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小さな勝ちを収め続けるために朝ルーティーンを持とう!というハナシ

朝ルーティーン

突然ですが、ゲンかつぎはありますか?

わたしはゲンをかついではいませんが、ルーティーンは持っています。小さな勝ちを収め続けるための朝ルーティーンについてのお話です。

目次

『朝ルーティーン』と『ゲンかつぎ』

先日、知人との会話の中で「なにかゲンかつぎをしているか?」と聞かれ。「げ、げ、ゲンかつぎ?」と、思わずキョドってしまったわたしです。

ちなみに「ゲンかつぎ」とは。他人から見れば何の効果もなさそうに思える行為でも、当人が「これで縁起がよくなるのだ」と信じて行っている行為のことを言うわけで。

たとえば、靴は必ず右足から履く、ラッキーアイテムを身につける、毎朝神社にお参りする、勝負前にはカツ丼を食べる、とかとか。

とくに信心深さを持ち合わせていないわたしにはそのようなゲン担ぎを意識する機会がなく、あまりの唐突さにおもわずキョドってしまったしだいです。

でも待てよ。まるで「ゲンかつぎ」のようにいつも変わらずやっていることならあるじゃないか、と思い当たりました。

朝のルーティーンです。ルーチンじゃないです、ルーティーンです。どっちでもいいですね、はい。ルーチンよりもルーティーンのほうがカッコいい、強そう、それだけでした。

もっとも、わたしが朝ルーティーンを欠かさないのは縁起をかついでいるのではなく。必要な準備・段取りを整え、日々小さな勝ちを納め続けるため。

大勝ちはできないかもしれないけれど。やるべきことをやってコツコツと小さな勝ちを取りに行く。そんな朝ルーティーンのお話です。なんだかムダに長い前置きでしたが、本編につづく。

 

小さな勝ちを収め続けるために朝ルーティーン

毎朝目が覚めてから、変わらずにやっている朝ルーティーン。わたしの目的は、「必要な準備・段取りを整え、日々小さな勝ちを納め続けるため」ではありますが。その効果は、

  • 目が覚める
  • 気分が落ち着く
  • きょうも1日勝てそうな気がする  

「朝型」を名乗っている割には寝起きが悪いわたし。ほんとうは朝型じゃないのかもと疑うばかりですが、そこは朝ルーティーンで頭や体を覚まします。

また、毎朝変わらず繰り返していることなので気分が落ち着く、安心するといった効果もあります。ってもう、ゲン担ぎと変わりませんね。あらためて思いました。

おまけに、朝ルーティーンを完遂することで、きょうも1日なんだか勝てそうな気がする。あると思います。ないかもしれません。

あなたもそんな朝ルーティーンはいかがですか? という無理強いはいたしませんが。ご参考まで、以下、わたしの朝ルーティーンのご紹介です。

《ルーティーン1》INBOX整理

いきなり「INBOX」ってなんやねん? と面食らったかもしれませんが。要は「一時保留ボックス」です。お片付け前にとりあえず放り込んでおく箱。これを整理します。

INBOXは、WEBサービスであるEvernoteや、自分のパソコンの中に用意しています。INBOXという札の付いた「フォルダ」をイメージしてください。

ふだんはその中に、とりあえずいろいろ無造作に放り込んでいます。メモ書き、調べ事で見つけたWEBページ、入手したファイルなどなど。いずれもデジタルデータです。

それらのデータはその場では整理せず、毎朝のルーティーンで整理します。しかるべき場所に納め、しかるべき次の行動を決めます。

データをいちいち都度整理しないのは、日常では情報を取る・残すことに集中するため。整理までしようと思うと、情報を取る・残すことがおっくうになるものです。

また、データ整理のあと、次のしかるべき行動まで意識するのは、データをとっただけでは何も起きない・起こせないからです。次の行動を「タスク」に起こします。

《ルーティーン2》タスク整理

「タスク」とひと口に言っても、その解釈・定義はひとによって異なるところかもしれません。あまり細かい話をするつもりはありませんが、「タスク=行動単位」です。

行動について、なるべく小さい単位まで細分化したものがタスク。行動は大きいままだとなかなか手をつけにくいので、細かく小さくして手を付けやすくするのがコツですね。

あるいは、「to do リスト」をイメージしていただければ。タスクとto doは厳密には違う! と怒られるかもしれませんが、イメージとしては似たようなものでしょう。ちっちゃなことは気にしない。

