すっきりした気分で生きるためにINBOXをつくろう

すっきりした気分で生きるためにINBOXをつくろう

あらゆる情報を放り込む場所としての「INBOX」を用意すると、すっきりした気分で生きられますよ。という、わたし自身の実践にもとづくお話です。

目次

あらゆる情報を放り込む、INBOXという場所。

ライフハックの世界には、「INBOX」あるいは「INBOX・ゼロ」という考え方があります。

INBOXとは、「メールの受信箱」のようなものであり。INBOX・ゼロとは、「受信箱をゼロにする技術」といった意味合いです。

この点で、わたしは「メール」に限らず、「あらゆる情報」を対象にしたINBOXを用意しています。あらゆる情報とは、たとえば…

  • ふと思いついたアイデア
  • あとでやるべきこと、やらねばいけないこと
  • いずれやりたいこと
  • Webで見つけた有益な情報
  • 人から聞いた有益な情報
  • 作成したファイル・受け取ったファイル(Excel、PowerPoint、Word、画像など)

こういったことは、用意したINBOXのなかに放り込むようにしています。

ちなみに、わたしは「Notion」というデータサービスのなかに、「INBOX」という場所をつくって、そのなかに「データ」として放り込んでいく、という運用です。

以前は、NotionではなくEvernoteを使っていましたし、「ツール」としてはなんでもかまわないでしょう。デジタルかアナログかも、本質的にはどちらでもかまいません(検索性や物理的省スペースを考えれば、デジタルを推奨しますが)。

INBOXを用意するメリット

では、INBOXを用意すると、どんなメリットがあるのか? ひとこで言えば、「すっきりした気分で生きられる」ということです。

わたしにとって、INBOXは「じぶんの脳の拡張スペース」にあたります。なので、前述したような情報は、どんどん「じぶんの脳」から「INBOX」へと移し替えることで、「じぶんの脳」の空きスペースをつくるようなイメージです。

目の前の作業や出来事に集中するにも、空きスペースがあったほうがよいものと考えています。

また、INBOXに移し替えた内容については、「安心して忘れる」こともできますから、やはり、すっきりした気分で生きられるようにもおもえるわけです。

逆に、じぶんの脳に頼りすぎると、「あれ、さっきのやつなんだっけ…?」みたいなことが頻発します、わたしの場合。思い出そうとする時間はもったいないですし、余計な労力ともいえるでしょう。

加えて、INBOXをデジタルで運用していると検索もしやすいので、「あれ、どこいった…?」みたいなことも減るのがメリットです。紙にメモするのもよいのですが、その紙を失くしたり、どこに書いたかわからなくなるのでは意味がありません。

というわけで、INBOXを用意するメリットをあらためてまとめると…

  • 作業・出来事に集中できる
  • 忘れずにすむ
  • どこいった…? がなくなる

結果として、「すっきりした気分で生きられる」ということになります。

できることなら、すっきりした気分で生きられるほうがよいですよね? もしいま、どっちかというと「すっきりよりも、モヤモヤする…」というのであればぜひ、INBOXの用意をおすすめします。

ただし、用意するだけではなく、「運用」することが大切なので。わたしが考える、INBOXを運用するときのコツについて、このあとお話をしていきます。

INBOXを運用する3つのコツ

わたしが INBOXを運用するうえで考えているコツは、ぜんぶで3つあります。次のとおりです↓

  1. とりあえず放り込むこと
  2. 手間なく放り込めること
  3. 定期的にカラにすること

それでは、順番に確認していきましょう

とりあえず放り込むこと

まず、1つめのコツは「とりあえず放り込むこと」です。あたりまえのようでいて、慣れるまでは意外とできないことでもあります。

ついつい、「アタマのなかで覚えておけばいいやぁ」となるからですね。そうして、なんどだいじなことを忘れたことか… という、わたしのグチはさておき。

だれしも「記憶」に頼って、失敗をしたことが一度や二度はあるはずです。だったら、記憶ではなく「記録」に頼りましょう。という、よくあるハナシをしています。

わかっちゃいるけどやめられないのがヒトですから、アタマのなかで覚えておこうとするのではなく、「とりあえず放り込む」という思考と行動を、繰り返し叩き込むほかありません。

