自宅ではなかなか集中できない、なんてハナシもありますが。わたしにとっては、自宅で仕事が一番はかどる。わたしの性質ばかりではなく、工夫もあるから、というお話をしてみます。
性質ばかりではなく工夫もある
2016年4月から、自宅兼事務所で仕事をしています。いまは2024年5月なので、約8年。一貫して変わらないのは、「自宅での仕事が一番はかどる」ことです。
というか、むしろ、そのはかどり具合はどんどん増しているとさえ感じています。
いっぽうで、世の中の声に耳を澄ませると、「自宅ではなかなか集中できない」ということで、わざわざカフェに出かけたり、コワーキングスペースに出かけたり…も、するそうです。
わたしもまた、カフェやコワーキングスペースには行きますが、それは「気分転換」が目的であったり、移動のあいまの「有効活用」であり、仕事がはかどるからではありません。
そんなこんなで、「自宅での仕事が一番はかどる」のは意外とレアタイプなのかもしれない、とおもっていたりもする今日このごろ。というわけで…
なぜ、自宅での仕事が一番はかどるのかについて、お話をしてみます。単純にわたしの「性質」ばかりではなく、わたしが「工夫」をしていることもあるので、もしかしたらほかの方にも再現性はあるかもしれません。
カフェやコワーキングスペースをはじめ、自宅の外でも仕事をできるようにしておくに越したことはありませんが、自宅が一番はかどることを否定するものではないでしょう。
また、外に出れば、それだけ「時間・おカネ・体力」を要するものです。だったら、自宅で仕事をするほうがよいという考え方もあります。
このあとのお話が、「自宅で仕事」について、いちど見直す機会になれば幸いです。
自宅で仕事が一番はかどる工夫
環境におカネをかけている
自宅であれば、環境をじぶんの自由にできます。カフェやコワーキングスペースなどはじぶんのモノではありませんから、選ぶことはできても、じぶんの自由にはできません。
なお、ここでいう環境とは、端的にいえば「モノ」であり、じぶんに合ったモノをそろえるのにおカネをかけましょう、という話です。すると、生産性も上がるのは当然だとわかるでしょう。
カフェやコワーキングスペースに行けば、おカネもかかります。だったら、そのおカネを自宅の環境に投じたほうがコスパとしてもよいかもしれない、という話でもあるわけです。
言っても、高級品ばかりを買っているのでもありません。ポイントはあくまで、「じぶんに合ったモノ」であるかどうかです。いくつか例を挙げてみます。
まずは、机。座りっぱなしは、生産性を下げる原因にもなるので、立ったり座ったりするのに便利な「電動スタンディングデスク」を使っています。くわしくはこちらの記事を↓
椅子は、ゲーミングチェアを使っています。姿勢を維持しやすく、オットマン付きなので、疲れたら背もたれを倒し、足を伸ばして昼寝もできるのがGoodです。くわしくはこちらの記事を↓s
それから、外付けディスプレイ。ノートPC(MacBook Air M2)を使っていますが、自宅では35インチのウルトラワイドモニターに出力。圧倒的な一覧性は不可逆であり、もうふつうのディスプレイには戻れません。くわしくはこちらの記事を↓
外付けキーボードは、知る人ぞ知るHHKBです。キータッチの感触がじぶん好みであり、ラクにタイピングできるのも気に入っています。そして、こだわりの無刻印。くわしくはこちらの記事を↓
というように、じぶんに合ったモノを自宅にそろえることで、じぶんに合った環境ができることから、結果として、仕事がはかどるようにもなります。
あたりまえといえば、あたりまえのハナシなのですが。意外と、自宅のモノにおカネをかけていなかったり、外に出かけるのにかけるおカネに比べてケチりがちだったり…も、ありえます。
時間管理にこだわっている
自宅ではついついダラダラしてしまう、というのは「あるある」のようです。この点、わたしは「時間管理」にこだわることで、ダラダラをできるだけなくしています(完全にゼロではないですが…)。
具体的には、毎日、朝の時点で「向こう24時間のスケジュールを組む」という方法です。ツールとしては「TaskChute Cloud」というクラウドサービスを使っています。くわしくはこちらの記事を↓
カタチとしては、分単位でスキマなくスケジュールを組んでいますから、ついついダラダラはしづらくなるのですね。
なお、スケジュールの前段階としての「タスク管理」も欠かしていません。タスクを整理、日単位のスケジュールに落とし込み、そのうえで日々のスケジュールにタスクを組み込みます。
タスク管理には「Notion」を使っていて、くわしくはこちらの記事を↓
あとは、精神的な緩みを防止する手段としての「神棚」もあります。結果、仕事部屋では神さまに見られているのだとおもうと、信心深さのないわたしでも、少しは身が引き締まるというものです。
なんとなく、ダラダラもしづらくなります。神棚について、くわしくはこちらの記事を↓
というわけで、自宅での生産性を上げたいのであれば、ついついダラダラを減らせるように、じぶんなりの「時間管理」を工夫することを強くおすすめします。時間管理やタスク管理が「甘すぎる」という人は、少なくありません。
休むときにはしっかり休む
自宅のよいところの1つは、「しっかりと休みやすい」ことです。いっぽうで、カフェやコワーキングスペースなど「人目」があるところでは、居眠りでさえもはばかられるものでしょう。
自宅であれば、居眠りどころか、きちんと横になって休むこともできます。仕事の生産性を上げたいのであれば、休むときにはしっかり休むのは、とても大事なことです。
なので、わたしはよく昼寝をしています。カッコよくいうと「パワーナップ」と呼ばれるものであり、20〜30分の仮眠です(それ以上の昼寝は、逆効果であることが研究でわかっています)。
自宅であれば、前述したゲーミングチェアで横になることもできますし、さらにいえば、寝室のベッドで横になることもできます。これができるのとできないのとでは、その後の生産性には天地の差が出るとの実感です。
なお、昼寝をはじめとした休憩時間も、前述した「分単位のスケジュール」には組み込んであります。休む時間をあらかじめ織り込んでおくと、仕事をし続けてしまう(結果、集中力や注意力が散漫に…)のを避けることもできるでしょう。
昼寝以外でいうと、ランニングやウォーキングなども「休み」のうちです。走る・歩くなどのリズム運動には、メンタルを安定させたり、リフレッシュの効果もありますから。
自宅であれば、すぐに着替えてランニングにも行けるし、帰ってシャワーを浴びることもできるのがメリットです。外にいると、そこまでの自由度はないでしょう。
あとは、瞑想も習慣にしています。最低でも毎日10分の瞑想を欠かしていません。えー、瞑想とかスピ(スピリチュアル)ってるの?と、おもわれる人もいるようですが。
スピどころか、科学的にも効果は証明されているところであり、わたしからすると、「なんで瞑想しないの?」とフシギです。研究によれば、1日5分でも効果はあるそうですから、ぜひはじめてみることをおすすめします。
やはり、自宅であれば、気兼ねなく瞑想もできるはずです。瞑想の方法は「呼吸瞑想」などでググってみると見つかります。
まとめ
自宅ではなかなか集中できない、なんてハナシもありますが。わたしにとっては、自宅で仕事が一番はかどる。わたしの性質ばかりではなく、工夫もあるから、というお話をしてみました。
「自宅で仕事」について、いちど見直す機会になれば幸いです。