言葉が変われば行動が変わる、といわれます。というわけで、独立したら口グセにしたい言葉をまとめてみました。ちなみに、独立してなくもおすすめの言葉です。
言葉が変われば行動が変わる。
2016年4月に独立してから、6年ちょっとになります(きょうは2022年7月2日)。独立する前と後とでは、当然ながら「環境」も「心持ち」も変わりました。
その結果、「独立したら口グセにしたい言葉があるなぁ」ということでまとめてみます。言葉が変われば、行動が変わるともいいますし。
これから独立する人、したばかりの人、すでにしている人はもちろん、独立をしない人にでさえおすすめな言葉がこちらです↓
- 〇〇したい
- めんどくさい
- やりたくない
- これでだいじょうぶ
- あぁ、よく寝た
それではこのあと、順番に確認していきましょう。
独立したら口グセにしたい言葉5選
〇〇したい
わたしは独立前、会社勤めをしていたころ、「〇〇しなきゃ」が口グセでした。朝起きると、「あぁ、あれをやらなきゃ、あれもやらなきゃ…」と重たい気持ちになりながら、早朝の通勤電車に乗り込む毎日です。
独立したいまは、「〇〇しなきゃ」ではなくて「〇〇したい」に変わりました。「〇〇しなきゃ」という「やらされ感」ではなく、「〇〇したい」という「やりがい感」です。
独立をして、じぶんがやりたいことを選べるようになれば、より「やりがい」を感じられるようになります。とはいえ、独立しさえすれば「やりがい」をえられるわけではないでしょう。
さらにいえば、独立しようがしまいが、じぶんがやりたいことを選べなければ、つまり、やらなければいけないことに縛られていれば、やはり「〇〇しなきゃ」になってしまいます。
この点、独立をすれば、会社勤めをしているときよりは「自由度」が増すはずです。だとしたら、せっかくの自由を活かして、やりたい仕事を選ぶ「勇気」がだいじなのではないか、と考えています。
独立をしたらまず、食べていかなければいけません。そのためには、気乗りしない仕事を選ばねばならない時期もあるでしょう。それでも少しずつ、勇気をもって少しずつ、やりたい仕事を選びたいものです。
などといっているわたしではありますが。ときには「〇〇しなきゃ」と口にしていることがあります。だからこそ、「〇〇したい」を口グセにしよう、と意識し続けています。
めんどくさい
めんどくさいだなんて、それってネガティブな言葉じゃないの? あまり口にしないほうがいいんじゃないの? と、おもわれるかもしれません。
たしかに、ネガティブな要素もありますが。それでも、実際に感じているのであれば、口にしたほうがいい。もっといえば、口グセにしたほうがいいと考えています。
なぜなら、めんどくさいと感じるものは「効率化」の対象だからです。めんどくさいことをめんどくさいままやり続けていれば、いくら手があっても足りません。独立してひとりであれば、手は2本しかありませんから、時間を使うことになります。
その時間は、いうまでもなく「有限」です。めんどくさいことばかり、仕事ばかりに時間を費やしていたら、じぶんの人生がなんだかもったいない… とはおもえませんか?
