パソコン、スマホ、タブレット、アプリ、ソフトウェア、クラウドサービス・・・ いま使っているITが突然失くなったら?
仕事にも生活にも便利で欠かせないITですが。思いもがけず失くなってしまうリスクに備えて、わたしがやっていることについてお話をします。
ある日突然、ITは失くなるから。
いまやわたしたちの日常に欠かせないIT。パソコン、スマホ、タブレット、アプリ、ソフトウェア、クラウドサービスなどなど。
毎日の仕事や生活で、これらをまったく使わないという人はそういないでしょう。
「ひとり」で税理士をしているわたしには、ITは「ひとり」のデメリットを補う強い味方であり。なくてはならない存在です。
そんなITがある日、「突然に失くなる」ということはあるもので。
つい先日も、前の日まで元気(という表現もおかしいけれど)だったノートパソコンが起動せず。突然に失くなりました。
そりゃあもう、びっくりです。けれど、ありえないことではなく、想定しておくべきことでもあります。
そこで。便利で欠かせないからこそ、いまあるITが「失くなるリスク」にも耐えられるよう備えておきましょう。というお話をしていきます。
リスクを大きく3つに分類して見ていきます。次のとおりです ↓
- 「ハード」が失くなるリスクに備える
- 「ソフト」が失くなるリスクに備える
- 「データ」が失くなるリスクに備える
「ハード」が失くなるリスクに備える
ITが失くなるリスクのひとつめは「ハード」について。こういうことです ↓
パソコン、スマホ、タブレットなどの「ハード」が壊れる、使えなくなる
いわゆる「端末」が壊れる、使えなくなる。壊れる予兆があることもあれば、予兆がまったくないこともあります。
たとえば、わたしのノートパソコンは予兆無く壊れました。ある日突然、電源が入らなくなった。
購入から1年11ヶ月だったので、「ちょっと早いのでは?」と驚きはしましたが、目先で困ることはありませんでした。そのワケは ↓
- パソコンはいつも2台体制だから
- ふだんからパソコンの中にはデータを置いていないから
というわけで、わたしはMacBook ProとXPS13の2台体制でした。だから、1台が壊れても問題はありません。
ソフトウェアについても、同じように使える環境をそれぞれのパソコンに準備しています。
こうしておけば1台が壊れても、ふだんの仕事が止まることもなく、困らずに済みます。
壊れてしまったら、あわてず修理・買い替えを検討すればよいだけです(実際、買い替えの発注済みですが納期が異常に長いのは想定外でしたが・・・)。
また、各種のデータをパソコンの中には置いていません。いま使っているデータを除き、データはすべて各種クラウドサービスに預けています。
ゆえに、パソコンが壊れても「データがぶっ飛んだ(泣)」ということはありません。
加えて、2台体制であっても常に最新のデータを共有できます。「どっちのパソコンのデータがホンモノだっけ?」みたいなこともありません。
とはいえ。ひとりしかいないのに2台持ちなんて「ムダ」じゃないのか? という意見もあるでしょう。おカネもかかるし。
それもひとつの意見です。が、いつも便利で欠かせないからこそ、「失くなった状態」をどれだけ短くできるかは大事なことでもあります。
パソコンが1台体制で壊れてしまった場合、修理の選択は難しいでしょう。それなりに時間がかかるからです。
結果、あわてて買い直す。買い直したあと、壊れてしまったパソコンと同じ環境を準備するのに時間を要する。仕事であれば大きな影響が出てしまいます。
だから、わたしはパソコンは2台体制です(MacとWindows機、両方の環境を持ちたい、という意図もあったりします)。
ちなみに。スマホについては2台持ちではありません。もともと「通話」をほとんどしないようにしているので、多少の時間であれば失くても困りません。
メールやSNSなどのアプリ関係はパソコンで代替できます。データはクラウドサービスに預けているか、定期的なバックアップでフォローしています。
タブレットは・・・ そもそも使っていません(笑)。(笑)じゃないですね。もし使っていても2台持ちはしないでしょう。理由はスマホと同じです。
