メルヴェール箱根強羅(神奈川県・足柄下郡)のロフトツインルームに宿泊しまたので、レポートです。女子会にも家族旅行にも、ワクワクできて、コスパ良しのおすすめ施設でした。ということを、お話ししていきます。
はじめにポイントを列挙しちゃいます
2024年3月下旬、メルヴェール箱根強羅(神奈川県・足柄下郡)に、家族で宿泊をしました。メルヴェール箱根強羅は、箱根登山鉄道・強羅駅から徒歩で5分くらい(強羅駅からの無料送迎もあり)。もちろん、駐車場もあるのでクルマでもOKです。
ちなみに、今回の宿泊は前もって決めていたのではなく、ワケあって急遽、どこに宿泊しようかと探したすえに、前日になって予約をしました。そのような経緯から、正直、あまり期待はしていなかったのですが…(←失礼)
結論、とてもよかった!というわけで、ブログにまとめてみることにしたしだいです。グデグデと話はじめる前に、ポイントを列挙しておくことにします。ご興味があるところだけでもお読みいただければ、です。
- 二段ベッド×2は映えるし快適
- 客室露天風呂付きはアガる
- 美顔器、ヘアアイロンまでアメニティ充実
- 大浴場にはアイスキャンデー
- 薬膳バーで茶・酒・菓子ざんまい
- 映えスポットで女子ウケ抜群なの
- 食事は飲み放題付き(お酒も)
- ワーケーションにもバッチリ環境
- サービスがドライでシステマチック
それではこのあと、順番にお話をしていきます。
メルヴェール箱根強羅を詳しくレポート
二段ベッド×2は映えるし快適
今回宿泊したのは、「ロフトツインルーム」という客室です。この客室を選んだ理由がこれ↓
「これ、」とか言いながら、よくわからない画像ですみません。言葉で説明をすると、部屋のなかに二段ベッドが2つあるのですね(画像だと、手前と奥に1つずつ)。なので、合計4つの独立したベッドがあるということになります。
わが家は4人家族(わたし、妻、大学1年の娘、高校1年の息子)であり、子どもたちも大きいので、ちゃんとしたベッドが4つあるのは助かります。エキストラベッドとかだと、ちょっとツラかったりするものなので。
にしても、二段ベッドって、なんかワクワクしますよね。うん、するする(←無理やりにでも同意を求める)。なお、こちらの二段ベッドは階段で上がります↓
各ベッドサイドには、読書灯とコンセント、USBポートがあるのも便利でよいですね↓
ロフトツインルームの客室面積は47㎡です。それほど広いわけではありませんが、二段ベッドにすることで、その他のスペースも広々と感じられます。共用スペースとして、大きなソファーとテーブルがあるのも良きです↓
このロフトツインルームは「女子会」におすすめ!みたいなフレコミがあるようで。たしかに、楽しそうです。まぁ、男子会だっていいですし(実際に、若い男の子グループもそれなりに)、家族でも楽しめます。
そして、さきほどの画像の奥、扉・窓の先には……客室露天風呂があります。くぅ〜〜、これはアガるよねー。
客室露天風呂付きはアガる
というわけで、ロフトツインルームには「客室露天風呂」まで付いているのがまた魅力です。やっぱり、客室露天風呂ってアガるじゃないですか。うん、アガるアガる(←ふたたび、無理やりの同意を求める)。
後述しますが、メルヴェール箱根強羅には立派な大浴場もあるうえに、客室露天風呂ですから。もう、贅沢三昧というものでしょう。少なくとも、わたしの基準では。で、その客室露天風呂はこんな感じです↓
それほど大きな浴槽ではありませんが、客室露天風呂としては充分でしょう。この日はあいにくのお天気でしたが、天気がよければ、夜は星空も楽しめるようです。
周囲に建物があるので「丸見え?」とおもわれるかもしれませんが、浴槽の奥には「ロールカーテン」が下ろせるようになっています。なので、いったん下ろしたうえで浴槽に入る。そして、ロールカーテンを上げる。というのであれば、問題はないでしょう。
ロフトツインルームには、客室露天風呂とは別に、客室内にユニットバスもあります↓
美顔器、ヘアアイロンまでアメニティ充実
宿泊といえば、気になるものの1つがアメニティでしょう。まず、スゴいなぁとおもったのは、客室内に美顔器のほか、ヘアアイロン(人気のReFa)まで付いていたこと。女性にはとくに、高評価ポイントなのではないでしょうか↓
