平日はほぼほぼ銀行融資のことばかり書いている当ブログ。
毎日同じテーマでブログを書くことのメリット・デメリットについてお話します。
銀行融資のことばかり書いている僕が思うこと
ブログの毎日更新をはじめてから3年ちょっと。いまは、こんな感じで書いています ↓
- 平日 → ほぼほぼ「銀行融資」について(たまに経理・税金について)
- 土日 → 銀行融資以外のこと(趣味、習慣、仕事観など)について
というわけで、平日はほぼほぼ「銀行融資」のことばかり書いています。
とはいえ、ブログをはじめた当初からそうだったわけではなく。平日は「銀行融資」をテーマに書くようになったのは、わりとここ最近(1年弱)のことです。
その昔は、と言うと。もうちょっといろいろなテーマで書いていました。いまにして思えば「迷走」です。もっとも、この先の1年後にも同じことを思っているのかもしれませんが…
まぁ、それはひとまず置いといて。
いま現在、「毎日同じテーマ(銀行融資)」でブログを書いていることについて、そのメリットとデメリットについてお話をしてみます ↓
- キャラが明確になる
- 続けることに迷いがなくなる
- そのテーマでの「伝達力」が上がる
- かんたんには競合ブログに勝てない
- じぶんが偏る
- ブログの読書層が狭くなる
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
毎日同じテーマでブログを書くことのメリット
《メリット1》キャラが明確になる
最近では、わたしのことを「銀行融資の人」みたいに覚えてくれている方とお会いする機会が多くなりました。
このブログを見て、「銀行融資の記事ばっかり」ということから、「銀行融資の人」というキャラにつながっているようです。
あまり「銀行融資の人」と言われると、なんだか「ハムの人」になったような気分になります。
なにはともあれ。あまたあるブログ、あまたいる税理士のなかで覚えてもらえるようになるのはありがたいことです。
結果として、銀行融資に関する仕事は少しずつですが(わたしはいつも少しずつです)、それでも右肩上がりで増えてきました。
同業(税理士)の方からの仕事が増えているのも特徴的です。具体的にはセミナーを受講いただいたり、個別コンサルティングを依頼いただいたり。
これも、毎日同じテーマでブログを書くことで、「銀行融資の人」というキャラが明確になった効果だと考えています。
《メリット2》続けることに迷いがなくなる
わたしは、「おカネに困らない会社(=社長が資金繰りを気にせず、経営に集中できる会社)」には銀行融資が欠かせない、と考えています。
その考えを伝えたくてブログを書いているし、セミナーやコンサルティングの仕事もしています。
ですから、わたしにとって銀行融資はもはや「信念」であり、もっとくだけた表現をするならば、銀行融資に関わることが「好き」だということです。
その好きなことをテーマにブログを書くのですから、当然、書きがいもあるし、気合も入ります。
結果として、ブログを続けることに迷いがなくなりました。
以前は、「もっといろいろなことが書けないものだろうか?」と、ブログのネタを広く探し回っては疲弊して。ブログを続けることに迷ったり、悩んだり…
いまは、じぶんの考えや信念、好きなことなのですから、そういう意味での迷いや悩みはありません。
単純に、「好き」は「楽しい」です。
というわけで、ブログを続けることに迷いはなくなりましたが。毎日続けることの「苦しさ」はいまも昔も変わりません(笑)
やっぱり「毎日」はラクではありません。そこは、じぶんがどこまでやるか、やれるか、です。好きとか楽しいとは別のハナシ。
《メリット3》そのテーマでの「伝達力」が上がる
いつもいつも同じテーマ(銀行融資)について書いているものですから、そのテーマについての「表現」や「切り口」は徐々に増えてきた、と感じています。
同じことをなんどもなんども伝えようとするなかで、「こう言ったらもっとわかりやすいかな」と表現を試行錯誤してきました。
また、同じテーマで書き続けるにあたり、「過去に書いた記事とまるかぶりのネタにならないように」と注意することで、おのずと切り口も増えました。
たとえば、「銀行融資はだいじだ」を伝えるときにも、「借金は嫌いだ!」という人に向けた切り口と、「そもそも関心がない」という人に向けた切り口とがあります。
結果として、表現や切り口が増えれば、それらを相手や状況に合わせて使い分けることで、より伝わるようになる。
同じテーマの記事を書き続けることで、そのテーマの「伝達力」が上がる。というメリットがあります。
その効果はブログにとどまらず、セミナーやコンサルティングにも及ぶもの。相乗効果がある、大きなメリットです。
ところで。伝達力が「なに」に比べて上がったのかと言えば、「過去のじぶん」です。過去のじぶんと比べると、ブログを続けることで伝達力が上がった。
