初出版から1.5か月で重版までに考えたこと・行動したこと

初出版から1.5か月で重版までに考えたこと・行動したこと

執筆した本が、おかげさまで初出版から1.5か月で重版が決まりました。というわけで、そのあいだにわたしが考えたこと・行動したことについて、お話をしてみます。

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微力ながら、続けてきた。

2023年12月末、初出版の機会をいただきました。わたしが長らく取り組んできた、銀行融資・銀行対応がテーマであり、いまできる全身全霊で書き尽くした結果、全500ページの大容量です↓

それはさておき、出版から1.5か月。先日、重版2刷が決定しました。出版に携わっていただいた方々はもちろんのこと、本書をご購入いただいた方々のおかげです。まずは、感謝申し上げます。

いっぱんに、出版された本のうち重版される割合は1〜2割ていどだそうです。重版によって、またさらに多くの人の手にわたり、少しでも多くの人に必要な情報を届けられるのだとすれば、著者としてこれほど嬉しいことはありません。

そのうえで、初出版から1.5か月で重版にいたるまで、わたしが考えたこと・行動したことについて、お話をしてみようかとおもいます。

ややもるすると、出版されたらあとは売れ行きを祈るのみ!みたいなイメージもあるかもしれませんが。微力ながら、わたしはわたしにできることを続けてきましたし、これからも続けていきます。

そういう意味では、わたしの微力も、重版に貢献したところがゼロではないはずです。

出版がゴールではない

初出版をへて、わたしがまず考えているのは「出版がゴールではない」ということです。むしろ、出版がスタートだ、と言い換えることができます。

すごくあたりまえですが、いくら書店の本が並んだとしても、それが売れなければ意味がありません。ちなみに、ここでいう「意味がない」とは、届けたい情報が届かないという意味でです(売上うんぬん、というおカネのハナシではなく)。

この点、作家・井上ひさしさんが、次のようなことをおっしゃっています↓

書いたから終わったわけではない。
読み手の胸に届いたときに、自分の書いた文章は目的を達成し、そこで文章は終わるわけです。

井上ひさしさん・作家

わたしなりの解釈でいえば、「読み手の胸に届く」とは、じぶんの書いた文章(=本)がまず、読み手の目にふれることであり、それをきっかけに、読み手が何かしらの「行動」を起こすことです。

だとすれば、書店に本が並べばおしまい(ゴール)、というわけにはいかず、何とかして、もっと読み手の胸に届けたいと願うわけです。

というのが、初出版以降、わたしが考えたことであり、いまなお考え続けていることでもあります。とはいえ、考えているだけ・願っているだけではダメなので。わたし自身は、何を行動しているのか?というお話もしてみます。

しつこく告知を続ける

なんともありきたりに聞こえるかもしれませんが、出版について、しつこく告知を続けています。ここでいう「しつこく」とは、継続的に本書に関する情報を発信する、ということです。

X(旧・Twitter)やInstagram、FacebookといったSNSを通じて、以下のような情報を発信してきました↓

  • 出版前の発売予告、出版時の発売報告
  • 出版後、書店に並ぶようすの写真を投稿
  • 出版記念イベントを企画、受付の告知(定期的に複数回)
  • Amazonでの売れ行き(ベストセラーになった、とか)について投稿
  • 著者サインができるように、サインを外注し、書く練習をしてます的な投稿
  • 重版記念イベントの企画、告知 など

加えて、ブログやYouTubeでも、出版にからめた投稿もしてきました。

これらを見て、「そんなに何度も告知をしなくても、伝わるだろう」と、おもわれるかもしれませんが。そうでもないようだということは、しつこく告知を続けることで実感しています。

これだけ告知を続けてきて、発売から2か月近くがたとうとしているいまでも、告知の直後には本が売れているようだからです(Amazonや楽天などであれば、売れたかどうかは推測できる)。

もっとも、1回の告知で売れる冊数は少ないものかもしれません。ですが、大事なことは、その積み重ねであり、わたしにできるのは積み重ねることしかない、ともいえます。

ところで、「しつこく告知をするのもはばかられる…」というおもいもあるでしょう。わたしにもまた、そのようなおもいはあります。けれども、前述したとおり、読み手の胸にまで届けるためには、やれることはやってみよう、という考えです。

それに、こちらがしつこいと感じても、受け手側ではすべての告知を目にしているわけでもありません。たとえば、出版記念イベントも、複数回告知したのに「気づきませんでした」といわれたこともありました。

だとすると、しつこいくらいがちょうどいい、しつこいくらいでもまだ足りない、ともいえそうです。

なお、上記の告知以外にも、試みていることはいくつかあります。そのあたりで成果が出るようであれば、また機会をあらためてお話をさせていただくつもりです。

粛々と変わらず発信を続ける

初出版から重版決定までの1.5か月、告知のほかに行動していること。それは、粛々と変わらず発信を続けることです。

わたしは、ブログ、メルマガ(note)、YouTube、セミナー開催で日々発信をしてきました。それらの実績もあっての、今回の出版だとも考えています。

では、出版にいたったいま、それらの発信をやめてもよいか。やめないまでも緩めてもよいか、といえば。いまのところ、わたしにはそういった気持ちはありません。

だから、出版後も粛々と変わらずに、これまでと同じに発信を続けてきました。これもまた、多からず、重版に貢献したのではないかと推測します。

たとえば、出版の告知を見て、わたしのことをはじめて知った方が「諸留誕って誰だ?」となったときに、SNSのプロフィールなどから、わたしの各種発信をご覧いただくことはあるはずです。

そのときに、日々の発信が「信頼感」になって、「本も買ってみようかな」となることもあるのではないでしょうか。

また、日々に発信自体がきっかけで、わたしのことを知っていただく機会もあるわけで。その結果、「この人、本も出版しているんだ。買ってみようかな」ということもありえます。

だから、ひとりでも多く、読み手の胸に届けるためには、粛々と変わらず発信を続けること。そう考えて、わたしはきょうもまた、こうしてブログを書いていますし、あすも書くつもりです。

まとめ

執筆した本が、おかげさまで初出版から1.5か月で重版が決まりました。というわけで、そのあいだにわたしが考えたこと・行動したことについて、お話をしてみました。

わたしが届けたい情報が、思いが、ひとりでも多くの人に届くように。これからも考え続け、行動し続けていきます。

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