ペーパーフィルター、氷、お湯、サーバー(または耐熱のグラス)、以上です。
なお、コクとキレを存分に引き出すためのドリッパーとして、こちらをおすすめしておきます。HARIO製の「MUGENドリッパー」です↓
こちらのドリッパー、壁面にリブ(溝)がないために、ドリッパーとペーパーフィルターとが密着します。それにより、コーヒーの抽出スピードが落ちるため、コーヒーの成分をより濃く引き出すことが可能です。
注意点としては、お湯を少しずつ、ゆっくりと注ぎ入れること。一気にドリッパーにお湯を注げば、どうしても抽出スピードは速くなります。すると、抽出される成分は少なくなるので、いまいちコクに欠けたものになってしまう…
そのうえで、具体的なつくり方はこんな感じです(1杯分の場合)↓
- コーヒー粉(深煎り・中挽き)15gを用意する
- サーバーに、氷を 100g入れておく
- サーバーに、ドリッパーをセットする
- ドリッパーにペーパーフィルターをセットして、コーヒー粉を入れる
- 30gのお湯をドリッパーに注いで、30〜40秒ほど蒸らす
- お湯 70gをゆっくりと注いでいく(一気に注がず、数回に分けて)
これは、「直接急冷式」と言われるつくり方です。ドリッパーで抽出したコーヒーを直接、氷に当てることで、一気に冷やします。すると、透明度が高いアイスコーヒーにしあがるのです。
逆に、ゆっくりと冷やしていると、にごりの原因にもなりますし、味わいに悪い影響が出るところでもあります。というわけで、「ゆっくりお湯を注ぐ、一気に冷やす」が、コクがあるのにキレもあるアイスコーヒーをつくるポイントです。
コールドブリュー(水出し)/ 気がつけばカラになる
夏のおうちコーヒー、2つめのおすすめは「コールドブリュー」です。水出しコーヒーとも呼ばれます。その名のとおり、水でコーヒーを抽出するつくり方です。抽出と言っても、前述したハンドドリップのような難しさはありません。
コーヒー粉を用意したら、あとは水に浸して放置。以上です。この点で、おすすめのグッズがこちらになります。HARIO製の「コーヒーボトル」です↓
ボトルのなかに、「ストレーナー(ろ過部品)」をセットできるようになっています。そのストレーナーのなかに、コーヒー粉を入れて、水を注ぐ、という手順です。いちおうまとめると、こんな感じになります↓
- ストレーナーのなかに、コーヒー粉(中挽き)を 55g入れる
- ボトル内に、ストレーナーをセットする
- ボトルの注ぎ口から、水を 700ml注ぎ入れる
- 栓をしたら、ボトルを左右に数回振る
- 冷蔵庫に入れて8時間待つ
いや、メチャクチャにカンタンでしょう。テクニックは要りませんので、はじめてでもまったく問題なし。そんなコールドブリューの特徴は、「ハンドドリップにはないマイルドさ」です。
お湯に比べると、水の場合には抽出される成分に違いが出ます。具体的には、苦味や渋みなど。このあたりは、コールドブリューの場合はだいぶ少なくなるために、マイルドで飲みやすいコーヒーだと言えるでしょう。
なので、いっそうゴクゴクいけちゃうんですよね。気がつけば、「あれ、グラスがもうカラじゃないか?」ということになります。飲み過ぎ注意なコーヒーです。
ちなみに、コールドブリューをつくるグッズとしては、同じくHARIO製のコーヒーポットもあります↓
こちらのコーヒーポットは、ストレーナーに「水を少しずつ注ぎ入れる」という手順になっているため、つくるのがちょいメンドーです。さきほどのコーヒーボトルのほうは、一気に水を入れられるのであっという間なのでおすすめ。
また、見た目としても、コーヒーボトルのほうがカッコよくないですか? 見た目もおいしさに影響するものですから、そういう意味でも、コーヒーボトルのほうをおすすめします。
ミルクブリュー(牛乳出し)/ まろやかさの向こう側
夏のおうちコーヒー、3つめのおすすめは「ミルクブリュー」です。お察しのとおり、こちらは「牛乳出し」となります。コールドブリューが水だったのに対して、ミルクブリューは牛乳、という違いです。
もしかすると、これだけでミルクブリューの味がイメージできてしまうかもしれません。ミルクブリューをいちども飲んだことはなくても、「あぁ、コーヒーと牛乳ね」ということであり、カフェオレなんかをイメージするかもしれません。
違います。ぜんっぜん違います。ミルクブリューは、カフェオレとは別モノです。なぜか? カフェオレには「水」が含まれますが、ミルクブリューには含まれていません。水で薄まってはいないのです。
そもそも、カフェオレはお湯でコーヒーを抽出したあと、牛乳と1:1で合わせる飲み物です。なので、水が含まれます。いっぽうで、ミルクブリューは、牛乳だけでコーヒーを抽出するので、牛乳が薄まらずに「まろやかさが全開」です。
ブラックコーヒーに比べれば、カフェオレもまろやかなものですが、ミルクブリューのまろやかさは別格だと言えます。というわけで、まろやかさの向こう側を体験したいあなたにはぜひ、ミルクブリューをおすすめします。
グッズはこちら、HARIO製のミルク出しコーヒーポットがおすすめ↓
コーヒーパックも付いているので、コーヒー粉と牛乳さえあれば、すぐにつくることができます。また、ポットの柄が可愛くてテンションが上がるのもポイント。柄と中身の色合いとがあいまって、できあがりが映えます。
で、つくり方はこんな感じです↓
- コーヒー粉(中挽き)を 40g用意する
- パックに粉を詰める
- パックをポットに入れて、牛乳を 500ml注ぐ
- 冷蔵庫にポットを入れて待つ(8時間くらい)
はい、カンタン。コールドブリューと同じく、テクニックは必要ありません。
なお、ミルクブリューに関しては、どちらかといえば「浅煎り」で「華やかなフレーバー」があるコーヒー豆がおすすめです。牛乳のまろやかさが、より引き立ちます。
この点、カルディの「フローラルモカ」がおすすめだったのですが、どうも最近になって販売終了したもようです。復活を強く望みます。
まとめ
もうすぐ夏を迎えるいま、おすすめの「夏のおうちコーヒー」を3つ、おすすめのグッズもあわせてご紹介してきました。いずれも「異なる個性」をもったコーヒーたちです。
そのときの状況や気分にあわせて、3つのコーヒーを飲み分けてみるのもよいでしょう。夏のおうちコーヒーが、いっそう充実したものになるはずです。