館内着としては、浴衣が用意されています。客室フロアに浴衣置き場があり、各種サイズ、いろいろな柄の浴衣が用意されているので、じぶんが好きなものを選ぶことができます。選ぶ楽しみがあるのもいいですね↓
なお、浴衣の帯は、客室内にお風呂セット(カゴ、タオルの大・小)として置いてあります。カゴとかあると、大浴場に行くときとか便利ですよねー。可愛らしいカゴに、テンションもアガるのではないでしょうか↓
客室内のユニットバス・洗面には、シャンプー類(コンディショナー、ボディーソープ、フェイス&ハンドソープ)や、歯ブラシその他(クシ、カミソリ、綿棒、シャワーキャップ)も用意されています↓
なお、大浴場にもシャンプー類があるのはもちろん、脱衣所にはフェイスケア類(化粧水、乳液、ヘアトニック)も用意されているので、基本的なアメニティに不足はないでしょう。
大浴場にはアイスキャンデー
メルヴェール箱根強羅のワクワクなポイントとして挙げられるのが、大浴場です。なんと、脱衣所にはアイスキャンデー(フルーツ系)が常備されています。冷凍庫にはアイスキャンデー、そして、冷蔵庫にはお酢ドリンクもあります。
お風呂上がりには、味のあるものが欲しくもなりますからね。アイスキャンデーやドリンクがあるのは嬉しいことです。とくにお子様などは、お風呂に行く楽しみも増えるのではないでしょうか。
で、アイスキャンデーやドリンクばかりではなく、大浴場自体も楽しめます。大きな内風呂(温泉)と、ジャグジー風呂、サウナ・水風呂まで。ただ、露天風呂はないのですよねー。残念っ!
かと、おもいきや。露天風呂なら客室に付いているじゃないか!というわけで、万事OKです。
大浴場には、宿泊中4回ほど行ってみました。チェックイン直後(15時過ぎ)と、夕食後の20時半ごろ、翌朝の6時ごろと7時半ごろ。ほぼ満室のわりには、混雑しているようなタイミングがなかったのもよかったです。
ちなみに、翌朝6時はサウナ室の温度が低かったので、すぐに引き返して7時半に出直しました。前日はじゅうぶんに温かかったのですが、夜中に大浴場を閉めているあいだは熱を落としているものとおもわれます。
なので、7時半に出直したときにも、前日と比べるとまだちょっとヌルいかなぁ…という感じでした。サウナを存分に楽しみたいのであれば、朝よりも、午後から夜にかけてがよいかもしれません。
えっと、それから、脱衣所のロッカーが大きいうえに、カギをかけられるのもGoodです。旅館やホテルの大浴場って、脱衣所にはノーガードのカゴがあるだけで、貴重品は「貴重品ボックスへ」みたいなタイプがありますが。
いやいやメンドーだから…というわけで、ロッカーにも満足をしたわたしなのでした。
薬膳バーで茶・酒・菓子ざんまい
メルヴェール箱根強羅の売りのひとつであろう、それが「薬膳バー」です。完全なる偏見でモノを言いますが、薬膳とかって女性は大好きじゃないですか?あぁ、別に男性も好きな人は好きか。
なにはともあれ、メルヴェール箱根強羅の薬膳バーは、本気度がめちゃくちゃに高い。そのようすがこちらです↓
それぞれの薬膳の名称や効能みたいなものも表示されているのですが、たくさんありすぎて迷う。そして、迷う楽しみに魅了されてしまうことでしょう↓
薬膳バーのポテンシャルは、こんなものではありません。茶菓子だってモリモリの盛り放題です↓
このクッキー類が、本当においしいの。だから、みんなスゴい食べてた。心配になるくらい食べてた。あぁ、ウチもかな。でもしかたない、おいしいうえに「お茶とクッキー」とか最強コンボでしょうが↓
それからね、コーヒー類もあります。ホットにアイス、ブラックもカフェラテもココアもです。なのにね、うっかりとコーヒーマシンの写真は撮り忘れるのが僕なわけ。
ところで、コーヒー類は備え付けの紙コップに淹れるスタイルなので、そのまま部屋に持ち帰りもできちゃったり。お風呂上がりにもコーヒーを…って、お風呂好き&コーヒー好きには、さながら天国のような場所なのです。
ちなみに、薬膳バーの利用は宿泊料金に含まれています。宿泊中は、追加料金なしで薬膳バーを利用できるのです。で、宿泊料金に含まれているのは、薬膳やクッキーばかりではありません。
