あぁ、どうしよう… どうなるんだろう… どうすればいいんだろう…? いろいろあるのが人生ですから、不安や心配を感じることもありますよね。
そこで、不安や心配を断ち切るための名言をご紹介していきます。
不安や心配を抱えるのがヒト。
いろいろあるのが人生ですから、ときには不安や心配を感じることもありますよね。もちろん、わたしもあります。
あぁ、どうしよう… どうなるんだろう… どうすればいいんだろう…? みたいな、不安や心配です。一見、弱そうにも思えますが(事実、弱いのでしょうが)、それがヒトだとも言えます。多かれ少なかれ、ヒトは不安や心配を抱えているものです。たぶん。
そこで。不安や心配を感じときには、偉大なる先人の言葉、いわゆる「名言」にふれてみるのはいかがでしょう。同じように不安や心配を抱えて、そのなかで紡がれたであろう言葉には価値があるはずです。
というわけで。昔からちょいちょいコレクションしている名言のなかから、不安や心配を断ち切るための名言をご紹介していきます。こちらです ↓
- トマトがメロンになろうとするから不安なんです。
- 新しい哲学を思いついたんだ。一日に一度しか心配しないんだ。
- いいですか。昨日あなたが心配していた明日が、今日なのですよ。
- 未来の一番いいところは、一度に一日しかやってこないことだ。
- 人生における最大の失敗は、失敗するかもしれないと恐れ続けることである。
- 他人にどう思われるかを心配しているかぎり、あなたは他人のものだ。
- どうして心配するの。あなたが、やれる最善を尽くしたのなら、心配したって事態は良くならないだろう。
- 心配を紛らわすには、ウイスキーより仕事のほうが役に立つ。
- 人生は楽ではない。そこが面白いとしておく。
- 「これが最悪だ」などと言えるうちは、まだ最悪ではない。
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
不安や心配を断ち切るための名言10選
トマトがメロンになろうとするから不安なんです。
相田みつをさん/詩人
不安や心配にも「種類」という点では、いろいろあって。この点で、「どうしようもない」というたぐいの不安や心配をしていることがあります。だから、そんな不安や心配はやめてしまえ、と聞こえるような名言です。
トマトはどうやったって、メロンにはなれません。そもそも、トマトとメロンは別物なんですから。それでも、トマトはメロンになりたくて。でもなれなくて、不安や心配を感じるのかもしれません。
いやいや、トマトでいいじゃん。トマトはトマトらしく。メロンはメロンらしく。じぶんはじぶんらしくでいいんじゃないの? と、受け止めてみるのはどうでしょう。
なれないものになろうとしていないか? ならなくてもいいものになろうとしていないか? それは、しなくてもいい不安や心配だと言えます。
新しい哲学を思いついたんだ。一日に一度しか心配しないんだ。
スヌーピー(チャールズ・M・シュルツさん)/ビーグル犬
不安や心配を感じるのは、ある意味ではしかたない。ヒトは感情の動物なのだから、そういうことだってありますわ。でも、いつまでも不安や心配をしていてもしかたない。もったいない。
というわけで、「一日に一度しか心配しない」ということにするのはどうでしょう。わたしは、すばらしいと思います。すばらしい妥協案、すばらしい折衷案だと思います。とても現実的です。
ついつい、不安や心配になってしまったときには。それはそれとして、きょうはこれでおしまい! きょうの分の不安や心配はおしまい! と、店じまいをしてしまいましょう。
いいですか。昨日あなたが心配していた明日が、今日なのですよ。
デール・カーネギーさん/作家
ある研究によれば、心配事の80%は起こらないそうです。また、残りの20%のうち 80%は準備をしていれば対応できるものだということがわかっています。つまり、心配事の96%は「取り越し苦労」だというわけです。
きのうはあんなに心配していたけれど。結局、きょうになったらなんでもなかった! だれしも、そんな経験をいちどはしているのではないでしょうか。楽観的ではありますが、そんなに心配すんなよと。
きのう心配したあしたがきょうならば。きょう心配したあしたもちゃんとくる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。1、2、3… あとはよろしく。
未来の一番いいところは、一度に一日しかやってこないことだ。
エイブラハム・リンカーンさん/政治家
楽観的名言を続けます。そんなに、将来の不安や心配をしたってさ。どうせ、あしたはあした一日分しかやってこないんだから。あした、一ヶ月分とか一年分とか、はたまた将来のすべてがやってくるわけじゃない。
だったら、そんなにたくさん不安や心配ばかりをしてもしかたないだろう? みたいに聞こえる名言です。ほんとうは違うかもしれないけれど、どう受け取るかは自由。それが名言の楽しみ方でもあります。
ちなみに。未来は一日ずつやってくる、というのであれば。未来というチャンスは、毎日いちど必ずめぐってくる、ということでもあります。日々、是チャンスなり。
