ブログやメルマガを書くにあたり、仕事のことばかりではなく、プライベートについても書く・明かす理由についてお話をしてみます。
プライベートの範囲と頻度に悩んだ日々。
ここ3年のあいだ、「ブログの毎日更新」と「メルマガの毎日配信」を続けています。
いずれも、おおむね「仕事寄り」の話を書くこと多いのですが。ときどきは「プライベート」についても書いています。
プライベートを書くと言っても、「どこまで書くか(範囲)・どれくらい書くか(頻度)」のていど加減は人それぞれです。
わたしの場合、範囲については「趣味(ランニング・ディズニーとか)」「好きなモノ・使っているモノ」「家族」「ライフハック」「価値観」などを。
それらを書く頻度は、だいたい週2回くらいです。なんとなくの「決めごと」として、土日はプライベート寄りのことを書きたいなぁ、と考えています。
ブログにしてもメルマガにしても。「公(おおやけ)に対してプライベートを明かすのはどうなのか?」との迷いや、「プライベートを明かすことにメリットはあるのか?」との疑問もあるでしょう。
ブログ・メルマガを書き始めた当初、わたし自身がそうでした。迷いもあったし、疑問もありました。
それでもいまは、さきほど言ったとおり。あるていどの範囲・頻度で、プライベートも書く・明かすようにしています。理由は次の3つです ↓
- 好きなことだから
- 箸休めになるから
- 人となりが伝わるから
それではこのあと、3つの理由について順番にお話をしてみます。
ブログやメルマガでプライベートも書く・明かす3つの理由
《理由1》好きなことだから
じぶんが好きなことは誰かに話したい・伝えたい! という気持ち、ありますよね。
なんだか「じぶん本位」なようでもありますけれど、その気持ちはプライベートを書く・明かす理由のひとつです。
話したい・伝えたい!というのは、日々、ブログやメルマガを書くうえでのだいじな「原動力」でもあります。逆に、好きでもないことを書き続けるのでは苦痛でしかありません。
もっとも、ブログの毎日更新やメルマガの毎日発行について、「毎日は苦行」にほかならないわけですが。それでも「好きなことを書いている」から、毎日続けられてもいるわけです。
たとえば、わたしの趣味であるランニングや、ディズニーリゾートのことを書くのは、作業としてはしんどい反面、気持ちとしては楽しく、心躍るものでもあります。
まぁ、その気持ちが読み手に届くか、伝わるか、というのは別問題でして。
前述したように「じぶん本位」でもあり、「ひとりよがり」もあるのが趣味だったりするのですから、届かない・伝わらないこともあるだろう。そう考えています。
だから(?)、「バランス」をとることにしました。
冒頭でも触れましたが、「プライベート寄りの話は土日、仕事寄りの話は平日に」というバランスです。いまのところは、このバランスに落ち着いています(いずれ変わるかもしれませんが)。
なお、「好きなことを書く」のは、仕事寄りの話を書くときでもいっしょですね。じぶんがやっている「好きな仕事」のことを書いています。
好きなことを書くのが、ブログやメルマガを続けるコツだとも言えるでしょう。
ブログやメルマガを続けたい、と考えるのであれば(続けることに焦点を当てるのであれば)。好きなことを書く、その一環でプライベートも書く・明かす。
わたしの経験則として、おすすめできるところです。
《理由2》箸休めになるから
わたしがブログやメルマガで書く「仕事寄り」の話は、会社の銀行融資やフリーランスの税金・経理が中心です。
わたしの「いまの能力」の限界とでも言うべきか。だいぶ偏った範囲の内容について集中的に書いています。
そんなにいつも同じものばかり出されたら飽きちゃうよ… ということであり。料理・食事にたとえると、「なにか箸休めがほしいなぁ」といったところでしょう。
そこで、箸休めとしての「プライベート」もありではないか? との思いもあって、土日を中心にプライベートを書いています。
ちなみに。ここで言う「箸休め」は、「読者の方にとって」はもちろんのこと。実は「わたし自身にとって」も、です。
好きでブログやメルマガを書いているとはいえ、ずーっと同じ「仕事寄り」の話では、正直、わたしも飽きてしまいます。
だから、たまには「プライベート寄り」の話を書くことで、じぶん自身をリフレシュさせる。という効果もあるのです。
なにかを続けたいのであれば、じぶん自身が「飽きないくふう」も必要でしょう。続けたいと考えてはじめた以上、なによりもまず「続けることにこだわる」べき。というのがわたしの考えです。
《理由3》人となりが伝わるから
そもそも教科書的なハナシとして。ブログやメルマガでは、じぶんの「プライベート」にも触れるのがよい、とされています。
その理由として挙げられているのが、読者に対してじぶんの「人となり」が伝わるから。ホントかなぁ、と半信半疑だったのがわたしです。
けれども。いまは現実として、じぶんが明かした「プライベート」によって、わたしの人となりは伝わっています。
その結果として、仕事にもつながっているのは、大きな成果だと言ってよいでしょう。
たとえば。最近でも「ディズニー好き」というプライベートに対して「とくに共感」をしていただき、仕事をご依頼いただいたケースがあります。
そのお客さまいわく「ディズニー好きに悪い人はいないですから」とも。なるほど、それもひとつの判断要素。プライベートで人となりが伝わることもあるのです。
その昔のじぶんであれば、まさかディズニー好きが仕事につながるとは想像しにくかったことでしょう。むしろ、仕事に直接関係がないことを書いて、信用を下げるのではないか、とも考えていたところです。
ほかにも、プライベートで共感を呼びやすい点としては、「年齢」や「家族構成」が挙げられます。
じぶんに近い年齢の人に仕事を依頼したい、との考えもあるでしょう。また、同じような年齢の子どもがいれば話や考え方も合いそうだ、との考えもあるでしょう。実際に、そうおっしゃるお客さまもいます。
そんなこともあって、わたしはブログやメルマガで、じぶんの年齢も家族がいることも明かしています。
加えて、妻や子どもについては「妻(46歳)」「長女(中2)」「長男(小5)」などのように、カッコ書きで年齢を伝える。というのは意識的にやっていることのひとつです。
いっぽうで。自宅(兼事務所)の住所や電話番号、家族の名前などは公にしないようにしています。いろいろなリスクがあるところだから、ですね。
住所や電話番号の記載がないことで逃している仕事はあるかもしれませんが、そこは「じぶんがなにを取るか?なにを捨てるか?」。バランスの問題として捉えています。
なお、直接的な仕事につながることとは別に、人となりが伝わることによる効果はほかにもあります。たとえば、
ブログを読んでくださるお客さまから「こんどはいつマラソン走るんですか?」と声をかけていただける、とか。
「それ(わたしの持ち物、使っているツール)、このあいだのブログで書いてましたよね?聞きたいことがあるんですけど…」などとお合いした際に聞かれる、とか。
つまりは、コミュニケーションのきっかけや材料として、人となりが役に立つことはあるわけです。
その手のコミュニケーションはなければないで直接的な害はありませんが、あればあったでお互いの「仲」は深まるものだと考えています。
じぶんのプライベートを書く・明かすというのは、ちょっと勇気がいるところでもありますが。勇気を出して、じぶんをオープンにしただけの価値もある。ということは言えそうです。
まとめ
わたしが、ブログやメルマガでプライベートを書く・明かす理由についてお話をしてきました。
プライベートを書く・明かすにあたっては、その範囲や頻度で悩むこともあるでしょう(わたしもそうでした)。
同じように悩んでいる人にとって、なにかしらのご参考になりましたら幸いです。
- 好きなことだから
- 箸休めになるから
- 人となりが伝わるから