負荷をかけることで、強くなれるのが「自然界の法則」。
というわけで、「ラク」をしているだけじゃダメ、「ツラい」も取り入れてバランスをとる。みたいなお話をしていきます。
たしかに、ひとりはラクでいいけれど。
ひとりで仕事をするって、ラクでいいよね。と、言われたことがあります。会社勤めの方から。
たしかに、なにかと自由がきかずにいた会社員時代に比べると、独立したいまは自由が増えました。じぶんのペースでいられるのは、ある意味、ラクだといえるでしょう。
とはいえ、自由にかまけてラクをしているだけじゃダメなんだ。というのは、言うまでもありません。わたしの場合には、「ラク」のなかにも「ツラい」を織り込んで、バランスをとるようにしています。
負荷をかけることで、強くなれるのが「自然界の法則」でもありますし。できることなら、強くありたいものです。
ただ、それも「ていど」がだいじ。負荷が大きすぎると、ストレスやら疲労やらで壊れてしまいますから。「適度にツラい」という加減がだいじだろう、との考えです。
というわけで、わたしが実際に取り入れている「ツラい」についてお話をしてみます。こちらです↓
- 時間を制限する
- 食事を管理する
- 劣等感をあおる
- 勉強を継続する
- 習慣を死守する
それではこのあと、順番に見ていきましょう。
ラクのなかにも適度にツラい、5つの実践例
時間を制限する
ひとりで仕事をする人は、なにかと制約を受ける会社員よりも、時間的な自由度は高いものです。また、会社員でも、新型コロナの影響でリモートワークが増えて、自由度が高まった人もいるでしょう。
ある意味、ラクな状況です。そのラクが、ときに行き過ぎた「ぐうたら」を招きます。ほどほどのぐうたらは良いにしても、行き過ぎるのは問題です。
そこで、わたしは「時間を制限する」というツラいを取り入れています。
具体的には、タスクの実行時間をあらかじめ決めておくこと。つまり、目標をさだめておくことで、ダラダラ取り組むのを防止しよう、という方法になります。いわゆる、締め切り効果です。
さらに、これを24時間びっちりタスクで埋めておくと、より効果が高まることを実感しています。ひとつのタスクが遅れると、うしろのタスクに影響しますからね。
万人受けする方法だとは思いませんが、ご興味あれば↓
また、実行時間が長いタスク(1時間以上)については、ポモドーロ・テクニック(25分集中・5分休憩の繰り返し)を利用することもあります。
生産性の高い人ほど「よく休む」との研究結果もあるそうです。それも定期的に、長すぎない時間だけ休むとのこと。だとすると、ポモドーロ・テクニックはうってつけの方法ではないでしょうか。
食事を管理する
会社勤めをしていたころは、3食すべて外食ということも少なくありませんでした。が、独立したいまでは、3食すべて家で食べることができます。その気になれば、4食でも5食でも。
とはいえ、基本的な食事回数は2食です。朝食は無しで、12時から20時の8時間のあいだに、昼食と夕食をとります。残りの16時間は食事をしない。プチ断食とか、リーンゲインズダイエットなどと呼ばれる方法です。
はじめたきっかけは、体重をコントロールするためでした。歳をとって代謝が落ちたのか、体重が増えるようになったので。1食減らすことで、おのずと総摂取カロリーは減ります。
加えて、いまは「オートファジー」が目的です。オートファジーとは、カンタンに言うと「古くなった細胞を、あたらしい細胞に入れ替えるしくみ」のこと。結果、老化抑制や各種の病気予防につながると言われています。
オートファジーは、カラダが飢餓状態になったときに発動するため、プチ断食によって、オートファジーが発動しやすい環境をつくるわけです。その甲斐あってか、いまのところ風邪もひきません。
1食減らすのは、ツラい部分もありますが。できるだけ健康体でラクに生きるために取り入れています。いまラクをして(たとえば暴飲暴食)、あとでツラいよりはいいのではないかと思うわけです。
劣等感をあおる
