フリーランスの「お悩み」として見聞きするものに「サボり」があります。
というわけで、わたしが実践している「サボらないためのスケージュールのしかた7箇条」のお話です。
サボるも良し、とは言えないので。
会社勤めをやめて独立。ひとりで仕事をするようになって4年めになりました(2019年11月23日現在)。
ひとりで仕事をする人を「広い意味でのフリーランス」ととらえるのであれば、わたしもまたフリーランスです。
そんなフリーランスの「お悩み」として見聞きするものに「サボり」があります。ひとりゆえに、ついついサボってしまうのはどうしたらよいものか? という悩みです。
実際に、そのようなお悩み相談をされることもあります。
もっとも。わたし自身、サボることはあるわけで。なんとなくダラダラしてしまったり、ボーッとしてしまったり… だって「にんげんだもの」とは、けだし名言。
とはいえ、できるだけサボらないようにと考えて(サボらないほうがいいに決まっているし)。「スケジュールのしかた」という点では、じぶんなりに工夫しているつもりです。
そこで。わたしが実践している「サボらないためのスケージュールのしかた7箇条」をお話してみます。こちらです ↓
- 朝イチで決めておく
- タスクを並べるだけにしない
- 空白をつくらない
- 余白をつくる
- 予定どおりにいく、とは考えない
- だいじなものから先にスケジュールする
- 記録して振り返る
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
フリーランスがサボらないためのスケージュールのしかた7箇条
一、朝イチで決めておく
わたしは毎朝「朝イチ」に、その日のスケジュールを決めるようにしています。つまり。朝起きてからなにかをはじめる前に、まずはスケジュールを決めることからはじめる。
そうしないと、なにかをはじめる前に(あるいは、なにかをしている最中に)サボってしまう可能性があるからです。ふと気がついたときには「もうお昼!?」かもしれません。
わたしの意志力はもともとそのていどだ、と心得ています。だから、朝イチにスケジュールを決めることで早々にじぶんを縛ってしまう。これで、朝からサボることは防ぐことができます。
意志力に自信がない人はお試しあれ。
ちなみに、スケジュールの決め方が大きなポイントになります。それが次のお話です ↓
一、タスクを並べるだけにしない
その日1日のスケジュールを決めるときに、「ただタスク(仕事・作業)を並べるだけ」にはしないようにしています。
タスクを箇条書きにした、いわゆる「タスクリスト」があるだけでは、スケジュールにはならないからです。
それぞれのタスクについて何分でやるのか、どういう順番でやるのかまでを決めることができてはじめてスケジュール。そう考えています。
以前はわたしも、タスクリストだけを用意して過ごしていたことがありました。けれども、1つ1つのタスクにかける時間(目安・目標)を決めずにいると、ヒトはのんびりしがちになるものです。
タスクを並べるだけだと、結果的にサボりにつながります。付随して、タスクの未消化・先送りが日常茶飯事となることも見逃せません。
一、空白をつくらない
いましがた、それぞれのタスクについて何分でやるのか、どういう順番でやるのかまでを決める、と言いました。
これに加えて、スケジュールに空白をつくらないようにもしています。
具体的には、朝イチでスケジュールをたてるところから、次の日の朝起きるまでのあいだをタスクで埋めるのです。
ここで言う「タスク」は、仕事にかかわるものばかりではなく、食事や入浴、休憩、睡眠など生活にかかわるものまでを含みます。とにかく、タスクで 24時間を埋め尽くすことでスケジュールに空白をなくす。
これに対して、「一部のタスク(予定)だけを記載したスケジュール帳」があります。人に会う予定や会議の予定などだけ記載してあり、あとは空白。
このようなスケジュールだと、空白の時間がサボりにつながります。意志力の弱いわたしの場合、ですが。だから、スケジュールには空白をつくらないようにしているのです。
タスクで 24時間を埋め尽くすにあたり、わたしは「TaskChute Cloud」というツールを使っています。詳しくはこちらの記事もどうぞ ↓
一、余白をつくる
スケジュールには空白をつくらない、というお話をしました。そのいっぽうで、「余白」をつくるようにしています。
ここで言う「余白」とは、「想定外に対応するための時間」です。具体的には、1日のなかで 30分の余白時間をスケジュールに織り込んでいます。
スケジュールしていたよりも時間がかかってしまった… スケジュールしていなかったことに時間をとられてしまった… などということはあるもので。
