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銀行員には貸したいタイミングがある

銀行員には貸したいタイミングがある

融資を受けたいのであれば、銀行員が「貸したい」と考えているタイミングで依頼をするのがベストです。というわけで、その具体的なタイミングについて、お話をしていきます。

目次

「貸して」と言うよりも…

会社の銀行融資について。会社のほうから「貸して」と言うよりも、銀行のほうから「借りて」と言われたときのほうが借りやすいことはわかるでしょう。

とはいえ、銀行から「借りて」などと言われることはあるのか?もちろん、あります。また、そこまでは言わずとも、銀行員が「貸したい」と考えているタイミングはあるものです。

そのタイミングを社長が理解していれば、タイミングを逃さずに融資を依頼できれば、より融資が受けやすくなります。というわけで、銀行員が「貸したい」と考えるタイミングがこちらです↓

銀行員が「貸したい」と考えるタイミング
  • 借入残高が減っている
  • 平均残高を押し上げたい
  • 預金残高が十分にある

それではこのあと、順番に確認をしてきましょう。

銀行員が「貸したい」と考えるタイミング

借入残高が減っている

長期・毎月分割返済の融資を受けた場合。毎月の返済が進めば、当然、借入残高は減っていきます。この点、銀行は「貸してナンボ」の商売です。減りっぱなしでは困ります。

なので、借入残高が減ってくると、銀行員は「貸したい」と考えるものです。とはいえ、「貸したいからといって、貸せるのか?」とおもわれるかもしれません。

基本的には、貸しやすい状況にあります。なぜなら、いちど貸した実績があるからです。たとえば、ある会社に1,000万円の融資をしたことがあるとしましょう。

その後、会社は滞りなく返済を続けているとすれば、その会社には1,000万円を借りた実績と、返済の実績とができるため、銀行にとっては「信用」になります。

だとすれば、「1,000万円まで(返済してもらった分)なら貸しても大丈夫そうだ」と考えるのが銀行です。なので、銀行も折を見て「また、借りませんか」と融資を持ちかけます。

が、そのタイミングはマチマチであり、借入残高が減ってきた段階で、会社のほうから持ちかけることも可能です。目安は、「当初の借入額に対して、3分の1以上返済が進んだとき」になります。

それよりも返済が少ないと、銀行としては「まだ貸したばかり」との認識が多くなるところです。

なお、いくら残高が減っていても、自社の業績が悪すぎるようだと、銀行も返済してもらえるか不安になりますから、融資が受けにくくなります。

なので、なるべく業績が良いときをみはからって、融資を依頼しましょう。というのは、ふつうの融資と変わりません。せっかくの借りやすいタイミングを、見逃さないことが大切です。

平均残高を押し上げたい

銀行が2月と8月に、融資をしたいと考えることは聞いたことがあるかもしれません。3月と9月が銀行の決算なので、そのときまでに融資残高を引き上げるために、2月や8月に融資セールスが増えることがあるのは事実です。

これとは別に、決算が過ぎた4月や10月にも「貸したい」と考えていることがあります。その思惑は「平均残高を押し上げたい」というものです。

平均残高とは、文字どおり、融資の平均的な残高です。前述した決算のように、銀行では「一時点の残高」が重視されますが、それは瞬間的な残高にすぎません。極端をいえば、翌日には返済されているかもしれない…

だとすれば、銀行は利息収入をえられません。これに対して、融資残高が高水準をキープできていればどうでしょう。言うまでもなく、利息収入も高水準をキープできます。

とうわけで、「融資残高がキープできているか」の指標として、融資の「平均残高」もまた、銀行は重視しているわけです。では、融資残高をできるだけ高くするには?

できるだけ早く貸すことだとわかるでしょう。決算直前の2月に貸すよりも、4月から貸しているほうが、3月末時点での平均残高は高くなります。

その平均残高が評価されるほど(営業目標になっているとか)、銀行員の「早く貸したい」という動機になるものです。4月や9月に融資を依頼することも、狙ってみましょう。

預金残高が十分にある

銀行は「預金残高が十分」な会社を見ると、「貸したい」と考えます。預金がたくさんあれば、ちょっと赤字になったとしても、返済を続けることができるからです。

ところが、社長は「おカネがある会社は、銀行から貸してもらえなのではないか?」と考えます。たしかに、おカネがありすぎれば、銀行もそう考えることはあるものの。

目安として、自社の年間売上高の半分くらいまでの預金残高であれば、融資をしてもらえる可能性はあります。銀行は、安全・安心な融資をしたいからです。

逆に、1ヶ月分の売上高に満たないほどの預金残高だと、銀行は融資を躊躇するようになります。危険で不安な融資になるからですね。このあたり、銀行の考え方を理解しておきましょう。

とはいえ、おカネが十分にあるのに「資金使途はどうするのか?」とおもわれるかもしれません。誤解を恐れずにいえば、そこは銀行側が考えます。貸したければ、銀行がなんとかするわけです。

売上増加の見込みがあるため、増加運転資金として…みたいな。ですから、会社の側でも、売上増加見込みがあるなら、根拠資料(受注書や契約書など)を提示するなどできれば、銀行はより貸しやすくなります。

ちなみに、「おカネがあるのだから、いま借りる必要はない」と考える社長が少なくありません。それでいて、おカネがなくなってから融資を受けようとして断られているのでは、なんとも残念です。借りられるとき、借りやすいときに借りておくことを検討しましょう。

まとめ

融資を受けたいのであれば、銀行員が「貸したい」と考えているタイミングで依頼をするのがベストです。というわけで、その具体的なタイミングについて、お話をしてきました。

社長がタイミングを理解していれば、タイミングを逃さずに融資を依頼できれば、より融資が受けやすくなります。ぜひ、押さえておきましょう。

銀行員が「貸したい」と考えるタイミング
  • 借入残高が減っている
  • 平均残高を押し上げたい
  • 預金残高が十分にある
銀行員には貸したいタイミングがある

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