というわけで、タスクを整理します。わたしの場合は、それぞれのタスクをいずれかの「日」「週」「月」に整理します。

たとえば、10月8日とか、10月8日から14日の週とか、10月とか。そのタスクを実行すべき「日」「週」「月」に落とし込むわけです。

タスクをただただリストに並べておくと、いつ着手するのか、どれから着手すればよいのかわからず。いつまでもリストに君臨し続けるタスクが生まれます。経験ありますよね?

さきほどのINBOXやタスクについて、詳しくはおすすめの書籍があります。ご興味があればどうぞ ↓

《ルーティーン3》スケジュール

きょう1日のスケジュールを決めます。前述したタスク整理で、「きょう」に分類されたタスクの消化も含めて、スケジュールに落とし込みます。

ちなみに。スケジュールは「分単位」です。朝起きてから、寝るまでのスケジュールをびっちりぎっしり分単位で決定します。

ヒトは時間をムダにする生き物なので、このくらいやらないとまったく反省できない。というのが、わたしの持論になりました。

分単位で予定したスケジュールに対し、実際はどうであったのか? 予定と現実がズレたこと自体は大きな問題ではありません。ズレるに決まっているのです。人生は山あり谷あり、いろいろ起きます。

問題は、なぜズレたのか、どれだけズレたのかをはっきりと知ること。そして。ズレなくてもよかったことを反省し、対策を打つこと。これです。

そのために、「神経症だ」「ちょっとおかしい」などと非難されてもなお、分単位スケジュールにこだわっているわたしです。興味があるという奇特なあなたはこちらもどうぞ ↓

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《ルーティーン4》経理・家計簿

毎朝のルーティーンで経理も済ませてしまいます。あわせて家計簿も済ませます。毎朝やっていますから、最大でも15分くらいで済んでしまう。

具体的には、きのう1日の領収書やレシートなどを会計ソフト・家計簿ソフト(いずれもクラウドサービス)で処理します。

といっても、現金払い以外はバンキングの取引データ、クレジットカードや電子マネーなどの利用データから取り込みます。

極力現金払いをしないよう努めていることもあり、「手作業で1から会計ソフトに入力」ということはほとんどありません。毎日のことですから、時短・効率化の工夫は必要ですね。

このように毎日経理をしていれば、仕事・家計の状況(業績)、おカネの状況(資金繰り)がタイムリーにわかります。だから、「いまどうなっているのかなぁ?」というモヤモヤはありません。

おカネ(有無や先々の見込みなど)がヒトの心理に与える影響というのは意外と大きなもので。朝のうちに状況をはっきりすることで、迷いや心配の少ない1日を送ることができます。

《ルーティーン5》ニュースチェック

日経電子版とニュースアプリで、新聞各紙・ニュースの「見出し」を一覧しています。時間にして最大15分ていど。

重要そうな記事の「見出し」については内容まで目を通しますが、9割方は見出ししか見ていません。エバって見えますか? エバってはいません。エバれませんね、ぜんぜん。

でも、見出しをみればなんとなく内容はわかります。そういうふうに見出しはつけられています。記事の出だしの数行を読めば、もうじゅうぶん。

にもかかわらず、ニュースを隅から隅まで見ていたら、いくら時間があっても足りません。だから、必要以上に時間をかけないように気を付けています。

ちなみにTVニュースを見ていると時間を食います。自分が知りたいニュースを読み上げてもらうまでTVを見ているなんてもったいない。

朝、TVの前でそんな時間のムダをしないで済むように。早々に見出しチェックをしておいて、TVを見続けるきっかけを無くすようにしています。「それもう知ってる。」と思えば、TVニュースは見ないものです。

