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毎日発信で僕が失ったもの

毎日発信で僕が失ったもの

毎日、何かしらの発信を続けています。って、それはそれで時間を使うわけで。だとすれば、失ったものがあるのではないか?と、おもわれていたりもするようなので、そのあたりについてお話をしてみることにしました。

目次

毎日配信で失うものは。

毎日、何かしらの発信をしています。たとえば、このブログ。2016年4月に独立開業したときにはじめて以来、毎日更新を続けています。

ブログのあとにはじめたのが、メルマガです。途中経過はいろいろありますが、いまでは週3回配信のメルマガと、週1回配信のメルマガ(と言いつつ週2回配信)も継続中です↓

ほかには、YouTubeも。2020年4月にはじめて以来、毎週1本、銀行融資・銀行対応に関する動画を配信し続けています。これらを文字数にすると、おおむね「1週間に4万字」くらいです。

ビジネス書が8万字〜12万字くらいなので、ざっくり、1か月にビジネス書3〜4冊分の発信をしていることになります。というと、なかなかのボリュームだとわかるのではないでしょうか。

もちろん、「多けりゃいい」というハナシではありませんが、質を上げるにも相応の量(=トレーニング)がいるものですし、すこしでも多くの人の目にふれてほしいのであれば、やはり量がモノをいうことはあるものです。

おかげさまで、2023年12月には「単著での商業出版」の機会をいただくこともできました。ちなみに、こちらもボリューム多めの全500ページです。一般的なビジネス書の2冊分、といったところでしょうか。

この点、「よくまぁ、毎日毎日発信することがありますね」と、感心をいただくこともありますが。毎日発信は、けして得られるものばかりではなく、失うものもあるわけで。それは、いったい何なのか?

ずばり、時間です。毎日発信を続けることで、その分の時間を使っていることから、発信をしていない状態に比べれば、発信にかけている分の時間を失っていることになります。

発信により失う時間は、けして小さなものではありません。積み上げれば、とんでもない時間にもなるでしょう。いうまでもなく、時間は有限。だとすれば、その時間を失うというのは「致命的」なデメリットではないのか?

それが、そうでもないのです。

時間を失うといっても、失っているのが「失ってしかるべき時間」だとしたらどうでしょう。時間が大事ではあるものの、実は、失ってもかまわない時間もあるものと考えます。

最たるものが、ムダやムラです。

ムダとは、たとえば、ついついダラダラとテレビを見続けてしまう…みたいな。ムラとは、時間的に余裕があるために集中しきれず、生産性がバラついてしまう…みたいな。

そういったムダやムラは、なければないほうがいい時間だというのが私見です(ふつうはそう考えるでしょうが)。とはいえ、わたしも人間ですから(←あたりまえ)、多かれ少なかれムダやムラは生じます。

この点、ムダやムラ以外の時間が増えると、ムダやムラはおのずと削減されていくことに、経験として気が付きました。つまり、いろいろやることがあって忙しいくらいがちょうどいい、ということです。

逆に、時間に余裕があると、ダラダラしたり、集中力が散漫になりやすく。仕事であれば、必要以上に時間を使ってしまう、というのは「あるある」です(いわゆる、パーキンソンの法則)。

なので、毎日発信によって時間を失っているとはいいましたが、失ってしかるべき時間を失っているだけなのだとすれば、むしろ好ましいことなんじゃないの?というのが、わたしの感想です。

人間とは弱いものなので、放っておけばラクなほうに流れます。これ自体は、別に悪いことでも、おかしなことでもありません。ごくごく自然な、人間としての反応だといってよいでしょう。

水が高いところから低いところへ流れるのと、同じことです。それでも、水の流れを止めたいのであれば、「何かする」しかありません。とはいえ、わたしは「止めよう」とおもって発信をはじめたのではなく、毎日発信していたら気づけば止まっていた…という結果論です。

それがいまでは「経験則」として活きていますし、こうしてお話をすることで、誰かのこれからにお役立ていただけるといいなぁ(よし、毎日発信してみよう!とか)、とおもっています。

そうはいっても、犠牲があるか?

毎日発信によって、ムダやムラを失った(正確には、減った)という話をしました。とはいえ、「そうはいっても、犠牲になったものだってあるのでは?」と、おもわれるかもしれません。

たとえば、これまで続けていたことをやめてしまった…とか。毎日発信の時間と引き換えに、何かをやめてしまうというのは、たしかに考えられるハナシでしょう。

ただ、わたしに関していえば、ほとんどありません。向き不向きが原因でやめたことはありますが(たとえば、音声配信)、トータルでみれば、むしろあたらしくはじめたことが増えています。

ブログのあとにはじめたメルマガがそうですし、メルマガのボリュームも当初に比べれば、2倍近くに増えました。また、YouTubeもあとからはじめましたし、動画販売もはじめています↓

プライベートに目を移せば、早寝早起き(7時間睡眠)は守れていますし、定期的な運動(ウォーキング、ランニング、筋トレ)も続けられています。加えて、心身の健康を目的に「瞑想」を日課にしていますが、その時間も以前に比べて倍に増えました。

さらには、昨年(2023年後半)からは急にサウナに目覚め、「3日に1回のペースで通う」のが習慣になっています。今月(きょうは1月21日)もまた、7回ほど通ったところです。きょうも行きたいぞ、と。

ほかにも、「1日2チャレンジ」をマイルールにしていて、ささいなことからそれなりのことまで、毎日2つ以上はあたらしいことを試してみる!という時間も持てています(以前は、1日1チャレンジでした)。

もっとも、わたしが都合よく、犠牲にした何かを忘れているだけ…との疑いを拭い去ることはできませんが。それでも、前述したような状況にはあることから、大風呂敷を広げているということもないでしょう。

そんなわけで。繰り返しになりますが、毎日発信で失った時間は気にするようなものではなく、むしろ、失った時間と引き換えに、有意義な時間を手にすることができた、というお話です。

まとめ

毎日発信で僕が失ったもの、というテーマでお話をしました。ややもすると、都合のよいポジショントークに聴こえたかもしれませんが。わたし自身の正直な感想であるのは、間違いなく。

毎日発信ってツラそうだなぁ、実際にツラいなぁ、と感じている方にとって、今回のお話が「希望」になるようでしたら幸いです。

人の行く裏に道あり花の山。多くの人が避けている道にこそ、おもいがけず大事なモノが見つかるのかもしれない、そう考える派です。毎日配信とは、それくらい奇異なものではあるでしょう。身もフタもない結論ではありますが。

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