結局。ハードについては、どれだけの頻度・影響力をもって使っているかによって、備えるレベルが異なります。
「ソフト」が失くなるリスクに備える
前述の「ハード」のハナシに対して「ソフト」について。こういうことです ↓
アプリやソフトウェアのサービスが終了する、使えなくなる
仕事や生活の中で、さまざまなアプリやソフトウェアを使っているわけですが。突然サービスやサポートが終了する、使えなくなることがあります。
諸般の事情によりサービスを終了します、との案内が来ることもあれば。
iPhoneでiOSのバージョンを上げたら使えなくなった! というものもあります・・・ そのあとの対応もなく。アプリ内に保存したデータが開けなくなった、という経験もしました。
そんな経験から気をつけていることはこちら ↓
- アプリ、ソフトウェアはサービス終了も想定しておく
- データをエクスポートできる機能があるアプリ、ソフトウェアを選ぶ
- 定期的にデータをエクスポート、バックアップしておく
上記のとおり、まずはアプリもソフトウェアも「いずれ失くなるかもしれない」ということを想定しておくようにしています。
そのときにどうするか、と考えれば。アプリやソフトウェア内にあるデータをエクスポートできるかどうか、そのデータを別のソフトウェアなどで開けるかどうか、です。
せっかく溜め込んだデータが、アプリやソフトウェアとともに消滅するのはイヤなので。
あとは、そのデータを「実際に」エクスポートしてバックアップしておくことです。「いざとなったらエクスポートすればいいや」では、遅きに失することがありえます。
アプリやソフトウェアがある日突然使えなくなることだってありうるのですから。他人に頼る、外に頼る、というのはそいういうことです。
「データ」が失くなるリスクに備える
さいごに、ITで扱う「データ」について。こういうことです ↓
クラウドサービスに預けたデータが消失する、使えなくなる
わたしが「データ」はクラウドサービスに預けていること、その理由は前述をしたとおりです。
では、クラウドサービスに預けておけば安心かというとそうでもないでしょう。
などと言うと「どんだけ心配性やねん」と言われてしまいそうですが。
けれども、「アリかナシか?」の可能性で言えば、利用しているクラウドサービスからデータがぶっ飛ぶことはアリえます。
想定外であれ、万が一であれ、もしもデータがぶっ飛んでしまったときに。「しかたないよね」のひと言であきらめることがわたしにはできません(多くのヒトがそうだとは思いますが)。
ですからこうしています ↓
- クラウドサービスに預けているデータを、定期的に外付けHDDにバックアップする
ということで、クラウドサービスに預けたのにもかかわらず、外付けのHDDに「わざわざ」バックアップしています。
これは「理屈」としてはおかしなハナシです。手元の物理的なHDDにデータを置きたくないから、クラウドサービスに預けたんじゃないのか? と。
この点については、「リクス分散だ」としか言えません。
万一、クラウドサービスのデータがOUTになったときは外付けHDDのデータを。外付けHDDが壊れたとしても、クラウドサービスにデータがある。という二重体制です。
クラウドサービスはお手軽便利ではありますが、データ保持の絶対度については「完全には信用しない」というスタンスでいます。
もしかしたらある日突然失くなってしまうかもしれない、といちど想像しておきましょう。
まとめ
ITを使うなら「突然失くなる」リスクに備えておく、ということについてお話をしてきました。
わたしたちの日常生活にどんどん入り込んでくるIT。便利で欠かせません。
それゆえ、「突然失くなる」ことの衝撃は計り知れないものがあります。
失くなったときにあわてて困ることがないように。
平時から「突然失くなる」ことを想定しておきましょう。自分なりにリスクに備えておきましょう。
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きょうの執筆後記
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