プロではなくとも、デザインを要する場面はあるもので。そんなときに、ダサくはならないように。少しでもオシャレ、少しでもカッコいいモノになるように、気をつけていることとは?
プロに任せてみたところで
いまどき、「デザイン」という言葉の範囲は広くはありますが。わりと狭義のデザイン、旧儀のデザインという意味において、僕はデザインのプロではありません。
たとえば、「ロゴをデザインする」みたいなことは素人です。もっとも、いまはAIに頼めば、それっぽいロゴはチャチャッとつくってくれたりもします。
が、それでも、できあがりを見極める目は必要なのであり、その点においてもやっぱり、僕はデザインのプロではないといえるわけです。
そんな僕も、デザインを要する場面はあって、というか誰であっても、多かれ少なかれデザインを要する場面はあるでしょう。では、そのような場面で僕が気をつけていることとは?
いやいや、素人のオマエの考えなど知らん。と、おもわれるかもですが。気のせいでなければ、「(デザインが)オシャレですね」といわれた経験が、1度や2度ではありません。
別に、自慢をしたいわけではなく。そもそも、プロの目から見たら、「ど素人が!」ということでしかないでしょう。じゃあ、プロに任せればよいのか?といえば、そうでもないのです。
プロに任せてみたところ、「オシャレじゃないモノ・カッコいいとはいえないモノ(あくまで僕の価値観で、ですが)」が仕上がってきて困惑してしまった…という経験もあります。
それなら、「じぶんでデザインしたほうがいいや」ということであり、じぶんにとってのオシャレやカッコいいを表現できればそれでいい(否、それがいい)ともいえるはず。
そんなわけで、僕がデザインで気をつけていることのなかから、いくつかお話ししてみます。
プロではない僕がデザインで気をつけていること
ゼロからつくらない
冒頭、僕は「じぶんにはオシャレセンスがあるんだぜ」みたいなフンイキを出しましたが、しょせんは素人です。そこは自覚をしています。
そのうえで、気をつけているのが「ゼロからつくらない」ことです。つまりは、世の中にすでにあるオシャレなモノや、カッコいいモノを参考にしましょう。と、そんなハナシです。
なので、ふだんから、オシャレやカッコいいモノを見つけたときには、写真を撮ったり、記録をしたりもしています。いざデザインをするときに、参考になりますので。
それってパクりではないのか?と、いわれれば。否定はしませんが、完パクするものでもありません。いうなれば、いちぶの要素をマネるということであり、すべてをマネるわけではないのです。
一例として、僕が出版したKindle本の表紙がこちらになります↓
じぶんでデザインしたものです。といっても、Amazonでいろいろな本の表紙を眺めてみて、参考にしました。要素としては、「文字だけのほうがオシャレ」とか、「帯があるほうが締まる」とか、「差し色があると映える」とか。
結果として、表紙が「オシャレ」とか「カッコいい」といった声をいただきもしました。肝心の中身のほうは…もちろん、自信をもっておすすめできる内容です。
あえて余白をつくる
これはまぁ、よくいわれていることでもありますね。でも、実践できているかというと、そうでもないのが「あえて余白をつくる」ことです。
たとえば、プレゼン用のスライドづくり。スライド一面、びっしりと文字で埋め尽くしてみたり、空いたスペースにミョーなイラストを貼り付けてみたり…以前は僕もやってましたね、はい。
いまにしておもえば、ダサいです。オシャレやカッコいいは難しいにしても、ダサいのは避けたほうがいいし、避けられるものだと考えています。なので、あえて余白をつくりましょう。
さきほどのスライドでいえば、余白があることで、より伝えたいことが伝わりやすくなります。余白があるほど、文字量(情報量)が少なくなるからですね。
また、写真を撮るときにも、余白でフンイキが変わります。撮りたいものを「どセンター」に置くのではなく、ちょっとズラして、あえて余白をつくってみる。たとえば、こんな感じです↓
この場合、撮りたいものをちょっと左に寄せています。右側に余白ができたことで、撮りたいものをどセンターに置くよりもオシャレだよねー、というのが僕の感覚です。
僕の感覚などと、あいまいで頼りないことをいいましたが。いいんです。僕は、素人なりに、オシャレっぽい「フンイキ」を出せればじゅうぶんだ、とも考えています。
原色は使わない
これまた、よくいわれていることではあるものの、意外と守られてはいないシリーズです。Excelでグラフをつくるときなどに、ビビッド(鮮やかすぎる)な原色を使ってはいませんか?
真っ黄色とか、真っ青とか、真っ赤とか、真緑とかとか。うぉぉ、目がチカチカするー。という以前に、やっぱりダサいです。もちろん、「僕の感覚では」ということですが。
また、原色を使わないまでも、多色すぎるのもダサくなりやすいといえます。多色すぎるとは、文字どおり、いろいろな色を使うということです。
スライドをつくるときでも、文字が黒だったり、赤だったり、青だったり、緑だったり。色は、できれば2色、多くても3色くらいにしておきなさい。というのも、よくいわれるハナシです。
でも、実際にはそれほど守られていないハナシでもありますね。それはさておき、一例として、僕がつくったスライドの1枚がこちらです↓
セミナースライドのうち、タイトルのスライドになります。なんてことはないスライドに見えるかもですが、僕自身は、シンプルかつ、あるていどオシャレになるよう気を使ってつくりました。
ちなみに、オシャレポイントは、文字の黒は原色ではない(ややグレー寄り)、背景は真っ白ではない(ややグレー寄り)、朱字で差し色している、左寄せして余白をとっている、あたりです。
まとめ
プロではなくとも、デザインを要する場面はあるもので。そんなときに、ダサくはならないように。少しでもオシャレ、少しでもカッコいいモノになるように、僕がふだん気をつけていることをお話ししてみました。
ご参考になるところがあるようでしたら、幸いです。