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駅ナカ×個室×仕事『STATION BOOTH(東京駅)』をレポート【おすすめ・イマイチをまとめ】

駅ナカ×個室×仕事「STATION BOOTH(東京駅)」をレポート

JR東日本のブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」を利用してきましたので、そのレポートです。

「駅ナカ×個室×仕事」という点で、STATION BOOTHの「おすすめ」なところと「イマイチ」なところとに分けてお話をしていきます。

目次

STATION BOOTHは「駅ナカ×個室×仕事」に使えるか?

JR東日本が展開する駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」は、2019年8月1日から東京駅・新宿駅・立川駅にブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」の設置・稼働をはじめました。

STATION BOOTHとは、カンタンに言うと「駅ナカの有料個室」です ↓

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東京駅 総武地下4階(新日本橋側)

使い方はいろいろ考えられますが、わたしの場合には「駅ナカ×個室×仕事」です。

わたしは自宅兼事務所以外には固定の仕事場がなく、「出先や移動中に仕事・作業で使えるよい場所はないか?」に日ごろから関心をもっています。その点で「駅ナカで個室」はなかなか魅力的です。

というわけで、STATION BOOTHの稼働初日。稼働開始時間の7時ジャストから、だれよりも早く利用してきましたので(なんの気合いかはわかりませんが)、そのレポートをしてみます。

STATION BOOTHを「駅ナカ×個室×仕事」という点で見たときに、「おすすめ」なところと「イマイチ」なところは次のとおりです ↓

STATION BOOTHがおすすめなところ
  • スマホで予約・利用ができる
  • ひとりになれる
  • パソコン仕事の環境が整っている
  • エアコンがある
STATION BOOTHがイマイチなところ
  • 利用料はやや割高
  • せ、狭い
  • 背後の気配、音が気になる
  • ブースの場所がビミョー

それでは、このあと順番に見ていきましょう。

 

STATION BOOTHがおすすめなところ

スマホで予約・利用ができる

事前に「STATION WORK」のサイトから予約をすることができます(予約には会員登録、クレジットカード登録が必要です)。

もちろんPCだけではなく、スマホからでもサイトにアクセスできるので、出先や移動中でも予約できるのは便利です。

サイトからは、予約可能なブース(2019年8月1日現在、東京駅はぜんぶで7ブース)、予約可能な時間帯を確認できます。

わたしが利用した東京駅の STATION BOOTHは、営業時間が 7:00から 21:30です(2019年8月1日現在)。

予約は、向こう2週間先まで可能。開始時間は5分きざみで、利用時間は15分単位で720分までになります(いやいや 12時間も使わんだろう、と思うけれども)。

なお、予約のキャンセルは利用開始時間までに。開始時間を過ぎると予約した時間分の利用料が課金される(登録したクレジットカードで決済)とのこと。

以上の予約をしたうえで、現地のSTATION BOOTHの前(ブースには番号が付いているので予約したブースの前)まで行ったら、ブースの前面にあるタッチパネルを操作です ↓

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このとき、「QRコード」または「交通系IC」のどちらかで利用をはじめます ↓

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なお、「QRコード」は、会員登録してサイトにログインすると表示されるようになります。タッチパネルの下にある、QRコードを読み取るリーダーにかざしましょう。

また、「交通系IC」のほうは、会員登録の際にじぶんの交通系ICの「ID番号」を登録することで利用できるようになります。タッチパネルの下にある交通系IC端末にかざしましょう ↓

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わたしは「モバイルSuica」のID番号を登録していましたので、上記の端末にスマホをかざすだけでOKでした。スマホでサイトを開く操作などがいらないのでラクチンです。

以上の手順で、STATION BOOTHの利用を開始することができます(ブースの自動ドアが開きます)。

【参考】予約なしの利用もOK

予約なしでも、ブースが空いていればその場での利用もできます。ブースが空いているときには、ブースの右上部にある「空き」ランプ(緑色)が点灯しています ↓

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その場での利用の場合には「交通系電子マネー決済」も可能です。

ひとりになれる

冒頭でもお話をしたとおり、STATION BOOTHは「駅ナカの有料個室」です。

駅ナカという人混み・雑踏のなかにもかかわらず、個室の空間を確保できる。ひとりになれる、というのはおすすめポイントでしょう。

そんな STATION BOOTHの個室空間はこちらです ↓

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上の写真は、ブースのドアを開けたところになります(入るときには電気が消えているので暗いです)。

もう少しブース内に近寄った感じがこちらです ↓

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ブース内に入ると(というかドアを開いてから一定時間がたつと)、背後でドアが閉まります。これで「個室」の完成です。

【参考】利用時間中は再入室が可能(ただし条件付き)

「交通系電子マネー(Suica・ PASMOのみ)による決済」により入室した場合だけは、利用時間中の退出・再入室が可能です。途中でトイレとか行けます。

パソコン仕事の環境が整っている

ブース内には、パソコン仕事をする環境が整っています。

まずは、コンセントが2口とUSB(給電)が1口。パソコンの電源も取れますし、スマホの充電もできます ↓

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ちなみに、USBの右にある「スイッチ」はブース内の照明です。ブースに入ったときは暗いので「電気はどこどこ?」となりましたが、スイッチはここにあります。

あとは、デスク上に「ディスプレイ(たぶん21.5インチ)」がひとつあります ↓

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なお、ディスプレイのケーブルは「HDMI」端子です。わたしは、MacBook Proのハブを忘れてつなげませんでしたので気をつけましょう…

