「時間がない」なんて言いたくはないけれど。それでも、時間に追われて焦ってしまうことはあるわけで。
そんなときにも、いますぐできる「時間がない…」の焦りに打ち克つ方法についてお話をしていきます。
効率化も創意工夫も、いますぐはできない。
あ〜時間がない… と焦ってしまうことはありませんか?
わたしはあります。とはいえ、「時間がない」という言葉は正しくなく。ほんとうは「時間を失くしている」だけです。時間そのものがなくなったりはしませんので。だれにも平等に 24時間あります。
だから、「時間がない」なんて言いたくはないけれど。それでも、時間に追われることはあるわけで。そのうえ、ヒトからは「もっと効率化をしろ」「もっと創意工夫をしろ」などと言われるものだから困惑をするばかりでしょう。
そんなカンタンには効率化も、創意工夫もできないんだよ! じぶんは、いまいま、この瞬間をなんとかしたいんだよ! と、もはや逆ギレです。
というわけで。いますぐできる、「時間がない…」の焦りに打ち克つ方法についてお話をしてみます。どれも日ごろから、わたしが実際にやっているものばかりです↓
- 予定を書き出す
- マルチタスクをやめる
- 5分瞑想する
- 終わらなくてもやめる
- 5分でも好きなことをやる
- とりあえず手を付ける
- 走る・歩く
- 寝る
- コントロールできないことは考えない
- 緊急でないことはすぐにやらない
いますぐできる!『時間がない…』の焦りに打ち克つ方法10選
① 予定を書き出す
時間がない… というときには、「あれもこれも、やることがいっぱいある。どうしよう」みたいなことが多いものです。あれもこれもを考えたままでは、目の前の作業なり仕事なりの効率が落ちてしまいます。
なので、あれもこれもやるべき「予定」を書き出しましょう。予定をすべて書き出して、スケジュール(実行日、所要時間)に落とし込む。アタマのなかにあったものを吐き出して、カタチにすることで、焦りが軽減されるのを感じるはずです。
書き出す。たったそれだけですが、不安や心配などを書き出すことに効果があることが研究によってわかっています。また、書き出すことで、気持ちがラクになるばかりでなく、状況整理・把握できるのがメリットです。
② マルチタスクをやめる
マルチタスク、つまり、いちどに複数の作業をやろうとするのはやめましょう。ほとんどすべての人間は、ひとつのことしかできないものだからです(研究によれば、マルチタスク可能なヒトはごくわずかだと言われています。)。
いちどにいろいろできているように見えて、実は効率を落としている。結果として、ムダに時間を失くしていることに気づきましょう。時間がないのではなく、失くしているのです。
というわけで。時間がないときほど、ひとつずつ順番に。あれこれ手を付けても、結局は中途半端で出来も悪いのでは、かえって時間がかかります。
③ 5分瞑想する
時間がない… と焦っているときには、アタマのなかはグチャグチャ、ココロのなかはボロボロになっているものです。当然、効率も落ちます。そんなときは、いったん目の前のことから離れて、瞑想をしてみましょう。
瞑想のくわしいやりかたは他にゆずりますが。軽く目を閉じて、4秒かけて息を吸って、8秒かけて吐き出す。この「呼吸」に集中して、なるべくほかのことは考えないようにします。
そんなこと言ったって、たぶんいろいろ考えますので。そうしたらまた、「呼吸」に意識を戻せばOKです。全集中っ!違うか。とにかく、これを5分。アタマとココロが落ち着きを取り戻せば、落ちていた効率も少しは持ち直すことを実感できるはずです。
瞑想は、けしてスピリチュアルなものではなく、科学的効果が証明されているものでもありますので。積極的に取り入れてみましょう。
④ 終わらなくてもやめる
たとえば、「仕事は17時まで」と考えているのであれば、17時になったら終わっていなくてもやめる。時間がない… ということは「終わっていない」ということでしょうが、思い切ってやめてしまう。
そんな乱暴な、と思われるかもしれませんが。仕事から離れて、じぶんの時間を過ごすことも必要です。そういう時間がなくなると、ますます「時間がない」という焦りに支配されてしまいます。結果として、ムダに効率を落とします。
思い切ってやめると、実際にはさらに追い込まれるわけですが、それがまた良かったりもします。ほんとうにやるべきことだけを残して、あとはもうやらない! という割り切り(正しい判断)がしやすくもなるからです。
⑤ 5分でも好きなことをやる
さきほど、「じぶんの時間を過ごすことも必要だ」と言いました。そうは言っても、ほんとうに時間がないんだ! ということもあるでしょう。急ぎの仕事を優先しなければいけない、ということもあるでしょう。
ただそれでも。たとえ5分でも、じぶんの好きなことをやる。わたしは、これをマイルールにしています。どんなに忙しい日でも、寝る前に5分の時間をとることはできるでしょう。
