なにかしらの発信を毎日続けているなかで。発信を習慣にしたらライフワークになり、より習慣は強固になった、ということについてお話をしてみます。
習慣→ライフワーク→より強固な習慣
2016年4月に独立をして以来、なにかしらの「発信」を毎日続けています。発信をどう定義するか、どこまでを発信の範囲とするかの議論はあるのでしょうが。ひとまず、本記事で言う「発信」がこちら↓
- ブログ
- メルマガ
- YouTube
- セミナー
- Kindle出版
- 動画販売
これらは、実際にわたし自身が経験しているものでもあります(ほかにも、ちょっとだけやってやめてしまったものはありますけど…)。こういった発信を続けてきた結果、発信が習慣になり、ライフワークにしたいと考えるようになりました。
ライフワーク、つまり、「生涯をかけて取り組む仕事」ということですね。「生涯をかけて」だなんて、あまり気安く言うものでもありませんが。カタチはどうあれ「発信」を続けていきたいし、なにかしらのカタチであれば(いまほどのボリュームや頻度ではないにせよ)、続けていくことはできるだろう。などと考えているところです。
で、「発信はライフワークだ」と位置づけてからは、習慣としての発信がますます強固になった。発信が日常として、より定着するようになった。と、感じています。わたしの場合、日々の発信が、仕事のご依頼をいただく「入口」にもなっているので、発信を習慣化できるかどうかは重要なポイントです。
このあたりのことをふまえて、「習慣としての発信」や「ライフワークとしての発信」について、じぶんなりの経験にもとづいた考え方やノウハウなどをお話してみようかと、セミナーを企画してみました↓
なお、予定しているおもな内容としてはこんな感じです↓
- 発信をどう位置づけるか?(発信の目的や効果、ライフワークとしての発信とは?)
- 各種発信をどう使い分けるか? それぞれの発信の注意点は?
- 発信を習慣にするための「心持ち」と「しくみ」
- 各種発信の頻度や内容をどう考えるか?(「量か質か問題」もふまえて)
- 発信を習慣にするのに役立つツールやテクニック
- 各種発信から得られる収入の目安 など
これらに関連して、「習慣としての発信」について、このあと少しお話をしてみます。
伝えることだけが目的ではない
さきほど、「発信を続けてきた結果、発信が習慣になった」といいました。ひとことで済ませるほど、カンタンに習慣になったわけではありませんが。「相応の時間」をへて、とにもかくにも習慣にはなりました。
では、なぜ習慣にできたのだろうか? と考えたときにおもうのは。伝えることだけが目的ではなくなったからだ、ということです。
そもそも「発信」とは、「だれか」になにかを伝えるための行為にほかなりません。でも、それだけじゃない。ほかの「だれか」のためだけではなく、「じぶん自身」のためでもあるんですね。そういう意味では、伝えることだけが目的ではない。
では、じぶん自身のためとは具体的にどういうことなのか。わたしが考えているものは、けっこういろいろあります。たとえば、ひとつ挙げるとすれば「自己理解」です。
またずいぶんと抽象的な言葉を持ち出してしまいましたが。ここで言う「自己理解」とは、発信を通じて、じぶんのことを知るようになる、みたいなハナシです。じぶんはなにを考えているのか、とか。じぶんはなにをだいじにしているのか、とか。なにが好きで、なにが苦手なのか、とかとか。
こういった「じぶんのこと」について、ヒトは意外とわかっているようでわかっていない。わからないからこそ、悩みや迷いが深くなる… ということがあるのではないでしょうか。少なくとも、わたし自身はそうでした(いまでもまだ、そういうところはありますが)。
この点で、発信を続けていると、じぶんの輪郭がおぼろげながら見えてきます。さらに続けていると、もう少しはっきりと見えるようになる。言葉で表現できるようにもなる。すると、もっと「じぶんのこと」を理解したい、と考えるようにもなりました。