人生における最大の失敗は、失敗するかもしれないと恐れ続けることである。
エルバート・ハバードさん/作家
ものごとが成功か失敗かの2つに分かれるのだとすれば。やはり、失敗を恐れるのが人間です。できることなら、失敗はしたくない。
それはそれとして、失敗するかどうかはやってみなければわからないところもあります。にもかかわらず、失敗したらどうしよう、どうしよう… と恐れているのはムダではないのか。そのムダ自体が失敗ではないのか。
そのとおりですね。恐れているあいだにも、ほかにできることはあるはずですから。ただ恐れて、不安や心配をしているだけのヒトと、それでもなにかできることをやるヒトと。成功と失敗とを分けるのは、そのあたりなのかもしれません。
他人にどう思われるかを心配しているかぎり、あなたは他人のものだ。
ニール・ドナルド・ウォルシュさん/作家
他人からの評価を気にする心配、というものもありますよね。仕事であれば、お客さま、上司や同僚・部下からどう見られているか。私生活であれば、家族や恋人、友人からどう見られているかなど。
けれども、他人の評価を気にするあまり。他人に合わせてしまうのであれば、それはもうあなたの人生じゃないでしょ。他人の人生を生きているようなものでしょ。と、イタイところをついてくる名言です。
わたしたちは、急激なネットワークの広がりから、多くの評価にさらされるようになりました。FacebookやTwitter、Instagramなどはその典型でしょう。いいね、が欲しい。そりゃあ、どちらかと言えば欲しいです。
でも、それは「結果」であって、「目的」であってはいけませんね。まわりの目を気にし過ぎず、じぶんらしく。じぶんの人生を生きよう。だいじなことです。
どうして心配するの。あなたが、やれる最善を尽くしたのなら、心配したって事態は良くならないだろう。
ウォルト・ディズニーさん/実業家
みんな大好き、わたしも大好きディズニーさんの名言です。要するに、「人事を尽くして天命を待つ」ということですね。ともとすると、「神頼み」ととれなくもありませんが。もちろん、違います。
名言のなかにもあるとおり、「最善を尽くす」のが大前提です。天命を待つだけ、というわけにはいきません。やることをやり尽くしたら、あとはどうしようもないのだから、心静かに待ちなさい。そういうことでしょう。
不安や心配があるなら、その不安や心配を忘れるくらい努力をしてみよ。みたいなハナシもあります。気が紛れるうえに、努力によって道がひらける。そんな感じの名言もありますよ、こちらです↓
心配を紛らわすには、ウイスキーより仕事のほうが役に立つ。
トーマス・エジソンさん/発明家
不安や心配を紛らわすために酒を飲む。今も昔も変わらぬ、ヒトの弱さです。酒は飲んでも飲まれるな。焼肉焼いても家焼くな。違うか。とにかく、お酒を飲んで解決できることはほとんどありませんね。
そういう意味では、気が紛れるくらいに仕事に打ち込んでみたらどうなのか? 結果として、不安や心配の元を断つことができるような結果を得られるかもしれない。稀代の発明家は、そんなことを言っているのでしょうか。
人生は楽ではない。そこが面白いとしておく。
武者小路実篤さん/作家
不安や心配を抱えて過ごすというのはツラいものです。楽ではない。でも、そこが面白い。楽ではないことを乗り越えていくからこそ、人生は面白い。どこまでも前向きな名言ではないでしょうか。これぞ、逆境の美学。
楽に生きよう、楽に生きたい、ということではなく。そもそも人生が楽ではないことを前提にしているところが、とてもいい。マラソンも苦しくてナンボだと思って、がんばっているわたしです。
前向きな気持ちだけ、精神論だけでは乗り越えられないこともありますが。気持ちや精神がなければ、乗り越えられないこともあります。不安や心配を感じるときにも、前向きな気持は忘れたくないものです。
「これが最悪だ」などと言えるうちは、まだ最悪ではない。
ウィリアム・シェイクスピアさん/劇作家
さいごは、ちょっと刺激的な名言を。傷口に塩を塗るかのような名言です。まだ最悪ではないだなんて、意地悪にもほどがあります。でも、そういうことってあるんですよね… 人生には。ここが底だと思ったら、なお深かった。みたいな。
とはいえ、これを逆説的に考えて。いま不安になったり、心配したってしようがない。もっと先があるのかもしれんのだし、といった見方もあるでしょう。若干投げやりですけど。
また、たとえ最悪が訪れるとしても、それはそれで歓迎すべきことだとも言えます。最悪の状況、絶体絶命のなかでこそ、ヒトは生まれ変われる。そのチャンスがやって来たとも言えます。野村克也さんいわく、「限界が見えてからが勝負だ」そうですし。なんにせよ、最悪を恐れることなかれ。
まとめ
いろいろあるのが人生ですから、ときには不安や心配を感じることもありますよね。あぁ、どうしよう… どうなるんだろう… どうすればいいんだろう…? みたいな。
そんな不安や心配を断ち切るためのヒントとして。先人が残した名言にふれてみる、名言に倣ってみるのはいかがでしょうか。