週刊メルマガの配信が50号を迎え、延べ50万字のボリュームとなりました。それはそれで、1つの通過点です。というわけで、現状について考えていることをお話ししてみます。
週刊メルマガ50号・延べ50万字、祝?
2023年4月に、週刊メルマガ(note)をスタートしました↓
そして、きょう(2024年3月10日)が、第50号の配信になります。毎週日曜日の定期配信は、9,000字強のボリュームであり、毎週水曜日の臨時配信は2,000字前後です。あわせて、1万字を軽く超えることから、50号の配信をおえたいまでは延べ50万字ということになります。
ビジネス書に換算すれば、5冊分くらいのボリュームがあるわけで。その点では、「書きも書いたり」といったところでしょう。
ちなみに、本週刊メルマガの購読は「有料(月額980円)」です。では、50万字を執筆するにあたって、採算はとれているのか?といわれれば。何をもって採算というかではあるものの、時給換算すれば、割のよい仕事にはいたっていません。
と聞いて、「えー、1年もたつのに大丈夫なの?」とか、「続ける意味ある?」という考え方もあるでしょう。わたし自身、それは考えもします。
が、それでも、いまなお継続しているのはなぜなのか。そのあたりのところをお話ししてみようかとおもいます。週刊メルマガに限らず、なかなか軌道に乗らない仕事をどう考えるか、という点では「汎用性」もある話です。
それでも週刊メルマガを継続している理由
チカラになりたいし、なれると信じているから
書くことで、誰かのチカラになりたい。と、考えています。好きなことを書いているだけだろう、といわれればそれまでですが。それでも、誰かのチカラになりたいとの思いがあります。
この点、メルマガの発刊からずっと、購読を続けてくださっている方がいるのも事実です。だから、わたしは思いや希望だけではなく、誰かのチカラになれると信じてもいます。
その信じる気持ち、いうなれば「確信」が、それでも週刊メルマガを継続する理由になっているといってよいでしょう。でも、確信だなんて思い上がりなんじゃないの?と、おもわれるかもですが。
自信がないよりはマシかなぁ、というのが私見です。自信がないものを続けるのは難しいものですし、自信がなければ迫力も出ません。迫力がなければ、伝えたいことも伝わらない。
迫力といっても、目に見えてわかる大胆なものばかりではありません。目には見えずとも、物静かな立ち居振る舞いではあっても、おのずと立ちあらわれる迫力もあるでしょう。
言い換えると、迫力とは「説得力」のようなものです。自信がなければ、説得力が出ないことはわかりますよね。なので、わたしは書くうえで、「自信」は大事な要素だと考えるようになりました。
というわけで、「なりました」といっているくらいですから、その昔は、そうではなかったということです。書き続けているうちに、ようやく気づいた。そういうことです。
それはそれとして。「誰かのチカラになりたい」という思いは、わたしにとって「仕事をする意味」でもあります。その思いがなくなるようなら、仕事のやめどきでしょう。
ひるがえって、思いある限りは書き続けたいし、書き続けられるはずだと考えています。
なにごとにも、相応の時間はかかるから
週刊メルマガは、はじめてから約1年だといいました。それでも、採算(時給換算的な面で)はとれていない。これを、「もう1年もたっているのに…」と考えるか、「まだ1年しかたっていない」と考えるか。
もはやいうまでもありませんが、わたしは後者です。なにごとにも、相応の時間がかかる。これは、わたしの経験則の1つであり、ものごとに取り組むときの覚悟にもなっています。
平たくいえば、ちょっとやってみて「できませんでしたー」などとサジを投げるのは早すぎる。ちょっとやってみたくらいでできるのであれば、誰も苦労はしないのです。
とはいえ、時間をかけることが目的なのではありません。早くできるようになるのが、いいに決まっています。ですが、時間をかけなさすぎるうえに、あきらめるのが早すぎるという傾向があるので気をつけましょう。という、注意喚起のハナシをしています。
わたし自身、8年前にはじめたブログから、いまではいろいろな仕事につながりました。最近では、単著で出版をさせていただくこともできました。でも、「最近」です。
ハタから見たら、8年もかかってやっとかい!とおもわれるかもしれませんが、それくらいかかる人もいるし、それくらいかければできる人もいる、ということでもあります。
なにごとにも、「相応の時間」はかかるといいました。ここでいう「相応の時間」が、具体的にどれくらいなのかは、人それぞれです。もっといえば、ものごとによってケースバイケースです。
その時間を、正確に言い当てることはできない以上(たぶん、言い当てられる人はいない)、「あきらめるのが早すぎる」のを、いかにして避けるかが重要になります。
だから、わたしは「なにごとにも、相応の時間はかかる」と、じぶんに言い聞かせているのです。週刊メルマガについては、まだ1年。もう1年というのは、まだ早い。
書くことが好きだから
極論、書くことが好きだから、書き続けている。これを否定することはできません。前述の週刊メルマガのほかにも、もう1つメルマガを書いていますし(週3回発行)、このブログも書いています。
いろいろあわせると、1週間に「最低でも4万字」は何かしらを書いている。このボリュームは、おそらく少数派の部類でしょうし、「税理士」に限定すれば、極めて少数派になるでしょう。
だから何?といわれると困るのですが。じぶんのポジショニングやブランディングという観点では、少数派であることが役立つことはある。そういうハナシであり、実際にわたし自身、書くことを売りにしています。
という前提があると、良くも悪くも採算度外視という一面はあるものです。もちろん、これは書くことに限りません。じぶんのなかにある、何かしらの「好き」を活かせば、行動をし続ける原動力になるはずです。
ところで、「好きなことは仕事にしないほうがいい」とのハナシもあります。これについて、わたしがおもうのは、「好きなことだけを仕事にしないほうがいい」ということです。
嫌いなこともやれ!というわけではありませんが、わたしもまた、書く以外の仕事もしています。別に嫌いなわけではありませんが、一番好きなのは書く仕事です。
だとすれば、書く仕事だけでやっていくのが幸せそうではありますが。書く仕事1本で生計を立てるのもカンタンではありませんし、逃げ場がなくて息が詰まる状況にもなりそうです。
だから、好きなことだけを仕事にはしない。でも、好きなことを仕事にすることをあきらめない。本当に好きなことであれば、そうカンタンにはあきらめないだろうともおもっています。
ウラを返せば、カンタンにあきらめるようなことは、本当の好きではなかった…ということです。
まとめ
週刊メルマガの配信が50号を迎え、延べ50万字のボリュームとなりました。それはそれで、1つの通過点です。というわけで、現状について考えていることをお話ししてみました。
週刊メルマガに限らず、なかなか軌道に乗らない仕事をどう考えるか、という点では「汎用性」もある話かとおもいます。ご参考になるようでしたら幸いです。