そこにあっていい・そこにあるのがいい掃除機、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」をレビューします。
不満はないが満足もないだなんてツマンナイ。
奥さん、掃除機には満足していますか?
別に、ダンナさんでもだれでもいいんですけどね。とにかく、掃除機に満足していますか? というハナシ。
いやいや、満足かどうかは知らんけど、とくに不満もないよ、と言うのなら。もしかしたら、これが満足できるはじめての掃除機かもしれない。
そんな掃除機を、きょうはご紹介してみます。
とまぁ、ずいぶんハードルを上げてはいますけど。ハマる人にはハマる掃除機かと思いますので、自信をもって、ご紹介していきます。こちらです ↓
ご紹介するのは、プラマイゼロ株式会社さんの「±0コードレスクリーナーVer.3 C030 」になります。
プラマイゼロ株式会社って…? と、わたしも思いました。
なので、ちょっと調べたところ、レック株式会社さんの子会社だそうです。そのレック株式会社さんは、「激落ちくん」や「バルサン」をつくっている会社になります。
ブランド名である「±0」については、会社WEBサイトに説明がありました ↓
±0は2003年に誕生した日本発の家電・雑貨ブランドです。±0は「プラスマイナスゼロ」と読みます。
±0のブランドの意味は「ちょうどいい」を表わす記号のようなものです。
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030 」も、そんな「ちょうどいい」を目指した掃除機、ということでしょう。
それでは、このあと「±0コードレスクリーナーVer.3 C030 についてレビューをしていきます。良いところばかりではなく、イマイチと感じたところも正直にお話をしていきます。
そのうえで、「総合的には満足、買ってよかった」というのが、わたしの結論です。ひとことで言うと、「そこにあっていい・そこにあるのがいい掃除機」。その理由は、レビューを見ていただければ。
±0コードレスクリーナーVer.3 C030の良いところ
まずは、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」の良いところから。こちらです ↓
- そこにあっていい「オシャレ感」
- そこにあるのがいい「コードレス」
- うれしい「スタンド付き」
- 本体重量わずか 850gという「軽さ」
- じゅうぶんな「パワー」
- 75分連続使用可能な「バッテリー」
- 余計なものはなにもない「シンプルさ」
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
そこにあっていい「オシャレ感」
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」が、ほかの掃除機とは圧倒的に違う! と言えるのが「オシャレ感」です(残念でならないのは、わたしの部屋・わたしの腕では「オシャレな写真」が撮れないことです…) ↓
ふだんはあまり見せたくはない掃除機であるにもかかわらず、オシャレであるがゆえに「そこにあっていい」を実現できます。
多くの掃除機が持つ「機械っぽさ」が無く、出しっぱなしにしてあっても景観を損ねることがありません。むしろ、出しっぱなしにしておきたい。むしろ見てほしいほどのオシャレ感。
リビングなんかに置いてあっても、問題ないでしょう。インテリアとしてもなじむデザインです。
いわゆるキャニスター型(がらがら引っ張るやつ)の掃除機を出しっぱなしにするのはイヤだ、というのは当然としても。スティック型の掃除機でさえ、出しっぱなしにするのはちょっとねぇ… と躊躇するものは少なくない。
そんな掃除機にあって、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は圧倒的なオシャレ感だ! と、わたしは思うのですがいかがでしょうか?