いっぽうで、他人と比べたときには「まだまだ」と感じることは多々あります。
けれども、まず比べるべきは「じぶん」です。他人を羨んでばかりいてもしかたありません(他人を分析することは必要)。
まずは、きのうのじぶんよりも一歩でも半歩でも前に進むこと。進む努力をすること。わたしにとって「毎日ブログを書く」というのは、そういうことでもあると思っています。
毎日同じテーマでブログを書くことのデメリット
《デメリット1》かんたんには競合ブログに勝てない
さきほど、《メリット1》で「キャラが明確になる」という話をしました。
キャラは明確になるのですが、それでもって競合ブログに勝てるか? というとそうでもありません。
なお、ここで言う「競合ブログ」とは、銀行融資をテーマにしている他のブログです。
銀行融資に関するキーワードでネット検索をしたときに、じぶんの記事が上位検索されているかというと、とても満足できるような状況ではなく。競合ブログに負けているわけです。
「そりゃあ、あなた。修行が足りない、記事の内容が不十分だからですよ」などと言われれば、ぐうの音も出ませんが。
そうは言うけど、きょう現在 350を超える銀行融資の記事を書いてきたわたしとしては、「もうちょっと勝てたっていいだろう」というのが正直な想いです。
わたし自身の力量、わたし自身の問題ではありますが、「キャラは立っても勝負に勝てるわけではない」。そういうことです。
毎日同じテーマで記事を書き続けても、なかなか競合ブログには勝てない現実。コスパが悪いという点で、デメリットのひとつに挙げておきます。
もっとも。言っても「たった」350記事の話です。数の問題だけではありませんが、まだまだ足りない、まだまだこれから。そう考えています。
《デメリット2》じぶんが偏る
同じテーマでブログを書き続けるにあたっては、「インプット」も必要です。
いくら信念だ、好きだ、と言っても、なにもせずただ突っ立っているだけではネタも尽きてしまいます。
というわけで、どんなテーマでブログを書くにせよインプットは欠かせません。本を読んだり、セミナーに参加したり、あたらしい仕事を受けたり。
そのときにテーマが偏っていると、インプットの内容も偏らざるを得ないところがあります。
言うまでもなく、インプットするための時間は限られているからです。なるべくその時間を増やすよう努めてはいますが、1日24時間である以上、限りがある。
限られた時間のなかで優先順位を考えたときには、どうしてもブログテーマの「銀行融資」に偏りがちになってしまいます。
あれもこれも、もっとやりたいことがあるんだけどなぁ。という点では、この偏りはデメリットだと言えます。
ただ、「長所を伸ばすか短所を補うか」で考えたときに、長所を伸ばすほうがいいというのであれば、偏ることも必要でしょう。
いまのわたしがそれ。長所(銀行融資)をもっと伸ばしたい。
もちろん、偏らずに長所を増やしたり伸ばしたりできる人もいるのでしょうが。わたしはちょっとムリ、ということで「偏り」をデメリットに挙げておきます。
《デメリット3》ブログの読書層が狭くなる
いましがた「偏り」という話をしました。これについては、じぶんだけが偏るのではなく、ブログの読者層にも偏りが出ます。
同じテーマでばかり書いているのですから、あたりまえと言えばあたりまえですけれど。
みんながみんな銀行融資のことを知りたいわけではありませんし、むしろ、銀行融資のことを知りたい人は限定的だと言ってよいでしょう。
少なくとも万人受けするようなテーマではありません。どうしても読者層は狭くなります。
結果として、ブログの閲覧者数が増えない・増えにくい、といったデメリットが考えられるところです。
ただ、それも考え方です。
わたしは誰かれ構わず銀行融資のことを伝えたいわけではなく、届いてほしい相手(銀行融資が役に立つであろう人・会社)に伝えたいわけで。読者層が狭いこと自体は問題ではありません。
問題があるとすればむしろ、届いてほしい相手に届かないこと、《デメリット1》で挙げた「競合ブログに勝てない」ことが問題です。
話を戻して。読者層が狭くなる、というデメリットについて。
だれかに読んでほしくて書いている身としては、読者層が狭くなるのには抵抗があるものです。書く以上は、できればたくさんの人に読んで欲しい。
その点では、毎日同じテーマでブログを書くことに悩みもしましたし、決断には勇気も必要でした。
そんな悩みや決断が、ブログの「苦しさ」であり、「おもしろさ」でもありますが。
まとめ
毎日同じテーマ(銀行融資)でブログを書くことのメリット・デメリットについてお話をしてきました。
ブログになにを書くかは、当然、人それぞれですが。
なにを書いたらいいのかなぁ…? と迷われている方(わたしもそうでした)などの参考になりましたら幸いです。