文化浴泉(東京都・目黒区区)に行ってきましたので、レポートです。大人気ゆえに混雑しているのですが、それでもととのい確定。そんなことある?という「怪」にして、最高のととのいという「快」を味わえます。
怪にして快を知る
こんにちは、サウナ好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、サウナしてますか?
というわけで、3日に1回のペースでサウナ通いをしているわたしが、きょう紹介するのは「文化浴泉(東京都・目黒区)」です↓
ブンヨクの愛称でもおなじみ、サウナーであればいちどは耳にしたことがあるだろう、人気の銭湯サウナです。いやね、ずっと行きたかったのだけど。平日の営業開始が14時だったので、ずっと躊躇していました。
サウナに行くのは基本、平日の午前中〜昼くらいまで。というのが、わたしのルーティーンなので。って、そんなハナシは知らんがな。ということでしょうから、文化浴泉の話に戻りましょう。
昭和3年創業という老舗ながら、リニューアルによって、昔ながらの銭湯のよさを残しつつも近代的な銭湯へと変化を遂げているのが文化浴泉。「一秒でも長くお客様が居てくれるような空間の提供」とのコンセプトが素敵すぎます。
実際、ずっといたくなるほどよいサウナでした。こんな銭湯が近所にあったら、毎日通いたくなることでしょう。
リニューアルは、数々のデザイナーズ銭湯を手がける「今井健太郎設計事務所」によるもので、銭湯らしからぬ異空間ぶりには度肝を抜かれます。以前行ったことがある「コリドーの湯(東京都・中央区)」や「改良湯(東京都・渋谷区)」なども、同事務所が手掛けていると知り、合点もいきました。
で、平日の営業開始と同時に飛び込むぞ!と気合いを入れていたわたしは、15分前に到着。いちばん乗りでの開店待ちです。その後は、開店までに約10人ほどまで待ち人は増えました。
いよいよ開店。すると、いっせいになだれこむスタイルのようで、いちばんに並んでいた意味はなし(笑)下駄箱でモタモタしていると、あっという間に抜かされていきます。まぁ、いいんですけど。
というわけで、レポートをはじめていきましょう。
文化浴泉を詳しくレポート
はじめに、ちょっとだけ施設情報を。入浴料は520円、サウナは別途500円(バスタオル付き)です。なお、浴室内には、ボディーソープやシャンプーがありません。
なので、わたしは、シャンプーとボディーソープ、フェイスタオルが付いた「手ぶらセット 670円」を選択。この場合、入浴料520円とあわせて1,190円でサウナも利用することができます。
銭湯サウナと考えると、やや高めの価格になったなぁとはおもいつつ。ですが、けして「高すぎる」ということはなく、むしろ「安すぎる」くらいの価格であることは、実際にサウナを利用してみて気がつくことになります。
要は、文化浴泉のサウナは最高だぜー!というハナシです。どのあたりが最高なのか、まずはサ室から。
ジャジーなサ室ってカッコよくない?
サ室(サウナ室)に入ろうとしてまず気づくのが、二重扉です。つまり、サ室に入るまでに二枚の扉がある。なぜか?いうまでもなく、サ室の温度をしっかりとキープするためです。一枚だけだと、どうしても扉の開閉で熱は逃げますから。
というわけで、入口の時点から「ブンヨクの本気」を感じずにはいられません。さらに、本気は続きます。室内に入ると、ジャズミュージックが流れているじゃねーの。おいおい、ここは銭湯だったはずだよな。ジャズって…
こんな感じで、間接照明で適度にほの暗く、サウナストーブまわりもモダンです。ひとことでいって、カッケーです。
場所がらなのか、外国の方もチラホラといますし、客層はかなり若め。全身におしゃれタトゥーの方なんかもいらっしゃいますし、そのあたりでもカッコよさにブーストがかかっていましたねー。わたしは、ただのアラフィフおじさんですけどなにか。
それはさておき、室内はもちろんアチアチです。二重扉にしているくらいですから。この日の室温計は90℃くらいでしたが、もうちょっとあるんじゃないかなーというのが体感でした。
20分おきのオートロウリュも良きです。湿度がしっかりとたもたれるうえに、体感温度も上がりますし気持ちいい。座席は上段・下段の二段構成で、上段でもオートロウリュが熱すぎるということはないでしょう(個人の感想です)。
じっくりと暖めるタイプのロウリュかなぁ、とおもいます。まぁ、とにかくね、ジャジーなフンイキもあいまって気持ちがいいのよ。なんかオレ、カッコよくない?とかおもってしまうかもしれません。あぁ、オレだけか。
ちなみに、上記の画像のとおり、座席はサウナストーブを挟んで両側に展開されています。同じ上段でも、向かって右側のほうが、左側よりもちょっと高さがあるのですね。ここがいちばん熱いはず、ということで好んで座ってました。
14時に入店後、時間がたつにつれて混雑が増してきましたが、人数制限もされているからか、サ室が入室待ちにまでなることはなく(ほかの時間帯はわかりませんが)。また、サ室内のおしゃべりも皆無で、ノンストレスでした。
銭湯サウナはサウナ専門施設に比べると、いろいろとストレスを感じることもあるので(いろいろな人が集まるため、マナーの悪い人も集まりがち)、混雑しているのに「快」なのは「怪」だといえます。ブンヨク、すげー(語彙力w)。
この水温でバイブラするんかい
アチアチのサ室のあとは、おたのしみの水風呂です。それほど広い水風呂ではありませんが(3人入れるくらい)、こちらも混雑していることはありませんでした。サ室が満席時で14人なので、そういう意味ではじゅうぶんだということでしょう。
で、この水風呂のなにがいいって、ただでさえ冷えているのにバイブラ(泡ブクブク)するところです↓
この日の水温計だと13℃くらいと、けっこうなヒエヒエです。そこへきて、勢いのあるバイブラ。冷てぇー!