発信には、「言葉」を必要とします。アタマのなかで考えているだけという状態に比べると、「あいまいさ」は許されません。少なくとも、他人に伝わる言葉や表現を必要とします。まぁ、未熟さゆえに伝わらないこともあるのでしょうが。とにかく、発信を続けることで言葉は磨かれ、じぶんの思いや考え方が、より明確になるのはたしかです。
ブログを書いているときにはいまだに、「あぁ、じぶんってこんなこと考えてたんだなぁ」などと感じることもあります。発信とは、自己理解であり、自己発見の機会でもあるわけです。だとすれば、生涯をかけて取り組む価値もあるというもの。発信をライフワークとして位置づけることもできるでしょう。
伝えられることから伝えればいい、伝えられるだけ伝えればいい。
発信について、ときおり見聞きする話に、「なにを伝えればいいかわからない…」や「どれだけの頻度で発信するのがいいのか?」といったものがあります。なるほど、わたしもかつて悩んだところです。
いまわたしが持っている答えとしては、「伝えられることから伝えればいいし、伝えられるだけ伝えればいい」。なんだか投げやりに聞こえるかもしれませんが、要は、「ムリをしてもはじめられないし、続かないよね」ということです。
続けることができなければ、せっかくの自己理解や自己発見も、そこでおわってしまいます。もちろん、発信の目的はそれだけではありませんから、ほかの目的についても潰えてしまいます。残念なことです。
でも、「そもそも、伝えられることがないから困っているんだ」とおもわれるかもしれません。これについては、わたしもそうだったのですが、「いまやっていること」や「いま好きなこと」からはじめる、という方法があります。
どんな人でも、「なんにもやっていない(公私ともに)」ということはないでしょうし、「好きなことがまったくない」ということもあまりないでしょう。仕事であれば、いまやっている仕事の考え方やコツなど。趣味であれば、じぶんの思いや知識など。言葉にできることはあるはずです。
同じような仕事、同じような趣味の人はいるものですから、じぶんの発信内容が「まったくの見当外れ(だれひとりの目にも止まらない)」ということはまずありません。あとは、伝え方・届け方しだいです。そこは、発信を続けていくことで、うまくなっていく部分だと考えています。
なにが言いたいのか、というと。まずは発信をはじめるしかない、ということ。伝えられることから伝えればいいし、伝えられることしか伝えられません。そうこうして伝え続けているなかで、あらたなじぶんに気づいたり、あらたな学びが増えて、発信できることも増えていきます。
そうでなければ、わたし自身、2,000日以上のあいだ、ブログやメルマガを毎日続けることはできなかったはずです。
と言うと、「毎日なんて続けられない…」というハナシもあるわけですが。当然、毎日である必要はありません。そこもまた、伝えられるだけ伝えればいいし、伝えられるだけしか伝えることはできないからです。
わたしも、発信をはじめた当初に比べれば、ボリュームや頻度は増えました↓
- ブログ → 毎日更新
- メルマガ → 毎日配信
- Twitter → 毎日1投稿
- Facebook → 毎日1投稿
- Instagram → ときどき投稿
- YouTube → 毎週投稿
- セミナー → 毎月1回以上開催
- Kindle出版 → 現在2冊出版
- 動画販売 → 毎月1本発売(2022年〜開始)
が、それも発信を続けているなかで、少しずつ増やしてきたという経緯があります。たとえば、発信頻度は毎日だけれど、1日あたりの発信量は少なめからスタートするのもよいでしょう。もちろん、逆でも。
なんにせよ、伝えることをはじめること。発信をいかにはじめるか、そのうえで、いかに続けるのかが大切だ。その先に「習慣としての発信」があり、「ライフワークとしての発信」があると考えています。
まとめ
なにかしらの発信を毎日続けているなかで。発信を習慣にしたらライフワークになり、より習慣は強固になった、ということについてお話をしてみました。
いまは、発信をするにもいろいろな選択肢があり、はじめるにあたってのハードルもけして高くはありません。だれもが、発信をできる環境にあると言えます。
ライフワークとしての発信について、考えてみるのはいかがでしょうか。