「テレビつけて!」の声だけで、テレビがついてしまう時代が来るとは…
ってそれ、ちょっと遅すぎじゃない? ということで、GoogleHome+NatureRemoで「声で家電を操作する」というのはどうでしょう。
声で家電を操作する!GoogleHome+NatureRemo
以前から使っていたスマートスピーカーの「GoogleHome」。そして先日、スマートリモコンの「Nature Remo」を購入しました。
これら2つの「スマート機器」を使って出来ることがコチラ ↓
「OK Google,テレビつけて」「OK Google,エアコン消して」など、声で家電を操作する
わが家で言うと、テレビ・エアコン・サーキュレーター・照明といった、いままで「赤外線リモコン」で操作していた家電を、声でも操作できるようになりました。
「へぇ、それはいいかもね」と興味を持たれたあなたの「導入検討」の参考になればと、Q&A形式で次のようなお話をしていきます ↓
- 具体的にはなにがどこまでできるの?
- そこまでするのにおカネはどれくらいかかるの?
- さいしょの設定・使い方は難しいの?
- 家族の反応はどう?
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
『GoogleHome+NatureRemo』の勝手にQ&A
それでは、GoogleHome+NatureRemo の導入を検討するにあたって、役に立つかもしれないQ&Aについてお話をしていきます。
具体的にはなにがどこまで出来るの?
冒頭でお話をしたとおり。スマートスピーカーの「GoogleHome」と、スマートリモコンの「Nature Remo」があれば、声で家電を操作できるようになります。
まず重要な注意点として、声で操作ができる家電の対象は「赤外線リモコン」で操作をする家電です。
したがって、たとえば「リモコン無し・本体のボタン操作」による扇風機などは、いくら呼びかけても叫んでも操作はできませんので注意しましょう。
また、「どこまでの操作ができるのか」ということについては、基本、それぞれのリモコンに付いているボタンのひとつひとつまで声で操作が可能になります。
「基本」としたのは、一部にどういうわけかうまくいかないものもあるからですが。基本的には、ほぼほぼだいじょうぶと言ってよいレベルです。
参考に、わが家ではどこまで声で操作ができるかを一覧にしてみます。使いはじめということもあり、わりとメジャーなリモコンボタンに絞っているカンジです ↓
対象家電 | できること | 声で操作をするときのセリフ |
テレビ | 電源オン | OK Google,テレビつけて |
テレビ | 電源オフ | OK Google,テレビ消して |
テレビ | チャンネルを変える | OK Google,〇番にして(〇はチャンネルの数字) |
テレビ | 音量を上げる、下げる | OK Google,テレビの音上げて(下げて) |
テレビ | 見ている番組を録画する | OK Google,録画して |
エアコン | 除湿運転 | OK Google,除湿して |
エアコン | 冷房運転 | OK Google,冷房して |
エアコン | 電源オフ | OK Google,エアコン消して |
サーキュレーター | 電源オン | OK Google,サーキュレーターつけて |
サーキュレーター | 電源オフ | OK Google,サーキュレーター消して |
照明 | 点灯 | OK Google,電気つけて |
照明 | 消灯 | OK Google,電気消して |
以上のとおり。スマートスピーカー(GoogleHome)に向かってセリフを言うと、スマートリモコン(Nature Remo)がセリフに合った赤外線を、それぞれの家電に飛ばして操作ができる。というしくみです。
そこまでするのにおカネはどれくらいかかるの?
GoogleHomeとNatureRemoで出来ることを前述しました。では、そこまで出来るようにするにはなにが要るのか? どれくらいのおカネがかかるのか? について。
必要なモノは、GoogleHomeのようなスマートスピーカーと、NatureRemoのようなスマートリモコンです ↓
スマートスピーカーもスマートリモコンも、いろいろ商品はありますが。わが家の場合には、GoogleHomeとNatureRemoという組み合わせです。
数ある商品からそれらを選んだ理由は、どちらも「シンプル」なデザインと色合いだったから。だいたいいつも見た目重視なわたしです…
ちなみに、どちらも「mini」が付く機種を選んでいます。その理由は、コストを押さえるため。「mini」が付いていない機種は、値段が上がります。
もちろん、値段が上がった分だけ仕様が違いますし、機能も豊富だったりするわけですが。「声で家電を操作する」のであれば「mini」でもじゅうぶん、という考えです。
これでお値段は、GoogleHome mini が定価で 6,480円、Nature Remo mini が定価で 9,698円。合計 16,178円です。
ただし、時期や購入店舗によって値段は変わりますので、わたしの場合には2つ合わせて 12,000円弱でした(別途、Wi-Fi環境は必要です)。
なお、これで「空間ひとつ分」です。わが家のケースで言うと、「リビング」という空間分。
他の部屋(空間)でも同じようにということであれば、その部屋分だけ、スマートスピーカーとスマートリモコンが必要になります。
部屋と部屋のあいだの壁は、赤外線を通すことができませんので。
さいしょの設定・使い方は難しいの?
