たとえば、YouTube。投稿する動画のなかで着ている服は3着だけを着回しています。
というふうに。仕事で着る服を「少なく・着回す」ことのメリットについてのお話です。
きょうはなにを着ようか?を考え続けた日々。
あ〜、きょうはなにを着ようか? と、毎朝考えていました。
ワイシャツはこれ、だったらネクタイはこれかなぁ。スーツはこっちで、ベルトはこっち? 靴下はどうしよう、靴はどれにしよう? みたいな。
会社勤めをやめて独立してからは、服装の「自由度」が増しました。そして、日を追うごとに自由度はさらに増していき…
いまではスーツを着るのは年に1回ていど。仕事で着る服は、「少なく・着回す」ようになりました。
たとえば、YouTube。ことし(2020年)から、仕事のひとつとしてはじめて、投稿した動画の数は26本になります。そのなかで着ている服は「3着」だけです。3着の服を着回している。
季節が変われば衣替えくらいはするかもしれませんが、服の枚数については、これからも増やすつもりはありません。3着以内、あるいはもっと少なくと考えています。
そのほかにも、仕事のときに家(自宅兼事務所)で着ている服、仕事で外出するときに着ている服もやはり、「少なく・着回す」という状態です。
ではなぜ、少なく・着回すのか? それは、感じられる「メリット」があるからです。というわけで、 仕事で着る服を「少なく・着回す」ことのメリットについてお話をしてみます。こちらです↓
- 着るときに悩まない
- 買うときに悩まない
- 快適に動ける
- イメージが定着する
- スイッチを入れられる
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
仕事で着る服を「少なく・着回す」5つのメリット
《メリット1》着るときに悩まない
冒頭で、こんなハナシをしました↓
ワイシャツはこれ、だったらネクタイはこれかなぁ。スーツはこっちで、ベルトはこっち? 靴下はどうしよう、靴はどれにしよう?
着るときに悩んでいる状態です。服を選ぶという楽しみもあるのかもしれませんが、わたしは「服を選ぶことにはデメリットがある」と考えています。
この点で、あのマーク・ザッカーバーグさん(Facebookの創業者)が、こんなことを言っていますね↓
何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまう
エネルギーを消費すると「疲れる」わけで。そのような疲れを、心理学では「決断疲れ」と呼んでいます。
仕事においても生活においても、日々、だいじな決断があるものですから。できるだけ「疲れている」ことは避けたいところでしょう。
などと言っていると。「おまえさんは、マーク・ザッカーバーグ並の決断を強いられているのか?」と、突っ込まれそうですが。
マーク・ザッカーバーグさんほどの人でさえ、気をつけているんだからこそ。わたしのような凡人はなお、気をつけなければいけない。そんなふうに思っていますです、はい。
というわけで。服が多くて、着るときに悩むのはデメリットである。逆に、着るときに悩まないのは、「少なく・着回す」ことのメリットだと考えています。
《メリット2》買うときに悩まない
着るときに悩まないのと同じく、買うときに悩まないのも「少なく・着回す」ことのメリットです。
もともと保守的な性格もあいまって。「いいな」と思うものは、同じものを着続ける・買い続ける。というところが、わたしにはあります。
YouTubeで着回している服も、すでに「予備」をストックしているし。外出用に着回しているシャツも、「予備」をストックしている。パンツ(下着のほう)もお気に入りがあると、ストックをしたくなります。
予備を買いたくなるとおカネがかかる、というデメリットはあるかもですが。それでも、買うときに「どれにしよう」との迷いがない・迷いが少ないのはメリットです。
やっぱり、決断を減らすことができるし、決断疲れを減らすことにつながるからですね。
服はあまりにも選択肢が多すぎるモノのひとつなので、買う服を決めておくことは「かなり有効」なのではないかと考えていますがどうでしょう?