そんなときには、余白の 30分を充てることで、スケジュール全体が狂ってしまうことを抑える。余白は、スケジュールのズレや崩れを吸収する「クッション」の役割です。
このような余白がないと、スケジュールのズレや崩れをきっかけに「もういいや」と投げやりになり、一気にサボりへと流れてしまうことがあります。
というわけで。毎日のなかには、いくばくかの余白を持つのがおすすめです。なお、余白が過ぎるとやはりサボります(経験談)。
一、予定どおりにいく、とは考えない
前述した「余白」をしてもなお、スケジュールどおりにはいかないということもあります。結局のところ、スケジュールとは「予定」であり。予定は予定に過ぎないからです。
とはいえ。その現実を知り、「スケジュールしたって意味ないじゃん」と考えるのであれば尚早だと言えます。
意志力の弱いヒトは、スケジュールが無いと「糸の切れた凧」のごとく制御が効かなくなるものです。悪い意味での自由です。
わたしはそうなってしまう自信があるので、よりどころとしての「糸」をスケジュールに求めています。糸さえあれば、多少風に流されたとしても自由の範囲は知れたものです。
少々比喩的なハナシになってしまいましたが。実際、「よりどころ(スケジュール)」があるのとないのとでは行動に違いが出るものだ、というのがわたしの考えです。
おそらく、ヒトは元来がまじめであり、「じぶんが立てたスケジュールは守ろう」と考えるからではないか? と勝手に推測をしています。
いずれにせよ。立てたスケジュールが 100%予定どおりにいくとは考えないことです。
予定は予定に過ぎない。ただ、予定どおりにいかないときでも、「できるだけ予定を守ろう」とする。そのよりどころとして、スケジュールを持つこと。その結果、サボりを減らすことができるものと実感しています。
一、だいじなものから先にスケジュールする
予定は予定に過ぎず。立てたスケジュールが 100%に予定どおりにはいかない、という話をしました。
これをふまえて、スケジュールを組むときには、できるだけ「だいじなもの」から先にスケジュールすることです。
スケジュールのズレは、1日のなかであとになればなるほど大きくなります。逆に朝イチであればズレはありません(寝坊しなければ)。
だから、じぶんにとってだいじなものを、1日に早いうちにスケジュールして、早いうちに実行するのがおすすめです。
わたしの場合には、このブログの執筆などがそれに当たります。
ブログは毎日更新と決めている「だいじなもの」であり、いまのわたしにとって「できなかった…」は許されないものです。だから、早いうちにやる。
これを夜にスケジュールしていたりすると、「(予定がズレて)時間がなくなっちゃった」とか、「なんか疲れちゃった」とかでサボりの原因になりかねません。
また、だいじなものを1日の早いうちに済ませるとテンションも上がって、そのあとのタスクにも意欲的にとりくめる、という効果もあります。
一、記録して振り返る
再三の繰り返しになりますが。立てたスケジュールは 100%に予定どおりにはいかないものです。
それでも、「予定は予定に過ぎない」と開き直ってばかりもいられません。予定どおりにいかなかったことには、必ず原因があるからです。
これを放置すると、予定どおりにいかないことに対する許容度が大きくなり、結果的にサボりへとつながりかねません。これはよくない。
というわけで。立てたスケジュールに対して、「なにが・どういう原因で・どのくらいズレたのか」を把握する必要があります。
具体的には、実際の行動を記録すること、その記録と当初のスケジュールとを比較することです。わたしはこれを、毎晩寝る前に振り返りとしてやるようにしています。
振り返りの結果、たとえばそもそものスケジュールに問題があれば、次に同じようなスケジュールをするときには気をつけるとか。予定よりも時間がかかったものは、次にはかかる時間を減らすことができないかを検討するとか。
いずれにせよ。「できるだけ予定どおり」を実現できるように、と試行錯誤してみる。「予定どおり」が増えてくると、その気持ちよさがクセにもなり、おのずとサボりが減るようにも感じるところです。
途中でいちどご紹介をしましたが。記録して振り返りをするのにも「TaskChute Cloud」はおすすめです。詳しくはこちらの記事もどうぞ ↓
まとめ
フリーランスのわたしが実践している「サボらないためのスケージュールのしかた7箇条」についてお話をしてきました。
サボらないための工夫は人それぞれですが、なにかひとつでもご参考になることがあれば幸いです。
- 朝イチで決めておく
- タスクを並べるだけにしない
- 空白をつくらない
- 余白をつくる
- 予定どおりにいく、とは考えない
- だいじなものから先にスケジュールする
- 記録して振り返る