そこにあるのがいい「コードレス」
実は、コードレスの掃除機を使うのは「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」がはじめてでした^^;
いままで使っていた掃除機はキャニスター型で、コードがあるのがあたりまえ。あ〜、あともうちょっとコードが伸びてくれればいいのにっ! とイライラしながらコンセントを差し直す…
コードレスにはそのイライラがありません。これはいい。
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は、スティック型であり、スティック型のなかでもとくにコンパクトですから、「ちょっとしたスペース(おおむね 30cm四方)」さえあれば置いておけます。
おまけに。前述したとおり、出しっぱなしにしておきたいほどのオシャレさですから。「そこにあるのがいい」と言える掃除機です。
コードレスなので、コンセントを差す必要もない。メンドーがないので、いつでもすぐに躊躇なく掃除ができる。
コードがあるキャニスター型の掃除機を引っ張りだしてくるのって、それだけもメンドーじゃないですか? わたしはメンドーです。メンドーなので掃除機をあきらめてしまうタイプです。
うれしい「スタンド付き」
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は、専用のスタンド付きです ↓
じぶんは立ったまま、掃除機をスッとスタンドに立てることができます。これは便利。
スチール製で重めのスタンドなので、「不安定…」ということはありません。スタンドの裏面にはクッションがついているので滑らず、床を傷つけることもないでしょう。
ちなみに、他社では「スタンド別売り」のスティック型掃除機もあります。スティック型は「立ってなんぼ」なのですから(たぶん)、はじめからスタンド付きにしてくれぇ、と思うよ。
なお、スタンド無しでも自立するスティック型掃除機もあるけれど。その姿がどこか「不格好」だったりするものもあって。それならスタンド付きにしてくれぇ、とも思うのよ。
本体重量わずか 850gという「軽さ」
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は、本体部分とノズルとが分離します ↓
本体部分の重量は、なんと 850g。軽い、軽い。900mlサイズのボトルコーヒーわずか1本分くらい、ってわかりにくいですか? まぁ、とにかく掃除機にしては軽い。それだけ。
ノズルをはずせば、ハンディタイプのクリーナーとしても使えるので、いろいろなところに持っていって掃除できちゃいますね。コードレスもあいまって、どこへでも持っていける。
本体にノズルとヘッドをつけて、それでも重量は 1.25kgです。コードレスクリーナーのなかでも、かなりの「軽さ」だと言ってよいでしょう。
せっかくのスティック型でも重いとなると、掃除もタイヘンです。いくら吸引力があっても、重いのはカンベンです。筋トレしてるんじゃないんだから。
というわけで、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」の軽さはおすすめです。
じゅうぶんな「パワー」
いましがた、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は軽いんだ! というお話をしました。
そんなことを言うと、「じゃあ、パワー(吸引力)は弱そうだよね」と思われるかもしれません。そりゃあ、吸引力をウリにする掃除機と比べれば劣るでしょう。
けれども、フツーに掃除をするにはじゅうぶんなパワーです。総フローリングのわが家ではなおのこと、じゅうぶんなパワーだと言えます。
スペックで言うと「最大110W / 吸引仕事率38W」。このクラスのコードレスクリーナーにあっては高い吸引力だとの売り文句もあるようです。
まぁ、とにかく。なんかスゴいものを吸い込みたい! ということでなければ、おそらくじゅうぶん。ちょうどいい。そんな「ちょうどいい」が、「±0」の意味でもありました。
なお、パワーは「3段階」の切り替えができます。標準、強、ハイパワーの3段階。標準でもじゅうぶんな感じです。ハイパワーにすると、かなり音がスゴいのでモータ−が心配になります。
でも、だいじょうぶ。安心してください。「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」のモーターは、世界的なモーターメーカーの「日本電産」が開発した「DCブラシレスモーター」を搭載しています。
DCブラシレスモーターのことはよく知りませんが、どうやら長寿命っぽい。それはそれとして、「あの日本電産のモーターだ」と聞けば安心でしょう。たぶん、きっと。
75分連続使用可能な「バッテリー」
コードレスクリーナーの欠点として、「充電が必要」が挙げられます。充電するのはメンドーと言えばメンドーです。
では、どれほどの頻度で充電が必要なのか? は、コードレスクリーナー選びのポイントと言えるでしょう。
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」の場合、フル充電時の連続使用時間は次のとおりです ↓
パワーモード | 連続使用時間 |
標準 | 約 75分 |
強 | 約 35分 |
ハイパワー | 約 20分 |
上記のとおり、標準モードであれば 75分の連続使用が可能です。1日 10分使っても、1週間は充電しなくてもいい、という計算になります(フル充電にかかる時間は約 3時間)。
これは、ほかのスティック型掃除機と比べると「かなり優秀」です。バッテリーもちがいい。これは、DCブラシレスモーターの恩恵でもあるでしょう。省エネはDCブラシレスモーターの売りでもあるようなので。
