はじめてのMac。キーボードもカッコよく「US(英語)」はどうだろう?
とお悩みのあなたへ。まさにはじめてのMacで「カッコいいからUSキーボード」を選んだわたしが、その疑問にお答えしましょう。
カッコいいからUSキーボードはOKかNGか?
どうも! 「Mac × USキーボード × 税理士」のモロトメジョーです。
って、はじめてこんな自己紹介をしてはみましたが。あからさまに「検索」を狙ってみただけなので、どうかお気になさらずに。
さて。実のところ、わたくし、本投稿日現在で「使用歴2週間」というとんでもないMacビギナーです。
とはいえ、パソコンは毎日ハードに接するために、おおむねMacBook Proともおともだちに近づきつつある今日このごろ。
そんなわたしが、「はじめてのMac」に加えて、「はじめてのUS(英語)キーボード」を、「カッコいいから」という理由だけで選んでどうだったのかについてお話しします。
なんじゃそりゃ。
と、いう記事ではございますが、まぁ、そういう記事を書く日もありますわな。と、ご容赦をいただけましたらば幸いです。
ちなみに、US(英語)キーボードとはこういうのです ↓
見渡す限り、英語・数字・記号しかありません。見慣れている「かな」はどこにもありません。それが、US(英語)キーボード。
そんなUSキーボードについて、一般的に言われるメリット・デメリットを検証するカタチで、このあとのお話を進めていくことにします。
USキーボードの「メリット」について
まずは、USキーボードの「メリット」から。一般に言われていることについて見ていきます。
左右のバランスがよい
USキーボードは、左右のバランスがよい。そう言われています。「左右のバランスがよい」とはどういうことかというと。
それは、キーボードに両手を「定位置(いわゆるホームポジション)」に置いた際、両手のあいだのほぼ真ん中に、キーボードの中心線がくることを表しています。こういうことです↓
これが日本語(JIS)キーボードだと、左手・右手の定位置は、中心線に対して全体的に左に寄ります(諸事情により画像が出せずに申し訳ありません)。
つまり。日本語キーボードだと、パソコンに対して体ごと左寄りに構える必要がある。ということになります。
これは、日本語キーボードのデメリットであり、比較してUSキーボードの「左右のバランスのよさ」はメリットになります。で、実際のところどうなのよ? ということですが。
まぁ、変わりません。USだからといってそんなに変わりません。すごく几帳面な方だと変わるのかもしれない。左右対称だぁ!と歓喜するのかもしれない。
でもね。20年近く日本語キーボードを使ってきて、左寄りだったなんてまったく思わなかったわたしですから。左右のバランスのよさは、猫に小判といったところでしょうか。
returnキー、deleteキーが近い
これは、「左右のバランスがよい」ことの結果でもあるのですが。returnキーとdeleteキーが近いです。
タッチタイピングをしている場合、returnキーとdeleteキーのいずれも右手小指を伸ばすことになるわけですが、その距離が短い。それがUSキーボードのメリット。
USキーボードでは、returnキーが右手小指の定位置(ホームポジション)から見て、2つ右隣です↓
これに対して、日本語キーボードでは、「3つ先」とキーひとつぶん遠い↓
どんな写真で説明してんだよ、ってカンジですみません(やはり諸事情で適当な画像を提供できず…)。
実際のところ、このキーひとつぶんの差はかなり大きいです。日本語キーボードだと、手をかなり広げる、もしくは手を移動させないとreturnキーには届きません。
これが、USキーボードだと。右手小指をちょっと伸ばせばreturnキーに届きます。returnキーは使う頻度が多いキーですから、この差はほんとうに大きい。大きなメリットだと実感します。
returnキーと同様に、deleteキー(returnキーの上方)もUSキーボードの方が打ちやすいです。USキーボード、ここはナイスです。
スペースキーがデカい
これまた「左右のバランス」の恩恵ですが、USキーボードはスペースキーがデカいです。日本語キーボードの1.5倍くらいデカい。
結果として、両手の定位置(ホームポジション)に対して、スペースキーを打つのがすごくラク。
USキーボードに小慣れたあとに日本語キーボードを触ると、スペースキーが妙に窮屈に感じます。
returnキーやdeleteキーほどではないけれど、まぁメリットを感じるところではあるでしょう。
カッコいい・美しい
USキーボードを選ぶ理由として、「カッコいいから」というものが挙げられます。
冒頭でも触れたとおり、USキーボードのキーには「かな」の印字がありません。ゆえにシンプルで美しい。
USキーボードでは、ひとつのキーに印字されている文字は最大でも2つです。対する一般的な日本語キーボードは、ひとつのキーに最高4つも文字が印字されています。ダッさ。