おまたせ、お酒好きのお父さん!いや、別にお母さんでも、お兄さんでもお姉さんでもいいんだが。なんなら、じいちゃん・ばあちゃんでもいいんだが。とにかく、なんと薬膳酒も飲み放題でございます(ただし、バータイムのみのお酒もあり)↓
でもさぁ、宿泊料金はいくらなのよ?と、そろそろ気になってきましたでしょうか。どうしよっかなー。そろそろ言っちゃおうかなぁ。うーん…まだ言わなーい(←腹が立つかもですが、もうしばしのお付き合いを)。
映えスポットで女子ウケ抜群なの
女子会にもおすすめ、みたいなことは前述しました。その理由として、いわゆる「映え」が挙げられます。メルヴェール箱根強羅のなかには、写真映えするスポットが多いのですね。
すでにご紹介をした客室もその1つであり、「二段ベッド×2」や「客室露天風呂」、「広い空間・大きなソファ」なども、じゅうぶんに写真映えするものとおもいます。また、さきほどの薬膳バーも…↓
わたしの写真の腕がイマイチなので…ですが。撮る人が撮れば、もっと映える写真が撮れるでしょう。こうして写真で見るよりも、実際のほうがよいフンイキだったりもしますので。
それはさておき、ほかにも「AKARIライブラリー」と呼ばれる読書スペース(?)もあります。イサム・ノグチさんというデザイナーの方によるものらしく、やはり、撮る人が撮ればだいぶ映えるでしょう↓
本も置かれていますし、じぶんで本を持ち込んで読書もできますが。なんどか覗いてみたところ、女性グループで記念撮影とかをしていたりもするので、読書スペースとしての実用性には欠けるかもです(笑)
また、メルヴェール箱根強羅のなかには「セルフ写真館」もあります。貸切スタジオのようなものですね。1回20分、550円ということなのでリーズナブル。あいにく、わが家は利用しませんでしたが(お年頃の子どもたちなので難しかろうと…)。旅の思い出に、みなで記念撮影なんかも楽しそうです。
おまけで、フロント(受付)のようすがこちら↓
こじんまりとした宿であり、建物自体はそれほどあたらしくはありませんが、内装はリニューアルもされており、モダンでキレイめにまとめられているのが好印象です(←ナゾの上から目線)。
食事は飲み放題付き(お酒も)
お泊りの楽しみといえば、お食事も。というわけで、メルヴェール箱根強羅のお食事はどうなのか。五感で感じる、モダンな創作和食をテーマにしている旨が、ホームページには書かれています。
夕食は、会席スタイル。特選会席と基本会席があるようなのですが、宿泊予約が直前だったこともあり、わが家の場合は選ぶ余地なく「基本会席」でした。フンイキとしてはこんな感じです(前菜)↓
ご参考までに、この日の献立がこちらです↓
お魚とお肉もあるし、うどんやデザートもある。と、品数はあるのですが、ボリュームとしては少なめです。このあたりは、利用者のレビューにもありましたが「若い人には足りないかも」ということはあるかもしれません。
ただ、あなどれないのは、お酒とソフトドリンクが飲み放題であること。食事を含めて90分制ではありますが、食事の品数やボリュームからみて、90分が短すぎるということもないでしょう。
本当はもっとお酒をいただきたかったのですが、わたしはドライバーにつき、翌日が二日酔いでは困るので。生ビール、赤ワイン、ハイボールの3杯とさせていただきました。って、ちゃんと飲んでるし…というハナシです↓
けちくさいハナシかもしれませんが、食事のときの飲み物というのは、別料金だと意外とおカネがかかるものですよね。正直、なんとなく遠慮してしまう…ということだってあるでしょう。
その点、メルヴェール箱根強羅は、いろいろと宿泊料金に込み込みです。前述の薬膳バーしかり、お風呂のアイスキャンデーやドリンクしかり。そして、夕食時の飲み物しかり。「インクルーシブ」というのも、メルヴェール箱根強羅の売りとされています。
そのうえで、そろそろ気になるお値段にいきましょうか。もちろん、時期によって違いますが。この日は春休みシーズンでしたから、ちまたはそれなりのハイシーズン料金です。そんななか、ロフトツインルームで家族4人の宿泊料金は…
ずばり、75,900円! 1人あたりにすると、1泊2食付きで 18,975円になります。
箱根という立地も考えると、けして高くはないでしょうし(高いところは本当に高い!)、客室露天風呂付きやインクルーシブという点でもだいぶリーズナブルなのではないか、というのがわたしの感想です。