それでも充電はしなければいけないわけですが。お手軽に充電できるのが、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」の良さでもあります。
まず、スタンドに立てたまま、ACアダプターとつなげて充電ができる ↓
スタンドの近くに電源がないよ、という場合。本体からバッテリーを外して、好きな場所で充電もできます ↓
というわけで。充電にメンドーがなく、お手軽です。
余計なものはなにもない「シンプルさ」
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は、見てのとおりシンプルです。デザイン面で、とってもシンプル。
そして、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は、機能面でもシンプルです。
操作するボタンは、ひとつしかありません。ボタンを押すたびに「標準 → 強 → ハイパワー → 電源オフ」と切り替わる(長押しすれば、電源オフできます)。
ヘッドの「ブラシの有無」の切り替えは、ヘッドに付いている手動のスイッチでおこないます ↓
というように、シンプルです。余計なものはなにもない、という「シンプルさ」が心地いい。結果として、「そこにあっていい・そこにあるのがいい」を生み出しています。
±0コードレスクリーナーVer.3 C030のイマイチなところ
続いて、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」のイマイチなところについて。こちらです ↓
- ボタンの位置が右利き用
- ゴミ捨てがメンドー
- お値段が高め
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
ボタンの位置が右利き用
前述した「たったひとつのボタン」は、この位置にあります ↓
上図のとおり、本体を右手で持ったときの、右手親指で操作する位置にボタンはあります。見えにくいけれど、押しやすい場所にあるボタンは、なんとも心憎いばかりじゃないか! とも言えません。
左手で持っているときには、明らかに押しにくい位置にボタンがある。と言えるからですね。
わたしは右利きなので問題ありませんが、左利きの人だったらちょっとイヤかなぁ… と思いました。というわけで、イマイチなところとして挙げておきます。
ゴミ捨てがメンドー
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」は、いわゆる「カプセル式」の掃除機です。
掃除機の「集じん方式(ゴミを集める方式)」には3つあって、「カプセル式」のほかに、「サイクロン式」と「紙パック式」があります。
サイクロン式から説明すると。吸い込んだゴミと空気は、ダストボックスのなかで遠心力によって分離(サイクロン構造)。こうして、ゴミをダストボックスに集めるのがサイクロン式です。
紙パック式では、吸い込んだごみと空気がいっしょに、紙パックに送りこまれます。ごみは紙パックのなかに残り、空気は外へと排出するしくみです。
さいごに、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」が採用しているカプセル式は? と言うと。サイクロン式と同じく、ゴミを直接、ダストボックスに集めます。サイクロン式とは違って、遠心力ではなく、内部のフィルターによって、ゴミと空気とを分離するしくみです。
そんなカプセル式のデメリットは、ダストボックスにたまったゴミを捨てなければならない。それも、紙パックのように密閉されていないので、ゴミを直接見なければならない。場合によっては、ゴミに直接触らなければならない ↓
また、フィルターが目詰まりすると吸引力が落ちるので、定期的に掃除をしたり、交換したりしなければいけないのもカプセル式のデメリットです。
ちなみに。サイクロン式の場合には、フィルターが無いので掃除も交換もしなくていい。吸引力が落ちない。
このあたりは「なにをとるか、なにを選ぶか」なので。前述した他の良いところを優先して、カプセル式のデメリットには目をつぶります。
お値段が高め
「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」のお値段は、定価 27,500円(消費税込)です。
同等の「機能(吸引力とか)」ということで、ほかの製品を探せば、もう少し安い値段の掃除機を買うことができるでしょう。そういう意味では、お値段が高めであり、イマイチなところと言えるかもしれません。
とはいえ。高いなりに良いところがあることは、お話をしてきたとおりであることを申し添えます。
なお、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」の消耗品として、内部の「フィルター」と、「バッテリー」が挙げられます。
フィルターは、交換の目安が1年で、お値段は 1,100円(消費税込み)。紙パック式の掃除機で、紙パックを買うことを考えれば、それほど高いものではありませんね。
問題はバッテリー。どれほどで劣化するのかはナゾですが、お値段は 11,000円なり。本体価格のちょうど 4割。け、けっこう高いっすね… というお値段です。
まぁ、交換をしてまで使い続ける状態かどうか? ですけれど。
まとめ
そこにあっていい・そこにあるのがいい掃除機、「±0コードレスクリーナーVer.3 C030」をレビューしてきました。
いつでもサッと掃除機を使いたい、でも掃除機を出したり片付けたりするのはメンドー。だからと言って、掃除機が出しっぱなしなんてカッコ悪い… そんなあなたにこそ、おすすめしたい掃除機です。