生きていればいろいろあります。いろいろあるから、ヒトはしばしば「迷う」ものでしょう。「人生」に迷い、日々の数ある「選択」に迷う…
そこで、人生や選択に迷うときのヒントになる名言をご紹介していきます。
しばしば「迷う」のがヒト。
生きていればいろいろあります。いろいろあるから、ヒトはしばしば「迷う」ものでしょう。
大きなもので言えば、「人生」の迷い。人生もまたいろいろであり、「どう生きるか」「なんのために生きるか」といった迷いがあります。
いっぽうで。日常のなかにある、大小さまざまな「選択」もまた迷いのタネです。「AとBのどちらを選ぶべきか」といった選択には事欠きません。
そのような「人生」や「選択」について、迷うことがある。しばしば迷ってしまうのがヒト(だと、わたしは思うよ)。
そこで。迷ったときには、偉大なる先人の言葉、いわゆる「名言」を参照してみましょう。同じように迷いを抱えて、そのなかで紡がれたであろう言葉には価値があるはずです。
というわけで。昔からちょいちょいコレクションしている名言のなかから、人生や選択に迷うときのヒントになる名言をご紹介していきます。こちらです ↓
- 外のジャッジに気を取られすぎると、自分のジャッジを蔑ろにしてしまう。
- 人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
- 私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。
- 努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。
- 夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。
- あなたにできることをしなさい。今いる場所で、今あるもので。
- 運命は、志あるものを導き、志なきものをひきずってゆく
- 生き方のコツは決して後ろ向きにならないこと
- 私は将来について悩まないすぐにやって来るから
- 我思う、ゆえに我あり
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
人生や選択に迷うときのヒントになる名言10選
外のジャッジに気を取られすぎると、自分のジャッジを蔑ろにしてしまう。
若林正恭さん/お笑いタレント
人生や選択に迷うとき、「外」の声は気になるものです。こうしたほうがいい、ああしたほうがいい。これはやめたほうがいい、あれはやめたほうがいい、などなど。
それら「外」の声を、「アドバイス」として受け入れるのもひとつでしょう。けれども、あまり「外」の声に引きずられると、結局のころ、じぶんの人生・じぶんの選択ではなくなってしまう… という問題があります。
それに。じぶんが迷っているときほど、「外」の声に引きずられやすくなったりもしませんか? じぶんに自信がないときほど、他人の言葉に流される、みたいな。
だから、「外のジャッジ」ばかりではなく、「自分のジャッジ」をないがしろにしない。というのは、迷いに対峙するときの「姿勢」として、だいじだと思うんですよね。
人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
坂本龍馬さん/志士
人生において、あるいはその他の選択において。「正解はひとつしかない」と考えてしまうことがありますね。わたしはあります。だから、どうにかして正解を探そうとしていっそう迷ってしまう。
けれども、実際には「正解はひとつ」とは限らないわけで。正解はいくつもある、ということだってありえます。
それに。だれひとりして、同じ人生を歩むことなどないのだから、歩んだ人生それぞれが正解なんじゃないの? と、受け取れる名言でしょう。ある意味で、ユルい。
いっぽうで。これが正解なんだ! と言い切れる「覚悟」をもって、人生を歩む・選択をするということなのかな、とも受け取っています。そう考えると、ある意味で厳しい。
私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。
岡本太郎さん/芸術家
人生にしても、その他の選択にしても。とにかく、選ばなきゃならんのだ。という状況のなかで、選ぶにあたっての「指針」のようなものがほしい… そんなときにはこの名言。
苦労は買ってでもしろ、なんてハナシもありますが。「困難なほうの道を選ぶ」という指針はどうでしょうか。
まぁ、人間そんなに強くはありませんからね。できればラクしたい、ラクなほうがいい、ともなりがちです(わたしだけ?)。
なので、「たいへんなほう、むずかしいほうに行く」とルール化しておくと、迷わずにすむのかもしれません。ルール化するにあたって強い「決意」と、ルールを守るにあたって強い「意志」が求められますけど。
努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。
ヘンリー・フォードさん/企業家
さきほど、迷ったら「困難なほうの道を選ぶ」という話をしました。この点で、困難であればあるほどツラいわけですから、途中で投げ出しがちになることでしょう。
でも、いちど選んだ道をカンタンに投げ出すなよ! との名言がこちらになります。ヒトは、選ぶときにも迷い、選んだものを続けるかどうかでも迷うのですね。
