お客さまがいなければ、仕事を続けていくことはできません。
わたしが独立後、お客さまから選ばれるためにやっていて良かったことについてお話をしてみます。
なんとかきょうまでやってこられたワケ、とは?
2016年4月に独立してから、もうすぐ4年になろうとしています(2020年1月10日現在)。
なんとかきょうまでやってこれている、ということを振り返ったときに。お客さまあってこそ、お客さまに選ばれてこそのいまであることを感じています。
お客さまがいなければ、仕事を続けていくことはできないからです。
というわけで。独立後、お客さまから選ばれるためにやっていて良かったこと、についてお話をしてみます。
独立当時にはよくわかっていなかったけれど。いまとなっては、コレがあったからだよなぁ、と感じることも含めて。それは、次の5つです ↓
- ブログサイトをつくった
- 顔出しをした
- 「銀行融資専門」を打ち出した
- 毎月セミナーを続けてきた
- 毎日ブログを書いてきた
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
独立後、お客さまから選ばれるためにやっていて良かったこと
ブログサイトをつくった
わたしは、2016年の4月18日に独立開業しました。と同時に、このブログサイトを開設。その日からブログの投稿をはじめました。
開業する数ヶ月前から(前職に在職中から)、少しずつブログサイトの「枠組み」の準備を進めて、開業日から「記事」を投稿しはじめた、という感じです。
そのきっかけになったのが、こちらの本。たまたま本屋で手にとった1冊です ↓
この本から「ひとり税理士」という道があることを知り、「ブログを書く」という方法があることを知りました。わたしにとっては、まさに人生を変えた1冊です。
とはいえ。当時はよくわからぬままに、おそらく「あこがれ(著者・井ノ上陽一さんへの)」の念をいちばんのモチベーションにして、ブログをはじめたように思います。じぶんもこんなふうになれたらなぁ、みたいな。
無知とは恐ろしいもので。そんなふうにはカンタンになれないことを、まもなく思い知ることになるわけですが…
なんにせよ。このブログサイトをつくり、いままでこのブログサイトがあるおかげで、お客さまから選ばれるチャンスができました。
つまり、「ブログサイトの記事を読んでいたので」という理由で、お客さまから選んでいただけるようになったのです。
ブログですから、そこは「インターネット」の世界。近隣・遠方、関係なしで選んでいただけることもあります。「リアル」の世界で看板を掲げているだけでは、わたしの場合にはムリだったことでしょう(いまも看板はありませんが)。
先日、少々遠方のお客さまからコンサルティングのご依頼をいただいた際、選んでいただいた理由をうかがうと。理由のひとつとして「ブログサイトのデザイン・色合い」とおっしゃっていただきました。
そのお客さまはデザイナーであり、「デザイン・色合いも選ばれる理由になるのだなぁ」と、あらためてブログサイトが持つ「影響力の可能性」を感じたところです。
記事にはもちろん、ブログサイトの細部にまで影響力は宿る、ということでしょう。
顔出しをした
世の中のブログサイト、あるいはホームページを見ていると。「顔出し(じぶんの顔写真を掲載する)」をしていないブログサイトやホームページもあります。
商売としてのブログサイトでもある以上、「実名」を掲載するのは当然にしても、「顔出し」までするかどうかはまた別です。
ともすれば、「ネットの世界に顔をさらすなんて危険…」とか、「じぶんの顔をさらすなんてはずかしい…」と思う人もいるでしょう。ちなみに、わたしは後者です。
それでも「顔出し」をしたのは、ネットの世界からリアルのお仕事で選ばれるためには「少しでも安心してもらえたほうがいい」と考えたから。逆に、じぶんが選ぶ側だったら、顔がわからない相手はちと不安です。
実際、はじめてお会いする方からは、「ブログの感じそのままですね」と言われることもあり。もちろん、そう言われるのは「顔写真」だけではなく、「ブログ記事」のテイストなども含めてでしょうけど。
いずれにせよ、顔写真が「まだ見ぬ相手(お客さまから見たわたし)」の印象づくりに役立ち、選ばれる理由のひとつになっていることは間違いないはずです。
なお、「顔出し」の延長線上の話として。じぶんのプライベートについてブログに書いてきたことも、お客さまから選ばれる理由になっています。
わたしが「ディズニーリゾートが好き、マラソンが好き」といったことについては、お客さまのほうから「わたしもです」とお声がけをいただくこともあり。それだけで共感度が高まります。
また、いい歳(44歳)をして「欅坂46が好き」なんて書いていても。「わたしは〇〇坂が好きなんです」と言っていただけりもするので、「なんでも書いてみるもんだなぁ」とも感じるわけです。
ここまでくると、なんかちょっと話の趣旨からズレているかも… ですね。
「銀行融資専門」を打ち出した
わたしは「銀行融資専門」の税理士、を打ち出しています。まぁ、自称なんですけど。
ただ、開業当初から打ち出していたのではなく。開業からはだいぶたってから、「じぶんのやりたい仕事はなんだろう?お客さまの役に立てる仕事はなんだろう?」を突き詰めた結果、そこにいたりました。
