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銀行融資の勉強は体系的かつ網羅的に

銀行融資の勉強は体系的かつ網羅的に

そもそも銀行融資の勉強をする必要はあるのか?あるとして、どのような勉強をすればよいのか?ポイントは、体系的かつ網羅的な勉強をすることになります。そのあたり、具体的な教材もご紹介しつつのお話です。

目次

体系的・網羅的 ↔ 単発的・断片的

会社の銀行融資について。どうやって勉強したらいいですか?と聞かれることがあります。考え方を1つ挙げるとすれば、「体系的かつ網羅的に」です。

ここで言う「体系的」とは、「イチから(あるいはゼロから)順を追って」という意味であり、「網羅的」とは、「ヌケモレがなく」という意味で、わたしはそれらの言葉を使っています。

では逆に、体系的かつ網羅的ではない勉強とは何なのか?

たとえば、わたしが日々発信をしている、このブログの1つ1つの記事や、YouTubeチャンネルで投稿している1つ1つの動画が挙げられます。

それらは、単発的であり断片的であるのが特徴です。つまり、体系的ではなく単発的であり、網羅的ではなく断片的になりがちである、ということになります。

この点、もう少し深掘りをしていきましょう。

単発的・断片的な勉強の弊害とは

ブログ記事やYouTube動画は、単発的であり断片的だと言いました。

実際、このブログサイトには、銀行融資に関する記事が1,300以上ありますが、全体を「銀行融資」というテーマでくくれば、1つ1つの記事は単発的です。

ネット検索で、たまたまそのうちの1つの記事にたどりついたとして、もし難易度が高めの記事であった場合にはどうでしょう?よくわからないから読むのやーめた、となるかもしれません。

いっぽうで、イチから(あるいはゼロから)体系的な内容であれば、難易度の壁を乗り越えることは可能です。ところが、ブログの特性上、1つの記事に大容量を詰め込むのは得策とはいえません。

これは、YouTube動画も似たようなものです。よって、ブログにしてもYouTubeにしても、単発的な内容による勉強には難しさがある、とおもうのですがいかがでしょうか。

加えて、断片的という問題も抱えています。繰り返しですが、ブログ記事もYouTube動画も、1つ1つの内容量には「相応の限度」があるため、おのずと「ヌケモレ」が生じやすいのです。

ブログもYouTubeも「1投稿1メッセージ」みたいなことがいわれたりもしますし、複数メッセージを詰め込みすぎれば、読者・視聴者の混乱をまねきかねません(あるいは、そもそも見られないか)。

そう考えると、ブログやYouTubeなどの特性でもあり欠点でもある、「単発的・断片的」を補う必要があるわけです。つまり、体系的・網羅的な勉強が必要になります。

体系的・網羅的な勉強=書籍

1つの解決策が、書籍だと考えています。書籍であれば、その特性上、相応の内容量を詰め込めるために、体系的かつ網羅的な内容を実現することが可能です。

なので、銀行融資の勉強をするなら、書籍を利用した勉強をおすすめもしています。とはいえ、他人が書いた本ばかりをおすすめするもナンなので、じぶんでも書きました↓

内容は体系的(イチから順を追って)なので、はじめて勉強する方でも、徐々に理解をしていくことができるはずです。また、網羅的でもあるので、肝心な要素がヌケモレることも避けられます。

単発的な勉強の弊害で、難易度があわずに勉強をやめてしまうのではいけません。断片的な勉強の弊害で、偏った勉強になることで、銀行融資の現場で大失敗をするのも困ります。

ですから、銀行融資の勉強をするときには、まず「体系的かつ網羅的」であることを選びましょう。単発的・断片的な勉強は、体系的・網羅的な勉強の先でこそ活きるものでもあります。

さらに、体系的かつ網羅的に

ここまでの話をふまえて、さらに体系的かつ網羅的な「教材」はないのか?ということであれば…あります。ちょうど、わたしが執筆した書籍が、まもなく発売になるところです(2023年12月19日発売予定)。

なーんだ、セールスのための前フリだったのかよ!と、お怒りになられるかもしれませんが。とはいえ、本書は全500ページにわたり、「体系的かつ網羅的」を1つの売りにしています。

なので、自信をもってご紹介できる1冊でもあり、ご了承いただけますと幸いです。百聞は一見にしかず、全目次を以下に掲載します(クリックで拡大できます)↓

スライド1

というわけで、目次だけでも8ページにわたります。

ちなみに、書籍タイトルは「税理士必携」とあるものの、税理士ばかりではなく、会社の社長であってもお役立ていただける内容です(ごくいちぶに、会計・税金の専門的な話はありますが)。

もともと、税理士が顧問先の社長に対して、銀行融資・銀行対応について「どのようにわかりやすく伝えるか」をできるだけ具体的かつ詳細に書いているため、というのが理由です。

むしろ、社長にこそお読みいただきたい、とも願っています(書籍タイトル的に、それも難しいハナシであるとはおもっていますけど)。

そもそも銀行融資の勉強は必要か

いまさらですが、「そもそも銀行融資の勉強は必要か」という問いについて。実際に、そのような疑問を持たれている税理士や社長がいます。

問いの答えは、もちろん「必要」です。ポジショントークだといわれればそれまでですが、おカネがなくなれば会社はつぶれる、これは事実にほかなりません。

そのおカネを工面する方法の1つとして、銀行融資は有効な手段だといえます。唯一の手段などというつもりはありませんし、未来永劫有効な手段だともおもいません。

ですが、いま現在においえて、中小企業にとっては、まちがいなく有効な手段の1つです。銀行融資をスムーズに受けられる会社と、そうでない会社とのあいだには「差」ができます。

会社が成長するスピードの差、資金繰りの良し悪しの差、社長のストレス(おカネがない…)の差、などなど。その差は、けして小さなものではないでしょう。

というわけで、そもそも銀行融資の勉強は必要だと考えます。本記事が、銀行融資の勉強について、あらためて考えるきっかけになれば幸いです。

銀行融資の勉強は体系的かつ網羅的に

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