「多くの人はそれまでに飽きる」とは、言い得て妙。困難のなかで要する努力とは地道なものであり、たしかに飽きる… それでも努力を続けた少数派が結果を出せる、ということに異論のある人はいないでしょう。
フルマラソンの42.195kmはほんとうに飽きる。走るのに飽きる、ガマンに飽きる。「飽きる」との戦いです。そして、挫折(リタイア、途中から歩く)したことも… まさに「多くの人」です、わたし。
夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。
高橋歩さん/実業家
さきほどの「多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。」に似た名言です。
せっかくの人生、せっかくの選択も。途中で逃げ出してしまえば、思ったとおりにはなりません。でもやっぱり、ヒトはなにかあると逃げ出しがち。
だから逃げんな。いつも逃げ出しているから、なにごとも成し得ないんだ。と、じぶんを鼓舞しなければいけません。
人生にしても、その他の選択にしても。選んだところで安心してしまう、ということがあります。けれども、選んだ先に、ほんとうの「迷い」が待っている。じぶんとの戦いが待っている、と心していきましょう。
あなたにできることをしなさい。今いる場所で、今あるもので。
セオドア・ルーズベルトさん/政治家
さきほどの名言では「夢」という言葉が出てきました。夢は逃げない。
ところで。人生の選択においては、「夢」を考えることがあります。夢をかなえるためになにを選択すべきか、みたいな。
その「夢」とは。多くの場合、現状からは「ちょっと遠く」あるいは「かなり遠く」にあるものです。その「遠さ」こそが、夢たるゆえんであるとも言えるでしょう。
夢は夢でもちろん大切なのですが。あまりに現実離れしているのもどうなのか? との考え方もあります。夢も良いけど、現実とのバランスを取ることもだいじだよね。
といったところで、役に立つ名言ではないでしょうか。「今いる場所で、今あるもので」というのがいいですね。ないものねだりをはじめるとキリがありません。
運命は、志のある者を導き、志の無い者を引きずっていく。
ルキウス・アンナエウス・セネカさん/哲学者
運命などと言うと、少々「スピリチュアル」な感じもありますが。とはいえ、「幸運」やら「ツキ」といったものの存在や重要性については、多くの先人が語っていることでもあります。
では、そのような幸運なりツキなり。あるいは運命を味方につけるには。「志」なんじゃないの? と、言っているのが、この名言です。
人生に迷ったとき、選択に迷ったとき。じぶんのなかに「志」はあるか、「志」をもって進むことができるか。という「問いかけ」は役に立つでしょう。
逆に。志と呼べるようなものが見当たらない、なんとなく進んでいく、なんとなく選択するということだと。運命を味方につけることができず、望ましくない結果を招きやすくなるのかもしれません。
生き方のコツは決して後ろ向きにならないこと。
船井幸雄さん/経営コンサルタント
生き方のコツ、とは言いますけれど。人生に迷ったとき、選択に迷ったときの「姿勢」として、役に立つ名言ではないでしょうか。
迷っているときには、「後ろ向き」な気持ちがあらわれることがあります。先々の心配や不安などから、腰が引けてしまったり、消極的になったり…
だから、「前向き」が良い。ということはアタマではわかっているはずなのだけれど。いざ、その場面になると、ココロのほうがアタマに勝ってしまう。心配や不安に負けてしまう。
というわけですから。アタマではわかっていることだとしても、名言をあえてココロに携えておく必要がある。わたしはそう考えています。
私は将来について悩まない。すぐにやって来るから。
アルベルト・アインシュタインさん/物理学者
人生に迷うとき、選択に迷うとき。そこには「将来」に対する不安や心配があるものです。この先、うまくいかなかったらどうしよう?
生きていれば、そのような「将来」に対する不安や心配はなんどもしてきたはず。気がつけば、わたしたちは、その将来をすでに生きています。
あんなに心配したのに、心配したはずの将来をあっさりと通りすぎていたりもするわけです。とんだ取り越し苦労ということもあるのですから、「必要以上」にアタマを抱えるなよ。
この名言について、わたしはそんな感じで受け取っています。将来よりも「いま」、いまをだいじに生きる、ということでもありますね。
我思う、ゆえに我あり。
ルネ・デカルトさん/哲学者
「絶対的な真実(疑いようのないもの)」を探し求めていたデカルトさんが、たどりついた答えとしての名言です。
世の中にある、ありとあらゆるものを疑うことはできるけれど。そのように「疑いまくっているじぶん」がいることは疑うことはできない。我思う、ゆえに我あり。
というわけで。人生や選択に迷いまくっているじぶんもまた、「我思う」です。そんなじぶんが、たしかに存在していることの証です。「我あり」です。
だから、迷い苦しんではいるけれども、いまここに生きているのだなぁ、と。生の喜びを感じつつ、迷いと向かい合ってみるのもどうだろう? と、この名言を選んでみたしだいです。
まとめ
生きていればいろいろあります。いろいろあるから、ヒトはしばしば「迷う」ものでしょう。「人生」に迷い、日々の数ある「選択」に迷う…
そんな迷いを打開するためのヒントして。先人が残した名言に触れてみる、名言に倣ってみるのはいかがでしょうか。