Google日本語入力を使っている、というあなた。もしかしたら、あなたはまだ、Google日本語入力の「能力」を完全には引き出せていないかもしれません。
というわけで、あなたがまだ知らないかもしれない、「Google日本語入力」の変換時短技をご紹介していきます。
Google日本語入力の能力を引き出せていない。
「Google日本語入力」は、Googleが提供している「IME」です。
IMEってなんじゃいな? と、思われるかもしれませんが。「Input Method Editor」の略であり、カンタンに言うと、「入力したものを変換するプログラム」といったところです。
つまり、「Google日本語入力」とは。Googleが提供している「入力したものを変換する日本語用プログラム」になります。
などと、長々と説明をしたものの。「もう使ってるよ、それ」という人も多いことでしょう。Google日本語入力は、WindowsでもMacでもインストールして使えるし。無料だし。いろいろメリットもあるし。
ちなみに、Google日本語入力のおもなメリットは。たくさんの固有名詞が正しく変換できる、とか。間違った入力をしても正しい変換候補を示してくれる、とか。すばらしい。
けれども。あなたはまだ、Google日本語入力の「能力」を完全には引き出せていないかもしれません。
たとえば。郵便番号(数字)を入力すると、住所に変換をしてくれるとか。「100-0004」と入力をすれば、「東京都千代田区大手町」という変換候補を示してくれます。
いやいや、そんなの知ってるわ。って?
そうですか、そうですか。でも、まだまだほかにもありますよ。というわけで、あなたがまだ知らないかもしれない、「Google日本語入力」の変換時短技をご紹介していきます。こちらの7つです↓
- 矢印
- 三点リーダー、二点リーダー
- 日付
- 時間
- 西暦 ↔ 和暦
- 二重カギカッコ
- 波線
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
これ知ってる?「Google日本語入力」の変換時短技7選
矢印
- ZH … 「←」
- ZJ … 「↓」
- ZK … 「↑」
- ZL … 「→」
「矢印(←、↓、↑、→)」を入力・変換するときに、どうやっていますか?
「ひだり」とか「した」と入力して変換するのもひとつの方法ではありますが。それ、遅いですよ。Google日本語入力ならば、「Z」と「HまたはJまたはKまたはL」の2文字の入力で変換できちゃいます。
「←」であれば、キーボードで「Z」「H」の順で入力してみましょう。すぐに「←」の変換候補が示されるはずです。これは速い。
わたしは毎日必ず1回は、「矢印」の入力をするので。この入力・変換による時短は欠かせません。
ちなみに。「H、J、K、L」は、キーボード上で横一線に並んでいることを確認しておきましょう。それがわかっていれば、より覚えやすくなりますね。
三点リーダー、二点リーダー
- Z.… 「…」
- Z, … 「‥」
「…」とか「‥」とか。いわゆる「三点リーダー」とか「二点リーダー」とか言われるものにも、変換時短ワザがあります。
上記のとおり、「Z」と「,(カンマ)」または「.(ピリオド)」を入力する方法です。これだと、スッと変換ができるようになります。というわけで、「・」を連打したりしないようにしましょう。
ところで、「‥(二点リーダー)」って、どういうときに使うんでしょうね。わたしは、「…(三点リーダー)」ばかりでなので、「‥」は使うことがありません。好きなほうを使えばいいのでしょうけど。
日付
- きょう … 「2020/11/04、2020年11月4日、令和2年11月4日、水曜日」
- ことし … 「2020年、令和2年」
「日付」を入力するってこと、ありますよね。
たとえば、きょうの日付を入力するのであれば、「きょう」と入力して変換をしてみましょう。「2020/11/04、2020年11月4日、令和2年11月4日、水曜日」のような形式に変換をすることができます。
おそらく、これらの文字を手入力するよりも「きょう」で変換をしたほうが速いし、正確なのではないでしょうか。あれ、きょうって何日だっけ? とか、言っている人にもおすすめですね。
また、「ことし」と入力をすれば、「2020年、令和2年」 のようにも変換できます。このあたりでお気づきでしょうが、ほかにもいろいろな日付を時短することが可能です。
あした(あす)、あさって、きのう、おととい、らいねん、きょねん、などなど。いろいろ入力・変換して試してみましょう。
[ad1]時間
- 1010 … 「10:10、10時10分、午前10時10分、午後10時10分」
- いま … 「9:47、9時47分、午前9時47分」
「日付」に続いて、こんどは「時間」です。時間にも、Google日本語入力の変換時短技があります。
たとえば、「1010」と入力をして変換をすると。変換候補に「10:10、10時10分、午前10時10分、午後10時10分」が示されます。
時間の「表示形式」もいろいろありますが、これだけ対応してくれるのはありがたい。すべて手入力するのが速いかどうか、じぶんのタイピングの力量で見極めましょう。
また、「いま」と入力をして変換すると。いま現在の時刻について、やはり、各種の表示形式で変換候補を示してくれます。いま現在の時刻を入力する必要がある場合などは、覚えておくと便利です。
西暦 ↔ 和暦
- 2020ねん … 「令和2年、令和二年」
- しょうわ50ねん … 「1975年」
あのさぁ、昭和50年って西暦何年だっけ? みたいなことをよくやっている人にはおすすめな変換時短技です。そのあたりも、Google日本語入力はサポートしてくれますので。
たとえば、「2020ねん」と入力して変換をすれば、「令和2年、令和二年」の変換候補が示されます。つまり、西暦から和暦への変換が可能です。
逆に、「しょうわ50ねん」などと和暦で入力すれば、「1975年」と西暦の変換候補を示してくれます。「和暦・西暦の早見表」をネットで調べたりしなくてもOKですね。
二重カギカッコ
- Z「 … 「『」
- Z」 … 「』」
二重カギカッコ(『 』)なんて使わん! と言われたらおしまいなのですが。わたしは、毎日1回は使うので、重宝している変換時短技になります。
まずは、「Z」を入力して。そのあと、キーボードでふつうのカギカッコ(「 」)を入力して変換すると、二重カギカッコの変換候補が示されます。
なお、二重カギカッコの使いみちとしては。書籍や作品のタイトル名を表示するとき、「カギカッコ」のなかにさらに「カギカッコ」がひつようなとき、単純に強調したいとき、といった使いみちが一般的なようです。
波線
- Zー … 「〜」
「波線(別名、波ダッシュ)」は、わりと使われる人も多いのではないでしょうか。そんな「波線」にも、Google日本語入力の変換時短技があります。
まずは、「Z」を入力して、そのあと「ー」を入力です。もはや、さいしょの「Z」は定番ですね。Zを制するものは、Google日本語入力を制する。たぶん、ちがう。
それはそれとして、「から」とか「なみ」とか入力して変換するよりも「Zー」のほうがダンゼン速いです。ぜひ覚えておきましょう。
まとめ
Google日本語入力を、すでに使っているというあなたも。Google日本語入力の「能力」をさらに引き出すために、変換時短技も覚えておきましょう。
- 矢印
- 三点リーダー、二点リーダー
- 日付
- 時間
- 西暦 ↔ 和暦
- 二重カギカッコ
- 波線