独立してわかった、じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ。

独立してわかった、じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ。

「じぶんはダメだなぁ…」と思うところがあったとしても。条件が変われば「それもまたよし」と思えることはあるものです。

というわけで。わたし自身が独立してわかった「じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ」についてお話をしてみます。

目次

条件が変われば答えも変わる。

2016年4月に独立をして(それまでの会社員歴は 20年)、もうすぐ丸5年になります。いまさらながら、独立してわかった「じぶんのダメなところ」をあらためて認識することはあるものです。

ただそれも、「会社員」という条件下でこそ弱みになりますが、独立してみれば「それもまたよし」と思えることはあったりします。条件が変われば、「ダメなところ」も「ダメでもいいところ」くらいにはなる。そんな感じです。

なので、「じぶんはダメだなぁ…」と思うところがあったとしても。違う条件をイメージしてみる、場合によっては実際に条件を変えてみると、あらたな道が拓けることもありますよ。というのが、わたしの経験則です。

そんなわけで。わたし自身が独立してわかった「じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ」についてお話をしてみます。具体的にはこちらです↓

独立してわかった、じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ。
  1. 通勤が苦手
  2. 環境に弱い
  3. 教育できない
  4. 管理しすぎる
  5. あたらしもの好き

これらについて、「オレも・ワタシも!」というところがあれば。会社員よりも、独立することのメリットにもなるでしょう。そのあたりのご参考になりましたら幸いです。

それではこのあと、順番に見ていきましょう。

独立してわかった、じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ。

通勤が苦手

通勤が得意だ! などというヒトはそうそういないとは思いますが。独立して「自宅兼事務所」で仕事をするようになってからはあらためて、通勤は苦手だとわかりました。

言い換えると、通勤によってどれだけ多くのロスを生じていたか… ということでもあります。時間、体力はもちろん、気力もだいぶ削られていたはずです。

だからこそ、起き抜けから「通勤はメンドーだ…」と憂鬱になることもある。もっと言えば、通勤の途中でイヤになって帰ってしまったことさえあります(テキトーな理由をつけて休んだことはナイショです)。そこまでいくと、だいぶ問題ですけど。

いっぽうで、通勤がなくなったいまはどうでしょう。朝からすぐに生産的な時間を過ごすことができます。同じ一日のスタートにしても、「通勤あり」と「なし」とでは大きな差です。

これが、何日も何ヶ月も何年も積み重なるのですから。いちどしかない人生、じぶんにとってどちらがいいのか? よくよく考えてみるのがよいでしょう。過去を後悔するのはよくないこととわかってはいても、独立が遅かったことを悔しく思うことがよくあります。

もちろん、「独立=通勤なし」というわけではありません。事務所をかまえて、通勤をするスタイルも1つの選択です。

ただ、わたしの場合は単純に、「事務所をかまえるコストが高すぎる!」というのが独立時の感覚でした。自宅兼事務所しか選択しようがなかった、とも言えます。結果としては、それがよかったということですね。

環境に弱い

わたしは、どちらかと言えば「環境」に左右されるほうです。音や声があったり、人目があったり、使う道具が変わったりすると、パフォーマンスが下がります。

会社員のときには、職場の環境はじぶんで選べませんし、自由にもできません。お客さま先での作業も多くありましたが、その環境もまた自由にはできません。じぶんに合わない環境があれば、どうしてもパフォーマンスは落ちてしまいます。

独立をしてからは、その問題はだいぶ解消されました。言うまでもなく、環境を選ぶ自由度があがったからです。

さきほどもお話をしたとおり、自宅兼事務所なので環境は好きにできます。外で仕事をするとしても、じぶんの好きな場所を選択できます。新型コロナ以降は「オンラインミーティング」が主体になり、自宅兼事務所での仕事を増やすことができたのも、わたしにとっては大きなメリットです。

というわけで。「環境に弱い」というダメなところがあっても、独立してみたらダメでもいいことはありますね。

ちなみに。スーツを着て仕事をする、という環境も苦手です。スーツを着るなんてあたりまえだと思っていましたが、スーツを着なくなってわかりました。わたしにとってのスーツは、パワーダウンアイテムです。疲れる、気が滅入る、おカネがかかる、着るのに時間もかかる。

いちおうスーツはまだ持っているのですが(念のため)、昨年はいちども着ませんでした… 結局。

教育できない

会社員のときから、薄々気がついていたことに「教育できない」があります。これも、わたしのダメなところです。

歳をとれば、おのずと後輩ができます。長く同じ会社に勤めていれば、おのずと役も上がっていくものです。すると、どうしても「教育」がついて回ります。後輩やら部下やらに教育をしなければいけない。

