ブログ記事を読んでもらったことをきっかけに、セミナーに来てもらえるようになりました。
振り返ってみて、セミナーに来てもらえるブログに必要だった5つのことについてお話をしていきます。
セミナー開催の告知・案内がブログ頼みなわたしの場合
2016年4月に独立開業。その年の9月から、かれこれ2年とちょっと、セミナーの自主開催を毎月続けています。
少人数セミナーであるうえに、毎回満席というわけでもありません。それでも少しずつ、そして確実に、受講者が増え続けている。と、実感しています。
いま現在、セミナー開催の告知・案内は、当ブログとSNS(Twitter、Facebook)のみ。対面での勧誘や、セミナーのポータルサイトからの募集などはしていません。
にもかかわらず、受講者が増えている最大の理由は「このブログ」だろう(というかそれしかない)ということで。
自主開催セミナーに来てもらえるブログに必要だったことを振り返ってみました。次の5つです ↓
- セミナーと同テーマの記事が検索にかかる
- 記事のストックがある・ストックが増え続けている
- 他人の記事とじぶんの記事との違いが伝わる
- セミナーをやっている・やっていることがわかる
- 他人のセミナーとじぶんのセミナーとの違いが伝わる
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
セミナーに来てもらえるブログに必要だった5つのこと
セミナーと同テーマの記事が検索にかかる
セミナー受講者の方に「受講にいたるまでの流れ」をお聞きすると、次のような回答を多くいただきます。
調べごとをネット検索 → 当ブログの記事がヒット → セミナーもやっていると知る → セミナー受講
つまり、きっかけは「当ブログのなにかしらの記事」です。そこを起点に、「セミナーもやってるなら行ってみようかな」という流れがあります。
有名人であれば、「〇〇さんのセミナーに行きたい」という探され方もあるのでしょうが。もちろん、わたしは有名人ではありません。
ゆえに、まずはじぶんの存在を知ってもらうきっかけが必要です。それが、「当ブログのなにかしらの記事」だということになります。
とはいえ。なにかしらの記事を書けばネット検索にかかる、わけでもなく。検索上位を狙って書いた記事も鳴かず飛ばず… はザラだったりします(堂々と言うことではないけれど)。
結果として、ブログをはじめた当初、セミナー告知をはじめた当初は、なかなか受講者も現れず… という状況がありました。
それでもめげずに(?)記事を書き続けることで、検索上位の記事もチラホラとではじめて、受講者の人数も少しずつ伸びたきた。という経緯があります。
したがって、ブログからセミナーに来てもらうには「検索にかかる記事を書け!」なのですが。言われてそれが書けるのならば苦労はしないし、わたしは苦労しています。
なので、わたし流で言うのなら「検索にかかるまで記事を書け!(書き続けろ)」です。
検索にかかる記事を書くには? の勉強・実践をしているのに、なかなか成果があらわれないのがブログの難しさ(わたしの能力不足・努力不足もあるけれど)。
記事を書いたのに受講者があらわれない、セミナー告知をしたのに受講者があらわれないからといって、すぐにあきらめないこと。
そこはひとつ、あきらめの悪いヒトになってみて。記事を書き続ける、セミナー告知し続けることをおすすめします。
記事のストックがある・ストックが増え続けている
じぶんの記事が検索にかかることがきっかけになる、と前述しました。
そのあとの話として。同テーマの記事が相当数(多ければ多いほどいい)、ブログ内にストックされていることが重要になります。
なぜならば、それが閲覧者に対する「信用・信頼」になるからです。
実際に受講者の方からは「たくさんの記事があったので専門家として信用できた」とか、「記事を書き続けている人なので信頼できそうだと思った」といった声をいただきます。
そのような信用や信頼があるから、「セミナーに行ってもいいかな・行ってみようかな」と思っていただけているわけです。
さきほども言いましたが、有名人や著名人でない限り、じぶんの名前・存在が知れただけでは「信用・信頼」してもらうことはできないでしょう。
なにかしらの記事が検索にかかる、というだけでは「セミナーに来てもらう」には不十分。検索にかかるのは「きっかけ」にすぎず、そのあとに「信用・信頼」が必要なのです。
わたしの場合には、当ブログ内にストックされた記事が信用・信頼になった、ということになります。
ちなみに。ストックが「ある」だけではなく、ストックが「増え続けている」ことも重要だと言えます。
「ブログを書き続けている人だから信用できた・信頼できた」と、受講者の方からお聞きすることが少なくないからです。
逆に。長らく更新が止まっているようなブログは、たとえストックがあっても、「この人、いまも活動しているのかなぁ? だいじょうぶなのかなぁ?」と不安を与えてしまうようです。
他人の記事とじぶんの記事との違いが伝わる
前述した「セミナー受講にいたるまでの流れ」を再掲します ↓
調べごとをネット検索 → 当ブログの記事がヒット → セミナーもやっていると知る → セミナー受講
