『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』執筆でわかった!人生はほんとうにわからない

十人十色のひとり税理士という生き方

『十人十色の「ひとり税理士」という生き方(大蔵財務協会)』の執筆をさせていただきました!

という「お知らせ(正直、宣伝でございます)」と、「本書執筆に対する思い」についてお話をします。

目次

ひとり税理士 10人、各々が生き方を語る

このたび、『十人十色の「ひとり税理士」という生き方(大蔵財務協会)』の執筆をさせていただきました。

本書は、ひとり税理士のパイオニア・井ノ上陽一さん監修のもと、10人のひとり税理士がその生き方をそれぞれの言葉で綴った体験談集です。

わたしは、10人のうちの1人として執筆をさせていただきました(というわけで共著です)。

本書タイトルの「十人十色」の言葉どおり、10人の執筆者によって語られる生き方はそれぞれです。

いっぽうで。じぶん(たち)の生き方ありのままを伝えることで「エール」を届けたい! という想いは、執筆者 10人みなが確かに共有しています。

そんな「エール」を届けたい先がこちら ↓

  • これから税理士を目指す人
  • いままさに目指している人
  • 税理士として独立を考えている人
  • 独立を迷っている人

本書の内容に少しだけ触れさせていただくと。10人のひとり税理士それぞれが、次のテーマで「等身大のリアル」を語る内容となっています ↓

  • プロフィール(独立までの経緯)
  • ひとり税理士を実際にやってみて感じた苦悩・不安
  • ひとり税理士を実際やってみて失敗したこと・成功したこと
  • ひとり税理士を実際にやってみて感じたメリット
  • どういう生き方をしているか(プライベート)
  • 独立を目指す人へのメッセージ
  • 税理士受験生へのメッセージ
  • 使っているIT機器・その他ツール

「これだっ!この本だ!」とビビッときたあなたはぜひ。「この本なのかなぁ?そうなのかなぁ?」と迷っているあなたもよろしければぜひ ↓

【参考】「ひとり税理士」とは?

文字どおり、「ひとり」の税理士。人を雇わず、人に雇われず。という生き方を選んだ税理士が「ひとり税理士」です。

 

書籍執筆のきっかけは「退職」と「ブログ」

ここまでは書籍全般についてお話をさせていただきました。ここからは、書籍執筆について、わたし個人のお話を。

「独立開業? ない、ない」と思っていたあの日ときょうこの日

ひとり税理士として独立開業してから、2年とちょっとになります。

いまではあたりまえのように、ひとり税理士をしていますが。もともと「独立開業しよう!」という想いがあったわけでもなく。ましてや「ひとり税理士」なんて聞いたこともない。

退職を決める少し前までは、「一生、この会社に勤めるのだろう」としか考えていなかったわたしです。

それがなぜ? という理由の詳しくは本書をお読みいただきたいのですが(← 宣伝…)、端的に言えば「心身の不調」です。結果、退職という選択をしました。

退職にいたるような心身の不調とは想定外であり、そういう意味では、想定外の退職でもありました。再就職か、ひとまず開業か… と悩んでいたときに出会ったのがこの本でした ↓

今回執筆をさせていただいた書籍を監修された、ひとり税理士・井ノ上陽一さんの著書です。

たまたま本屋でこの本を手に取らなければ、わたしの人生はまったくちがうものだった。そう断言できます。そもそも「ひとり税理士、ってなんだそれ?」というわたしだったのですから。

よし、ブログやろう!毎日書いてやろうじゃないの。

こうして、運命的に出会った1冊の本によって、わたしは「ひとり税理士」の道を選びました。この選択が、今回の書籍執筆にいたったきっかけのひとつです。

けれども、きっかけはそれだけではありません。ひとり税理士になったから、というだけでは書籍執筆の機会をいただくことはなかったでしょう。

書籍執筆にいたった、もうひとつのきっかけがあります。それが、このブログです。

独立開業以来、365日、毎日ブログを更新し続けています(本投稿日現在、767日連続更新中)。毎日の記事執筆はもちろん、サイトの運営含め、ブログに投下している時間は相当なものです。

それでも続けているのは、このブログがじぶんにとって「唯一無二の武器」だと考えているからです。だから、毎日その武器を磨き続ける。記事を書き続ける。

なんてエラそうに言っていますけど。これもまた、井ノ上陽一さんが続けられているブログの「マネっこ」が起点です。

ただ、「マネっこ」だとしても。そのマネ(ブログ)を365日続けてきたからこそ、わたしらしい「ひとり税理士」の生き方ができつつある(いまもなお現在進行形)。

それが執筆機会をいただくきっかけになった、と認識をしています(勝手に)。

人生は「ほんとうに」わからない

勤め人をしていたときには、書店に並ぶような本の執筆をするなんて想像もできませんでした。

実物の書籍を手にして、いま思うことは、「人生はわからない」ということです。

人生はわからない、だなんて。またそんなあたりまえなこと言っちゃって、という観はありますが。

でもそれならば。「人生はわからない」という想いを、毎日体現することができているか、行動で示すことができているか?

かつてのわたしはできていませんでした。「かつて」とは、ひとり税理士になる前。

勤め人をしていたころのわたしは、「人生はわからない」という意味合いは理解できても、それがじぶんにも当てはまることだとは思えませんでした。

「一生、勤め人。人生はわからない、のではなく、人生はかわらない」、そんな感じです。だから、毎日が同じことの繰り返し。状況を受け入れるばかりの毎日でした。

いまは違います。

人生はわからない、人生はじぶんしだいです。

ひとり税理士として、日々、さまざまな判断・決定をじぶんでしています(誰もいないので、じぶんがするしかないのですが)。結果、いろんなことが起こります。

書籍の執筆もそのひとつ。ある日突然、書籍執筆のご依頼をいただいた。人生はほんとうにわかりません。

 

まとめに代えて 〜食わず嫌いはやめてほしい

『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』では、いろいろな想いを書かせていただきました。そのなかから、あえてひとつお伝えしたいこと。

それは、生き方の食わず嫌いをしないでほしい、ということです。

以前のわたしは、「一生、勤め人」と決めつけていました。開業なんてアタマはなく、生き方の食わず嫌いです。

人生に遅すぎることなどない、とは言いますが。もっと早く、ひとり税理士の道を選んでいれば… という後悔があります。

後悔をしてしまうくらいの選択肢が実はあった、ということにようやく気がつきました。

生き方はひとそれぞれですが、「目の前の生き方」だけに執着しない。さまざまな選択肢・可能性にもニュートラル(中立的)に向き合ってみる。

本記事や書籍に執筆をさせていただいたことが、その一助になりましたら幸いです。

 

【番外】娘のひとこと

できあがった書籍に対する、わが娘(中学1年生)のひとことを。

わたしはこういう本は読まない。

あいかわらず名言、否、苦言を呈してくれる娘です。素直で優しい子なので悪意はありませんが、言葉尻としてはグサッときます。苦悩した執筆の日々を思うと、ヒザから崩れ落ちるわ…

娘の真意としては、「いまは本書のようなノンフィクションは好まず、キラキラ系の小説がお好き」ということのようですが(笑)書中のパパもキラキラしているはずなので、いつか読んでおくれよ。

 

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  きょうの執筆後記
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