GoogleHomeとNatureRemoに関して言えば、どちらも初期設定などでとくに難しいことはありません。
また、どちらもネット検索をすれば、ていねいな設定方法などを見つけることもできますから。「わたしはかなりのITオンチだ」ということでなければ問題ないでしょう。
スマートスピーカーとスマートリモコン、それぞれの初期設定のあと、どのように連携して「声で家電を操作できる」ようにするのか。イメージとしての手順は次のとおりです ↓
① Nature Remoと、GoogleHomeを連携させる
連携と言っても、GoogleHomeに向かって「OK Google,Nature Remoにつないで」と言うだけ。
すると「GoogleHomeアプリとリンクしますよ?」的な言葉をGoogleHomeが返してくるので「はい」と答えましょう。
その後、GoogleHomeアプリのほうで、リンク(連携)の確認をすれば終了です。
以上は、Nature Remoのアカウント登録とWi-Fi設定が終わっていることが前提です。付属の説明書や公式WEBサイトには、そのじゅうぶんな説明があります。
② Nature Remoに家電・リモコンボタンを認識させる
続いて、Nature Remoに対象の家電を認識させ、さらに、それぞれのリモコンボタンも認識させます。
難しいことはないのですが、リモコンボタンをひとつひとつですから、ただただメンドーです。ひとまず、よく使うボタンだけを登録して試してみるとよいでしょう。
具体的には、次の手順になります(くわしいことは、公式WEBサイトをはじめ、ネットにじゅうぶんな情報があります) ↓
- スマホでNature Remo のアプリを起動
- Nature Remo の本体に向かって、リモコンのボタンを押す
- Nature Remo が赤外線を認識するので、ボタンの名称・アイコンなどを入力・登録する
この流れを、登録したい家電・ボタンの分だけ繰り返すことになります。地味にメンドーです。
なお、エアコンについては、機種によってはリモコンボタンを一気に認識してくれようになっています。対象機種の場合にはメンドーがありません。
ここまでの手順によって、スマホのNature Remoアプリ内に、登録した家電のリモコンができあがります。
このあとの手順で、声で操作できるようになるほか、スマホアプリのリモコンからは遠隔操作ができるようになります。
たとえば、外からテレビをつけたり・消したり(ニーズある?)、エアコンをつけたり・消したり(ニーズある!)できます。
③ IFTTTの設定をして、より使いやすくする
声で家電を操作する、ということであれば以上で終了です。
終了なのですが。このままだと、操作するときのセリフが難儀です。たとえば、テレビをつけたいときにはこうなります ↓
「OK Google, Nature Remoを使って、テレビをつけて」
やだよ、そんなの。イチイチ、「Nature Remoを使って」なんて言いたくない。できれば、「OK Google」さえ言いたくない(それはムリ)。
そこで、これを解決するのに「IFTTT(イフト)」というしくみを使うと、セリフを「OK Google, テレビをつけて」に短縮できます。
この方法もまた難しくはないのですが、登録するボタンの分だけ手作業が必要になるので、やっぱりメンドーです。
ただ、毎回毎回、セリフが長くなるよりはずっとよい。ということで、がんばるのみです。
なお、IFTTTのくわしい設定方法も、ネット検索ですぐにいろいろ見つかりますが。同じく、GoogleHomeとIFTTTを使った「メモの音声記録」の記事もご興味あれば ↓
CHECK! GoogleHomeを使って声だけでEvernoteにメモをとる方法【IFTTT】
IFTTT方式のほかにも、「Direct Actions」という方式を使っても「OK Google, テレビをつけて」で対応できます。
ただし、「Direct Actions」方式では、テレビのチャンネルを変えるなどの細かな操作はできないことから、結局はIFTTT方式をおすすめします。
家族の反応はどう?
というわけで、声で家電を操作できるリビングになったわが家。わたしは「やったね!」と満足をしているのですが、家族はどうなのか? について触れておきます ↓
性格 | 声で操作の利用度 | |
わたし(43歳・税理士ブロガー) | 基本は保守的だが革新にあこがれる | ◯ |
妻(44歳・専業主婦) | 保守的 | △ |
娘(13歳・中1) | 超・恥ずかしがり | × |
息子(10歳・小4) | おちょうしもの | ◯ |
わたし
もともと保守的な性格ですが、革新的でありたいと願う43歳、ふたご座のA型。
そんなわけで、このたびの「スマートリモコン」導入も、世の中に比べて遅いわけでもないが早くもない… という中途半端。ブロガー的にも、もっと早く手を出したかったと後悔をしている。
妻
おそらく「また、こんなもの買って」と思っているにちがいない。「だいたい、リモコンで操作するほうが早いじゃないの」とか思っているにちがいない。まちがいない。
でも、「使ってみて、言ってみて」とわたしがすすめると使ってくれる。保守的だけど優しい妻。
娘
GoogleHomeは、わが家に導入してから半年以上になるが、いまだに使っているところに出くわしたことがない。昔から超・恥ずかしがりの娘。
たぶん「OK Google」が恥ずかしくて言えない。もしかしたら、誰もいないときにはやっているかもしれない。謎。
息子
他人が「OK Google」と言うと、割り込んでセリフを奪おうとする。わが家きってのおちょうしものな息子。
なんだかんだと柔軟性があるのか、この手のものにはいちばん乗っかってくるタイプ。進化を続けるITを、ぞんぶんに使ってくれることを期待する。
まとめ
「GoogleHome+NatureRemoで声で家電を操作する」Q&Aについてお話をしてきました。
声よりもリモコンを手で操作すればいい、そのほうが早い、ということもあるでしょう。
それでも、時代は進んでいるのであり、「声」でできることは確実に増えてきています。さらに進んでいく未来に備えて、「いまできること」に触れておくのはいかがでしょうか?