これまでずっとリアルセミナーばかりやってきましたが。
オンラインセミナーをはじめました! ということで、その理由についてお話をしていきます。
オンラインセミナーはじめました。
かれこれ3年半ほど、自主開催セミナーを続けています。
そのあいだのセミナーはすべて「リアル」。つまり、セミナー会場で参加者の方々と直接顔を合わせるかたちでやってきました。
ところが、このたび。
本投稿日現在(2020年3月1日)からしばらくのあいだ、リアルでのセミナーを控えて、オンラインでのセミナーをはじめることにしました(ツールは zoomを利用する予定)。
3月開催セミナーから、順次オンラインでの開催を受付中です ↓
CHECK! セミナー開催情報
リアルにもオンラインにも、それぞれ良し悪しはあるわけですが。そのあたりもふまえて、オンラインセミナーをはじめることにした理由についてお話をしてみます。こちらです ↓
- 体調不良のリスク
- 家庭から離れるリスク
- 移動コスト・会場コスト
- ネットの強みを活かす
- 将来への備え
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
「リアルセミナーを控えてオンラインセミナーをはじめました」の理由は5つ
体調不良のリスク
今回、オンラインセミナーに踏み切った、いちばんの理由がコレ。「体調不良のリスク」です。
具体的には、新型コロナウィルス。感染が広がったことで、不要不急の外出や人の集まりに対して自粛が求められる事態にいたっています。
その影響もあるのでしょう、わたしが開催しているセミナーへのお申込みも激減しました(ウィルスばかりではなく、ほかの原因もあるのでしょうが)。
しかも、わたしがふだんセミナーを開催している場所は「横浜」です。クルーズ船問題もあってか、「近づかないほうがよい場所」的なフンイキがなきにしもあらず…
そのようななかでもお申込みをいただいた参加者の方々のご意見もお聞きしつつ、お互いの「安全」という面でもオンラインという選択をすることにしました。
ちなみに、昨年からは遠征セミナー(名古屋、長野、仙台、大阪、広島)も開催しています。ことしもぜひ!と、考えていたところですが。感染のリスクを考えると、いまはできるだけ移動は避けるべきでしょう。とくに公共交通機関は。
また、よくよく考えてみると。遠征はそれなりに「体力」を使う行為でもあります。慣れない場所(ホテル、セミナー会場など)でのストレス(自覚・無自覚を問わず)もあるでしょうから、体調不良に陥るリスクは決して低くないようにも思います。
この点、オンラインセミナーだと。会場は「自宅(兼事務所)」ですからね。体調は管理しやすいのではないか、という考え方もあるわけです。
というわけで。体調不良のリスク、これがオンラインセミナーをはじめた理由の1つめになります。
家庭から離れるリスク
さきほど、遠征セミナーの話をしました。遠征をすると、物理的にもだいぶ家庭から離れることになる。家庭から離れるリスク、です。
もし、じぶんが家庭から離れているあいだに、地震・台風・豪雨などの自然災害が起きたらどうでしょう?
公共交通機関がマヒすれば、帰宅したくても帰宅できない。家族に会いたくても会えない、ということが起こりえます。
というか、実際にありました。
昨年、仙台に遠征セミナーをした際は、ちょうど台風(19号)が本州を縦断。自宅がある横浜も、遠征先の仙台も被害を受けました。結果、新幹線が運転見合わせ・運休となり、予定通りには帰宅できず… です。
台風が来ることはあるていどわかっていたのだから、「行かない(中止・延期)」という選択肢もあるわけですが。開催を予定している以上、中止や延期はかなり勇気がいる判断だと言わざるをえないでしょう。
もし、それがオンラインだったらと考えると。もう少し、選択肢は広がるだろうなぁ、ということです。少なくとも、台風が来るとわかっていながら、出ていくことはありません。
台風の話ばかりになりましたけど。日々、じぶんにも家庭にも、なにが起きるかはわかりません。であるならば、家庭の近くにいられるのであれば、できるだけそうしたい。そうしておきたい。
それもあっての「自宅兼事務所」です。その環境をより活かすという意味でも、オンラインセミナーを選ぶ価値はあるだろうと考えているところです。
移動コスト・会場コスト
リアルでのセミナーを開催すると、「移動コスト」と「会場コスト」が発生するのは、ひとつのデメリットだと言えます。
移動コストとは、自宅から会場まで移動するための費用。泊りがけの遠征であれば、食費や宿泊費などもかかります。「おカネ」ばかりでなく、移動にかかる「時間」もコストです。
会場コストとは、文字どおり、セミナー会場を使うための費用ですね。会場でのトラブル(アレがないコレがない、プロジェクターがうまくつながらない…とか)を避けるために、セミナー開始の1時間前くらいには会場入りしたりもしますので。やはり、おカネばかりでなく時間もかかります。