これが苦手だし、嫌いだし、でした。教えたり、指導したりするよりも、じぶんでやってしまいたいタチです。ヒトにお願いをするのも気が引けるので、じぶんでやってしまったほうがいいと考えるタイプです。おかげで残業が増えます。心身を壊す原因にもなりました。

それはそれとして。これでは、教育もできませんよね。いまさらながら、当時の後輩や部下には申し訳ない限りです。もちろん、教育で貢献できなかった会社に対しても申し訳ない。ということに、独立をしてみてあらためて気づいたしだいです。

なので、独立してからはずっと「ひとり」で仕事をしています。ヒトを雇ってはいませんし、これからも雇うつもりはありません(よほどの価値観の変化がない限りは)。

教育がなくなって空いた時間は、じぶんの勉強にあてているつもりです。じぶん自身のチカラを上げるにはどうしたらいいか、じぶんひとりでもできるよう効率化をはかるにはどうしたらいいか、などに時間をあてています。

それが「すごく楽しい」し、じぶんに合っているという実感もある。会社員としては「教育できない」はダメなところですが、独立してみればダメでもいいところだと考えています。

管理しすぎる

たぶん、わたしは「管理好き」です。タスクやスケジュールをはじめ、ものごとの管理は、わりと緻密にやっているほうだと思います(思っているだけかもしれませんが)。

ただそれを、会社に持ち込むのはいけませんね。ということにも、独立してから気がつきました。

会社員時代のさいごは典型的な管理職でもあり、さまざまな「管理」を徹底させようと躍起になっていたことを思い出します。ときには、おカネをかけ、時間をかけ、ツールを導入して。

言うなれば、それは「ふんだんにコストをかけた最高の管理」であり、本来目指すべきは「最小のコストで最適な管理」だった… ということをいまは考えています。そういう意味では、会社を混乱させてしまった部分もあり、申し訳ないことばかりです。つくづく会社員が向いていません。

独立してからは、どうかと言えば。思う存分に管理をしています。思うに、独立をすると自由度が増すことから、あるていど管理ができたほうがいい。できれば管理が好きなほうがいいだろう、とも感じるところです。

管理するのもされるのもイヤ。オレは・ワタシは自由に生きるっ! というのもステキな生き様ではありますが。いっぽうで、各種の管理が崩壊しているさまを目にしているのも現実です(税理士という職業柄?)。

独立すると、すべてがじぶんの責任になりますから。責任を果たすために必要な管理にはチカラを入れるべきだろう、というのがわたしの考えです。そういう考え方だと、「管理しすぎる」というダメなところも、少しは活きるものですね。

あたらしもの好き

わたしには、「あたらしもの好き」なところがあります。いっぽうで、「保守的・がんこ」な一面もあるのがやっかいなところではありますが。なにはともあれ、あたらしいものには興味を持つタイプです。

というわけで。会社員時代には、あたらしいシステムやツールの導入にチカラを割いていたこともあります。でも、会社のなかにはいろんなヒトがいますので。どちらかと言えば、「あたらしいものはイヤだ、メンドーだ。いまのままで不自由がない」という反対が多くなるものです。

そんななかでチカラを割くのは疲れます。結果、骨折り損のくたびれ儲けということだってあります。オレの時間よ… と、むなしく感じたことは一度や二度ではありません。まぁ、わたしのチカラ不足といえば、そのとおりなんですけど。

独立したら、当然、あたらしいものも自由にできます。じぶんがやりたい、やれると思ったものはやればいい。でも、まわりの独立者を見ていると、わたしの「あたらしもの好き」なんて、まだまだであることに気がつきました。

ほんとうの「あたらしもの好き」は、わたしよりもずっと先に、どんどんとあたらしいものにチャレンジを続けています。そこに刺激を受けて、じぶんなりのチャレンジを進めているいまです。はい。

独立というのは、「井の中の蛙大海を知らず」をあらためる良い機会にもなります。いかに、じぶんができないかがよくわかる。ときにはツラい思いもするけれど、「もっとやれることがある、もっとやりたいことがある」と思えるいまは、「とにかく幸せ」のひとことに尽きます。

まとめ

「じぶんはダメだなぁ…」と思うところがあったとしても。条件が変われば「それもまたよし」と思えることはあるものです。

違う条件をイメージしてみる、場合によっては実際に条件を変えてみるのはどうか? あらたな道が拓けることもありますよ、というわたしの経験則についてお話しました。ご参考になるようでしたら幸いです。

独立してわかった、じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ。
  1. 通勤が苦手
  2. 環境に弱い
  3. 教育できない
  4. 管理しすぎる
  5. あたらしもの好き
独立してわかった、じぶんのダメなところ・ダメでもいいところ。

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