もちろん、Wi-Fiもあります(IDとPASSはブース内に掲示)。これだけあれば、とくに不便なくパソコン仕事・作業ができるでしょう。

【参考】飲み物は持ち込み可

ブース内ではアルコール以外の飲み物は持ち込みOKです。食事については「お控えください」との注意書きがあります。

エアコンがある

もともと STATION BOOTHは、以前より実証実験が行われていました。今回の本格稼働では、その実証実験での利用者の声が反映されているとのことです。

たとえば、デスクの大きさや足元のスペースの見直し、ブースが利用可能かどうかがわかる「空」表示の設置、電動ラウンド型扉の導入など。

そして、なんといっても「エアコンの設置」。これは大きなおすすめポイントでしょう。

わたしも実証実験中に利用しましたが、そのときにはエアコンはなく。季節は「冬」、凍えるように過ごしたことを覚えています。これでは仕事や作業に集中できません。

で、今回は真夏。ブースの外は当然暑い空気に包まれていたものの、ブース内にはエアコンがあります。ブース外に比べればかなり快適に過ごせます ↓

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上の写真のとおり、エアコンはデスクの下(足元)にあります。太いホース(多少向きを変えられます)から、エアコンの風が送られるしくみです。

エアコンの設定は個々のブース内で操作できるのもなかなか。温度と風量とが調整できます ↓

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加えてデスク上、ディスプレイの上には「デスクファン(小さい扇風機)」が置いてあります。

風量はさほどでもなく「これいるのかなぁ?」というデスクファンでしたが 、エアコンつけないときようなのでしょうか ↓

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STATION BOOTHがイマイチなところ

利用料はやや割高

ここまで、STATION BOOTHのおすすめなところをお話してきました。そのうえで、実際に利用してみてイマイチなところについても触れていきます。

まずひとつめは「利用料」です。利用料は 15分 250円(税別)とされており、わたし個人としては割高だなぁ、と感じています。

もしも1時間いたら 1,000円です。「個室」というメリットがあるとはいえ、カフェでお茶を飲みながら過ごすのであれば 1,000円まではかかりません。

そう考えると、ちょっと割高。

ただし、いまはキャンペーン中ということで、期間は未定のようですが 15分 150円(税別)です。このくらいの料金だとちょうどいいように感じるのですがどうでしょう。

それはそれとして。STATION BOOTHのなかで1時間も仕事をしたいか? と言われれば、わたしは「NO」です。このあとお話をしますが、ブース内は当然に狭いので、正直なところ息が詰まります…

長居することはないでしょう。ですから、移動の途中などに 30分ていど「短い時間に集中できる環境がほしいとき」が STATION BOOTHのベストな使いみちかと考えています。

せ、狭い

STATION BOOTH内は「狭い」です。

ブースの見た目から、狭いことなど承知のはずなのですが。空間に慣れたころに、いっそう狭さを感じはじめるのが不思議ではあります。

とくに足元。イスの位置は固定されているので、「イスを後ろに引く」とかはできません(座面を左右に回転はできます)。身長 176cmのわたしが座ったときの足元はこんな感じです ↓

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こうして見ても、なかなか窮屈そうですよね。少なくとも、脚を伸ばすのは難しい状況だということがわかります。

また、前述したエアコンが熱を持っているのか、足元はなんか暖かい。というか、時間がたつとむしろ暑いです。上は涼しく、下は暑い。

狭さを感じつつ、空気によどみを感じると。「そろそろ外に出たいなぁ」ということで、集中力がもちませんね。わたしの場合。

背後の気配、音が気になる

ブース内でデスクに向かって座ると、じぶんの背中側がドアになります。

ドアの大部分はスモークがかかっているので(ドアの最上部と最下部はスモーク無し)、外からはだれが居るかや、パソコンでなにを見ているかなどはわかりません。

ブースに人が入っているようすを外から見るとこんな感じです(真ん中のブースだけ利用中) ↓

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とはいえ。背中に気配を感じることってありますよね。そんなときは、気になって振り返ってしまうこともあるものです。まぁ、だれもいないんですけど。

そう考えると、ドアに背を向けるレイアウトは、わたしにとってはイマイチでした。

ちなみに、実証実験中のブースはドアに対して真横向きに座るレイアウトだったので、そちらのほうがよかったのになぁと感じるところです。

また、ブース内はだいぶ音が遮断されているものの、駅内のアナウンスは聞き取ることができるていど。背後で大きめの話し声が聞こえたりすると、やはりなんとなく振り返ってしまいます。

オマエの集中力が足りない! と言われればそれまでですが。やっぱり背後が見えないのはなんかイマイチです。

ブースの場所がビミョー

わたしが利用したSTATION BOOTHは東京駅です。2019年8月1日現在、東京駅のブースはぜんぶで7つ。

いずれも JR改札内、横須賀線・総武線ホームに向かう「地下4階」にあります。ち、地下4階って… わざわざ行くのには躊躇する場所です。

設置するスペースを確保したり、あまりにも混雑するところは避ける、などの意図があるのかもしれませんが。場所としてはちょっとビミョーでしょう。

なお、7つのブースは、新日本橋側に4つ(ブースナンバー 1〜4)と、新橋側に3つ(ブースナンバー 5〜7)というぐあいに分かれています。

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STATION WORK 公式サイトより引用

 

まとめ

ブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」について、「おすすめ」なところと「イマイチ」なところとをレポートしました。

「駅ナカ×個室」という組み合わせは魅力的でおもしろく。実際に利用してみても、出先や移動中に仕事・作業をする場所として「じゅうぶん選択肢になる」と感じました。

今後さらにブースが増えたり、もう少し利用料が下がるなどすると、わたしの利用頻度は高くなりそうです。

駅ナカ×個室×仕事「STATION BOOTH(東京駅)」をレポート

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