では、突き詰めるにいたった要因は? と言えば。これまたブログです。
日々、ブログを書き続けるなかで、「ブログ記事を書くネタが無いっ!」という悩みにいくどもいくどもぶつかりました。そして想うことは「オレはほんと、引き出しが無えなぁ」です。
税理士ですから、経理や税金のことは相応にわかります。けれども、それ以外となると… そんな感じですね。
あのとき、「ブログ記事のネタ切れ」を経験していなければ。わたしは、いまも、「じぶんが何者か?」に自信を持てずにさまよっていたかもしれません。
そんな過去を経たのちに。勉強をしながら、経験をしながら、銀行融資専門を掲げるにいたっています。
「銀行融資専門」を打ち出せたおかげで、「モロトメ=銀行融資の税理士」というイメージを持っていただけるようになりました(以前よりはすこしづつ、ですが)。結果、仕事でも選んでいただけるようになりました。
もっとも。「銀行融資専門」とただただ名乗っていればよい、という話ではありませんので。その前段として、このあとお話をする「毎月セミナー」「毎日ブログ」があったことは欠かせません。
毎月セミナーを続けてきた
2016年4月に開業してから半年。2016年10月からきょう(2020年1月11日)まで、毎月セミナーを開催してきました。
はじめは「フリーランスの確定申告・経理」をテーマに。途中からは、前述した「銀行融資」のテーマも加わりました。さらにはスポット的に「ブログの毎日更新」をテーマにしたセミナーも。
告知をしてもまったく参加者が集まらない… ということがありましたが(いまもあるけれど)。それでも、毎月開催し続けているのは、「毎月開催」もまた、お客さまから選ばれる理由になるからです。
「ほんとうは先月参加したかったけれど、都合が合わなくて… でも、今月もやっていたから参加できました」との言葉をいただいたのは1度や2度ではありません。
そもそも、こちらがいっぽう的に決めるセミナー開催日であれば、参加したくても予定が合わないことはあるに決まっています。だとしたら、なるべく開催を続けていくことがお客さまの役にも立つだろう、と思うのです。
そんなこともあって、わたしは「毎月開催」にこだわっています。いわゆる繁忙期だろうがなんだろうが毎月開催をする。お客さまにとって、わたしが繁忙かどうかは関係のないことですから。
また、「旬な時期にだけやらない」ようにもしています。たとえば、確定申告がテーマのセミナーは、一般に年明けくらいの時期に集中します。旬だからです。
けれども、その前から確定申告に向かって動きはじめようとしている人からしたら遅すぎることでしょう。なるべくすぐに動きはじめることができるように、と考えての毎月開催でもあります。
最初は集まらなかった参加者も、長い目で見れば「右肩上がり」。「継続はチカラ」に嘘偽りはない、と感じます。毎月セミナーを続けてきたことは、お客さまから選ばれるためにやっていてよかったことのひとつです。
ちなみに。わたしのセミナーは少人数制で、何十人、何百人というセミナーではありません。わたしにそんなチカラはないですし、もともと、少人数で「講師と参加者の距離が近いセミナー」を考えています。
毎日ブログを書いてきた
この話をすると、「またそれか…」と思われそうな気がしないでもないけれど。わたしは、このブログサイトを開設以来、毎日更新を続けています。
日にちにすると、きょうで 1,198日め。わがことながら、書きも書いたり。よく続いているなぁ、といったところです。
毎日である必要があるかどうかはともかく、続けることは口で言うほどカンタンなことではありません(ブログに限らず)。
それを続けてきたからこそ、毎日書いているブログ記事がお客さまから選ばれる理由のひとつになりました。
書き始めたころは、「これ、ほんとにだれかに読まれてるのかなぁ? ほんとにだれかの役に立っているのかなぁ?」と半信半疑。けれども、いまではお客さまから直接、「声」をいただけます。
毎日のブログを読んでいて仕事をお願いすることにしました、とか。〇〇の記事が他のどのブログよりもわかりやすかったので、とか。
なんてことばかり言っていると、ただの自慢のようですが。ブロガー冥利に尽きる、とは言えるでしょう。毎日苦しみながらも(書くことは楽しくもあり苦しくもあります)書いた甲斐があったなぁ、と。
いまのわたしにとって、日々のブログ記事がいちばんの「営業ツール」であり、いちばんの「営業チャネル」です。日々のブログ記事を「入口」に、お客さまから選んでいただくことができています。
ゆえに、「記事を書き続けていなかったら?」と思うと、ちょっとした恐怖を感じるほどです。そんな恐怖もまた、いまではブログを書き続けている理由のひとつなのかもしれません。
まとめ
わたしが独立後、お客さまから選ばれるためにやっていて良かったことについてお話をしてきました。
独立当時にはよくわかっていなかったけれど。いまとなっては、コレがあったからだよなぁ、と感じることでもあります。
これから独立をされる方などのご参考になりましたら幸いです。
- ブログサイトをつくった
- 顔出しをした
- 「銀行融資専門」を打ち出した
- 毎月セミナーを続けてきた
- 毎日ブログを書いてきた