劣等感をあおる、などと言うと。ネガティブな話に聞こえるかもしれませんが。わたしは、「人が成長するのに、劣等感も必要だろう」と考えています。劣等感をバネにがんばる、みたいな。
この点で、会社勤めをしていると。ふだんからまわりに「比較対象(上司、同僚、部下)」がありますから、いやおうなしに劣等感にさらされることもあるでしょう。
が、独立をすると、いつもひとりなので。放っておくと、「井の中の蛙」になりかねません。それはよろしくないので、みずから「大海を知る」ために動く必要があります。
というわけで、じぶんが「スゴい」と感じる人たちの情報発信を、毎日必ずチェックするのが日課です。良い刺激になる、と言えば聞こえはよいですが。わたしにとっては、ツラい時間でもあります。
スゴい人たちに比べると、じぶんはまだまだ全然だなぁ… と。でも、そんな劣等感を「動機」にして、じぶんを奮い立たせることもできるはずです。
ちなみに、劣等感はないほうがよい感情とも言われますが。感じるものはしかたがありません。感情を抑えるのではなく、抑えられない感情を「どう活かすか」だと、考えています。
勉強を継続する
あらためて言うことでもありませんが、勉強は大切です。にもかかわらず、会社勤めをしていたときには、ほぼほぼ勉強ができていませんでした… 忙しいのを言い訳にして。ある意味、ラクをしていたわけです。
独立したいまは、自由度が高まりましたから、勉強するにはよい環境だと言えます。が、それも「じぶんしだい」です。自由度が高いだけに、勉強せずにラクをすることができるのが悩ましい。
わたしは、本来がぐうたらなところがあるので、なおさらです。そこで、「勉強を継続する」ための取り組みをしています。具体的には、毎日必ず少しでも、なにかしらの勉強をすること。
そのために、前述したタスクとして、勉強時間をあらかじめ確保するようにしています。その時間を先に天引きしたうえで、残りの時間をなにに使うか、という考え方ですね。
なにをもって「勉強」と言うか、もありますけど。わたしの場合には、「いますぐ必要ではないが、将来のために学びたいこと」という感じです。必要に迫られて学ばねばならないことは、勉強というよりは仕事の一環だと考えています。
7つの習慣でいうところの「緊急ではないが重要」なことに、どれだけ時間を用意できるかは大切です。
習慣を死守する
わたしには、けっこうな数の習慣があるように思います。すくなくとも、以前のじぶんと比べれば、ケタ違い・段違いに習慣が増えました。良いか悪いかはともかくとして。
たとえば、このブログ。毎日執筆が習慣です。メルマガは毎日配信、YouTubeは週一配信が習慣。ほかにも、定期的にHIIT(高強度インターバルトレーニング)や筋トレ、ランニングをしたり。
そういった習慣を「死守する」ということをだいじにしています。なぜなら、習慣によって変わる人生もあるし(すでに体験済み)、習慣が調子のバロメーターでもあるからです。
ブログがなければ、わたしのいまの仕事・生活はありませんし。ランニングをしていなければ、いまの健康(とくに心のほう)はありません。そういう意味で、人生が変わりました。
とはいえ、人生を変えるほどの良い習慣を身につける・継続するというのはツラいもので(悪い習慣に比べると)。
毎日のことなのに、ブログをうまく書けなかったり。毎週のことなのに、ランニングの時間をとるのが厳しくなったり。というのは、じぶんの調子が崩れていることをあらわすサインです。
習慣を死守するのもラクではありませんが、補ってあまりあるメリット(人生が変わる・バロメーターになる)を感じています。
まとめ
負荷をかけることで、強くなれるのが「自然界の法則」。
というわけで、「ラク」をしているだけじゃダメ、「ツラい」も取り入れてバランスをとる。じぶんなりの「ツラい」を考えてみるのはいかがでしょうか。
よりいっそう、ラクを活かすコツだったりもします。
- 時間を制限する
- 食事を管理する
- 劣等感をあおる
- 勉強を継続する
- 習慣を死守する