受講者の方が、調べごとをネット検索する際。見ているのは当ブログの記事だけではありません。
検索ワードでひっかかったサイトのいくつかを比較検討しています。
このとき、検索上位であることは当然だいじですが、もうひとつ。他と比較をされたときに、他との「違い」を伝えられるかどうかが挙げられます。
もし「違い」がなければ、「どこにでもあるサイト・どこにでもある記事」で終わってしまいます。
もちろん「違い」がなくても、読み手の疑問や悩みを解決することはできるでしょう。けれども、その先のセミナーまでは行き着きません。
なので、わたし自身は「違い」を出すために、「とにかく易しく(できるだけ難しい言葉は使わない)」をいちばんに考えて、記事を書き続けてきたつもりです。
その結果として、受講者の方からは「記事がわかりやすい」「記事が(専門家特有の)上から目線ではない」という声をいただいています。
だから、セミナーもわかりやすいはず。だから、よくわからないままにセミナーに参加してもバカにされたりしないはず(バカにする講師もいるらしい…)。そんなことを思われて、セミナー受講を決められるそうです。
開催しているセミナーも「〇〇入門セミナー」のようなタイトルとしているため、「易しい記事」との整合性が取れている。というのも、ブログをきっかけに受講をいただける理由でしょう。
というわけで。まずは、じぶんのブログ記事について、他との「違い」をはっきりとさせること。そして、その「違い」に合ったセミナーづくりをすること。と考えています。
セミナーをやっている・やっていることがわかる
ブログ記事をきっかけに、じぶんのことを知ってもらう。さらに記事のストックや、記事の違いなどから、ブログ自体やブログ運営者に興味を持っていただけたとしても。
セミナーをやっていなければ、セミナーに来てもらうことはできません。あたりまえですが。
あたりまえですけれど。とくにセミナーをはじめた当初、なかなか受講者があらわれないと、その「あたりまえ」を忘れてしまいがちです。
来てもらえないなら、もうセミナーやめちゃうか… みたいな。
わたしもそう考えたことはあります。でも、あきらめが悪いので、毎月開催の告知を続けてきました。だから、いまがあります。
日々書き続けている記事が、いつ読み手に届くのかはわかりません。せっかく届いたのに、そのときには「セミナーはやっていませんでした」というのではもったいない。
ですから少々のあいだは、受講者があらわれなくてもあきらめない。という姿勢はだいじなのではないか、と考えています(すぐに受講者があらわれるのがいちばんですが…)。
それに、そもそも。自主開催セミナーは「融通」がききます。
受講者がまったくいなければ、中止にすればよいだけです。それで、誰か他人に迷惑をかけるわけでもありません。セミナー会場が有料ならば、キャンセル料無料のあいだに中止を決めればよいですし。
体裁が気になるのであれば、対外的には「中止」ではなく、「申込締切」としておけばよいでしょう(あまり大きな声で言うことでもないけれど)。
それでもセミナー開催の告知を続けていれば、「セミナーをいつもやっている人なんだな」と知ってもらうことができる。それもあって少しずつでも受講者が増えていくのだろう、と理解しています。
他人のセミナーとじぶんのセミナーとの違いが伝わる
さきほど「他人の記事とじぶんの記事との違いが伝わる」というお話をしました。同じようなことが、「セミナー」についても言えます。
つまり。他の人が開催しているセミナーと、じぶんが開催しているセミナーの違い。これが伝わらなければ、じぶんを選んではもらえません。
これについてわたしは、当ブログのセミナー告知ページで、とくに3つの点を強調しています。
1つめは、「入門者向け・初心者向け」であること。2つめは、「少人数制で、セミナー中の質問も受け付ける」ということ。
3つめは「どうするか(HOW)だけではなく、なぜ(WHY)を伝える」ことです。
これらを好むか好まないかは相手が選ぶことですが、選びやすいように3つの特徴を出しているつもりです。
わたしはおもに、フリーランスの確定申告・経理と、会社の銀行融資についてセミナーをしています。
同様のテーマのセミナーは世の中にたくさんありますが、同じ3つの特徴を持つセミナーとなると、かなり数は絞られるはずです。
実際に、「初心者向けと明記されていたから安心して申込ができた」「聞きたいこともあって参加を決めた」「どうしてそうなるのかわからなかったことがスッキリした」という話をうかがっています。
記事にしても、セミナーにしても比較検討されている。その前提で、「違い」をはっきりさせるのがよいでしょう。
まとめ
セミナーに来てもらえるブログに必要だった5つのことについてお話をしてきました。
ブログ記事から自主開催セミナーに来てもらえるように、わたしが実際にやっている・やってきたことです。
やったからといって、すぐに効果が出るようなものばかりではありませんが、ご参考になれば幸いです。
- セミナーと同テーマの記事が検索にかかる
- 記事のストックがある・ストックが増え続けている
- 他人の記事とじぶんの記事との違いが伝わる
- セミナーをやっている・やっていることがわかる
- 他人のセミナーとじぶんのセミナーとの違いが伝わる