ですから、めんどくさいことがあれば積極的に、めんどくさいことを認めてしまう。そのうえで、3つのことを考えています。やめられないか、自動化する、くふうする、の3つです。
やめるという選択肢があるのにやり続けていることはあるものです。なので、まずは「やめられないか」を検討します。やめられないのであれば、なにかしら自動化できないかを考えます。
たとえば、Excelなら関数を使ったりマクロを使ったり。ほかにも、プログラミングやRPAを使ったり。わたしの力量だと自由自在とはいきませんが、ちょっとでも自動化できれば、その分の時間を将来にわたって解放できるのはメリットです。
自動化ができなくとも、ほかの手段でくふうをすることで、効率化もできるでしょう。たとえば、使う道具を変えたり、段取りを変えてみたり。
めんどくさい気持ちを封印して、めんどくさいことをやり続けると効率化の機会を失います。
やりたくない
これまたネガティブな雰囲気のある言葉ですが、「やりたくない」も口グセにしたい言葉のひとつです。
会社勤めをしていると、やりたくない仕事もやらねばなりません。会社を選ぶことはできますが、仕事は選べないのが「会社員」だというのが私見です。
これに対して、独立後はじぶんで仕事を選ぶことができます。それが、「〇〇したい」につながることは前述したとおりです。その「〇〇したい」を実現するにあたって、「やりたくない」の口グセがだいじになるものと考えています。
つまり、やりたくないことは「やりたくない」とはっきりいうこと。言うは易く行うは難し、それほどカンタンなことではないわけですが。だからこそ、口グセにしなければいけません。
気乗りしない仕事を紹介されたときも、気乗りしない集まりに誘われたときも、気乗りしないのであれば、「やりません」「行きません」といえるかどうか。もちろん、「言い方」はありますが。
なんにせよ、いわれるがままになれば、有限な時間は奪われるばかりです。というのは、独立しようがしまいが、本質的には同じことではあります。とはいえ、独立後の自由度が高いことは、さきほども話をしたとおりです。
せっかく得られた自由を、独立したら活かしましょう! ということ。かくいうわたしは、昔から八方美人のええかっこしいです。だからより気をつけて、「やりたくない」を口グセにしようと考えています。
これでだいじょうぶ
会社勤めをしていると、いつもまわりには上司や同僚がいます。なにか困ったことや、気になることがあれば、まわりの助けを借りられるのは会社勤めのメリットです。
ところが、独立するとそれがありません(人を雇わない限り)。このとき、不安だからとだれかに確認を求める… ということは極力しないようにしています。
たとえば、仕事でわからないことがあっても、まずはじぶんで調べる。調べたのであれば、それで決断をするということです。これが調べもせずにだれかに相談をしたり、じぶんで調べたのにだれかに相談をしたりでは、いつまでたっても「他人頼み」になりかねません。
独立すれば、「最終決定権」はじぶんにあります。それを行使できるよう、じぶんの判断を磨かねばならないし、じぶんの判断で責任を負う覚悟も持たなければいけません。
もちろん、ぜったいに相談をしてはいけないということではなく。ときには相談も必要でしょうが、必要以上に相談に頼らないように、ということです。繰り返しになりますが、最終決定権はじぶん。それをほかに委ねていては、独立の意味が半減してしまいます。
だからこそ、「これでだいじょうぶ」を口グセにするのはどうでしょうか。じぶんでじゅうぶんに調べて、じぶんが考えて決めたのであれば、これでだいじょうぶだ。じぶん自身を納得させる言葉です。
あぁ、よく寝た
なんじゃそりゃ、という口グセではありますが。独立をすると、その自由度からいくらでも働くことができるので「寝ずに働く」のも自由です。
それはそれで幸せ、ということもあるのでしょうが。カラダを壊すようでは元も子もありません。好きな仕事であればなおのこと、長く続けることができるように。睡眠はきちんととりましょう、というあたりまえのハナシです。
なので、わたしは夕方には仕事をやめられるようにスケジュールしています。もしスケジュールどおりにはいかなくても、夕方にはやめるようにしています。
そこから先は、じぶんの趣味や勉強などにあてる時間です。そのうえで、遅くても 22時には就寝、5時に起床しています(季節によって多少前後)。健康を考えると7時間の睡眠は大切です。
会社勤めのころは、「寝る間も惜しんで忙しい自慢」をしていたようなところもありますが。健康あっての仕事、健康あっての人生です。
いくらでも働ける環境にあるからこそ、独立したら「あぁ、よく寝た」を口グセにと考えています。
まとめ
独立したら口グセにしたい言葉をまとめてみました。ちなみに、独立してなくもおすすめの言葉です。
言葉が変われば行動が変わる、といわれます。行動を変えたければ、使っている言葉を変えるのも効果的だということです。あらためて、じぶんの口グセを見直してみるのはいかがでしょうか。
- 〇〇したい
- めんどくさい
- やりたくない
- これでだいじょうぶ
- あぁ、よく寝た