いやね、わたしみたいにサウナが好きすぎて、少しおかしくなってしまっている人にはいいかもしれませんが。「ふつうにお風呂好きです、たまにサウナも入ります」みたいな人にとっては、衝撃の水風呂でしょう。地獄かも。
そういう意味では、大衆がおとずれる銭湯っぽくない。銭湯サウナっぽくない。ぽくないところが、僕は好き。いやいや、「僕」のハナシは知らんし興味がない?あぁ、そうですか。
あと、軟水です。そういわれると、なんか急に肌にやさしい感じがしてくるからフシギです。実際にやさしいのだとおもいますけど。だから、ヒエヒエのバイブラでも、まろやかに感じられるのかもしれません。
水温が低いわりには、意外とキツくない(個人の感想です)。
衝撃の内気浴がそこにある
サ室→水風呂ときたら、さいごは内気浴です。あぁ、外気浴はないんだ…とガッカリすることはありません。控えめにいっても、衝撃の内気浴が待っています。それがこちらです↓
浴室・洗い場スペースから、内気浴スペースへの扉を開けると、画像のように「ほぼほぼ真っ暗な空間」が広がっています。初見だと、真っ暗すぎてビビります。実際は画像以上に暗いので、目がなれないと不安になるレベルです。
でもね、ととのいイスに座ってみたら最高よ。こんな落ち着く空間なかなかありませんよ。真っ暗ゆえに、おしゃべりするような人もいませんし。気をつけることがあるとしたら、うっかり寝込んでしまうことでしょうか。
天井の送風機からは、強めの風が気持ちいい。油断していると、マジで寝ます。
なお、わたしがおとずれたときには、画像だと向かって左側2列が「背もたれに角度があるイス」でした。つまり、横になる感覚に近いイスです。しかも、すべての座席に、足置きも用意されています。最高かよ。いや、最高だよ。
ちなみに、ここ。あとから調べたら、内気浴ではなくて半外気浴だそうです。画像の明るい部分は、壁がスリットになっていて、自然光と外気を取り込めるようになっているとのこと。へぇー、スゴいんだねぇ。銭湯サウナでもここまでできるんだねぇ。と、おどろくばかりです。
うっかりしていると、ここが銭湯だということを忘れてしまいます。それくらいの異空間ぶりです。
座席はぜんぶで15席ほど。わたしが滞在しているあいだ(14時から15時半くらい)は、満席で待ちが発生しているようなことはありませんでした。なので、やっぱり、混んではいてもノンストレス。
結局、なごりおしくなって、いつもなら3セットで帰るところを4セットにしてしまいました。「一秒でも長くお客様が居てくれるような空間の提供」というコンセプトは、そのとおりだということです。
あったかお風呂もいいね
銭湯なので、あったかお風呂もあります。サウナのあとに入るお風呂も気持ちいいんですよねー
で、文化浴泉には「nano湯」なるものがありました。ナノバブル粒子がたくさん含まれているらしく、超音波効果、ダイエット効果、温熱効果、動脈硬化病変形成の抑制治療の可能性まで秘めている…らしいです↓
画像の手前の浴槽が、nano湯です。見た目は細かな気泡がいっぱいであり、真っ白。なんか、カラダにいい気がするー。と、そんなお風呂になっております。サウナとあわせてぜひ。
番台・休憩スペースは銭湯感
番台(受付)と休憩スペースはこんな感じです↓
こちらは、だいぶ銭湯っぽいですね。これもまた良き。お風呂・サウナはあれだけ混んでいるのに、なぜか休憩スペースはガラガラ…せっかくなので、ジンジャーエールをいただいて失われた水分を取り戻しました↓
まとめ
文化浴泉(東京都・目黒区区)に行ってきましたので、レポートです。大人気ゆえに混雑しているのですが、それでもととのい確定。そんなことある?という「怪」にして、最高のととのいという「快」を味わえる銭湯サウナです。
サウナ好きであれば、ぜひともいちどは足を運んでみることをおすすめします。銭湯サウナが持つポテンシャルの高さに、あらためて驚きがあるはずです。