わたしは、その時間で読書をしています。本を読むのは好きだし、本を読むことは学びにもなります。学びを日々の生活や仕事に活かせば、「時間がない」を解消する役にも立つはずです。
たとえ5分でも、毎日、じぶんの好きなことに時間をかけられていることが、「時間をコントロールできているんだ!」との自己肯定感につながります。ひいては、時間に対する焦りを軽減してくれることでしょう。
[ad1]⑥ とりあえず手をつける
時間がないときにありがちなことに、「すべてを放り出してしまう」が挙げられます。あまりに時間がなくて、もうお手上げだ… みたいな。けれども、それではなんの解決にもなりません。ますます時間がなくなってしまう。
そこで、おすすめなのが、「とりあえず手をつける」です。ちょっとやりだしたら、思いのほか調子が出てきて、止まらなくなった。という経験をしたことがあるのではないでしょうか。それです。
心理学では「作業興奮」と呼ばれるもので、「とりあえず手をつける」ことには、その効果が認められているところになります。時間がない、ない、と焦っているときには、とりあえず手をつけることで調子を取り戻してみましょう。
⑦ 走る・歩く
わたしは時間がないときほど、気をつけて、走ったり(ランニング)、歩いたり(ウォーキング)するようにしています。走る・歩くことで「ひらめき」につながることは少なくないからです。
走る・歩くと、なぜひらめくのかの理由はいくつかあるようですが。とにかく、「ひらめき」があれば、時間がない状況を打開するきっかけになるでしょう。
それに、走ったり歩いたりしながら、考えごとをすることは可能です(これはマルチタスクにはあたりません)。わたしはよく、ブログやメルマガの原稿イメージなどをしたり、音声学習をしたりしています。
健康に欠かせない運動をしながらも、作業・仕事・勉強などをいっぺんにできる。なので、時間がない状況を改善することにもつながりますね。
⑧ 寝る
寝る間も惜しんで… というハナシがあります。やめましょう。寝る間も惜しんで、仕事をしたり作業をしたりするのは「愚の骨頂」です。そんな言い方をされて、気を悪くされたかもしれませんが、寝る間を惜しむことに得はありません。
睡眠不足がひどいと、「酔っぱらい」と同じ判断能力になってしまうことが研究でわかっています。酔っぱらいのまま仕事や作業をするのでは、ロクな成果にならないことはあきらかです。
結果として、時間がかかったり、やり直しの手間が増えるのでは、ますます時間がなくなってしまいます。忙しいときほど、ちゃんと寝る。わたしは、昼寝(パワーナップ)も習慣にしています。
⑨ コントロールできないことは考えない
時間がなくて焦っているときには、じぶんがいま、いったいどんなことを考えているのか確認をしてみましょう。もしかすると、じぶんには「コントロールできないこと」を一生懸命に考えているかもしれません。
わかりやすいハナシで言えば、「あした雨降ったらどうしよう?」みたいな。あしたの天気を変えられる人間はいません。天気の子じゃないんだから。にもかかわらず、天気の心配をするのはムダだと言えます。
そういうムダが積もって、時間がなくなっている。余計なことを考えているものだから、目の前の仕事や作業にも集中できない。ますます時間がなくなるのです。かく言うわたしも、気をつけないと「コントロールできないこと」を考えていますね、はい。
どうせ考えるのであれば、じぶんに「コントロールできる」ことを考える。これが大切です。
⑩ 緊急でないことはすぐにやらない
緊急ではないけれど、手がつけやすいものから手をつけている。というときには注意が必要です。緊急ではないもののなかには、もしかすると「実はやらなくていい」ものが混じっているかもしれません。
また、手のつけやすさばかりを優先していると、期限があるもの・緊急性のあるものが後回しになり、時間が足りなくなることがあります。
だから、わたしは「手をつけやすい」ことが発生したときには、いったん保留する。その場でやるほどの緊急性がないものは、すぐにはやらないようにしています。
具体的には、ひとまず「ToDoリスト」にメモしておき、翌朝、ほんとうにやる必要があるかを確認。やるのであれば、「いつ・どれくらいの時間をかけてやるか」を検討します。1日は 24時間、優先順位は大切です。
まとめ
「時間がない」なんて言いたくはないけれど。それでも、時間に追われて、焦ってしまうことはあるわけで。本質的には「効率化」や「創意工夫」を重ねて、解決すべきところです。
けれども、それには時間がかかる。いますぐ、この焦りをなんとかしたいんだ! というときもあるでしょう。そんなときには、お伝えした10の方法を、いちど試してみるのはいかがでしょうか。
- 予定を書き出す
- マルチタスクをやめる
- 5分瞑想する
- 終わらなくてもやめる
- 5分でも好きなことをやる
- とりあえず手を付ける
- 走る・歩く
- 寝る
- コントロールできないことは考えない
- 緊急でないことはすぐにやらない