と、ハナシが料金に飛びましたが。朝食のほうも、ご紹介をしておきます。カラダを温める「温活」がテーマらしいです。このあたりも女子ウケがよさそうですよね。献立は、こんな感じ↓
生姜ご飯とか珍しいですし、その場でグツグツつくる親子丼の相性もバツグン。焼き鮭も、ジューシーで美味しくいただきました。おかわりコーナーの本格的なスムージーも良きです。
朝食は45分制ということで「短すぎない?」とおもっていたのですが、ふつうに時間が余りました(笑)そのまま薬膳バーに行き(食堂のとなり)、モーニングコーヒーを。うーん、最高じゃない。
ワーケーションにもバッチリ環境
レジャー的な観点とは別にして、ワーケーションについてもふれてみます。わたしは、こうして毎日ブログを書いていたりもするので、レジャー先でもお仕事をするのはふつうです。いっぽうで、平日に遊びもしていますが。
それはともかく、メルヴェール箱根強羅は、ワーケーションをするにも良かったです。まず、客室内のデスクが広いので、ノートパソコンを広げてラクラクお仕事ができます↓
ドレッサー(化粧台)を兼ねているのでしょうが、2席設けられているあたりも女子ウケのポイントでしょうね。女性の朝は忙しいのです。知らんけど。何はともあれ、客室内のデスクが広いのは快適です。
また、前述の薬膳バーでも、パソコン仕事なんかはできます。ただし、混んでいることもあるので、わたしが利用していたのは「早朝」です。4時半すぎから6時近くまで居ましたけど(もはや、おじいちゃん的に朝型なわたし)、ほかには誰もいませんでした。
また、薬膳茶やコーヒー類をいただくことも可能です。貸し切り状態でこれは最高でしょう↓
あとは、なんといっても「サウナ」でしょうか。仕事→サウナ→仕事→サウナは、無敵ローテーションですから。宿泊先にサウナがあるのは、3日にいちどはサウナ通いのわたしにとっては嬉しいことです。
この日も、朝に執筆仕事をしてからサウナに入って、また執筆仕事をして…と、旅先でもしっかりはかどりました。というわけで、メルヴェール箱根強羅はワーケーションにもおすすめです。
サービスがドライでシステマチック
メルヴェール箱根強羅は、よい意味で、サービスがドライでシステマチックです。
たとえば、食事の時間。夕食も朝食も「2部制」です。この点、チェックイン時にフロントで、お客さまごとに希望を聞いて対応することもあるでしょう。メルヴェール箱根強羅は、「各自スマホでお願い」のスタイルです。
チェックイン時に渡される「QRコード」から、サービスページを開いて、希望の食事時間を選択します。前述のセルフ写真館の予約なんかも、同じサービスページでの対応であり、人手をかけないしくみはイマドキでよいなぁと感じました。
このあたりは、好みが分かれるところで、レビューなどを見ていると低評価につながっているケースもあります(スマホはあまり使わないので、よくわからない!みたいな)。
チェックインも、フロント前のカウンターでスマホを使っておこないます(事前に、チェックイン用QRコードがスマホに送られてくる)↓
QRコードを読み込ませると、レシート的なものがプリントアウトされるので、それをフロントのスタッフに渡します。すると、ほとんど何も説明はなく、まもなく部屋のカギを渡されておしまい。スムーズです。
よくある分厚い施設案内みたいなものも、部屋には置かれていません。案内は、前述のサービスページにあるので、必要ならばそれを見てね、ということになっています。もうみんなこれでいいよね、とわたしはおもいます。
ちなみに、ホテルの会員登録(無料)をすると、その日から「レイトチェックアウト」が無料で利用できるとのこと。通常は10時チェックアウトのところ、11時まで居られましたのでいっそうのんびりできました(チェックインは15時)。
もちろん、会員登録もスマホ対応です。ふだんはあまり会員登録としかしませんが、機会があればまた来たいなぁ、ということもあったので、登録をさせていただきました。それくらいに良い宿だった、ということで。
まとめ
メルヴェール箱根強羅(神奈川県・足柄下郡)のロフトツインルームに宿泊しまたので、レポートしました。女子会にも家族旅行にも、ワクワクできて、コスパ良しのおすすめ施設です。機会があればぜひ!