時間がなくて、できなかったわぁ…というときに、できなかったこととは「大事なこと」であるのが多いもの。ではなぜ、大事なことほど先送りしてしまうのか?それを避けるにはどうすれば…
やるべきではないことは、時間がなくてもやっている
時間がなくて、できなかったわぁ…と、反省や後悔をすることがあるのではないでしょうか。もちろん、わたしにもあります。人生を振り返るのであれば、数え切れないくらいには。
では、どんなことができなかったのか?と問われれば。多くの人は、次のような回答になるものとおもわれます↓
- 自己研鑽のための勉強ができなかった
- 趣味を楽しむ時間をとれなかった
- 仕事がおわらず、睡眠時間を削ってしまった
- 忙しくて、運動をすることができなかった
- じぶんと向き合う時間を持てなかった
などなど。いっぽうで、次にように回答する人は「ほぼほぼ皆無」だとおもわれます↓
- SNSをなんとなく見ることができなかった
- ニュースアプリをダラダラ見ることができなかった
- スマホゲームをついついやることができなかった
などなど。つまり、「時間がなくて、できなかったわぁ」ということは、本来は時間がなくてもやるべきことであるいっぽうで、本来やるべきではないことは、時間がなくてもやっているのではないか、ということです。
ではなぜ、わたしたちは(少なくともわたしは)、大事なことほど先送りしてしまうのか。それを避けるためにはどうしたらよいのか。わたしが実践していることをいくつかお話ししてみます。
大事なことほど先送りする僕らがすべきこと
優先度を上げる・確保する
大事なことほど先送りしてしまう理由の1つとして、「優先度が低い」ことが挙げられます。大事なことなのだから、優先度は高いはずなのに、みずから優先度を下げているのです。
たとえば、自己研鑽のための勉強について。「時間があったら、夜にやろう」とかおもっていませんか?でも、日中の予定が延びれば、夜に時間はなくなってしまいます。
というわけで、優先度を上げることを考えましょう。具体的には「先にやる」ことです。わたしは、大事なことほど先にやるようにしています。朝や午前中に済ませる、ということです。
たとえば、このブログ。わたしにとっては大事なことなので、原則、朝のうちに書き上げるようにしています。そのおかげもあって、毎日更新はきょうで2,753日めです。けっこう続いてますよね。
もちろん、ブログに限らず、大事なことでも朝や午前中にできないことはあるわけで。たとえば、「睡眠」です。よく寝ることが大事だとは言っても、朝に起きたそばから寝るのは何か違います。
では、どうするか?「優先度を確保する」ことです。具体的には、1日のスケジュールから、大事なことにかける時間は「あらかじめ天引き」します。
睡眠時間が7時間なのであれば、何時から何時まで眠るのか?22時から5時まで眠りたいのであれば、22時までにベッドに入れるようにスケジュールを組む、ということです。
なので、わたしは朝のうちに、向こう24時間のスケジュールを組むようにしています。そうすれば、ムチャなスケジュールにはなりにくく、大事なことは時間を天引きできるからです。
以上をふまえて、大事なことほど「先にやる」あるいは「あらかじめ天引きする」ことをおすすめします。
余分なものを削る
冒頭、時間がなくても、本来やるべきではないことはやっているものだ、みたいなハナシをしました。それを余分なものだと考えるのであれば、その余分を削るように算段しましょう。
これに関連して、最近は「FOMO」が取り上げられる機会が増えています。FOMOとは、「Fear Of Missing Out」の略であり、「取り残されることへの不安」などと訳される症状です。
SNSが普及したことで、あまりにも広範囲で人と繋がることができるようになった反動か、誰かと繋がっていなければ、じぶんだけが取り残されてしまう…と、感じる人が増えています。
そういった人は、SNSから離れることができず、いずれは依存症にまで悪化するわけです。すると、大事なことをする時間もなくなりますし、大事なことをする意欲も失われてしまうでしょう。
では、どうするか?ありきたりではありますが、まずはSNSと距離をとること。アプリに時間制限を付けたり(スクリーンタイムの機能で)、見るべき投稿を整理する(タイムラインを見ない、ミュートするなど)などは一例です。
また、SNSを通じた他人との比較により、モヤモヤしてしまうこともあるでしょう。だとすれば、モヤモヤするような投稿者は、即ミュートすることです。
いやいや、昔から「憧れ」や「参考」として投稿を追い続けているし…などとおもわれるかもしれませんが。比較の対象とは、時間とともに変わるものだし、変わるべきものだと、わたしは考えています。
昔はモヤモヤしなかったのに、いまはモヤモヤする、ということはあるはずです。だとしたら、比較の対象が変わったのだと考えて、ミュートする。モヤモヤが減れば、その分の時間も生まれるものです。
気力・体力を整える
大事なことを、大事なこととして、あたりまえにやるためには、「気力」や「体力」も重要です。ココロにしてもカラダにしても、疲れていたり病んでいたりすれば、何事もうまくはいきづらくなります。
なので、気力や体力を整えることを、もっと真剣に考えたほうがよい。と、わたしはおもっている派です。わたし自身も含めて、「整える」ことに対して、みんな甘く見すぎています。
睡眠時間は、少なくとも7時間以上は確保しているでしょうか。1回30分くらいの運動を、週に2〜3回くらいはできているでしょうか。意外とできていないから、推奨もされています。
わたしは、トラッカーで睡眠時間を記録しているので、9割9分、7時間の睡眠が確保できているのを確認済みです。1日1万歩以上、1ヶ月100kmのランニング、日々の筋トレも記録しています。
というように、記録をとることで、じぶんに対する言い逃れ(あるていどはやっている、みたいな)をなくし、自信もつけられる(ちゃんと続けられている!)ようにするのはおすすめです。
また、毎日の瞑想も欠かしていません。じぶんと向き合うのも、気力や体力を整えるうえで役立つことですから(科学的な研究からわかっています)、取り入れられるとよいでしょう。
などと言われずとも、睡眠や運動、瞑想が良いことなら知っている!と、おもわれるかもしれません。それでも実践ができないのは、「大事なことほど成果が出にくい」のを無視するからです。
きょう7時間眠ったからといって、きょう30分運動したからといって、きょう10分瞑想したからといって、その効果が「きょう」あらわれることはありません。きょうを積み重ねたずっと先に、「あれ?もしかして、調子良くなったかも」という未来があるだけです。
成果はすぐに出るはず、成果が出ないなら大事なことではない、などと誤解をしないようにしましょう。
まとめ
時間がなくて、できなかったわぁ…というときに、できなかったこととは「大事なこと」であるのが多いものです。ではなぜ、大事なことほど先送りしてしまうのか?
大事なことほど先送りする僕らがすべきこととして、お話をしました。先送りの自覚があるようでしたら、なにか1つでも試してみようとおもえるものがあれば幸いです。