Macのようなデザイン性の高いマシンには、ごちゃごちゃとした日本語キーボードはどうもねぇ… そう思うと、USキーボードはサイコーです。まちがいなくカッコいいし、美しい。
それ(カッコいい・美しい)、なんかの役に立つのかって? テンションがあがります。わたしにとってはそれで十分です。
USキーボードの「デメリット」について
続いて、USキーボードの「デメリット」を。一般に言われていることについて見ていきます。
returnキーが小さい
「returnキーが近い」というメリットは先に触れたとおりですが。そのreturnキーが小さい、というデメリットが言われています。
実際、USキーボードのreturnキーは小さいですね。小さいというか、縦の長さが短い。キーひとつぶんの長さです(returnキーのメリットのところで掲載した画像を参照願います)。
いっぽうで、 日本語キーボードのreturnキーは、縦の長さがキーふたつぶんです。USキーボードの倍あります(やはり、returnキーのメリットのところで掲載した画像を参照願います)。
このため、USキーボードのreturnキーは、「押し間違えしやすいじゃないか!」という怒りの声があるようです。
が。わたしは一向に押し間違いが起こりません。むしろ、右手小指の定位置からの距離が近く、returnキーについてはメリットしか感じませんが、なにか。
かなキー・英数キーがない
Macの日本語キーボードは、スペースキーの左横に「英数キー」が、右横に「かなキー」があります。USキーボードにはそんなものはありません。
「そんなもの」呼ばわりはヒドいかもしれませんが、もともと英語を入力するためのUSキーボードなのですから。かなの切替なんて、無いに決まっています。
代わりに、USキーボードでは「controlキー+スペースキー」で、かなと英数を切り替えます。
この点、アプリを使うなどして、別のキーに「英数キー」「かなキー」を割り当てるのが流行っている(?)ようですが、わたしはあえてやっていません。
あまりにカスタマイズが過ぎると、なにが標準化がわからなくなってしまうから。カスタマイズは最小限を心がけています。
もっとも、「controlキー+スペースキー」も慣れてしまえばなんてことはありません。よって、「かなキーが無い!」「英数キーがない!」と叫ぶ事態にはいたっておりません。
かな入力ができない
日本語の「ローマ字入力」に対しての「かな入力」ができない。USキーボードのデメリットとして言われているところです。
そりゃそうだろさ、英語のキーボードなんだから。ということで、かな入力の人にUSキーボードを勧めることはできません。
わたしはローマ字入力なので、ここはデメリットにはならず。
キー配置がわからない
USキーボードのキー配置は、日本語キーボードのそれとけっこうちがいます。ですから、「キー配置がわからん!覚えにくい!」という声も聞かれます。
たとえば。日本語キーボードの「Aキー」の左横は「controlキー」なのだそうです(Macの日本語キーボードはウチには無い!)。
対してUSキーボードでは。「Aキー」の左横は「caps lockキー」。これが気に入らない、というご意見が意外と多いようで。
わたしはというと、「あっそ。」というカンジでしかなく。だいたいにおいて、Mac自体がはじめてなのであり。controlキーどころか、optionキーやらcommandキーやらもようわからんし。
そもそも、慣れ親しんだWindows機とはだいぶちがう時点で「あきらめ」ていました。Macとともにゼロからのスタート、そう考えれば、キー配置もあまりデメリットには感じません。
細かいことを言えば、「@キーの位置が日本語キーボードと違う」とか、「¥マークの印字がキーに無い(←英語なんだから、そりゃそうだろうよ)」とかいろいろあります。
しかしまぁ、そのどれもが「慣れ」で解決できること。わたしはそういう感覚でおります。
まとめ 〜US、買ってよしっ!
世間で言われるUSキーボードのメリット・デメリットについて、実体験をもとにお話をしてきました。
結論として、はじめてのMacで『カッコイイからUSキーボード』はOKな人は次のとおりです↓
ちょっとした不便、不都合があっても、
- カッコよければ許せる
- 美しければ許せる
- マイノリティー(少数派)が好き→たぶん、USの方が少数派
- むしろ、不便や不都合などの苦難は大好物(Mっ気がある)
そんな人にUSキーボードはおすすめできます。そうでない方は無難に日本語キーボードをおすすめします。
USキーボードのよさは、理屈よりも「自己満足」の要素が大きいということで。やはり、元も子もないような結論になってしまったか…(はじめからなんとなくわかっていたけれど)
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きょうの執筆後記
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