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300日で100回サウナに通った僕が手に入れたものは余白

300日で100回サウナに通った僕が手に入れたものは余白

気がついたら、300日で100回ほどサウナに通っていました。おいおい、ヒマか?といえば、ただのヒマというわけでもないだろう。だって、余白を手に入れたのだから、というお話をします。

目次

3日にいちどサウナに行く男

2023年の春ごろからサウナに行くようになり、気がついたら「300日で100回」を迎えていました。平均すると「3日にいちど」のサウナ通いです。

おいおい、ヒマか?

と、言われれば否定はしません。実際、サウナに行くにも時間がかかるのですから、3日にいちどサウナに通うのはある意味でヒマ人でしょう。それに、「そんな時間があるのなら、もっと仕事をしろよな!」というハナシもあるでしょうし。

とはいえ、こうして振り返ってみると、300日で100回サウナに通ったことで手に入れたものもあるよなぁ、とおもうしだいです。まぁ、後付け感はあるかもしれませんが、人間だれしも自己正当化が得意であったりします。

それはさておき、いったい何を手に入れたというのか。ひとことでいうのなら「余白」です。

余白にもいろいろある

余白といっても、いろいろ種類はあるもので。そのうえで、いずれの余白も「人生においては大事なものだよなぁ」ということで、列挙してみることにします。

戦略的休憩

心理学的に「ホワイトスペース」などと呼ばれるものです。要は、なんの予定もない・なんもしない時間を作ろうぜ!ということであり、すると、ふだんの高負荷状態にあった脳が解放されて、集中力が回復したり、創造性が高まったりでいいことあるよねー、みたいな。

そのあたりくわしくは、こちらの書籍に譲るとして↓

この点、サウナは完全な戦略的休憩というわけではありませんが(サウナに行くという予定はあるし、サウナ活動をするという行為はともなう)、サウナ中はわりとボーっとしていることが多いので戦略的休憩に近くはあるものと考えています。

現代人は忙しいので、戦略的休憩をとることができない、というか、とろうとしないところが問題です。手段はサウナでなくてもよいですが、じぶんにとっての戦略的休憩を「定期的・継続的」にとるようにするのがよいでしょう。

精神的な逃げ場

生きていれば、いろんなことがあるよねー。と、おもうわけです。そんなときにはやっぱり、逃げ場は必要でしょう。いまのわたしにとっては、それがサウナだったりします。

ちょっとイヤなことがあった…でもまぁいっか、サウナ行こう!みたいな。実際に行くのがいちばんですが、サウナという逃げ場が「存在」していることに、本質的な価値があります。

逃げ場があるからがんばれる、ということもあるからですね。わたしはそれほど精神的にタフな人間ではありませんが、サウナが習慣になって、以前よりはタフになったなぁと感じています。

気のせいじゃねぇの?と言われれば、それも否定はしませんが。気のせいであっても、じぶんが感じていればじゅうぶん、じぶんが信じていればじゅうぶんだということもあるでしょう。

フシギなもので、サウナに入ってたっぷり汗をかき、ヒエヒエの水風呂に浸かり、ぼーっと外気浴などしていると、「ちっちゃいことは気にしなーい」という気持ちにもなれるものです。

緊急時の緩衝

サウナに1回行くと往復の時間も入れて、おおむね3時間くらいかかります。3日にいちどのペースということで、月に10回行くのだとすれば30時間です。これを仕事に換算するとどうでしょう?

もし、1日6時間仕事をするのだとしたら、5日分に相当します。ひと月のうち5日分というのは、なかなかに大量な時間です。では、サウナが必須かといえば、行かなくても生きてはいけます。そういう意味では、必須ではない。

いっぽうで、どうしてもやらねばならない仕事はどうかといえば、ある意味で必須です。仕事相手との約束を守るためにも、生きていくために稼ぐためにもやらねばならない。

そんなときに、時間がないと詰んでしまうわけですが、サウナの5日分を緊急避難的に仕事に回すことができるとしたらどうでしょう。これは助かる…!というハナシです。

つまり、サウナには緊急時の緩衝としての働きもあるのですね。とはいえ、わたしがその緩衝を実際に使用したことはありません。伝家の宝刀はそうカンタンに抜かないからこそ、意味があるのです。

とはいえ余白をどうつくるのか

余白の種類は、細かいことをいえばまだあるのですが。もう飽きた頃合いでしょうから、このくらいにして。とはいえ余白をどうつくるのか、についてお話をしてみます。

余白にもいろいろあって、それぞれに効果があることはわかった。とはいえ、その余白をつくるのが難しい。現代人は忙しいから、戦略的休憩がとれないんだよねーというハナシは前述しました。

では、どうするか?

習慣化する

まずは、習慣化することです。って、それが難しかったりするわけですが。もう少し具体化すると、スケジュールに組み込みましょうということになります。

わたしのサウナ通いの場合には「3日にいちど」というスケジュールでした。記録によれば、最近の100回については以下のとおりです↓

  • 2023年7月 → 8回
  • 2023年8月 → 9回
  • 2023年9月 → 10回
  • 2023年10月 → 10回
  • 2023年11月 → 11回
  • 2023年12月 → 11回
  • 2024年1月 → 11回
  • 2024年2月 → 10回
  • 2024年3月 → 12回
  • 2024年4月 → 8回(26日現在)

はじめのころはいまより少なめでしたが、おおむね月10回のペースです。というように、3日にいちどはサウナに行くよー、というスケジュールを組むところからがスタート。

逆に、スケジュールにも組み込まず、「行けたら行きましょう」のスタンスだと、まずうまくはいかないでしょう。わたしは、それなりの数の習慣化に取り組み失敗してきた自負があるので、わかります。って、自慢にならないか。

なにはともあれ、余白をつくりたいのであれば、習慣化に取り組むことです。そして、まずはスケジュールに組み込むことです。あたりまえなのに、多くの人ができていないことでもあります。

組み合わせる

しかしねぇ、余白をとるのも気が引ける…という声が聴こえてきそうです。とにかく忙しいのだから、余白とか余裕をこいている場合じゃないんだ、みたいな。

その気持ちはわかります。わたしにだって、そういう気持ちがゼロではありません。そこでどうするか?

組み合わせることです。つまり、ほかのこととの組み合わせで余白をとる。わたしの場合であれば、サウナに行くのに往復で走ったり(走るのもわたしの習慣です)、仕事などで出かけたついでに近くでサウナを探したり。

これだと、余白をとるのも少しは気がラクになるというものではないでしょうか。また、ほかの習慣と組み合わせることで、より習慣が強化される効果も期待できます。

わたしの場合、「どうせサウナに行くならついでに走るか」ということであり、これにより、同時に2つの習慣(走る、サウナ)が実行されるわけです。

なので、なにかを習慣化したいのであれば、他の習慣と組み合わせるのは、効果的なテクニックの1つだといえます。余白をとることを習慣化するときには、すでにある他の習慣と組み合わせてみるとよいでしょう。

まとめ

気がついたら、300日で100回ほどサウナに通っていました。おいおい、ヒマか?といえば、ただのヒマというわけでもないだろう。だって、余白を手に入れたのだから、というお話をしました。

本記事が、じぶんにとっての余白を考えるきっかけになるようでしたら幸いです。もちろん、余白はサウナでなくともよいわけで。

300日で100回サウナに通った僕が手に入れたものは余白

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