《ルーティーン6》メールチェック

きのうの夕方以降、今朝までのメールをチェックします。わたしは基本、朝・昼・夕方、3回のメールチェック。あとは基本的に(緊急時はもちろん別)見ない、対応しない。

むかしはメールを随時チェックしていましたがキリがありません。望まぬ宣伝・告知・案内メールがどうしてもやってきます。

それらに、随時気を削がれていては目の前のことにも集中できません。というわけで、朝・昼・夕方、3回見れば十分と決めました。

返事が必要なメールであっても、このタイミングで対応すれば「遅すぎる」ということもありません。

まずは朝以降昼まで、自分がしっかり集中するために。朝のメールチェックで受信フォルダのメールを一掃することをルーティーンにしています。

《ルーティーン7》やらないことリスト・指針の確認

「やらないことリスト」というものをつくって持っています。文字どおり、やらないようにしていることのリストです。

たいしたことが書いてあるわけではありません。むしろ、人様に見せるのはお恥ずかしいようなことが多い。

ムリと言う、つきあいで飲みに行く、飲み過ぎる、駅の中など公の場で走る、あたらしいことを避ける、などなど。こういったことを「しない」というリストです。

わかっちゃいるのについついやってしまうし、繰り返してしまうのもまたヒト。わたしは典型的なヒトなので。リストに書いてまでなお、やってしまうダメなヒトです。

だから毎日、反省するのですね。あちゃあ、またやっちゃった。そして、あらたに「やらないこと」を見つけてはリストに追加しています。

これだけではネガティブな気分になりかねないので。逆に「こうするぞ」という自分の中の指針についても毎朝確認しています。

確認と言うか、独語してます。早朝からひとりでブツブツと。怖いですか? 怖いですね。気をつけます。

《ルーティーン8》ランニング

天候を見て、ということではありますが。基本的に、5kmのランニングをしています。

ここまでのルーティーンはアタマを目覚めさせる感じでしたが、ランニングによってカラダまでもが完全に覚醒します。ようやく。

習慣にしてみてわかったことですが、走る効能というのはいろいろで。体力アップはもちろんですが、ひらめきや気分の高揚といった効能もあります。

走っている最中は、机の前に居るよりも良いアイデアが生まれやすく。気分は前向きな方向にシフトする。不思議ですがそうなんです、ほんとうに。

というわけで。できる限り、朝のうちに走るようにしています。活性化されたアタマとカラダで1日のスタートを切ることができます。

《ルーティーン9》身支度・トイレ掃除

自宅兼事務所系フリーランスは寝巻きのまま仕事をしている、というような誤解が一部にあるようですがそんなことはありません。

通勤がないので着替える必要はありませんが、着替えるようにしています。さすがに、スーツを着たりはしませんけれど。それっぽい格好に着替えます。なんでしょうね、それっぽいって。

まぁ、とにかく。仕事モードだぞ、と自分にスイッチを入れています。

そんな身支度とあわせて、トイレ掃除もしています。自宅兼事務所ですから、おうちのトイレでもありますね。なんかよくわかりませんが、「トイレ掃除はだいじだ」という気がしてなりません。

実際、トイレ掃除と仕事運とのあいだには因果関係があるとかないとか。トイレの神様なんて唄もありましたしね。なんだオレ、運とか気にしてんじゃん。と、いままた気が付きました。

まぁ、とにかく。トイレが綺麗になると、気分がすっきりします。という、とてもシンプルな理由のルーティーンでもあります。以上。

 

まとめ

小さな勝ちを収め続けるために朝ルーティーンを持とう、ということでお話をしてきました。

よくよく考えてみたらゲンかつぎみたいなことをいろいろやってるな、ということで書き出してみたしだいです。意外とたくさんありました。

朝ルーティーンがあると、1日をスムーズにスタートできます。よろしければ参考に。

 

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  きょうの執筆後記
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