この点、オンラインであれば。おカネと時間は比較的軽減されるでしょう。開催する側としてはメリットのひとつです。
また、ウィルス問題に関して言えば。不特定多数が集まる会場自体に加えて、そこまでの移動について、感染のリスクをともないます。これはわたしばかりではなく、参加をされる方々にとっても心配事でしょう。
万が一にも感染してしまった場合には、しばらくのあいだは「治療・療養」です。そのあいだの収入が止まれば、それもまたコスト。自由にできない時間もコスト。これらも、一種の「移動コスト・会場コスト」だと言えます。
繰り返しになりますが、わたしもですし、参加者の方々もです。
「リアルの良さ(直接顔を合わせる、現場を感じるなど)」はあるし、変わりはないけれど、「いま現状」はオンラインの良さが上回る。という考えでいます。
ネットの強みを活かす
セミナーの告知はずっとネットだけでやってきました。具体的には、このブログサイトです。
また、セミナーにとどまらず、各種コンサルティングや個別相談、税務顧問などのサービス告知もブログサイトがメインです。
というわけで、「ネットの世界」を中心に仕事をしているわたしではありますが。最終的には「リアル」でのセミナー・サービスばかりというのも、少々アンバランスを感じます。
入口がネット(オンライン)なのですから、出口もネットで。ネットの強みを活かすためにも、「オンライン」という選択肢があってもよいのかな。
とは、前々から考えていたことではあります。でも、良いことばかりではなく、悪いことも考えてしまいます。
ほんとうにオンラインでうまくいくのだろうか? オンラインで伝えたいことは伝わる?トラブルはない? トラブルが起きたらどうしよう…? などなど。あたらしいことには不安が尽きません。実際、やってみれば、多かれ少なかれ失敗もするのでしょうし。
まぁ、でも。考えているだけでは、なんの成果も生み出せません。行動してみる、やってみるしかない。その結果を見て、また考えて行動するしかない。
イギリスの政治家、ベンジャミン・ディズレーリさんがこんなことを言っています ↓
行動が幸福につながるとは限らないが、行動せずに幸福が得られることは決してない。
恐れずに行動する。わたしがもっとも苦手とするところです。だからこそ、ひとつの行動として、オンラインセミナーをはじめてみたしだいです。
将来への備え
唐突ですが。時は流れ、世の中は変わります。これは避けることのできない「現実」でしょう。
このたびのウィルス問題しかり。最近では、働き方改革だ、ダイバーシティ(多様性)だなんだと、ひと昔前とは様相が異なります。AIをはじめIT進化のスピードもましています。
そのようななかで、「じぶんだけが変わらずに」というのは、ある意味では「危険な行為」だと言えるでしょう。まわりのみんなが走っているなか、じぶんだけが立ち止まっていたり、ノロノロと歩いていたら危ないですよね?
たとえ話はともかく。時の流れ、世の中の変化についていくことは「生き抜く」ためには欠かせません(先行できればなおよいのでしょうが難しい…)。
そう考えると。「オンラインセミナー」も、選択肢としてもつべきもののひとつです。
これまでも面談・コンサルをオンラインで行っていたことはありますが、どちらかと言えば「次善策」でした。場所が遠い、対面が難しいときのセカンドベストです。
でも、オンラインセミナーの開催を機に、面談・コンサルについてもオンラインの位置付けを上げました。「対面でも、オンラインでもどちらでも」という位置付けです。
それから、もうひとつ唐突に。人はみな歳をとります。これもまた、避けることのできない「現実」です。
さきほど、遠征セミナーの話をしたときに「体力を使う行為」だと言いました。遠方でのセミナーや、面談・コンサルは、確実に体力を使います。
いまはまだ 44歳なのでだいじょうぶですが、10年先、20年先はわかりません(いまと同じ仕事をしているかもわかりませんけど)。そのときに、「リアル」しか選択肢がなかったらタイヘンだろうなぁ、と思うわけです。
将来への備えとして、いまのうちから「オンライン」にも取り組んでおく。少なくとも、あたらしいものに対する苦手意識は持たないようにしておく。オンラインセミナーをはじめた理由の1つでもあります。
まとめ
リアルにもオンラインにも、それぞれ良し悪しはあるわけですが。
いまの環境、時代の流れなどを考えて、「リアルにこだわらない、むしろオンラインにも積極的に取り組んでいく」という方向に舵を切ることにしました。
いずれまた、違う方向に舵を切るかもしれないけれど。ひとまずの方向性、ということで。
- 体調不良のリスク
- 家庭から離れるリスク
- 移動コスト・会場コスト
- ネットの強みを活かす
- 将来への備え