慣れてしまえば、あたりまえにできるようになります。習慣化です。

とはいえ、慣れるまでがタイヘンなのであり、それができないから困っているんだ… というケースもあるでしょう。そこで、はやく慣れるためのコツが、次にお話をするコツになります。

ここではひとまず、あらゆる情報は INBOXに「とりあえず放り込む」んだということを、基本の「運用方針」として押さえておきましょう。

手間なく放り込めること

では、どうしたら「とりあえず放り込む」のにはやく慣れることができるのか? それは、できるだけ「手間なく放り込める」ようにすることです。

逆に、放り込むのに手間があるようだと、放り込むのがメンドーになってしまいます。手間なく放り込むために、わたしが実践しているのは…

  • Fast Notion(スマホアプリ)でメモをして送信 → Notionに連携
  • スマホでメモをとるときには音声入力も
  • スマートスピーカーを使って音声でメモ → Notionに連携
  • Web情報はWebクリッパーで保存 → Notionに連携
  • 紙情報はスマホのスキャナアプリで保存 → Notionに連携
  • 手書きは iPad+Apple Pencilで
  • 作成したファイル・受け取ったファイルの保存先を、パソコンの「INBOX」フォルダに指定

記録するにあたっては、いつも身近な場所にある「スマホ」が便利でしょう。テキスト入力、音声入力、画像も動画も対応できますし。

そのうえで、スマホで記録したデータを「INBOX」に保存するしくみをつくりましょう。わたしの場合には、Notionとの連携(共有)を利用しています。

入力の方法としては、テキスト入力だけではなく、音声入力にも慣れておくとお手軽です。スマートスピーカーなら、手を動かす必要はありません。スマホなら歩きながらでも、メモを取れますし(まわりがうるさくなければ)。

また、パソコンで作成したり、受け取ったファイルの保存先は「INBOX」フォルダに設定しておきましょう(INBOXという名前のフォルダをつくって)。「あれ、どこに保存したっけ…?」がなくなります。

いずれにせよ、できるだけ「手間なく放り込む」ことができるように、じぶんなりのしくみを考えてみましょう。「とりあえず放り込む」のに役立つはずです。

定期的にカラにすること

INBOXに放り込んだ情報を、そのままにしておくわけにはいきません。放置し続ければ、INBOXの中がゴチャゴチャになってしまうからですね。これでは、すっきりした気分で生きられません。

なので、INBOXの運用にあたって3つめのコツは、「定期的にカラにすること」です。わたしの場合は、「毎朝」という頻度・タイミングで実践しています。

タイミングはともかくとして、頻度としては「毎日」がよいでしょう。

というわけで、INBOXのなかに溜まっている情報を、しかるべき場所へと仕分けしていきます。たとえば、Notionの別のフォルダ(ページ)のなか、Dropboxのフォルダのなか、タスクリストのなか、各種チェックリストのなか、など。

このうち、タスクについてのくわしい運用は、こちらのブログ記事で書きました↓

こうしてあとから情報を整理するなら、そのつど整理すればいいじゃないか? と、おもわれるかもしれませんが。そのつどとなると、目の前の作業・出来事から離れることになります。いわゆる「マルチタスク状態」であり、これをわたしは好みません。

なので、記録をする段階では、あくまで記録にとどめる。できるだけ目の前の作業・出来事から離れないようにする、ということに重点を置いています。

そもそも、マルチタスクってなんか問題あるの? ということであれば、こちらのブログ記事も参考にどうぞ↓

なんにせよ、INBOXに放り込んだ情報は、定期的にカラにすることです。実際にカラになった INBOXを眼にすることで感じる「すっきり気分」も味わえます。

まとめ

あらゆる情報を放り込む場所としての「INBOX」を用意すると、すっきりした気分で生きられますよ。ということで、わたし自身の実践にもとづき、考え方や運用のコツなどをお話してきました。

もしいま、どっちかというと「モヤモヤする…」というのであれば、INBOXの用意・運用に取り組んでみるのはいかがでしょうか。

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