《メリット3》快適に動ける
「いいな」と思うものは、同じものを着続ける・買い続ける。と、さきほど言いました。
わたしにとって、「いいな」のいちばんの基準は、「快適に動けるかどうか」です。
この点で、スーツは快適に動けません。カッコいいかもしれないけれど、わたしにとっては、快適ではないし動きにくい。
スーツを着ていると、締め付けられているかのような緊張感があって、ムダにじぶんのパフォーマンスを落としているように感じます。長く着ていると、疲れるし、肩も凝る。
まぁ、そのあたりは個人差でしょうが。とにかく、私生活であれ仕事であれ、快適であるに越したことはありません。
だから、「肌触りが好み」だとか、「伸縮性がある」とか「ゆとりがある」とかが、服選びの基準として重視されることになります。
それらの基準を満たす服を「少なく・着回す」ことで、結果として、いつも「快適に動ける」のはメリットのひとつです。
仕事のあいまには、瞑想をしたり、スクワットをしたりが、わたしのリフレッシュ法でもあるので。「快適」かつ「動ける」は欠かせません。
とはいえ、けしてラフな感じの服ばかりではなく、ちゃんとジャケットなんかも持っていますし着ています。いちおう、TPOも考えてます。
ただ、そのジャケットも「やわやわ」のやつですね。カチッとしたタイプのジャケットは苦手なんで。
《メリット4》イメージが定着する
着る服を、少なく・着回していると、「この人、ほかに服持ってないのかな?」と思われるかもしれません。
さらにエスカレートすると、「この人、服を買うおカネがないのかしら?」とさえ思われるかもしれません。
でも、逆に。同じ服を着ていることによって、じぶんの「イメージが定着する」というメリットもあるでしょう。
イメージが定着することで覚えてもらいやすくなったり、親しみを感じてもらえるようになったり、であれば、とくに、仕事においてはメリットです。
たとえば、ネクタイをするときには「ニットタイ」にしています。ネクタイをする人はたくさんいても、「ニットタイ」をする人の割合は少ないからです(わりとユルくしめられるから、でもありますけど)。
すると、「いつもニットタイの〇〇さん」と覚えてもらえる可能性があります。実際に、そのように言われたこともありますし。
ちなみに。YouTubeのときに着ているのは、無地を中心にした目立ちにくい服です。わたし自身よりも、話している内容のほうに注目してほしいので。
もしも目立つ服を着ていたら、視聴者の方は「なんか、この服が気になる」ということもありうるでしょう。
とはいえ。目立たない服であれ、少なく・着回すことで「イメージに統一感をもたせる」ことはできます。
すべての動画のサムネイルを表示してみると、少なく・着回しているので、どれも似たようなフンイキでまとまって見える。これもまた、「イメージが定着する」の一例と言ってよいでしょう。
《メリット5》スイッチを入れられる
仕事で着る服を「少なく・着回す」ということは、「仕事で着る服が決まっている」ということでもあります。
独立して仕事をしていると、服装の自由度が高まるだけに、家などでは普段着や寝間着で仕事をしているという人もいることでしょう。
けれども、わたしは、仕事で着る服を「少なく・着回す」。仕事のときには、「仕事で着る服」を着るようにしいています。
なぜなら、じぶんの「スイッチを入れられる」からです。仕事で着る服によって、仕事モードのスイッチを入れる。わたしの場合は、これで集中力が高まります。
そうではなく、普段着で仕事をしようとすると、気分がスッキリしない。なんとなく、ダラ~ンとしてしまう。集中できず、効率も悪い。
なので、毎朝、仕事をはじめる前には「仕事で着る服」に着替えるし(1日家で仕事をするときでも)、仕事が終わったら普段着に着替えます。
と言っても、「快適で動ける」が基準の服なので。ハタから見ると(家族とか)、「それって普段着じゃないの?」と区別がつかないことと思いますが。
とにかく、じぶんのなかでは「仕事できる服」は決めているし、その服は「少なく・着回す」ようにしている。結果として、「スイッチを入れられる」というメリットを得ています。
まとめ
仕事で着る服を「少なく・着回す」ことのメリットについて、お話をしてきました。
「いろいろな服を着る」という楽しみもありますが。いっぽうで、「少なく・着回す」ことのメリットをとる、というのもよいのではないでしょうか。
- 着るときに悩まない
- 買うときに悩まない
- 快適に動ける
- イメージが定着する
- スイッチを入れられる