かれこれ8年以上のあいだ、なにかしらの発信を続けています。そのうえで、わたしが持つ価値観の1つ「発信はいちど大きな負荷をかけるとラクになる」についてのお話です。
ラクでないよりはラクなほうがいい
2016年4月に独立をして以来、かれこれ8年以上のあいだ、なにかしらの発信を続けています。このブログにはじまり、メルマガやYouTube、音声配信(stand.fm)、kindle出版など。
昨年(2023年)には、念願の商業出版も。広くとらえれば、それもまた発信でしょう。そういった発信について、わたしが持っている価値観の1つが「発信はいちど大きな負荷をかけるとラクになる」です。
ラクになるというと、聞こえが悪い気もしますが。発信の「内容」で手を抜く、というようなことではありません。同じ発信をするでも「気持ち」が軽くなるよね、というていどのラクです。
とはいえ、「気持ちのラク」は意外と大事なものであり、逆に気持ちがツラいと、発信ができなかったり、続けられなくなってしまうこともあるでしょう。
だとすれば、ラクでないよりはラクなほうがいい。これが持論です。
ではあらためて、「発信はいちど大きな負荷をかけるとラクになる」とはどういうことなのか?いちど大きな負荷をかけるとは、具体的にどういったことなのか?実例でお話をしてみます。
35万字からの10万字
昨年は商業出版も、と前述しました。いまは、2冊めの商業出版に向けて、執筆を進めています。あくまで「進めている」段階ではあるものの、チャンスはいただいている状況です。
それはそれとして、1冊めに比べると「かなりラク」ができています。繰り返しですが、内容面でのラクではありません。内容はいつだって全力・最善を尽くしています。
いっぽうで、気持ちの面ではメチャクチャにラク。なぜなら、1冊めのときに、「いちど大きな負荷をかけていた」からです。ちなみに、1冊めはこちら↓
500ページの大容量であり、物理的にもだいぶ分厚いです(2.7cmくらい)。文字数にすると、ざっくり25万字ほどになります。一般的なビジネス書が8〜10万字といわれているので、かなりのボリュームであることがわかるでしょう。
ただ、実際に執筆をしたのはさらに多くて、35万字くらいです。出版社の編集者さんの手によって洗練された結果、10万字くらい削られた…みたいな。それもそれとして、35万字くらいを6か月で執筆しました。
そのあいだ、執筆だけをしていたわけではなく、ほかの仕事もしていましたから、正直、けっこうタイヘンではあったのですね。では、2冊めを執筆しているいまは?といえば…
今回のボリュームは、まさに一般的なビジネス書8〜10万字が目安です。いまは2万5,000字くらいの執筆がおわったところで、全体の2〜3割くらい。ここまでの執筆期間は約半月。
前回のボリュームであれば、まだ1割にも満たない状況であり、それと比べると気持ちがラクであることは比べようもないほどです。いちど大きな負荷をかけた甲斐もあった、というものです。
ところで、1冊めについても、はじめて長い文章を書いたというわけではありませんでした。以前に、kindle出版で6万字くらいの文章は書いていたのですね↓
6万字というのも、ふだんこうしてブログで書いている文章(3,000字前後)に比べると、だいぶ長い文章になります。なので、kindle出版で「いちど大きな負荷をかけていた」ことが、1冊めの執筆には役立ったとは感じているところです。
6万字の経験もなく、35万字はもっとツラかっただろうと…
強固な習慣と、あたらしい取り組みと
話は変わって、この(2024年)7月からは、あらたにメルマガ配信と音声配信をはじめました。メルマガは以前から続けていましたが、リニューアル的な。音声配信は、以前にいちど挫折してからの再チャレンジ的な。
で、メルマガ配信も音声配信も、「毎日配信」にしました。きょうで20日めになりますが、いまのところは問題もなく続けられています。
この点、毎日配信もまた、「いちど大きな負荷をかける」ことだというのが、わたしの考えです。いうまでもありませんが、毎日ってタイヘンですよね。1日おきとか、週に〇回とかに比べれば。
ただ、過去の経験上、あたらしく取り組むことほど、毎日にしておいたほうが「定着しやすい」と感じています。そもそも不慣れなのだから、頻度が低いと、慣れにくくもなるでしょう。
そのあたりは、語りだすと長くなるので省くとして。
ただ毎日にすればいい、というわけでもありません。それはそれでタイヘンですから、気をつけないと挫折します。では、どうするか?環境や、しくみでカバーすることです。
たとえば、メルマガ配信については、わたしの強固な習慣であるブログ執筆の直後に、メルマガも執筆するようにしています。よほどのことでなければ、あとまわしにはしない↓
強固な習慣と、あたらしい取り組み(習慣)とを組み合わせることで、あたらしい取り組みをしそびれる確率をかなり小さくすることができるのですね。これは、習慣化のコツでもあります。
それから、音声配信については、朝散歩をしながら収録しています。朝散歩もまた、わたしの強固な習慣のひとつです。よほど天気が悪くない限りは、朝は散歩に出かけますので↓
その散歩のついでに収録するのであれば、収録しそびれることはありませんし、あたらしい取り組みであっても続けやすくなるでしょう。
というように、環境やしくみでくふうはしつつ、「いちど大きな負荷をかける」のは、わたしにとっての常套手段でもあります。
まとめ
かれこれ8年以上のあいだ、なにかしらの発信を続けています。そのうえで、わたしが持つ価値観の1つ「発信はいちど大きな負荷をかけるとラクになる」について、お話をしました。
今回のお話が、発信の継続や、習慣化を考えるきっかけになるようでしたら、うれしくおもいます。